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GW a gogo!その4
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「健、ちょっとこっちに来て!」
いつもより真剣な声でヒエに呼ばれた、夜景でも一緒に見るとしますかね。二人に近づいて行くと、ヒエの細い腕が俺の首に回りキスしてきた。ヤエは黙って見ている、俺は混乱していた、そこまで長くないキスを終え離れると。
「ヤエから聞いたわ、ずるいわよ二人共勝手に両想いになって」
「ごめんなヒエ、俺はヤエの事が好きなんだ」
「私だってアンタが好きなのよ……愛してる」
「ありがとう、ヒエの気持ちは嬉しいけど……」
「私達は健を受け入れる事にした……どっちがどうとかじゃなくてね、私達は八神健を愛してる」
今度はヤエからキスしてきた、最後に二人から頬にキスされた。
「「私達は……健が人として死ぬまでずっと一緒、死んでからも一緒」」
「「私達は愛してる」」
おっ重い……
「いや俺はヤエが好きなんだよ……」
「私だってそうよ……でもねヒエと話したの」
「アンタがヤエが好きなのは聞かされた時はショックだったでもね……」
「最後が一緒ならそれで良いじゃない?」
「は!?」
「そう、最終的にはまた神の座に帰るでしょ? だから私達は一緒に居ましょう」
「まぁヒエの事も好きだけど……」
「ならいいじゃない! 私達を全力で愛して!」
「さぁ東京タワーをもう少し楽しみましょう!」
「おっおう……」
二人に手を引かれメインデッキまで降りると
「ここにねタワー大神宮って言うのがあって恋愛成就の効果あるらしいわよ? お参りしましょ」
「そして3人で絵馬を書きましょう!」
「元女神が?」
「良いじゃない人間らしい事をしても」
土産屋で絵馬をヒエが買って来て渡されると、早速ペンを取りヤエと何やら書き込んでいる。敢えて何も聞かなく二人から離れて絵馬に書き込む。
『ヤエとヒエの願いが叶いますように!』
最後に自分の名前を書き込みこっそりと掛ける。
「おーい俺は終わったぞ!」
「ちょっと待ってて!」
「今書き終わるから!」
トップデッキよりも低い窓から夜景を眺める、ここからでも充分綺麗だ。二人は満足してくれただろうか? ぼーっとしていると両腕を組まれる。
「お待たせ!」
「健!」
「何で腕組むのさ、俺は悩んでいるのに……」
そして当たってる、何がとは言わないが二人のふくよかな部分が当たってる。
「もうね我慢しないって事にしたのヒエと」
「きっと私達は上手くいくって!」
「何が? 俺の気持ちはどうするんだ、ヤエ」
「大丈夫よ、私達は2人で1人の女神だったでしょう、愛する男が一緒でも良いかなって」
「それはどうなの?」
「つべこべ言わないの!」
「「私達はもう離さない!!」」
「うん、わかったよ。とりあえず離れてくれる?」
「嫌よ!」
「人前じゃ恥ずかしいし、このまま街を歩けるか!」
「じゃあここで、もう少しこうしていたい……」
「ヤエ……わかりました、でもここから出たら……」
「わかってる……好きよ……」
「ヒエもいいな?」
「嫌よ! 私に黙ってヤエに先に告白した罰よ、ホテルまで腕組んで行くの!」
「健……お願い、ヒエの気持ちも本気だから。私とは手を繋いでね?」
「その状態でホテルに入るって絵面的に不味いんだけど……」
「もう! 覚悟して!」
ヒエに腕を引かれ東京タワーから駅に向かう間そして電車の中……ホテルまでの道中、周りからの稀有の目で見られ続けた。恥ずかしい……きっと俺は、赤面して死んだ魚の様な目をしていただろう。ホテルの直前で手と腕を離してもらう、ホテルの部屋へ戻ると21時を過ぎていた。どっと疲れが出たようで二人ともベッドに座り込む、間に一人分の隙間を開けて。あえて無視して椅子に座る。
