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バハムート討伐から一日。
俺たちは町の人々から祝宴に招かれていた。フォンの町にあるギルドの支部がサトリにもあったらしく、そこを貸し切って朝から宴が開かれている。原作とは違いサトリの町は少しの家屋が被害に遭った程度で、死者が出ることもなかった。
町の人も元気なもので、昨日こそモンスター襲来によるダメージでまともに動ける人は少なかったが、今日は朝から飲んで食ってのどんちゃん騒ぎ。改めて回復スキルの凄さを思い知らされた。MPさえ回復すれば体はすぐに元気になるようだ。
「リロ……いくらなんでも酒飲み過ぎじゃないのか?」
「いいおいいお。おいひいんだから」
朝一から夕方の今まで何本もの一升瓶に入った日本酒のようなものを枯らしたリロは、もうほとんど何を言っているのか分からなかった。酒に年齢制限のない世界な上に、実質十万歳だから飲むことを否定したりはしないが……。
「んー。むにゃむにゃ」
支部長であるマナの祖父が用意してくれた高級なソファに酔って寝るリロ。それだけならまだしも、水分補給代わりに酒を煽る幼女の姿はお世辞にも綺麗なものとは言い難かった。寝ゲロしなきゃいいが……。親父を思い出して懐かしい。
俺は常に用意されている料理を少しずつ摘んではリロの隣でのんびりとくつろいでいた。
そんな俺たちとは違い、少し離れた席では人だかりが絶えない。中心にいるのは他の誰でもないマナだ。
「パイ毛様!」
「パイ毛様万歳!」
マナはパイ毛様と呼ばれてチヤホヤされていた。ただ、マナ自身はそう呼ばれるたびに辛そうな表情を浮かべて俺を睨みつける。一人だけ席が違うので寂しいのだろう。仕方ない、俺もお参りに行くか。
「パイ毛様。ブドウジュース注ぎに来ました」
「待って、リョウまでその名前で呼ばないで。てか誰のおかげでこんなことになったと思ってるのよ!」
「パイ毛様のおかげで町は助かることになったのでしょう? そうですよね、皆さん?」
「そうだそうだ! パイ毛様万歳!」
「パイ毛様万歳!」
会場は大盛り上がり。マナは大人気。
「てことで、俺は戻るよ」
「え、え、待って。これどうにかしてよ!」
マナはパイ毛様コールの中で泣き叫ぶ。感謝の気持ちを無下にできないマナは怒ることもできずに震えている。パイ毛様と言って担いでいる人たちも、マナに感謝はあるが半分はおもちゃ扱いして楽しんでいるだけだろう。マナはいいリアクションするからな。
「さて一番の問題は解決したことだし、これからどうしようかねー」
そう言ってウサプーを撫でているとギルド支部長であるマナの祖父が前にやってきた。
「リョウくん。この度は町を救ってくれてありがとう」
「そんな、何度もいいですよ」
「例の言葉は何度言っても足りないくらいじゃ。今回のことはフォンにあるアドベンチャーギルド本部にも伝えさせてもらっていたんどが、ちょうど連絡が帰ってきたところでな」
そういえば原作では崩壊したサトリを通り過ぎてフォンに向かうのが流れだ。
「近々開かれるフォン闘技大会に特別招待枠を準備しているとのことじゃ。是非参加して欲しい」
「もちろんです。ウチのモンスターたちを鍛えて参加させてもらいます」
「そのウサプーだけでは心許ないじゃろう。リョウくんが行きたいのであればサトリ山への入山許可も出そう」
サトリ山への入山許可は嬉しい。本来なら邪神討伐までフォンから派遣されたアドベンチャーが封鎖して入れないエリアだ。しかし……
「モンスターは揃ってるので大丈夫ですよ」
「お? そうかの。牧場にでも預けておるのか」
そうだ……流石に孫娘のマナをモンスターにしているとは言えない……。
「そ、そんなところです」
俺はたまらず視線を逸らす。
「だからフォンに行くには行くんですけど、その前にカンドに戻らないといけないんです」
カンドに戻らないといけないのは本当だ。カンド苔を任せたベリルちゃんと町長の体調も心配だし、なによりワープの書が欲しい。流石にワープバグだけでは使い勝手が悪いからな。
「リョウ! 私の出番は残ってる?!」
俺が支部長と話していると、ギルド支部の扉が勢いよく開かれる。そこにいたのはキメ顔のベリルちゃん。
「早かったな。バハムートはどうにか退治できたよ」
そう伝えると、ベリルちゃんは肩を落としてトボトボと近寄ってきた。
「流石リョウね……。悔しいけど、それでこそ私の先輩」
先輩……相変わらずいい響きだ。
「それはそうと、はい、これ」
ベリルちゃんはそう言って本を手渡してきた。
「町長の病気が治ったお礼だってさ。私が使うのも悪いし、受け取ってよ」
それは紛れもなくワープの書だった。これで急いでカンドに戻る必要もなくなったわけだ。
「ありがとう」
俺はワープの書を受け取ってアイテムボックスにしまう。そして少し考えてまた取り出した。
「これ、ベリルちゃんに返すよ。ベリルちゃんが使って」
「ん? リョウはいいの?」
「ああ、遠慮せず使ってくれ」
ベリルちゃんは俺からワープの書を受け取ると遠慮がちに使用した。これでベリルちゃんもワープが使える。
「貴重な秘伝書なのに、リョウは優しいのね」
「いやー。それほどでも」
ベリルちゃんに褒められると嬉しい。可愛い。
「俺たちはこれからフォンに向かうけど、ベリルちゃんも一緒に行く?」
「ん? 初めからそのつもりだったし、リョウが良いなら一緒に行きたい!」
「かーわーいーいー」
「えへへ」
「けっ!! けっ!!」
ん? マナは歯にモーギューステーキでも挟まったのかな?
