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厄介事 それから
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朝が来た……結局安いホテルもネットカフェも全て満室だった、つまり俺は野宿した事になる……いやどっちかと言うと、駅前のベンチで缶コーヒーを6本ぐらい飲んで朝まで座って、今会社のあるビルが開くのを待っていた。
「きっついわ……早く開かないかな……」
何度も口に出して言ったがそれで時間が過ぎるわけじゃない、ようやく7時を過ぎてビルの様子を伺いに行くと……
『地震によるビルメンテナンスの為本日立入禁止』
「おいおい……どうするよ」
スマホの電池はとっくに切れてる、会社に連絡しようにも出来ない……途方に暮れていると警備員が近寄ってくる。
「どうかしましたか?」
「いや、このビルの会社に勤めて居るんですが……昨日の地震でね……」
「そうですか……今日はビルメンテナンスの人間以外の立ち入りは禁止ですよ」
「まいったな……スマホの……あっ! どうもすみませんでした失礼します!」
そうだよ! 何で忘れてたんだ……売ってるじゃないか! 携帯バッテリーの事を、慌ててコンビニに向かうと普通に売っていた……早く気付けよ俺さぁ……他に旅行用の歯磨きセットを買って、充電しながら駅の構内にあるトイレで顔を洗い歯を磨く、こんな時だ場所なんて気にしてられるか! サッパリしてスマホの電源を入れると、不在着信の山と3通のメールだった……電話入れとくか? その前にメールチェックしとくか……茉希ちゃんと会社からのメールがあった、茉希ちゃんからのメールには要約すると
『ヒエとヤエが心配してる、これ以上泣かれると困るのでさっさと電話なり連絡しろ』
って事だ……会社からのメールは安否確認と3日程新潟営業所は休みになるとの事だった。バッテリーの事を……そしてメールをもっと早く気付いてればなぁ始発電車帰ったのに、帰るか……どうせヤエは仕事だしヒエは寝てるだろう、茉希ちゃんには電話してみるか……ベンチに座り茉希ちゃんに電話すると、呼び出しは鳴るけど出ないや。寝てんのかな? ボーっとホームで過ごしていると電車がホームに入ってくるアナウンスが流れた、到着を確認すると降りていく人達の流れが途切れるのを確認すると、やっと帰れる……そう思い立ち上がろうとすると。
「おはよう師匠!」
誰か確認する前に頬を思いっ切りビンタされた。
「ぶへぇっ!?」
「何で連絡くれないのさ! もう! アタシは心配だったけど……それよりも!」
茉希ちゃんが涙ぐみながら俺を怒鳴りつける、怖いよ反射的に。
「はい!」
情ない返事が口から出た出た。
「ヤエがどんだけ心配してたか! 昨日は寝てないんだよヤエ、今は人間何だよ! 女何だよ!」
「ごめん、俺も色々あってさ」
昨日の地震の原因は言える訳が無いので、普通に地震に巻き込まれた事を説明したが……
「ほらっ! 帰るよ師匠!」
「へっ? 茉希ちゃん大学は?」
「今日は休校!! 帰ったらアタシらから説教!」
「いや俺、巻き込まれただけなんだけど……」
「そんな事はどうでもいい!! アタシは師匠が居なくなったらって……二人と違って……アタシは……ぐすっ」
「ごめんよ茉希ちゃん心配させて! 俺は、ほら元気だから! 帰ろう!」
「……て」
「は?」
「手!!」
「あっ……」
「手を出して!! 帰るまで離さないよ! だから……私を置いて……どこにも行かないで……健……さん」
茉希ちゃんが師匠呼びを……
「うん! わかった一緒に帰ろう手を繋いで! それでいつも通りだ!」
二人並んで手を繋いで電車に乗り込み座ると。
「ごめんよ茉希ちゃん、ちょっと眠いや着いたら起こして」
「無理、アタシら3人寝てないから」
「はぁ!? バイトは?」
「行ったよヒエと二人で、どうせ眠れなかったし……それよりも師匠臭うよ」
「うるさいよ! もぅ! しょうがないじゃないか……帰ったらすぐにシャワー行かなきゃ……」
「それに……臭かったら離れなよ」
「アタシはそんな事で嫌いにならないよ」
「でもよく分かったね俺の事を」
「う~ん何でだろうね、でも五泉行きのホームを張り込むつもりだったから」
「茉希ちゃん無茶しすぎ!」
「あはっ、ヒエとヤエには無理だからね」
「そうだね」
