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鉱山都市ロイハイゲン編
80 嫉妬の魔王のお披露目
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前回のあらすじ。
「俺の出番少なくね?」
「私の方だって少なかったわ」
「私もです」
リヴィアンとマグが俺に続いて不満を漏らす。今現在長い廊下を走っている。後ろには、
「殺せぇ!」
「あやつらの首を討ち取ったものは最上級の悪魔に格上げとする!」
大量に召喚された悪魔と鬼ごっこの最中です。オロバスを気絶させたあと、第三広間に雪崩のように悪魔が流れ込んできたのだ。弱っているところを捕まえようとしたのだろう。
「次はどこだ!?」
「もう目の前です!」
目の前に大きな扉が見える。
「あそこか!」
扉を蹴り開け部屋に入り込む。とても広い。そしてなんかいい匂いがする。ここは、
「食堂、ですかね?」
「多分そうね」
食堂の割には静かすぎやしないか?あたりを眺めると、一つだけ豪華な机と椅子がある。そこに座っていたのは、
「くきゃかっ!まさかここまでくるとは思ってもみなかったわ。オロバスが負けた、ということは妾も魔王の座を退散せねばならんなぁ」
呑気に話すのは、嫉妬の魔王レヴィアタンである。手で何やら弄っている。
「あんたは、いつまで余裕ぶってる気よ!あんたせいでどれだけの命が失われたと思ってる!?知らないじゃ済ませないわ!」
「くきゃっ!そういきり立つな。耳が痛くてかなわん。それにリヴィ?お主に見せたいものがあるのじゃ」
そう言って、手で弄っていたものを持ち上げる。レヴィアタンが手にしていたのは少年の顔だった。
「ーーーーーーー!?」
リヴィアンが顔色を変える。綺麗な少年の顔。だが首から下がないのが違和感を俺達に植え付ける。
「これが誰か、リヴィ。お主には分かるであろう?妾はこいつを綺麗にしてあげたのだ。感謝してもらいたものじゃ」
不気味な程の笑み。それはもはや笑いなどではない。悪意に満ちたそれ以上のなにかだ。
「そんな…うそよ…嘘よ!」
リヴィアンはそう強く言うが膝をついて絶望を目の当たりにしていた。耐えられるはずがない。あれはかつてリヴィアンを逃がしてくれたという少年だろう。そしてリヴィアンの兄でもあるのだ。それをあんな姿で再開するとは思っていなかったに違いない。
「うふ。リヴィ、いい加減に現実を見る見つめるが良い。そやつはお前を助ける力などない。堕ちたほうが楽じゃ」
ニタニタと笑うレヴィアタンは悪魔と呼ぶにはあまりにも合いすぎて、そして異常だった。
「…そ」
リヴィアンが呟く。
「は?なんて言ったのかえ?聞こえんのぉ」
「嘘…いや、あ、あ…あぁ、あ、あああ!」
歯を食いしばるリヴィアンからどす黒いマナが放出する。そのマナはリヴィアンを包み込んでゆく。
「リヴィアン!落ち着け!」
だが俺の言葉が届いていないのか、うわ言をずっと呟いている。
「てめぇ!リヴィアンに何をした!」
「妾はリヴィに天使を宿したのだ。大天使ガブリエル。そいつを殺すため、そしてリヴィアンという小娘を殺すために融合させたのだ。実験の末ようやくできた完成品じゃ」
大天使ガブリエル。だが天使は地に落ちると堕天使になる。そのため天使は羽を持ち、地に足をつけない。だがレヴィアタンはそれ簡単にやってのけた。
「そしたら貴様がおまけでついてきたというわけだ。だから思いついたのだ。お主がルシファーからリヴィアンを取り戻すというシナリオを!さすれば、ほれ!こんなにことが簡単に進んだではないか!」
凄惨に笑う。この世の全てを楽しむように。悪を噛み締めるように、笑うのだ。
俺はふつふつと腹の底から何かが湧き上がる感覚に襲われる。
「てめぇ…!」
その時だ。
「依リ代ノ意識ガ安眠…確認」
機械質の声がリヴィアンから聞こえる。見るとバニラ色の髪は金髪になって、背中には大きな白い羽がついている。
「コレカラ我ヲ地ヘトオトシタ敵ヲ排除スル。目標、レヴィアタン。検索中…確認」
目はどこまでも機械的で無機質だった。そしてたんたんとことを進めるガブリエル。
「召喚。水神獣、リヴァイアサン」
召喚陣が宙に、瞬く間に、構築されていく。次にはリヴァイアサンが召喚陣から顕現していた。
うねる蛇のような姿。蒼く光る鱗。睨みつけるものをすべて溺死させるほどの目。あのときに対峙した時と何ら変わらない姿で、レヴィアタンの城に顕現している。
「うふ。うふふ、うふふふ、ははははは!素晴らしい!妾の思い通りではないか!さあ妾と楽しもうじゃないか!」