「よし! じゃあ出発しよう! ほら、パイ毛様! 行くぞ!」
「待って! パイ毛様って呼ばないで!」
一つの町でのんびりするのも悪くないけど、やはりせっかくのうぃずの世界。少しでも多くの場所を訪れて楽しみたい!
「もう行くのかの?」
「はい。二日間お世話になりました。また近いうちに来ます」
支部長にそう伝えると俺たちは支部から出た。そろそろ日が沈むけど、フォンはそれほど遠くないはず。
「パイ毛様! 俺たちはいつでもお待ちしてます!」
「パイ毛様!」
「あそーれ」
「パイ毛様!」
「もういっちょ」
「パイ毛様!」
「まだまだー」
「パイ毛様!」
「フルコンボー!」
支部を出てからも止まらないパイ毛様コールに流石のマナも声を張り上げた。
「その名前で呼ばないで!」
しかし、町の人からは笑いが返ってくるだけ。やはりおもちゃにされていただけのようだ。その様子を見たマナは俺を睨んで何度も拳を叩きつけてくる。バハムートを倒してレベルが四十九まで上がった俺にダメージは入らない。
「変なあだ名付けられたこと……絶対許さないんだから!」
「はいはいパイ毛パイ毛」
「くっ……。でも……」
「でも?」
「…………おじいちゃんとおばあちゃんのこと、助けてくれてありがと」
マナは俺の胸に頭突きをしてそう呟き、しばらく肩を震わせて顔を上げなかった。……怖かったのだろう。祖父母が死んでしまうかもしれないということが。
「ま、湿っぽいのは俺たちに似合わないだろ。行くぞフォンへ!」
「行くぞフォンへ!」
俺に続いてベリルちゃんも声を上げる。ようやく顔を上げたマナは目元を擦って同じく繰り返す。
「俺たちの冒険はこれからだ!」
俺たちは町の人々から祝宴に招かれていた。フォンの町にあるギルドの支部がサトリにもあったらしく、そこを貸し切って朝から宴が開かれている。原作とは違いサトリの町は少しの家屋が被害に遭った程度で、死者が出ることもなかった。
町の人も元気なもので、昨日こそモンスター襲来によるダメージでまともに動ける人は少なかったが、今日は朝から飲んで食ってのどんちゃん騒ぎ。改めて回復スキルの凄さを思い知らされた。MPさえ回復すれば体はすぐに元気になるようだ。
「リロ……いくらなんでも酒飲み過ぎじゃないのか?」
「いいおいいお。おいひいんだから」
朝一から夕方の今まで何本もの一升瓶に入った日本酒のようなものを枯らしたリロは、もうほとんど何を言っているのか分からなかった。酒に年齢制限のない世界な上に、実質十万歳だから飲むことを否定したりはしないが……。
「んー。むにゃむにゃ」
支部長であるマナの祖父が用意してくれた高級なソファに酔って寝るリロ。それだけならまだしも、水分補給代わりに酒を煽る幼女の姿はお世辞にも綺麗なものとは言い難かった。寝ゲロしなきゃいいが……。親父を思い出して懐かしい。
俺は常に用意されている料理を少しずつ摘んではリロの隣でのんびりとくつろいでいた。
そんな俺たちとは違い、少し離れた席では人だかりが絶えない。中心にいるのは他の誰でもないマナだ。
「パイ毛様!」
「パイ毛様万歳!」
マナはパイ毛様と呼ばれてチヤホヤされていた。ただ、マナ自身はそう呼ばれるたびに辛そうな表情を浮かべて俺を睨みつける。一人だけ席が違うので寂しいのだろう。仕方ない、俺もお参りに行くか。
「パイ毛様。ブドウジュース注ぎに来ました」
「待って、リョウまでその名前で呼ばないで。てか誰のおかげでこんなことになったと思ってるのよ!」
「パイ毛様のおかげで町は助かることになったのでしょう? そうですよね、皆さん?」
「そうだそうだ! パイ毛様万歳!」
「パイ毛様万歳!」
会場は大盛り上がり。マナは大人気。
「てことで、俺は戻るよ」
「え、え、待って。これどうにかしてよ!」
マナはパイ毛様コールの中で泣き叫ぶ。感謝の気持ちを無下にできないマナは怒ることもできずに震えている。パイ毛様と言って担いでいる人たちも、マナに感謝はあるが半分はおもちゃ扱いして楽しんでいるだけだろう。マナはいいリアクションするからな。
「さて一番の問題は解決したことだし、これからどうしようかねー」
