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貿易都市グリゴレオ編
17 踊るヒトデの悪魔
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「ぐ、ハァハァ…」
あ、今回、回想とかないんでそこんとこよろし
「動きが鈍くなったな」
ゴリュッ。
背後から蹴られる。これを数時間繰り返している。いや、下手すれば数分も経っていない。
「がっ!?」
「それ、まだまだ種は沢山あるぞ!自然の真理」
ばらまかれた種は宙を舞い地に落ちそして成長する。それをギリギリで躱す。
「ヤベェな。早くしないとルシファー達が殺られる」
'と、言ってもですね。貴方が勝てなければ全く無意味なのでは?'
ソウデスネ…。草=火に弱い。ポ○モン思考だが、ええい!こうなりゃやけだ!
「マザーズ第一詠唱十字を焼く焔に告ぐ!目の前の敵を焼き払え!」
ゴウッと豪炎がブエルを襲う。
「これで終わり…ーーーーーーッ!?」
つい自分の目を疑ってしまった。なぜなら、ブエルが
「おやおや、まだまだブエルに届かないようですねぇ?」
燃えていないのだ。
「な、んで…」
その問に答えるようにマグが答える。
'それは湿った薪が燃えない原理と同じです'
ブエルをよく見ると体中にあの蔓が巻きついていた。そしてその蔓は燃えていない。
「ふんっ、その程度の炎で私を燃やそうとは。笑止!」
3本の腕を使い大量の種を蒔く。
'燃やしなさい'
え、でもさっき。
'種のうちは燃えやすいはずです!早く!'
「マザーズだ」
'唱えてたら遅いです!そのまま火を出して!'
驚くことにマグは焦っていた。あの冷静なマグが、だ。
言われるがままにマナを火の原子に変換させる。
じゅっ…。
「もえ、た?燃えたな、燃えたよ!はっはぁ!」
「馬鹿な小僧だ。この程度で喜ぶとは」
これで攻略方法は考えついた。
「どうだろうな?反撃開始だ」
にやりと笑う。それと同時に銃を錬成する。
「何の真似だ?」
怪訝な顔で俺を睨みつける。それは果たして、そのチンケな玩具で悪魔を殺そうとしているのか?舐めているのか?と怒りに燃えている目だった。
攻略方法は極々単純明快だ。殴り込む、だ。
'馬鹿もここまで来るといっそ清々しいですね'
大丈夫大丈夫。もう劣勢には立たない。まぁもっと早く呪文を唱えないという手段を思いついたら早く殺れてたんだが。
思い切り踏み込みブエルに向かい走る。
「私の攻撃がこれだけと思っていたのか?」
ふんと、鼻を鳴らしはみ出ている三本目の腕から、草の剣をだす。
「草の聖剣」
「ちっ!」
反射的に撃ってしまったが、
「斬撃」
その言葉が言い終わらないうちに弾丸はなくなっていた。
「は?」
剣は1ミリも動いていない。無理ゲー感覚がイケメン野郎の時より増している気がするんですが!?
俺も切り替えるように剣を錬成する。そして、守りの形に入ったところでガギンッと音がする。
「うわいっち!こんのっ!」
軽くしてあるので、素早く振れるようになっている。
ヒュッ。剣の軌跡が、ブエルの頬を裂く。
「この私に傷をつけたのは貴様が初めてだ」
「そりゃどうも」
この戦い、いつ終わるのか…。
あ、今回、回想とかないんでそこんとこよろし
「動きが鈍くなったな」
ゴリュッ。
背後から蹴られる。これを数時間繰り返している。いや、下手すれば数分も経っていない。
「がっ!?」
「それ、まだまだ種は沢山あるぞ!自然の真理」
ばらまかれた種は宙を舞い地に落ちそして成長する。それをギリギリで躱す。
「ヤベェな。早くしないとルシファー達が殺られる」
'と、言ってもですね。貴方が勝てなければ全く無意味なのでは?'
ソウデスネ…。草=火に弱い。ポ○モン思考だが、ええい!こうなりゃやけだ!
「マザーズ第一詠唱十字を焼く焔に告ぐ!目の前の敵を焼き払え!」
ゴウッと豪炎がブエルを襲う。
「これで終わり…ーーーーーーッ!?」
つい自分の目を疑ってしまった。なぜなら、ブエルが
「おやおや、まだまだブエルに届かないようですねぇ?」
燃えていないのだ。
「な、んで…」
その問に答えるようにマグが答える。
'それは湿った薪が燃えない原理と同じです'
ブエルをよく見ると体中にあの蔓が巻きついていた。そしてその蔓は燃えていない。
「ふんっ、その程度の炎で私を燃やそうとは。笑止!」
3本の腕を使い大量の種を蒔く。
'燃やしなさい'
え、でもさっき。
'種のうちは燃えやすいはずです!早く!'
「マザーズだ」
'唱えてたら遅いです!そのまま火を出して!'
驚くことにマグは焦っていた。あの冷静なマグが、だ。
言われるがままにマナを火の原子に変換させる。
じゅっ…。
「もえ、た?燃えたな、燃えたよ!はっはぁ!」
「馬鹿な小僧だ。この程度で喜ぶとは」
これで攻略方法は考えついた。
「どうだろうな?反撃開始だ」
にやりと笑う。それと同時に銃を錬成する。
「何の真似だ?」
怪訝な顔で俺を睨みつける。それは果たして、そのチンケな玩具で悪魔を殺そうとしているのか?舐めているのか?と怒りに燃えている目だった。
攻略方法は極々単純明快だ。殴り込む、だ。
'馬鹿もここまで来るといっそ清々しいですね'
大丈夫大丈夫。もう劣勢には立たない。まぁもっと早く呪文を唱えないという手段を思いついたら早く殺れてたんだが。
思い切り踏み込みブエルに向かい走る。
「私の攻撃がこれだけと思っていたのか?」
ふんと、鼻を鳴らしはみ出ている三本目の腕から、草の剣をだす。
「草の聖剣」
「ちっ!」
反射的に撃ってしまったが、
「斬撃」
その言葉が言い終わらないうちに弾丸はなくなっていた。
「は?」
剣は1ミリも動いていない。無理ゲー感覚がイケメン野郎の時より増している気がするんですが!?
俺も切り替えるように剣を錬成する。そして、守りの形に入ったところでガギンッと音がする。
「うわいっち!こんのっ!」
軽くしてあるので、素早く振れるようになっている。
ヒュッ。剣の軌跡が、ブエルの頬を裂く。
「この私に傷をつけたのは貴様が初めてだ」
「そりゃどうも」
この戦い、いつ終わるのか…。
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