異世界召喚されたマッチョ魔法使い、賢者の元で修行し最強へと至る

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第1章:魔法修行開始!生き延びるための地獄の日々

禁忌の力!メテオと転移魔法の修行

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「さて、次の修行じゃ!」

「……またかよ。」

「今度は"超高等魔法"の習得じゃ!」

「……もう嫌な予感しかしねぇんだけど。」

俺はすでに範囲魔法の修行を終えたばかりだ。
だが、レメルはさらに上の魔法、禁忌魔法と呼ばれるレベルのものを習得しろと言ってきた。

「禁忌魔法って……まさか……。」

「うむ、そのまさかじゃ! "メテオ"と"転移魔法"の修行じゃ!」

「……お前、俺をどうしたいんだ?」

「ふぉっふぉっふぉ! 強くしたいだけじゃ!」

「……クソジジイ……。」


---


「まずは"メテオ"からじゃ!」

「メテオって、あの……空から隕石を降らせるアレ?」

「そうじゃ! ただし、莫大な魔力を必要とする。まずは小規模なものから試してみよ!」

「いや、隕石って小規模とかあるのかよ……。」

俺は仕方なく、メテオを発動することにした。
まずは、魔力を天に向かって放ち、大気に干渉する。

(……上空に魔力を送り、重力を歪ませ……!)

シュウウウ……ゴゴゴゴゴ!!!

「……っ!!」

空が微かに歪んだ。
だが――

ポトッ。

「……え?」

俺の目の前に、拳くらいの小石が落ちてきた。

「……おい、これ隕石か?」

「ふぉっふぉっふぉ! まずは小石からじゃな!」

「いや、小石降らせてどうすんだよ!?」

「まだ魔力が足りておらん証拠じゃ! もっと魔力を込めるのじゃ!」

「くそっ……!」

俺は再び魔力を天に放ち、隕石を呼び寄せようとする。

(……もっと魔力を送り、空間に影響を……!)

シュウウウ……ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

「……っ!」

今度は、俺の頭上に直径3メートルほどの岩が出現した。

「おおっ!!」

「おお、やっと隕石らしくなったのう!」

「いや、これをどうすりゃいいんだよ!? 俺の頭上に落ちそうなんだが!?」

「回避じゃ!」

「いや、回避とかじゃなくて制御しろよ!!」

俺は慌てて横に飛びのき、巨大な岩が地面に衝突する。

ズドォォォォォン!!!

「ぬおおおっ!?!? すげぇ威力だな……。」

「うむ、これをさらに大きくし、自在に操ることができれば、"真のメテオ"の完成じゃ!」

「……先は長そうだな……。」


---


「さて、次は"転移魔法"じゃ!」

「転移魔法って、あの……瞬間移動のアレ?」

「そうじゃ! ただし、これは禁忌魔法じゃ! 魔力の流れを少しでも間違えれば、空間の裂け目に引きずり込まれてしまう。」

「ちょっ、そんな怖いこと言うなよ!」

「ふぉっふぉっふぉ! まぁ、最初は短距離から練習じゃ!」

「……まあ、確かにいきなり遠くに行くよりはマシか。」

俺は転移魔法を発動するため、魔力を集中した。

(……空間を歪ませ、一瞬で別の場所へ……!)

シュウウウ……ブンッ。

「……ん?」

俺は……ほとんど動いていなかった。

「ぬぬ、まだ魔力が足りぬな。」

「くそっ、たった数メートルすら転移できないのか……。」

転移魔法は、空間を一瞬で繋げる技術だ。
しかし、これが想像以上に難しく、少しでも魔力の流れを誤ると、転移が失敗してしまう。

「レメル様、転移魔法ってどんな感覚なんですか?」

アリサが興味深そうに聞いてくる。

「ふぉっふぉっふぉ! そうじゃな、まるで"水の上を滑る"ような感覚かのう。」

「水の上を滑る……?」

「うむ、魔力を"勢いよく流しつつも、安定させねばならん"のじゃ。」

「……勢いをつけて、安定させる……?」

俺は、もう一度魔力を集中し、転移魔法を試みる。

(……魔力を前方に滑らせるように……!)

シュウウウ……ブンッ!!!

「……っ!」

気づけば、俺は5メートルほど前に瞬間移動していた。

「おおっ!!」

「やった……ついに成功した!」

「ぬぬ、しかしまだ短距離じゃな。最終的には"長距離転移"をマスターせねば!」

「……やっぱり簡単には終わらねぇな……。」


---

修行の成果:スキル獲得

【スキル獲得!】
▶ 《メテオLv1》 - 小規模な隕石を呼び出せるようになる!
▶ 《転移魔法Lv1》 - 短距離の瞬間移動が可能!
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