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第一章
第5話 魔力
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町の南西にある工房にやってきたハルは、目当ての腕輪を手に入れそれをチェックしている。
別に盗むつもりはない。安全で効果のあるものならば、サキに買わせればいい。
金属部分を分析したハルは、それが銀65%の合金だと確認した。
そして30%が未知の金属であり、残りはニッケルや銅などが混在している。
腕輪の内側には33の文字が掘られているが、それはサキの知識にはない文字だった。
分析を進めたハルは、その腕輪が紫外線の光を発している事を確認した。
そう、ファントムと同じ種類の紫外線だった。
つまり、この腕輪は魔力を帯びているのかもしれない。
いや、可能性としては30%含有している未知の金属が魔力を帯びているのかもしれない。
ハルは木で組まれた作業場の隙間を見つけ、中に潜り込んだ。
室内を見回して紫外線のフィルターをかけると、それは簡単に見つかった。
30cm程の金属塊があり、それが激しい紫外線を発している。
それとは別に、8cmほどの塊があり、ハルはそれを体内に取り込んで作業場から抜け出した。
食堂のような場所では、3人の男が酒を飲んでいる。
「しかし、遺跡で見つけたあれが、まさか伝説のミスリルだったとはな。」
「でも、それを混ぜた腕輪にバーサクの魔法を刻むなんて、親方の発想は凄いですよ。」
「いや、あれは呪文だと思ったんだが、バーサクだと突き止めてくれたお前たちのおかげだよ。」
ハルは親方と呼ばれた男の頭に触手を刺して思考を探っていた。
毛髪よりも細い触手が刺さっても、酒の入っている男は気付いていなかったのだ。
男たちのいうミスリルというのが、先ほど見つけた金属だというのは分かった。
そして、ミスリルという金属が、魔力を貯める事ができる金属だという事も判明する。
バーサクという魔法を確かめるために、弟子の男たちが自分の身体を使ってそれを試したのも興味深い。
ミスリルだけで作った腕輪では、半狂乱状態で興奮し取り押さえるのに苦労した場面が男の記憶にあった。
親方と呼ばれた男はミスリルの配合を変えて試行錯誤し、適度に興奮状態になる現在の配合率にたどり着いている。
当然だが、興奮状態が続けば、短時間で身体は疲弊してしまう。
そのため、腕輪を売った相手には、敵と遭遇した時に装着するように指導しているが、守られているのか気にしているのだ。
効果としては、身体強化ではなかったものの、使い方によっては有効かもしれない。
そして、機械であるハルが所有している状態で何の影響もないという事は、人体に作用しているのは間違いない。
ハルは親方と呼ばれた男から触手を抜いて、腕輪とミスリルの塊を工房に戻してその場を去った。
ミスリルは少しだけ削り取ってある。
そしてハルはもう一軒の工房に向かった。
だが、そこで作られていたのは全く効果のない、銅の合金を使った腕輪だった。
ただ、配合によって赤みを帯びた腕輪であり、町の冒険者にデマを流させているだけの詐欺師集団だった。
翌朝、サキとハルは冒険者ギルドに向かう。
「魔法障壁は完全なデマって事なのね。」
「そうだな。身体強化の方は、まあ、身体を興奮させる作用はあるみたいだが、いい影響だけじゃない。使うのはやめておいた方が良いだろう。」
「それで、今日は本体っていうのの聞き込みをしてみるけど、依頼はどうしたらいいの?」
「西の遺跡というところに行ってみたいんだが、そっちの依頼があったら受けてみてくれ。」
「了解よ。でも、遺跡に何の用があるの?」
「ミスリルという金属を捜してみたいんだ。」
「それなら鉱山じゃないの?」
「鉱山でも見つかるのか?」