「ちょっと折角場所を開けて上げてるのに!」
「お気遣いなく」
「ヒエ、健はね何もしないのよ……」
「ヤエは何かされたかったのか?」
「そっそれは……人間だもの……今は」
「ふぅん、先にシャワー浴びてくる」
そう言うと俺は、キャリーケースから着替えを出すとシャワールームに向かった。ドアには鍵を掛けた……深い意味はないけど。シャワーから熱いお湯で汗と疲れを流す、本当は湯船に浸かりたいけど……諦めてシャワーカーテンを開けると鏡に裸の俺の姿を見る。おっさんだな……この腹の傷痕以外は、『呪い』との戦いで自害した時の傷だ。誰にも見せられない、特にヤエとヒエには俺の過去以上に絶対に見られたくない。もっとも見せるつもりもない……この傷痕は戒めだ、もし二人が見たらきっと……
不意にドアをノックされる。
「ごめん~トイレ! 開けて!」
「今出るよちょっと待ってて」
着替え用のTシャツと下着を履きドアを開けるとヒエと入れ替わる。
「さっぱりした?」
「したけど、シャワーだけってのは疲れは取れないね」
「お風呂ないの?」
「あるけど面倒くさいんだよ、ホテルのは洗い場と湯船が一緒なんだ」
「ヒエがトイレから出たら使い方教えてくれる?」
「ヒエが出て少し経ったらね」
「?」
ヒエがトイレから出て3人でテレビを見ながら頃合いをはかり、シャワールームの使い方を二人に教える。
「ヒエ先に行くわね」
「良いよ! 健、一緒にテレビ見よう!」
「オッケー」
ヒエがベッドの上で横になりながら、俺は椅子に座って、テレビを見てチャンネルを変えていると。
「新潟とテレビ番組結構違うね」
「新潟は地方局だからね、つまらないなら今日買ったレトロゲームでもやるか?」
「ううん平気」
「結構疲れただろ?」
「疲れはしたけど楽しかったよ、五泉では見れないものが沢山あって……また来ようね。今度はディ……」
「今度ね、行くとしたら冬かな」
「どうして冬なの?」
「それは今度一緒に行ったら教えてあげるよ」
「なあヒエ……本当いいのか? 俺の事」
「うん、どうせ健が死ねば私達も一緒だから」
「あっそうなんだ?」
「忘れたの? 今は消えているけど私達の繋がりは絶対よ、健という存在があるから私達も人間になれたのよ」
「そっか……じゃあ俺が死ぬと、道連れって事か?」
「言い方は悪いけどそうね。お願いだから長生きしてね! 人間も楽しいし」
「そうだな! まだ楽しい事一杯あるからな」
「お待たせ!」
シャワールームからヤエが出て来た。ヒエが立ち上がりシャワールームへと入って行った。
「ヤエは良いのか俺の事?」
「色々と思う所はあるわよ……でも愛してくれるんでしょう?」
「いや……うん、まぁ……今は気持ちの整理が追いついてないけど」
「良いのよ、私達の気持ちは本当よ。健を愛してる」
「健には私達が幸せを教えてあげる」
「そっか……うん、幸せねぇ……今でも充分幸せだよ?」
「本当に?」
「ヤエとヒエが居るだけでね」
「そっか本当は私達ね、お互いに健の事を独り占めしたがっていたんだ……」
「本気でヒエとやり合うべきかしらってね」
「でも気がついたの」
「繋がりの事か?」
「うん、私達は何処までも一緒何だってね」
「ずっとね……そう考えたら私達の気持ちがスッと楽になって、健への気持ちが今迄よりも溢れて……ヒエも一緒に……」
何だろうヤエの表情が女の顔になりつつある、ヤバいな。話しを逸らそう。
「ありがとうヤエ、少し俺にも時間をくれないかな? ちゃんと二人と向き合う為にも……」
「おっ待たせ~!」
ヒエがシャワールームから出て来た。