疲れた俺を乗せて電車は走り、我が家のある五泉市につく頃には既に気温が高くなっていた。
「あっつ!」
「さぁ師匠、頑張って歩こう!」
「タクシー使う?」
「ヤエに小言を言われたいの師匠は?」
「歩きます」
茉希ちゃんにスポーツドリンクを渡して二人で飲み干すと、手を繋いでアパート迄歩き出した。
アパートの階段を上り玄関を開けると、誰も飛び出して来なかった。となると……部屋の戸を開けるとヤエとヒエが眠っていた、声を掛けたかったが。
「ごめん茉希ちゃんエアコン入れてあげて、俺はシャワー浴びて来るよ」
「ヤエ今日の仕事は……」
「無理だろうね、これじゃ」
ふと俺のスマホが鳴った、知らない番号だが市外局番が五泉市だ塚田さんじゃないよな……恐る恐る電話に出ると
「もしもしどちら様で?」
「こちら惣菜キッチンサイトウのオーナーの斎藤美穂と言いますが……八神健さんでしょうか?」
あ~多分ヤエの事だな、無断欠勤の可能性が……素直に謝罪しときましょう
「はい、八神です。八幡ヤエの事ですね?」
「はい……今朝出勤してませんのでヤエさんに電話はしたんですが出なくて……」
「申し訳ないです、昨日の地震に巻き込まれまして今朝帰ってこれたんです」
俺がな……
「昨日の地震に巻き込まれたって大丈夫なんですか!?」
「えぇ無事今朝帰ってきたばかりで……申し訳ないですが今日はお休みさせて頂けませんか?」
「えっえぇ! それは勿論しっかりとケアしてあげて下さいね」
「あっ八神さん、明日は水曜日で定休日なのでゆっくりさせてあげて下さい」
「ありがとうございますオーナーさん、それでは失礼します」
電話を切ると着替えとバスタオルを持って
「じゃ茉希ちゃん後お願いね!」
「うん!」
気温は高いが熱いシャワーが心地良い、本当は風呂に入りたいが……茉希ちゃんに臭いと言われたショックが『意外』と大きかったので念入りに身体と頭を洗い流すと、突然風呂場の戸を開けてヤエが飛び込んで来た。
「健!!」
「ちょっと今洗ってるんだから出ていって!」
「洗ってあげる!」
「いやいいから! ヒエ! 茉希ちゃん!」
「はいはい……ヤエ一緒に戻ろうね健は何処にも行かないから」
「ちょっとヒエ! 茉希! 離して!」
「すぐに出るから待ってて!」
そう言うと戸を閉めて急いで洗い流して風呂場から出ると3人が待っていた。
さてと……3人に対しての説明と説教のお時間ですかね、俺の!
「きっついわ……早く開かないかな……」
何度も口に出して言ったがそれで時間が過ぎるわけじゃない、ようやく7時を過ぎてビルの様子を伺いに行くと……
『地震によるビルメンテナンスの為本日立入禁止』
「おいおい……どうするよ」
スマホの電池はとっくに切れてる、会社に連絡しようにも出来ない……途方に暮れていると警備員が近寄ってくる。
「どうかしましたか?」
「いや、このビルの会社に勤めて居るんですが……昨日の地震でね……」
「そうですか……今日はビルメンテナンスの人間以外の立ち入りは禁止ですよ」
「まいったな……スマホの……あっ! どうもすみませんでした失礼します!」
そうだよ! 何で忘れてたんだ……売ってるじゃないか! 携帯バッテリーの事を、慌ててコンビニに向かうと普通に売っていた……早く気付けよ俺さぁ……他に旅行用の歯磨きセットを買って、充電しながら駅の構内にあるトイレで顔を洗い歯を磨く、こんな時だ場所なんて気にしてられるか! サッパリしてスマホの電源を入れると、不在着信の山と3通のメールだった……電話入れとくか? その前にメールチェックしとくか……茉希ちゃんと会社からのメールがあった、茉希ちゃんからのメールには要約すると
『ヒエとヤエが心配してる、これ以上泣かれると困るのでさっさと電話なり連絡しろ』
って事だ……会社からのメールは安否確認と3日程新潟営業所は休みになるとの事だった。バッテリーの事を……そしてメールをもっと早く気付いてればなぁ始発電車帰ったのに、帰るか……どうせヤエは仕事だしヒエは寝てるだろう、茉希ちゃんには電話してみるか……ベンチに座り茉希ちゃんに電話すると、呼び出しは鳴るけど出ないや。寝てんのかな? ボーっとホームで過ごしていると電車がホームに入ってくるアナウンスが流れた、到着を確認すると降りていく人達の流れが途切れるのを確認すると、やっと帰れる……そう思い立ち上がろうとすると。
「おはよう師匠!」
誰か確認する前に頬を思いっ切りビンタされた。
