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嫁、妻、ワイフ!?
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ヤエ達の話は簡単に言えばこうだった。
「私達を3人とも娶れ」
無茶苦茶言ってくれるが、3人ともそれが共通の望みらしい……
「重婚しろってか!?」
「大丈夫! アンタはどーせ人間とは非なる存在よ」
「事実婚でもいい!」
「アナタ? まさか逃げようとか考えて無いわよね?」
「百歩譲ってヤエとヒエは良いよ? でも茉希ちゃんは人間でしょうが!」
「平気だって師匠! どうせアタシも似たようなもんだし!」
そういやそうだった……茉希ちゃんはある意味? 歴史を捻じ曲げてるんだった。
「うーん? どうなんだろう……全員を幸せに出来る自信ないけど?」
「アナタ一人じゃね、でも私もヒエも茉希もいる、幸せにするって言って黙ってると思う?」
「アンタはそうやって抱え込むから……ねっ?」
「そうなの?」
「ヤエとヒエには分かってるんだよな? 俺がバツイチって」
「知ってる……アナタと私達の繋がり、融合された魂の記憶を見たから……」
「幸せってさ与えるばかりじゃない、与えられたって良いんじゃない?」
「どんな女だったの?」
「それは……ちょっと言えないかな、ごめん茉希ちゃん」
「幸せを受ける事が当然と思っている様な女よ」
「そして自分が1番って女、健の記憶……忘れたいだろうけどね」
そう……今にして思えば酷い話だ、俺の元嫁は決して俺を名前では呼ばなかった、『ねぇ』とか『あのさ』とか、ヤエ達みたいに呼んではくれなかった……まっそれだけじゃ無いんだけどね! ちょっと思い出している俺の顔に翳りが見えたのか。
「アナタ、大丈夫? ごめんなさい……嫌な記憶を」
「いや……結果的に言えばさ、3人とも出逢えたんだし、ある意味感謝だね」
「アタシ呪ってあげようか?」
「お互いにもう力が無いじゃん、それにさ……もう昔の話だから」
そう、過去より今だ……俺の大切な人はここに居るんだから。仮にだ3人と事実婚すると仮定して、ヤッパリ要るのかなぁ? 『アレ』普通の人なら一組で済むけど……俺の稼ぎじゃいつになるやら。
「あのさ3人とも本当に良いの? 俺こんな奴だよ? 誰一人も選べなくなるような」
「違うわよアナタ、アナタは私を愛してくれて……でも誰も切り捨て無かった」
「アンタの事だから私達全員を抱いた事で悩んでたんでしょう?」
「私達も悩んでた3人でどうしようって、でもね全員アナタを愛してしまった、一緒にいたいって」
「それは変わらないんだよ師匠、だから」
「アンタはそのままで良い、変に幸せにしようとか思わないで今迄通り私達を見てね」
「「「そういう訳で! これからも末永くよろしくね!!!」」」
あれ? 俺は返事して無いぞ? 3人とも前向きすぎだけど……ちゃんと見れるかな自信ないけど……
「ありがとう3人とも……このアパート模様替えしようか?」
「どんな風に?」
「寝室を1つにする、俺の使ってる部屋を共通の部屋にしよう」
「それって……」
「俺の寝相と、いびきと、歯軋りに文句言わない?」
「知ってる! さっそく模様替えするわよ!」
「引っ越すって選択肢は無いんだね師匠?」
「このアパート気に入ってるんだよね俺」
「アタシも!」
全員で、ああでもないこうでもないと言いながら模様替えが始まった。ヤエが風水的に良いらしい感じで家具の設置を指示し、主に俺と茉希ちゃんが運んで行く、ヒエは掃除機をかけて綺麗に掃除していた。最後に誰が俺の隣で寝るかで揉めたが……
「俺とヤエは奥な、ヒエと茉希ちゃんは新聞配達があるだろう? 踏まれたら嫌だから手前ね」
「でも……さ……その……」
「3人とも決めたんだよね?」
「うっうん!」
「アナタ……その話は今夜ゆっくりと話しましょう?」
ヤエの妖艶な笑みに背筋が寒くなる、何でだ? 男なら嬉しい事のはずなのに、ヤエの笑みが怖い……アレ? これって逆に俺がヤバくないか? 俺を愛してくれる、うん……これは気持ちだ、でも……『アッチ』のスイッチが誰かに入ったらどうなる? しまった! 模様替えとか言い出すんじゃ無かった……猛獣の檻に放り込まれた餌じゃないかこれじゃ、どうしよう? 考えろ俺!