どうか今夜何も起きませんように……
いつもより真剣な声でヒエに呼ばれた、夜景でも一緒に見るとしますかね。二人に近づいて行くと、ヒエの細い腕が俺の首に回りキスしてきた。ヤエは黙って見ている、俺は混乱していた、そこまで長くないキスを終え離れると。
「ヤエから聞いたわ、ずるいわよ二人共勝手に両想いになって」
「ごめんなヒエ、俺はヤエの事が好きなんだ」
「私だってアンタが好きなのよ……愛してる」
「ありがとう、ヒエの気持ちは嬉しいけど……」
「私達は健を受け入れる事にした……どっちがどうとかじゃなくてね、私達は八神健を愛してる」
今度はヤエからキスしてきた、最後に二人から頬にキスされた。
「「私達は……健が人として死ぬまでずっと一緒、死んでからも一緒」」
「「私達は愛してる」」
おっ重い……
「いや俺はヤエが好きなんだよ……」
「私だってそうよ……でもねヒエと話したの」
「アンタがヤエが好きなのは聞かされた時はショックだったでもね……」
「最後が一緒ならそれで良いじゃない?」
「は!?」
「そう、最終的にはまた神の座に帰るでしょ? だから私達は一緒に居ましょう」
「まぁヒエの事も好きだけど……」
「ならいいじゃない! 私達を全力で愛して!」
「さぁ東京タワーをもう少し楽しみましょう!」
「おっおう……」
二人に手を引かれメインデッキまで降りると
「ここにねタワー大神宮って言うのがあって恋愛成就の効果あるらしいわよ? お参りしましょ」
「そして3人で絵馬を書きましょう!」
「元女神が?」
「良いじゃない人間らしい事をしても」
土産屋で絵馬をヒエが買って来て渡されると、早速ペンを取りヤエと何やら書き込んでいる。敢えて何も聞かなく二人から離れて絵馬に書き込む。
『ヤエとヒエの願いが叶いますように!』
最後に自分の名前を書き込みこっそりと掛ける。
「おーい俺は終わったぞ!」
「ちょっと待ってて!」
「今書き終わるから!」
トップデッキよりも低い窓から夜景を眺める、ここからでも充分綺麗だ。二人は満足してくれただろうか? ぼーっとしていると両腕を組まれる。
「お待たせ!」
「健!」
「何で腕組むのさ、俺は悩んでいるのに……」
そして当たってる、何がとは言わないが二人のふくよかな部分が当たってる。
「もうね我慢しないって事にしたのヒエと」
「きっと私達は上手くいくって!」
「何が? 俺の気持ちはどうするんだ、ヤエ」
「大丈夫よ、私達は2人で1人の女神だったでしょう、愛する男が一緒でも良いかなって」
「それはどうなの?」
「つべこべ言わないの!」
「「私達はもう離さない!!」」
「うん、わかったよ。とりあえず離れてくれる?」
「嫌よ!」
「人前じゃ恥ずかしいし、このまま街を歩けるか!」
「じゃあここで、もう少しこうしていたい……」
「ヤエ……わかりました、でもここから出たら……」
「わかってる……好きよ……」
「ヒエもいいな?」
「嫌よ! 私に黙ってヤエに先に告白した罰よ、ホテルまで腕組んで行くの!」
「健……お願い、ヒエの気持ちも本気だから。私とは手を繋いでね?」
「その状態でホテルに入るって絵面的に不味いんだけど……」
「もう! 覚悟して!」
ヒエに腕を引かれ東京タワーから駅に向かう間そして電車の中……ホテルまでの道中、周りからの稀有の目で見られ続けた。恥ずかしい……きっと俺は、赤面して死んだ魚の様な目をしていただろう。ホテルの直前で手と腕を離してもらう、ホテルの部屋へ戻ると21時を過ぎていた。どっと疲れが出たようで二人ともベッドに座り込む、間に一人分の隙間を開けて。あえて無視して椅子に座る。
「ちょっと折角場所を開けて上げてるのに!」
「お気遣いなく」
「ヒエ、健はね何もしないのよ……」
