カルピスサワー

ふうか

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カルピスサワー 29

 ベッドに座る宮下をこちらに向かせてその足の間に座る。作業着のベルトを緩めて前をくつろげると、いきり立った性器はパンツの中でキチキチに主張していた。

 手が少し動くたびにピクリと動く様が可愛くて、パンツの上からさらと撫でる。それだけで返事をするようにピクピクと震えた。今日一日仕事をしてきたままの、男の匂いがする。その匂いを感じただけで、ゾワゾワと背中を何かが這っていく。
 この中にそれが隠れてる、と思うと可愛くてパンツの上から何度もなぞる。それは次第に硬度を増していき、布の上からでも凹凸がわかるようになってくる。硬くなったそれの上にぷくりと浮き上がる血管の跡を夢中でたどった。さらさらの布の下で熱が増して、先端がじわと染みを作っていく。
 気持ち良いんだな、と視覚で確認して夢中になる。その染みの中心を優しく押して、更に染みが広がるのを楽しむ。

「パンツ汚れちゃうな」

 脱がしてやんなきゃと思って言ったのに、パンツの中に隠れたままのそれが可愛くて、出すのが惜しくなる。
 ぴっちりとした太ももからパンツの中に指し込んだ指で袋と根本をくすぐる。

「ぁ」

 小さな宮下の声が漏れて嬉しくなり、もう片方の手でパンツのゴムを下げて汚れないように先端だけを覗かせた。
 それはぷくりとした玉を先端に溜めて、可愛がられるのを待っているようだった。ざりざりとした根本の毛を撫でると小さくぷると震えて、同時に「ぅ」と頭上の宮下も小さく呻いた。

「かわいいなぁ……」

 先端の玉はゆらと揺れて、少しずつ大きくなる。どうしてもその味を知りたくて舌を伸ばした。

「ぁ、ダメ、ですよっ」

 慌てた宮下が邪魔をしようとしたが、寸でのところでその苦くて甘い体液を味わう。けれど、触れたと思った瞬間に頭を押し退けられて、伸ばしたままの舌から、宮下のしずくがタラリと垂れた。

「ダメ、ダメですって!」

 必死な様子で拒否をする宮下を横目に、舌から垂れた体液を手で受け止めて、ペロリと舐めてみせた。

「何でだよ、いいじゃん」
「今日も汗かいたし、シャワーも浴びてないから……」
「知ってるよ」

 だからいいんじゃん、という言葉は、さすがにちょっと引かれるかと飲み込んだ。むわっとした男の匂いに興奮してるなんて、言葉にするのはまだちょっとためらう。

 宮下に抱かれても、俺はまだ宮下の前で見栄を張ったり、取り繕ったりしたいらしい。組み敷かれて揺さぶられて、あんな声を上げても、それは宮下には女の延長みたいなものかもしれない。
 こんなふうに宮下に尽くしても、それをしたいと思っていても、その欲望のありかみたいな、生々しい興奮の種みたいな、多分、宮下にはわかんないんじゃないかな、と思う男を好きな本能みたいなのを見せるのは怖い。

「俺は気にしないけど……」
「俺が気になりますっ。頼みますから……」

 小さくヤメテと言われて、誰がそれに逆らえる? そんなこと言われたら逆効果だろ!? 絶対やりたくなっちゃうだろ!と思いながら、必死に我慢する。
 我慢、我慢、我慢……。
 いや、だめだ、これ。目の前にあったら舐めたくなる。

「ちょい宮下、奥行って」

 宮下の性器を見ながら愛撫するのを諦めて自分もベッドに上がる。物理的に届かなかったら、さすがに舐められやしない。
 壁際まで宮下を追い詰めて、その足からズボンとパンツを剥ぎ取る。ボロンと張り詰めた性器が露わになって、無意識にゴクリと息をのんだ。掴み取って舐めまわして、口に含みたいのを我慢してそっと触れる。

「足、開いてよ」

 そうお願いして、開かれた足の膝の下に自分の足を潜り込ませ、脚を開いて向き合いの格好になる。これなら、手でするのもやりやすい。

「……加藤さん、は?」
「俺はいーよ、さすがに勃たない」
「すみません」
「なんで? 嬉しいよ、俺は」

 勃ってくれるだけで、それだけでも嬉しい。
 そう伝わるといい。俺を求めて熱くなってくれる、それだけでも涙が出そうな程愛しいのだと、どうすれば伝わるんだろう。

 宮下の真ん中でそそり立つ愛しいそれを、両手でそっと包む。それだけでソレは張り詰めて、ドクドクと脈を打つ。
 握り込んで引きおろし、それから先端までを擦り上げる。単調なその動きで簡単に張り詰めて大きくなっていく。宮下は目の前で息を詰めて、時折小さな呻きをもらして、顔をしかめている。
 気持ち良いと、苦しいが同じ表情になるってなんか不思議だ。頬が赤くなって、眉をしかめて、苦しさを逃すみたいな顔をした宮下が、俺の視線に気づく。

「かとうさん」
「気持ち、いいか?」
「ん、はい……」

 そう言った宮下の目はとろんと潤んでいて、やっぱり『あぁ、可愛いな』と思った。もっと気持ち良くさせたくて、動かす手に気合を入れる。
 先端から溢れる先走りが流れてぐちゅ、と滑りを良くしている。屈み込んで、その上からダラリと唾液を垂らしてぬめりを足した。

「ぁ」と宮下のこえが聞こえて、手のひらの中のそれがピクリと跳ねた。
 ぐちゃぐちゅ音を立てて宮下の性器を擦り上げる。右手は単調に動かしながら、左手は裏の筋や先端を撫でて捏ねる。
 時折漏れる声に励まされて、その声をもっと聞きたくて夢中になる。苦し気な表情、その色っぽい唇に誘われてキスをする。

「ぅ……」

 くぐもった声を直接受け止めて、荒い息をつく口腔を蹂躙する。

「ぁ、ぁ、ぁ、」

 身体の中に響く宮下の声にズンと腰が重くなり熱が集まるのを感じる。

「も、イク……」

 キスしたまま呟いて、宮下の性器がグッと張り詰める。

「いいよ、イッて」

 そう言いながら、絡めた舌を甘噛みする。

「あっ……」

 身体ごと宮下がピクリと震えて、先端に添えた手のひらの中に温かい体液がぶちまけられた。
 身体を強張らせて息を吐き出しながら、精を吐き出していく。二度三度とピクリと振るえるそれを扱いて残滓まで全て吐き出させると、ふぅと大きく息をついて、くたりと身体を預けてきた。

 ……うっわ!!

 身体の重さと、吐息の熱さと、少しだけ甘えるみたいに肩口におでこを乗せる、その仕草が可愛くてバクンと心臓が鳴った。
 全力疾走の後みたいな宮下の鼓動を、嵐が来たみたいに落ち着かない自分の鼓動と一緒に抱きしめる。

 首元からする汗の匂いに堪らなくなった。
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