「そうだと思うけど、よく分かんない。」
サキは冒険者ギルドで前回の依頼達成を報告し、報奨を受ける。
ゴブリン3体で大銀貨1枚。日本円で12000円の仕事だ。
北の村までの往復時間を考えれば、効率の良い仕事とは言えない。
「ところでさ、6mくらいある大きな鉄の箱を見つけたって情報は入ってない?」
「そんなの聞いたこともありませんわ。何ですの、それ?」
「ちょっと、知り合いが捜してるんだ。もし、情報が入ったら教えてよ。情報量は弾むからさ。」
「でしたら、依頼を出してみたら如何ですか。」
「えっ?」
「確かな情報なら報奨を出すって依頼ですよ。そうですね、情報だけだったら、相場だと大銀貨3枚も出せば十分ですし、ギルドの手数料は20%必要ですが、効果的だと思いますよ。」
「サキ、その依頼というのは、国中に出せるものなのか聞いてくれ。」
「えっと、そういう依頼って、他の町のギルドでも出してもらえるの?」
「はい。手数料は倍になりますけど、出す事は可能ですよ。依頼主を伏せる事もできますし、是非ご利用ください。」
ハルはサキに指示をして、国内への依頼を頼んだ。
横6m、高さ2.5m、奥行1.5mもある金属製の箱なんてほかにあるとは思えない。
報奨額は、ギルドの手数料込みで金貨1枚を先払いで供託する。
遺跡方面の依頼は見当たらなかったため、ハルたちは冒険者ギルドを出て西の遺跡に向かう。
「おい、あれは何だ?」
「ああ、ランニングバードね。」
「ランニングバード?」
「南にいる鳥なんだけど、タマゴから育てると、懐くらしいわ。でも、気性があらくてよくトラブルになっているわ。」
「だが早いな。」
「でも、力はないから荷車とか牽けないのよ。だから、商人はランドドラゴンに荷車を牽かせているわね。」
ランニングバードはダチョウを一回り大きくしたような鳥だった。
サキの考えているランドドラゴンというのは、この付近でも偶に見かける草食のトカゲで、体長は3m程度。
足は早くないが、力があるので、よく使役されているらしい。
サキのイメージからは、トリケラトプスのようだった。
町では見かけなかったが、南門の近くに専用の預り所があって、商人や農民はそこに預けているらしい。
他にも使役生物はいるらしいが、国が町への進入を許可していないため、城壁の外に小屋などを作って飼育している。
そのため、町に定住していない冒険者はそういった生物を飼う事はない。
だが、これから先の事を考えると、荷物を積んで移動できる手段は必要になる。
ただ、今は魔力の解明が優先されている。
その理由は……、初期設定がそうなっていたからだ。
開発者の言葉がハルのメモリに残されている。
曰く”好奇心はネコをもコロす”だそうな。
元は、イギリスのことわざだというこの言葉には続きがある。
物事を深く理解し、満足できたおかげでネコは蘇ったという事だ。
そんなハルにとって、魔力・魔法・ミスリル・呪文という一連の新しい発見は、とことん突き詰めざるを得ない課題である。
根底にある”魔力”と、それを応用した魔法と呪文。魔力を蓄積する金属ミスリル。
つまり、呪文とミスリルを組み合わせれば、機械でも魔法を使えるかもしれない。
そういう可能性を感じているのだ。
「それで、ハルは何でミスリルが欲しいの?」
「魔法というものの解明に近づくと考えている。」
「魔法か……、アタシには縁がないけどね。」
「ウソをつくな。身体強化や魔法防御に感心があるのだろう。」
「それはそうだけどさ。あっ、見えてきた。あれが遺跡の入口だよ。」
サキの指さす先に、石のようなアーチ状の門が立っていた。
記録にすら残っていない太古の遺跡……、という事は、数千年単位の過去なのだろう。
門のところまで着いたハルは、触手を地面に突き刺して探査波を送った。