「ヤエは何かされたかったのか?」
「そっそれは……人間だもの……今は」
「ふぅん、先にシャワー浴びてくる」
そう言うと俺は、キャリーケースから着替えを出すとシャワールームに向かった。ドアには鍵を掛けた……深い意味はないけど。シャワーから熱いお湯で汗と疲れを流す、本当は湯船に浸かりたいけど……諦めてシャワーカーテンを開けると鏡に裸の俺の姿を見る。おっさんだな……この腹の傷痕以外は、『呪い』との戦いで自害した時の傷だ。誰にも見せられない、特にヤエとヒエには俺の過去以上に絶対に見られたくない。もっとも見せるつもりもない……この傷痕は戒めだ、もし二人が見たらきっと……
不意にドアをノックされる。
「ごめん~トイレ! 開けて!」
「今出るよちょっと待ってて」
着替え用のTシャツと下着を履きドアを開けるとヒエと入れ替わる。
「さっぱりした?」
「したけど、シャワーだけってのは疲れは取れないね」
「お風呂ないの?」
「あるけど面倒くさいんだよ、ホテルのは洗い場と湯船が一緒なんだ」
「ヒエがトイレから出たら使い方教えてくれる?」
「ヒエが出て少し経ったらね」
「?」
ヒエがトイレから出て3人でテレビを見ながら頃合いをはかり、シャワールームの使い方を二人に教える。
「ヒエ先に行くわね」
「良いよ! 健、一緒にテレビ見よう!」
「オッケー」
ヒエがベッドの上で横になりながら、俺は椅子に座って、テレビを見てチャンネルを変えていると。
「新潟とテレビ番組結構違うね」
「新潟は地方局だからね、つまらないなら今日買ったレトロゲームでもやるか?」
「ううん平気」
「結構疲れただろ?」
「疲れはしたけど楽しかったよ、五泉では見れないものが沢山あって……また来ようね。今度はディ……」
「今度ね、行くとしたら冬かな」
「どうして冬なの?」
「それは今度一緒に行ったら教えてあげるよ」
「なあヒエ……本当いいのか? 俺の事」
「うん、どうせ健が死ねば私達も一緒だから」
「あっそうなんだ?」
「忘れたの? 今は消えているけど私達の繋がりは絶対よ、健という存在があるから私達も人間になれたのよ」
「そっか……じゃあ俺が死ぬと、道連れって事か?」
「言い方は悪いけどそうね。お願いだから長生きしてね! 人間も楽しいし」
「そうだな! まだ楽しい事一杯あるからな」
「お待たせ!」
シャワールームからヤエが出て来た。ヒエが立ち上がりシャワールームへと入って行った。
「ヤエは良いのか俺の事?」
「色々と思う所はあるわよ……でも愛してくれるんでしょう?」
「いや……うん、まぁ……今は気持ちの整理が追いついてないけど」
「良いのよ、私達の気持ちは本当よ。健を愛してる」
「健には私達が幸せを教えてあげる」
「そっか……うん、幸せねぇ……今でも充分幸せだよ?」
「本当に?」
「ヤエとヒエが居るだけでね」
「そっか本当は私達ね、お互いに健の事を独り占めしたがっていたんだ……」
「本気でヒエとやり合うべきかしらってね」
「でも気がついたの」
「繋がりの事か?」
「うん、私達は何処までも一緒何だってね」
「ずっとね……そう考えたら私達の気持ちがスッと楽になって、健への気持ちが今迄よりも溢れて……ヒエも一緒に……」
何だろうヤエの表情が女の顔になりつつある、ヤバいな。話しを逸らそう。
「ありがとうヤエ、少し俺にも時間をくれないかな? ちゃんと二人と向き合う為にも……」
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ヒエがシャワールームから出て来た。
どうか今夜何も起きませんように……
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