「やっぱ」
「うふ……逃す訳ないでしょ? 私達が……」
俺の自分のバカさ加減に今気づいた、さっき決めた俺の寝る場所は、部屋の奥の隅……つまり……
「嵌めたな俺を?」
「「「さぁ?」」」
「声揃えて言ったんじゃ答え合わせじゃん」
「大丈夫! 無理強いはしないから!」
「アナタ……私、前にも言ったけど子供が欲しいの……」
「そんなのアタシらもだよねヒエ?」
「でも……今だけ人間の私達に子供が出来るのかしら、ヤエ?」
「分からない……でもヒエにもあるでしょう? この気持ち」
「うん……まっ良いか! 健頑張ってね!」
「アナタの為に美味しい『料理』作るからね!」
「アタシはテク……」
「茉希ちゃんはちょっと黙ろうっか」
「もう!」
でも本当はね……ちょっと怖い……幸せなのが、今迄俺は独りだった、無くす者のも無くて空っぽの俺の心を愛情? で満たしてくれた3人……アレ? 更に不味いことを思い出す。ヤエを家族に紹介したいって、それが3人って……どうしよう? 紹介出来ないぞこれ聞いてみるか?
「あのさ……ヤエ、ヒエ、茉希ちゃん、前にヤエを家族に紹介したいって言ったんだけどさ」
「こうなっちゃったじゃん? それでねどうしようかと……」
「良いんじゃない? 私ちょっと興味あるのよねアンタの家族」
「そうなの?」
「私はアナタに任せる」
「アタシはちょっと……」
「何で?」
「アタシの心の記憶、曖昧だけど師匠の家族を……」
「アレはもう無かった事だよ、茉希ちゃんは悪く無いんだよ」
「じゃあ……アタシも挨拶するよ」
「オッケー! じゃあ今度ね皆で行くよ」
「それもあるけど……アナタ?」
「ん? どうしたのヤエ」
「結構ね、お金皆で稼いでたのよ」
「エンゲージリングとか憧れちゃった?」
「そこまで要らないわよ、もうちょい気軽なね」
「ヒエの言う通り、私達の家族の証としてね」
「茉希ちゃんの分もだよな?」
「当たり前でしょう? 何が良いかは茉希とアナタで考えておいてくれる?」
「予算は?」
「結構あるわ、大切な物を買うのにね」
少しふさぎ込んでいる茉希ちゃんに声をかける。
「茉希ちゃん、一緒に考えてくれる?」
「私達を3人とも娶れ」
無茶苦茶言ってくれるが、3人ともそれが共通の望みらしい……
「重婚しろってか!?」
「大丈夫! アンタはどーせ人間とは非なる存在よ」
「事実婚でもいい!」
「アナタ? まさか逃げようとか考えて無いわよね?」
「百歩譲ってヤエとヒエは良いよ? でも茉希ちゃんは人間でしょうが!」
「平気だって師匠! どうせアタシも似たようなもんだし!」
そういやそうだった……茉希ちゃんはある意味? 歴史を捻じ曲げてるんだった。
「うーん? どうなんだろう……全員を幸せに出来る自信ないけど?」
「アナタ一人じゃね、でも私もヒエも茉希もいる、幸せにするって言って黙ってると思う?」
「アンタはそうやって抱え込むから……ねっ?」
「そうなの?」
「ヤエとヒエには分かってるんだよな? 俺がバツイチって」
「知ってる……アナタと私達の繋がり、融合された魂の記憶を見たから……」
「幸せってさ与えるばかりじゃない、与えられたって良いんじゃない?」
「どんな女だったの?」
「それは……ちょっと言えないかな、ごめん茉希ちゃん」
「幸せを受ける事が当然と思っている様な女よ」
「そして自分が1番って女、健の記憶……忘れたいだろうけどね」
そう……今にして思えば酷い話だ、俺の元嫁は決して俺を名前では呼ばなかった、『ねぇ』とか『あのさ』とか、ヤエ達みたいに呼んではくれなかった……まっそれだけじゃ無いんだけどね! ちょっと思い出している俺の顔に翳りが見えたのか。
「アナタ、大丈夫? ごめんなさい……嫌な記憶を」
「いや……結果的に言えばさ、3人とも出逢えたんだし、ある意味感謝だね」
「アタシ呪ってあげようか?」
「お互いにもう力が無いじゃん、それにさ……もう昔の話だから」
そう、過去より今だ……俺の大切な人はここに居るんだから。仮にだ3人と事実婚すると仮定して、ヤッパリ要るのかなぁ? 『アレ』普通の人なら一組で済むけど……俺の稼ぎじゃいつになるやら。
「あのさ3人とも本当に良いの? 俺こんな奴だよ? 誰一人も選べなくなるような」