探査の結果、本来の地面は約3m下にあり、見かけよりも遥かに広い遺跡である事が判明した。
【あとがき】
古代遺跡です。
地球世界の遥か未来という構想もあったのですが、色々と矛盾が出そうなのでやめました。
別に盗むつもりはない。安全で効果のあるものならば、サキに買わせればいい。
金属部分を分析したハルは、それが銀65%の合金だと確認した。
そして30%が未知の金属であり、残りはニッケルや銅などが混在している。
腕輪の内側には33の文字が掘られているが、それはサキの知識にはない文字だった。
分析を進めたハルは、その腕輪が紫外線の光を発している事を確認した。
そう、ファントムと同じ種類の紫外線だった。
つまり、この腕輪は魔力を帯びているのかもしれない。
いや、可能性としては30%含有している未知の金属が魔力を帯びているのかもしれない。
ハルは木で組まれた作業場の隙間を見つけ、中に潜り込んだ。
室内を見回して紫外線のフィルターをかけると、それは簡単に見つかった。
30cm程の金属塊があり、それが激しい紫外線を発している。
それとは別に、8cmほどの塊があり、ハルはそれを体内に取り込んで作業場から抜け出した。
食堂のような場所では、3人の男が酒を飲んでいる。
「しかし、遺跡で見つけたあれが、まさか伝説のミスリルだったとはな。」
「でも、それを混ぜた腕輪にバーサクの魔法を刻むなんて、親方の発想は凄いですよ。」
「いや、あれは呪文だと思ったんだが、バーサクだと突き止めてくれたお前たちのおかげだよ。」
ハルは親方と呼ばれた男の頭に触手を刺して思考を探っていた。
毛髪よりも細い触手が刺さっても、酒の入っている男は気付いていなかったのだ。
男たちのいうミスリルというのが、先ほど見つけた金属だというのは分かった。
そして、ミスリルという金属が、魔力を貯める事ができる金属だという事も判明する。
バーサクという魔法を確かめるために、弟子の男たちが自分の身体を使ってそれを試したのも興味深い。
ミスリルだけで作った腕輪では、半狂乱状態で興奮し取り押さえるのに苦労した場面が男の記憶にあった。
親方と呼ばれた男はミスリルの配合を変えて試行錯誤し、適度に興奮状態になる現在の配合率にたどり着いている。
当然だが、興奮状態が続けば、短時間で身体は疲弊してしまう。
そのため、腕輪を売った相手には、敵と遭遇した時に装着するように指導しているが、守られているのか気にしているのだ。
効果としては、身体強化ではなかったものの、使い方によっては有効かもしれない。
そして、機械であるハルが所有している状態で何の影響もないという事は、人体に作用しているのは間違いない。
ハルは親方と呼ばれた男から触手を抜いて、腕輪とミスリルの塊を工房に戻してその場を去った。
ミスリルは少しだけ削り取ってある。
そしてハルはもう一軒の工房に向かった。
だが、そこで作られていたのは全く効果のない、銅の合金を使った腕輪だった。
ただ、配合によって赤みを帯びた腕輪であり、町の冒険者にデマを流させているだけの詐欺師集団だった。
翌朝、サキとハルは冒険者ギルドに向かう。
「魔法障壁は完全なデマって事なのね。」
「そうだな。身体強化の方は、まあ、身体を興奮させる作用はあるみたいだが、いい影響だけじゃない。使うのはやめておいた方が良いだろう。」
「それで、今日は本体っていうのの聞き込みをしてみるけど、依頼はどうしたらいいの?」
「西の遺跡というところに行ってみたいんだが、そっちの依頼があったら受けてみてくれ。」
「了解よ。でも、遺跡に何の用があるの?」
「ミスリルという金属を捜してみたいんだ。」
「それなら鉱山じゃないの?」
「鉱山でも見つかるのか?」
「そうだと思うけど、よく分かんない。」
サキは冒険者ギルドで前回の依頼達成を報告し、報奨を受ける。
ゴブリン3体で大銀貨1枚。日本円で12000円の仕事だ。
