愛と友情は紙一重!|キュンとしないのになぜか尊い、陰キャ同士の捻くれた純愛ヒューマンドラマ

オニオン太郎

文字の大きさ
125 / 151
恋人編

第9話「人は誰しも自分勝手な物である」②

しおりを挟む
 私は突然来訪して来た清水と共に、自分の部屋で小さな机に座っていた。

 対面の清水は、服や紙類が散乱している私の部屋をキョロキョロと見回すと、「なんか、整頓されてる割には汚いわね」と感想を呟いた。私はイラっとしながら、「どっちなんよ、一体」と刺すように彼女へ言い放つ。

 清水は体を大きく反らしながら、「酒、もらうね~」と手近に置かれたビニール袋から、缶ビールを取り出した。私が眉間にしわを寄せながら「私の金で買った酒……」と言うと、清水は勝ち誇るように缶のプルタブを開け、そしてぐびぐびと喉を鳴らして中の液体を流し込んだ。

 清水が缶から口を放し、「ぷっっっっはぁ~~!!!」と息をつく。そして彼女は、私に大層なドヤ顔をしながら、「げふっ」と汚くゲップをした。


「――で、なんで別れたの?」


 清水はそう言うと、机の上に缶ビールをコトンと置く。私は彼女の問いかけに答えられず、ただ口を結んでうつむくことしかできなかった。


「あんだけ私とバトっておきながら、1年も持たねぇとかマジウケるんだけど。あん時のなんだったん? めっっちゃしょうもねぇ茶番じゃん」

「……」

「よほどアイツと合わんかったの? だったら素直に私に譲ってくれりゃあ良かったのによぉ」


 清水の言葉に、私は「それは――!」と思わず食って掛かる。

 だけど、気まずさに圧し負けそれ以上は言えず、ただすごすごと、「だって……その……アイツの家族が、その……」と口を動かすことしかできなかった。

 沈黙が流れる。心が暗がりへ沈んでいくような感触が胸の奥に滲む。

 すると清水は、もう一度缶ビールをぐびりと飲み込んでから、ため息を吐き、ガリガリと頭を掻いた。


「……なんっつーかさぁ。…………本当はさぁ。チャンスだ、って思ったんよ」


 清水はそう言うと、空になった缶ビールを机に置き、ビニール袋から新しくカクテルを取り出した。私は「え?」と彼女の方を見ると、清水は缶のプルタブを開け、ピーチ味のカクテルをぐびりと口に含んだ。


「……私さぁ。……まだアイツのこと、好きなんよね」


 私はその言葉に、ドキリと胸を刺された。

 いや。それはなんとなく、わかっていた。何とも言わずとも、雰囲気がそれを物語っていた。

 だけど、改めて口に出されると、いたずらがバレた子供のように、内心が途端に穏やかじゃなくなる。私は手足が冷えていき、むずむずとしてくるのを感じた。


「半年! もう半年よ? フツーは恋なんて、そんなに引きずらないんよ! 今までの彼氏とか、3か月もありゃあもうスッキリしとったんよ! ……それが、身近にいたキモイ陰キャ男子に、なにやってんだろうね、私は」


 清水はそう言って、また酒をぐびぐびと飲みこんだ。

 ペースが異常に早い。きっと、彼女自身、こうやって酔わなきゃ話せないと思ったのだろう。私は彼女の胸中を察して、お酒に手を伸ばすことができず、じっと、ただ、ごくごくと動く喉元を見つめることしかできなかった。

 清水が缶から口を放し、「はぁ」とため息を吐いた。そして上気した頬で天井を見上げ、もう一度深くため息を吐いた。


「……アンタらが別れたって聞いたらさぁ。そりゃあ、チャンス! って思うじゃん。女に振られた男とかさぁ、もう狙い目なわけ。ちょろっと優しく擦り寄って、『私、今でも君のこと好きだよ?』とか、くっせー台詞いっときゃ、そのままコロっと落ちる訳よ。……別に、アイツになら、そのままホテルとか行っても別にいいし」


