異世界召喚されたマッチョ魔法使い、賢者の元で修行し最強へと至る

第1章：魔法修行開始！生き延びるための地獄の日々

複数の光球を同時に制御する訓練

「さて、お主。次は"複数の光球を同時に操る"訓練じゃ！」

「……いや、そろそろ休憩を……」

「無い！」

「……クソジジイ……！」

これまでの修行で、俺は光の軌道を変えることに成功した。
だが、次は同時に複数の光球を扱うというさらなる無茶ぶりを言い渡された。

「ちょっと待て、まだ一つを制御するのも大変なんだぞ？」

「魔法とは、ただの力技ではなく、"緻密な制御"が重要なのじゃ。」

「……まぁ、確かに。」

「まずは"二つの光球を同時に作り、維持する"ことから始めるのじゃ！」


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試行錯誤：光球を二つ作ろうとして失敗

俺は手のひらに光を生み出す。
そして、もう一つを隣に作ろうとした――が。

シュッ……シュウ……ポッ！

「……あれ？ 片方消えた。」

「ふむ、やはりそうなるか。」

「いや、なんで当然みたいに言うんだよ。」

「お主の魔力は"一つの流れ"としてしか扱えておらん。二つ同時に維持するには、魔力を"分ける"ことを意識せねばならん。」

「魔力を……分ける？」

「うむ、例えばのう。両手を同時に動かすとき、片方ばかり意識するともう片方がぎこちなくなることがあるじゃろ？」

「ああ、確かに。」

「魔力の制御も同じじゃ。片方にばかり集中せず、意識を均等に分配するのじゃ。」

「……なるほどな。」


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魔力の分配を意識する訓練

俺は再び手のひらに光を生み出し、次にもう一つを作ろうとする。
今度は、一つ目に気を取られすぎず、もう片方にも意識を向ける。

シュッ……シュウ……ポン！

「……また消えた。」

「うむ、今度は魔力の流れが均等ではなかったのう。」

「くそ、難しいな……。」

この訓練の最大の問題は、意識を分散させながらも、魔力の供給を均等に行わなければならないことだった。

（……両手でバランスを取るように、均等に魔力を流す……。）

俺は深く息を吐き、もう一度集中する。
光を二つ作り、それぞれに同じ量の魔力を送るよう意識する。

シュウウウ……。

「……っ！」

二つの光球が、同時に浮かんだ。

「おお！ できたか！」

「……まだだ……！」

しかし、この状態ではまだ維持するだけで精一杯だった。
ちょっとでも意識がブレると――

ポンッ！

「……あっ、消えた。」

「ふぉっふぉっふぉ、惜しいのう。」


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二つの光球を安定して維持する

何度も繰り返すうちに、ようやく二つの光球を同時に維持できるようになった。
しかし、まだ動かすことはできない。

「さて、次のステップじゃ。」

「……嫌な予感しかしない。」

「二つの光球を、同時に"動かす"のじゃ！」

「……やっぱりそうなるよな。」


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二つの光球を同時に動かす訓練

俺は光球を二つ作り、少しずつ動かそうとする。
しかし――

シュウウウ……ポンッ！

「くそ、片方が消える！」

「魔力の流れを調整せねばならん。片方に意識を集中しすぎると、もう片方が崩れるのじゃ。」

「つまり……両方を同時に"意識する"ってことか。」

「その通り！ では、やってみよ！」

「……お前、楽しんでるだろ。」


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試行錯誤を繰り返し、俺は二つの光球を同時に動かせるようになってきた。

（……流れを均等に保ちながら……動きを制御する……！）

シュウウウ……スッ……！

「……っ！」

二つの光球が、同じ速度で滑らかに前進した。

「おお！ ついに動かせたか！」

「……よし……！」

複数の光球を自在に動かす事に成功！