けたけたと笑い出す。最悪な幕開けとなる。
「俺の出番少なくね?」
「私の方だって少なかったわ」
「私もです」
リヴィアンとマグが俺に続いて不満を漏らす。今現在長い廊下を走っている。後ろには、
「殺せぇ!」
「あやつらの首を討ち取ったものは最上級の悪魔に格上げとする!」
大量に召喚された悪魔と鬼ごっこの最中です。オロバスを気絶させたあと、第三広間に雪崩のように悪魔が流れ込んできたのだ。弱っているところを捕まえようとしたのだろう。
「次はどこだ!?」
「もう目の前です!」
目の前に大きな扉が見える。
「あそこか!」
扉を蹴り開け部屋に入り込む。とても広い。そしてなんかいい匂いがする。ここは、
「食堂、ですかね?」
「多分そうね」
食堂の割には静かすぎやしないか?あたりを眺めると、一つだけ豪華な机と椅子がある。そこに座っていたのは、
「くきゃかっ!まさかここまでくるとは思ってもみなかったわ。オロバスが負けた、ということは妾も魔王の座を退散せねばならんなぁ」
呑気に話すのは、嫉妬の魔王レヴィアタンである。手で何やら弄っている。
「あんたは、いつまで余裕ぶってる気よ!あんたせいでどれだけの命が失われたと思ってる!?知らないじゃ済ませないわ!」
「くきゃっ!そういきり立つな。耳が痛くてかなわん。それにリヴィ?お主に見せたいものがあるのじゃ」
そう言って、手で弄っていたものを持ち上げる。レヴィアタンが手にしていたのは少年の顔だった。
「ーーーーーーー!?」
リヴィアンが顔色を変える。綺麗な少年の顔。だが首から下がないのが違和感を俺達に植え付ける。
「これが誰か、リヴィ。お主には分かるであろう?妾はこいつを綺麗にしてあげたのだ。感謝してもらいたものじゃ」
不気味な程の笑み。それはもはや笑いなどではない。悪意に満ちたそれ以上のなにかだ。
「そんな…うそよ…嘘よ!」
リヴィアンはそう強く言うが膝をついて絶望を目の当たりにしていた。耐えられるはずがない。あれはかつてリヴィアンを逃がしてくれたという少年だろう。そしてリヴィアンの兄でもあるのだ。それをあんな姿で再開するとは思っていなかったに違いない。
「うふ。リヴィ、いい加減に現実を見る見つめるが良い。そやつはお前を助ける力などない。堕ちたほうが楽じゃ」
ニタニタと笑うレヴィアタンは悪魔と呼ぶにはあまりにも合いすぎて、そして異常だった。
「…そ」
リヴィアンが呟く。
「は?なんて言ったのかえ?聞こえんのぉ」
「嘘…いや、あ、あ…あぁ、あ、あああ!」
歯を食いしばるリヴィアンからどす黒いマナが放出する。そのマナはリヴィアンを包み込んでゆく。
「リヴィアン!落ち着け!」
だが俺の言葉が届いていないのか、うわ言をずっと呟いている。
「てめぇ!リヴィアンに何をした!」
「妾はリヴィに天使を宿したのだ。大天使ガブリエル。そいつを殺すため、そしてリヴィアンという小娘を殺すために融合させたのだ。実験の末ようやくできた完成品じゃ」
大天使ガブリエル。だが天使は地に落ちると堕天使になる。そのため天使は羽を持ち、地に足をつけない。だがレヴィアタンはそれ簡単にやってのけた。
「そしたら貴様がおまけでついてきたというわけだ。だから思いついたのだ。お主がルシファーからリヴィアンを取り戻すというシナリオを!さすれば、ほれ!こんなにことが簡単に進んだではないか!」
凄惨に笑う。この世の全てを楽しむように。悪を噛み締めるように、笑うのだ。
俺はふつふつと腹の底から何かが湧き上がる感覚に襲われる。
「てめぇ…!」
その時だ。
「依リ代ノ意識ガ安眠…確認」
機械質の声がリヴィアンから聞こえる。見るとバニラ色の髪は金髪になって、背中には大きな白い羽がついている。
「コレカラ我ヲ地ヘトオトシタ敵ヲ排除スル。目標、レヴィアタン。検索中…確認」
目はどこまでも機械的で無機質だった。そしてたんたんとことを進めるガブリエル。
「召喚。水神獣、リヴァイアサン」
召喚陣が宙に、瞬く間に、構築されていく。次にはリヴァイアサンが召喚陣から顕現していた。
うねる蛇のような姿。蒼く光る鱗。睨みつけるものをすべて溺死させるほどの目。あのときに対峙した時と何ら変わらない姿で、レヴィアタンの城に顕現している。
「うふ。うふふ、うふふふ、ははははは!素晴らしい!妾の思い通りではないか!さあ妾と楽しもうじゃないか!」
けたけたと笑い出す。最悪な幕開けとなる。
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