北の村までの往復時間を考えれば、効率の良い仕事とは言えない。
「ところでさ、6mくらいある大きな鉄の箱を見つけたって情報は入ってない?」
「そんなの聞いたこともありませんわ。何ですの、それ?」
「ちょっと、知り合いが捜してるんだ。もし、情報が入ったら教えてよ。情報量は弾むからさ。」
「でしたら、依頼を出してみたら如何ですか。」
「えっ?」
「確かな情報なら報奨を出すって依頼ですよ。そうですね、情報だけだったら、相場だと大銀貨3枚も出せば十分ですし、ギルドの手数料は20%必要ですが、効果的だと思いますよ。」
「サキ、その依頼というのは、国中に出せるものなのか聞いてくれ。」
「えっと、そういう依頼って、他の町のギルドでも出してもらえるの?」
「はい。手数料は倍になりますけど、出す事は可能ですよ。依頼主を伏せる事もできますし、是非ご利用ください。」
ハルはサキに指示をして、国内への依頼を頼んだ。
横6m、高さ2.5m、奥行1.5mもある金属製の箱なんてほかにあるとは思えない。
報奨額は、ギルドの手数料込みで金貨1枚を先払いで供託する。
遺跡方面の依頼は見当たらなかったため、ハルたちは冒険者ギルドを出て西の遺跡に向かう。
「おい、あれは何だ?」
「ああ、ランニングバードね。」
「ランニングバード?」
「南にいる鳥なんだけど、タマゴから育てると、懐くらしいわ。でも、気性があらくてよくトラブルになっているわ。」
「だが早いな。」
「でも、力はないから荷車とか牽けないのよ。だから、商人はランドドラゴンに荷車を牽かせているわね。」
ランニングバードはダチョウを一回り大きくしたような鳥だった。
サキの考えているランドドラゴンというのは、この付近でも偶に見かける草食のトカゲで、体長は3m程度。
足は早くないが、力があるので、よく使役されているらしい。
サキのイメージからは、トリケラトプスのようだった。
町では見かけなかったが、南門の近くに専用の預り所があって、商人や農民はそこに預けているらしい。
他にも使役生物はいるらしいが、国が町への進入を許可していないため、城壁の外に小屋などを作って飼育している。
そのため、町に定住していない冒険者はそういった生物を飼う事はない。
だが、これから先の事を考えると、荷物を積んで移動できる手段は必要になる。
ただ、今は魔力の解明が優先されている。
その理由は……、初期設定がそうなっていたからだ。
開発者の言葉がハルのメモリに残されている。
曰く”好奇心はネコをもコロす”だそうな。
元は、イギリスのことわざだというこの言葉には続きがある。
物事を深く理解し、満足できたおかげでネコは蘇ったという事だ。
そんなハルにとって、魔力・魔法・ミスリル・呪文という一連の新しい発見は、とことん突き詰めざるを得ない課題である。
根底にある”魔力”と、それを応用した魔法と呪文。魔力を蓄積する金属ミスリル。
つまり、呪文とミスリルを組み合わせれば、機械でも魔法を使えるかもしれない。
そういう可能性を感じているのだ。
「それで、ハルは何でミスリルが欲しいの?」
「魔法というものの解明に近づくと考えている。」
「魔法か……、アタシには縁がないけどね。」
「ウソをつくな。身体強化や魔法防御に感心があるのだろう。」
「それはそうだけどさ。あっ、見えてきた。あれが遺跡の入口だよ。」
サキの指さす先に、石のようなアーチ状の門が立っていた。
記録にすら残っていない太古の遺跡……、という事は、数千年単位の過去なのだろう。
門のところまで着いたハルは、触手を地面に突き刺して探査波を送った。
探査の結果、本来の地面は約3m下にあり、見かけよりも遥かに広い遺跡である事が判明した。
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