「違うわよアナタ、アナタは私を愛してくれて……でも誰も切り捨て無かった」
「アンタの事だから私達全員を抱いた事で悩んでたんでしょう?」
「私達も悩んでた3人でどうしようって、でもね全員アナタを愛してしまった、一緒にいたいって」
「それは変わらないんだよ師匠、だから」
「アンタはそのままで良い、変に幸せにしようとか思わないで今迄通り私達を見てね」
「「「そういう訳で! これからも末永くよろしくね!!!」」」
あれ? 俺は返事して無いぞ? 3人とも前向きすぎだけど……ちゃんと見れるかな自信ないけど……
「ありがとう3人とも……このアパート模様替えしようか?」
「どんな風に?」
「寝室を1つにする、俺の使ってる部屋を共通の部屋にしよう」
「それって……」
「俺の寝相と、いびきと、歯軋りに文句言わない?」
「知ってる! さっそく模様替えするわよ!」
「引っ越すって選択肢は無いんだね師匠?」
「このアパート気に入ってるんだよね俺」
「アタシも!」
全員で、ああでもないこうでもないと言いながら模様替えが始まった。ヤエが風水的に良いらしい感じで家具の設置を指示し、主に俺と茉希ちゃんが運んで行く、ヒエは掃除機をかけて綺麗に掃除していた。最後に誰が俺の隣で寝るかで揉めたが……
「俺とヤエは奥な、ヒエと茉希ちゃんは新聞配達があるだろう? 踏まれたら嫌だから手前ね」
「でも……さ……その……」
「3人とも決めたんだよね?」
「うっうん!」
「アナタ……その話は今夜ゆっくりと話しましょう?」
ヤエの妖艶な笑みに背筋が寒くなる、何でだ? 男なら嬉しい事のはずなのに、ヤエの笑みが怖い……アレ? これって逆に俺がヤバくないか? 俺を愛してくれる、うん……これは気持ちだ、でも……『アッチ』のスイッチが誰かに入ったらどうなる? しまった! 模様替えとか言い出すんじゃ無かった……猛獣の檻に放り込まれた餌じゃないかこれじゃ、どうしよう? 考えろ俺!
「やっぱ」
「うふ……逃す訳ないでしょ? 私達が……」
俺の自分のバカさ加減に今気づいた、さっき決めた俺の寝る場所は、部屋の奥の隅……つまり……
「嵌めたな俺を?」
「「「さぁ?」」」
「声揃えて言ったんじゃ答え合わせじゃん」
「大丈夫! 無理強いはしないから!」
「アナタ……私、前にも言ったけど子供が欲しいの……」
「そんなのアタシらもだよねヒエ?」
「でも……今だけ人間の私達に子供が出来るのかしら、ヤエ?」
「分からない……でもヒエにもあるでしょう? この気持ち」
「うん……まっ良いか! 健頑張ってね!」
「アナタの為に美味しい『料理』作るからね!」
「アタシはテク……」
「茉希ちゃんはちょっと黙ろうっか」
「もう!」
でも本当はね……ちょっと怖い……幸せなのが、今迄俺は独りだった、無くす者のも無くて空っぽの俺の心を愛情? で満たしてくれた3人……アレ? 更に不味いことを思い出す。ヤエを家族に紹介したいって、それが3人って……どうしよう? 紹介出来ないぞこれ聞いてみるか?
「あのさ……ヤエ、ヒエ、茉希ちゃん、前にヤエを家族に紹介したいって言ったんだけどさ」
「こうなっちゃったじゃん? それでねどうしようかと……」
「良いんじゃない? 私ちょっと興味あるのよねアンタの家族」
「そうなの?」
「私はアナタに任せる」
「アタシはちょっと……」
「何で?」
「アタシの心の記憶、曖昧だけど師匠の家族を……」
「アレはもう無かった事だよ、茉希ちゃんは悪く無いんだよ」
「じゃあ……アタシも挨拶するよ」
「オッケー! じゃあ今度ね皆で行くよ」
「それもあるけど……アナタ?」
「ん? どうしたのヤエ」
「結構ね、お金皆で稼いでたのよ」
「エンゲージリングとか憧れちゃった?」
「そこまで要らないわよ、もうちょい気軽なね」
「ヒエの言う通り、私達の家族の証としてね」
「茉希ちゃんの分もだよな?」
「当たり前でしょう? 何が良いかは茉希とアナタで考えておいてくれる?」
「予算は?」
「結構あるわ、大切な物を買うのにね」
少しふさぎ込んでいる茉希ちゃんに声をかける。
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