 清水はそう言うと、一瞬だけ瞳を揺るがした。私は口をきゅっと結ぶと、彼女を睨みつけて、「じゃあ、なんでそうしないんだよ」と、少しぶっきらぼうに言い返す。

 清水はしばらく黙り込むと。首を大きく傾けて、ぽきりと筋を鳴らすと、「アイツがさぁ。そうさせてくんなかったんよ」と、ため息混じりに言った。


「アイツって、誰?」

「――由希。アンタの親友」


 私は、彼女からアイツの名前が出たことに目を見開いた。

 いや。別に、知らなかったわけじゃない。清水と由希は、あれ以来、友人として関係を続けている。それはなんとなく、私も理解していた。

 だけど、そうじゃない。このタイミングで、この話で、アイツの名前が出て来てしまったことに、私はドキリと、心を揺るがしたのだ。


「……アイツがさぁ。真白の方に行っちゃったんよ」

「――え?」

「いや、私はね? チャンスだって言ったんよ。うまくやればヨリを戻せるぞーって。そうすりゃ、私は好きな人と付き合えて、アイツもアンタとやり直せる! みんな、ハッピー! おしまい! って。……でも、アイツはそうしなかった」


 私は表情を下げて、「由希……」と呟く。清水は少しの間を空けると、「でさぁ」とまた天井を見上げた。


「アイツ、こう言ったんよ。『ふざけんな』って。『私が目ぇ覚まさせてやる』って。……納得いかなかったんだろうね。アンタと真白の恋が、こんなあっさり終わっちゃったことに。……本当さぁ、アイツって、いつも思うけど、かっけーよね。女の癖に、変に覚悟決まってるってかさ。……んなことされたらさぁ。私だって、カッコつけないわけにいかないじゃない」


 清水はそう言うと、ビニール袋から新しく酒を取り出して、またプルタブを開けた。そして流れるように酒を口に含み、またぐびぐびと喉を鳴らした。


「――んで。アンタ的に、どうなの?」

「……え?」

「え、じゃねーよ。真白に対して、どう思ってんのって聞いてんの」


 清水は肩を落として、不快感を露わにしながら私へ言い放つ。私は彼女の言葉に答えが出なくて、また表情を下げた。


「……ぶっちゃけさぁ。アンタがマジで真白を嫌いになったんなら、別れた方がいい。一応言うけど、これは私がアイツを好きだからーとか、そう言うんじゃない。公平に、中立に見て、そうすべきだってだけの話」


 清水の言葉は、どれもが私に深く突き刺さるようだった。清水は更に続けて、「けどさぁ」とぶっきらぼうに言う。


「そうじゃなくて、なんか、色々モヤモヤしたまんま、ぼやっと別れると……残るよ、それ、一生。嫌いなら、嫌い。好きなら、好き。ハッキリしなきゃ、気持ち悪くてやってらんなくなるよ」


 清水はそう言うと、缶をちゃぷちゃぷと鳴らして、また酒を口に含んだ。

 またも沈黙が、私たちの間に流れる。清水はその間も酒を飲んで、缶をぽすりと机に置くと、暑そうに片手で顔を仰いだ。

 そして、長く、時間が過ぎて。ようやく、私は、ゆっくりと、口を開くことができた。


「――わかんない」


 だけど、その声はあまりにも情けなくて、何より、震えていた。清水はだけど、私の声を茶化すことなく、真剣な目でこちらをずっと見据えていた。


「……アイツの家族に会って……アイツら、死ぬほど面倒くさくて。家族のごたごたに巻き込まれて、死ぬほど面倒くさかった。しかもアイツの母親は、私のこと、クソみたいに気に入ってなくて。……うまくやれるわけがないって思った。兄貴も、父親も、全員が面倒くさくて……。……それに、真白も、その、家族に対しては、ちょっと、キツイって思った」

「……」

「わかってる。普段は、アイツ、怒鳴ったりしないし、凄く優しい。家族がああだからって言うのも、ちゃんと理解している。……けど、あの喧嘩を見せられたら……なんか、色々、よくわかんなくなった。……自分の中の、好きって気持ちが、揺らいじゃった。ああ、無理かもしれないな、って」


 清水は私の言葉を聞いて、「なるほどねぇ」と頭を掻いた。だけど、それだけで、それ以上は何も言わず、ただ、私の言葉を待っていた。

 私は目を潤ませて、少しずつ、少しずつ、自分の感情を紐解いていく。少し呼吸が荒くなって、私は「だけど」と、よくわからない内に声を出していた。


「――なんかさ。わかんないんだよね。無理かもって思って、アイツと別れるってなって、正直、私、『アリだな』って思ったの。思ったんだけど、いざ本当に別れてみると、凄い後悔が押し寄せて来て、なんっつーか……ミスった、って思った。何か、凄く重要で、大事な選択を、ぽっと外しちゃったみたいな……エロゲで露骨にフラグ立てミスったみたいな、そんな感じが、ずっと滲んできて……」