「ぶへぇっ!?」
「何で連絡くれないのさ! もう! アタシは心配だったけど……それよりも!」
茉希ちゃんが涙ぐみながら俺を怒鳴りつける、怖いよ反射的に。
「はい!」
情ない返事が口から出た出た。
「ヤエがどんだけ心配してたか! 昨日は寝てないんだよヤエ、今は人間何だよ! 女何だよ!」
「ごめん、俺も色々あってさ」
昨日の地震の原因は言える訳が無いので、普通に地震に巻き込まれた事を説明したが……
「ほらっ! 帰るよ師匠!」
「へっ? 茉希ちゃん大学は?」
「今日は休校!! 帰ったらアタシらから説教!」
「いや俺、巻き込まれただけなんだけど……」
「そんな事はどうでもいい!! アタシは師匠が居なくなったらって……二人と違って……アタシは……ぐすっ」
「ごめんよ茉希ちゃん心配させて! 俺は、ほら元気だから! 帰ろう!」
「……て」
「は?」
「手!!」
「あっ……」
「手を出して!! 帰るまで離さないよ! だから……私を置いて……どこにも行かないで……健……さん」
茉希ちゃんが師匠呼びを……
「うん! わかった一緒に帰ろう手を繋いで! それでいつも通りだ!」
二人並んで手を繋いで電車に乗り込み座ると。
「ごめんよ茉希ちゃん、ちょっと眠いや着いたら起こして」
「無理、アタシら3人寝てないから」
「はぁ!? バイトは?」
「行ったよヒエと二人で、どうせ眠れなかったし……それよりも師匠臭うよ」
「うるさいよ! もぅ! しょうがないじゃないか……帰ったらすぐにシャワー行かなきゃ……」
「それに……臭かったら離れなよ」
「アタシはそんな事で嫌いにならないよ」
「でもよく分かったね俺の事を」
「う~ん何でだろうね、でも五泉行きのホームを張り込むつもりだったから」
「茉希ちゃん無茶しすぎ!」
「あはっ、ヒエとヤエには無理だからね」
「そうだね」
疲れた俺を乗せて電車は走り、我が家のある五泉市につく頃には既に気温が高くなっていた。
「あっつ!」
「さぁ師匠、頑張って歩こう!」
「タクシー使う?」
「ヤエに小言を言われたいの師匠は?」
「歩きます」
茉希ちゃんにスポーツドリンクを渡して二人で飲み干すと、手を繋いでアパート迄歩き出した。
アパートの階段を上り玄関を開けると、誰も飛び出して来なかった。となると……部屋の戸を開けるとヤエとヒエが眠っていた、声を掛けたかったが。
「ごめん茉希ちゃんエアコン入れてあげて、俺はシャワー浴びて来るよ」
「ヤエ今日の仕事は……」
「無理だろうね、これじゃ」
ふと俺のスマホが鳴った、知らない番号だが市外局番が五泉市だ塚田さんじゃないよな……恐る恐る電話に出ると
「もしもしどちら様で?」
「こちら惣菜キッチンサイトウのオーナーの斎藤美穂と言いますが……八神健さんでしょうか?」
あ~多分ヤエの事だな、無断欠勤の可能性が……素直に謝罪しときましょう
「はい、八神です。八幡ヤエの事ですね?」
「はい……今朝出勤してませんのでヤエさんに電話はしたんですが出なくて……」
「申し訳ないです、昨日の地震に巻き込まれまして今朝帰ってこれたんです」
俺がな……
「昨日の地震に巻き込まれたって大丈夫なんですか!?」
「えぇ無事今朝帰ってきたばかりで……申し訳ないですが今日はお休みさせて頂けませんか?」
「えっえぇ! それは勿論しっかりとケアしてあげて下さいね」
「あっ八神さん、明日は水曜日で定休日なのでゆっくりさせてあげて下さい」
「ありがとうございますオーナーさん、それでは失礼します」
電話を切ると着替えとバスタオルを持って
「じゃ茉希ちゃん後お願いね!」
「うん!」
気温は高いが熱いシャワーが心地良い、本当は風呂に入りたいが……茉希ちゃんに臭いと言われたショックが『意外』と大きかったので念入りに身体と頭を洗い流すと、突然風呂場の戸を開けてヤエが飛び込んで来た。
「健!!」
「ちょっと今洗ってるんだから出ていって!」
「洗ってあげる!」
「いやいいから! ヒエ! 茉希ちゃん!」
「はいはい……ヤエ一緒に戻ろうね健は何処にも行かないから」
「ちょっとヒエ! 茉希! 離して!」
「すぐに出るから待ってて!」
そう言うと戸を閉めて急いで洗い流して風呂場から出ると3人が待っていた。
さてと……3人に対しての説明と説教のお時間ですかね、俺の!
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