「エロいゲームで例えられてもわかんねぇよ……」

「……ごめん。……とにかく、色々と、わかんないの。自分から手折った癖に、死ぬほど後悔してて、だからって、アイツらとはもう関わりたくなくて。アイツと別れたくなったことも正しいのだけれど、離れるのが嫌だって気持ちも、本当で――」


 混乱は止めようがなくなり、私は、矢継ぎ早に口走った。

 自分の感情がわからない。私は、真白のことが、今でも好きなのだろうか。
 好きなのだとしたら、なんで別れたいなんて思ったのか。
 好きじゃないのだとしたら、なんで後悔しているのだろうか。

 情緒がぐちゃぐちゃで、私は思わず涙をこぼしそうになった。清水コイツの前で泣くのが嫌で必死でこらえていたが、それでも感情が決壊しそうだった。

 と。清水は大きくため息を吐くと、また身を反らして、天井を見上げながら、まるで私を嘲るようにぽつりと言った。


「――私さぁ。真白とラブホ入ったことがあるんだよね」


 私はその言葉に衝撃を受けて、思わず顔を上げ、彼女の姿を見つめた。


「アンタと真白が付き合い始める前の話なんだけどさ。……デートで良い雰囲気になってさ。ふらふらっと立ち寄ってみたら、アイツ、ふらって一緒に入っちゃったんよ。なんか、ラブホだってわかんなかったんだって。ウケるよね、どこまで童貞なんだよお前って」


 清水の言葉に、私は声を出せなかった。手足が一気に冷えていき、一秒一秒時が刻まれる度に、心臓がバクバクと嫌な音を立てた。


「まあ、もちろん、ヤることはヤったよ。アイツ童貞だからさ、やり方何もわかってなくてさ。まあでも、初々しくって、これが結構かわいくってさ。これはこれでって思った。何よりもだけど、アイツの初めてを、私がもらってやったんだって言うのが、スッゲー優越感があって、」

「ウソでしょ」


 私は気付けば、息を荒げて、清水の言葉に割り込んでいた。


「――アイツは、私が誘っても、自分の体を大事にしてって言って、ずっと、手ェ出さなかったのよ。……そんな奴が、私と付き合う前に、別の女とヤってるなんて、ありえない。……アイツは、そんな男じゃ、ない」


 私は清水を睨みつけて、ハッキリと言い切った。

 知らず知らずのうちに全身が強張って、今にも清水に殴り掛かってしまいそうだった。自信がないだとか、不安だとか、そう言う理由じゃなくて、反射的に、本能的に、彼女の言葉は、私の神経を強く逆撫でたからだ。

 だけど、清水は、そんな私の様子をちゃんと確認した上で、「はっ、」と鼻で笑ってみせた。


「こうも簡単に見抜かれちゃあどうしようもないわね」

「……は?」

「せーかい。私はアイツとヤってない。なんだ、ちゃんと信頼してんじゃん、アイツのこと」


 清水が肩の力を抜き、私をニヤニヤと見つめる。私は彼女のその言葉に、空気が抜けるように怒りが消えていき、代わりに、「は?」という困惑の声を出した。


「まあでも、ラブホ一緒に入ったのは本当よ?」

「……ハァ!?」

「でもヤってはいない。これはマジ。……お膳立てしたんだけどねぇ。酒飲ませて、理性溶かして、無理矢理ラブホに連れ込んで。……マジでさ、アイツ、ラブホ見たことなかったっぽくて、ころっと入ったよ。ウケるよね。……でも、そこまで。エッチしよって迫ったら、ほっぺた叩かれて、説教されたよ」

「――、」

「マージで、あそこまで行ってやれないとは思わなかったわ。……アイツの頭ん中には、よほど大事な人がいたんだろうね。男の性欲なんかブチ折れちまうくらいに、大切な人がさ」


 清水は私から目を逸らし、呆れたように……いや、諦めたように、ため息を吐いた。私は彼女の言葉に呆気に取られて、だけど、ただ、少しだけ、恥ずかしくなった。


「……ひとつ、聞きたいんだけどさぁ」


 と。清水は天井を見上げたまま、私に問いかけて来た。


「アンタにとってさ。……アイツって、何なの?」


 その言葉は、また私の胸奥にズプリと刺さった。

 だけれど、嫌になるような、気まずい刺さり方ではない。うまくは言えなかったけれど、何か、この言葉への回答が、全てを決めてしまうような――そんな、核心を突くような刺さり方だった。

 私は表情を下げて、口をぱくぱくとさせる。頭の中の言葉をうまく整理して、私にとって真白が何なのかという、それに最も合う答えを考える。

 そして。しばらくの間を空けてから、私は、彼女にハッキリと答えた。


「――真白は……私が、私らしくいるために、必要な人」


 特に、練り込んだわけじゃなかった。とにかく、必死に答えを探して、そうしてつい出た言葉だった。

 だけど、口にしたその瞬間に、自分の中で、パズルのピースがハマるような感覚が沸きあがった。

 ――そうだ。そうだった。
 私にとって、アイツがどういう存在だったのか。わかっていたはずなのに、私はそれを、忘れてしまっていた。
 私にとって真白は、もう、私と同じなんだ。私はようやくその答えを見つけて、問いかけを投げた清水の目を、強く見つめた。


「――そっか。……はぁ、本当……ムカつくなぁ、アンタって」


 清水は捨て台詞のようにそう言うと、傍らのビニール袋を掴んで、そのまま立ち上がった。


「あー、もう嫌。ってか、私、アンタのこと嫌いなんだよね。アイツ取っちゃったし、単純に性格悪くてムカつくし。なんで、こんなとこ来ちゃったのかなぁ」

「……あんた、失礼だろ。ここ私の部屋だぞ。もうちょい私を敬えっての」

「誰がするかこのデブ。乳デケェからって調子に乗るなよ」

「……何なんだよ、お前」

「うるっせぇ。もうここにいたくないから、私帰るね。あ、ゴミの片づけ、よろしくね」


 清水はそう言いながら玄関口へと歩いていく。私は「ハァ~~?」と不快感を示して、アイツの後ろをついて行く。


「……ま、そう言うことだから。じゃーな、デブ」


 清水はそして、扉を開けると、私の方を見ながら、悲しそうにそう言った。

 私は彼女のその表情に言葉が浮かばず。ただその弱弱しい表情に向かって、「ありがとう」と呟いた。


「は? ……キモいんだよ。別に、アンタに感謝される筋合いはねーよ。だって、私はただ、カッコつけにきただけなんだから」


 清水はそう言うと、ドアを開け放って、そのまま外へと出た。

 空は、もう暗がりへと落ちていた。清水はすると、「あっ、」と言って私を振り向くと、一瞬口ごもって、


「――まあ、いっか」


 だけど、何も言わずに、そのまま私の前から去ってしまった。

 私は、しばらく、誰もいなくなったドアをじっと見つめた。そしてもう一度だけ、誰にも聞こえないような小さな声で、「……ありがとう」と言った。


「――よし!」


 そして私は、拳を握り絞め、ぐっと顔を上げた。

 玄関から室内へと戻ると、まず私は服を脱いだ。普通でオシャレなかわいい服から、キモくて痛々しい、だけれどかわいい地雷系の服へと着替えた。

 着替えを終えると、私はスマホを手に持ち。そして、一度、二度と深呼吸をし。


「――」


 そのまま、L○NEを開いて、真白を呼び出そうとした。

 しかしその瞬間。突然スマホが鳴り出して、私は「うわっ!」と驚いてしまった。

 ――電話だ。L○NEの。何よりも、電話主は、

 ……真白だった。私は重なったタイミングに運命を感じ、強く頷きながら、緑色のボタンを押す。


「――真白!」

『詩子!』


 声は同時だった。お互いの声が重なって、私はつい、「あ、そ、そっちから」ときょどきょどとしてしまった。だけどそれは真白も同じで、『い、いや、そっちからでいいよ』と、締まらない声で言ってきた。

 やがて私たちは、お互いの様子があまりにもおかしくって、互いに電話口で笑ってしまった。その一瞬一瞬に、私は、確かに、アイツの温もりを思い出していった。


「……なんか、重なっちゃったね」

『まったく。……不思議なこともあるもんだ』

「……ね、真白。たぶん、同じこと、思ってたよね?」

『……だね。根拠はないけど、きっと、そう』


 私たちはひとしきり笑い合ってから。お互いの意思を確信するように、二人で、同じ言葉を同時に言い合った。


「『――今から、会える?』」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら

瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。  タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。  しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。  剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について

おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。 なんと、彼女は学園のマドンナだった……! こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。 彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。 そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。 そして助けられた少女もまた……。 二人の青春、そして成長物語をご覧ください。 ※中盤から甘々にご注意を。 ※性描写ありは保険です。 他サイトにも掲載しております。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...