そう言ってウサプーを撫でているとギルド支部長であるマナの祖父が前にやってきた。
「リョウくん。この度は町を救ってくれてありがとう」
「そんな、何度もいいですよ」
「例の言葉は何度言っても足りないくらいじゃ。今回のことはフォンにあるアドベンチャーギルド本部にも伝えさせてもらっていたんどが、ちょうど連絡が帰ってきたところでな」
そういえば原作では崩壊したサトリを通り過ぎてフォンに向かうのが流れだ。
「近々開かれるフォン闘技大会に特別招待枠を準備しているとのことじゃ。是非参加して欲しい」
「もちろんです。ウチのモンスターたちを鍛えて参加させてもらいます」
「そのウサプーだけでは心許ないじゃろう。リョウくんが行きたいのであればサトリ山への入山許可も出そう」
サトリ山への入山許可は嬉しい。本来なら邪神討伐までフォンから派遣されたアドベンチャーが封鎖して入れないエリアだ。しかし……
「モンスターは揃ってるので大丈夫ですよ」
「お? そうかの。牧場にでも預けておるのか」
そうだ……流石に孫娘のマナをモンスターにしているとは言えない……。
「そ、そんなところです」
俺はたまらず視線を逸らす。
「だからフォンに行くには行くんですけど、その前にカンドに戻らないといけないんです」
カンドに戻らないといけないのは本当だ。カンド苔を任せたベリルちゃんと町長の体調も心配だし、なによりワープの書が欲しい。流石にワープバグだけでは使い勝手が悪いからな。
「リョウ! 私の出番は残ってる?!」
俺が支部長と話していると、ギルド支部の扉が勢いよく開かれる。そこにいたのはキメ顔のベリルちゃん。
「早かったな。バハムートはどうにか退治できたよ」
そう伝えると、ベリルちゃんは肩を落としてトボトボと近寄ってきた。
「流石リョウね……。悔しいけど、それでこそ私の先輩」
先輩……相変わらずいい響きだ。
「それはそうと、はい、これ」
ベリルちゃんはそう言って本を手渡してきた。
「町長の病気が治ったお礼だってさ。私が使うのも悪いし、受け取ってよ」
それは紛れもなくワープの書だった。これで急いでカンドに戻る必要もなくなったわけだ。
「ありがとう」
俺はワープの書を受け取ってアイテムボックスにしまう。そして少し考えてまた取り出した。
「これ、ベリルちゃんに返すよ。ベリルちゃんが使って」
「ん? リョウはいいの?」
「ああ、遠慮せず使ってくれ」
ベリルちゃんは俺からワープの書を受け取ると遠慮がちに使用した。これでベリルちゃんもワープが使える。
「貴重な秘伝書なのに、リョウは優しいのね」
「いやー。それほどでも」
ベリルちゃんに褒められると嬉しい。可愛い。
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一つの町でのんびりするのも悪くないけど、やはりせっかくのうぃずの世界。少しでも多くの場所を訪れて楽しみたい!
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支部長にそう伝えると俺たちは支部から出た。そろそろ日が沈むけど、フォンはそれほど遠くないはず。
「パイ毛様! 俺たちはいつでもお待ちしてます!」
「パイ毛様!」
「あそーれ」
「パイ毛様!」
「もういっちょ」
「パイ毛様!」
「まだまだー」
「パイ毛様!」
「フルコンボー!」
支部を出てからも止まらないパイ毛様コールに流石のマナも声を張り上げた。
「その名前で呼ばないで!」
しかし、町の人からは笑いが返ってくるだけ。やはりおもちゃにされていただけのようだ。その様子を見たマナは俺を睨んで何度も拳を叩きつけてくる。バハムートを倒してレベルが四十九まで上がった俺にダメージは入らない。
「変なあだ名付けられたこと……絶対許さないんだから!」
「はいはいパイ毛パイ毛」
「くっ……。でも……」
「でも?」
「…………おじいちゃんとおばあちゃんのこと、助けてくれてありがと」
マナは俺の胸に頭突きをしてそう呟き、しばらく肩を震わせて顔を上げなかった。……怖かったのだろう。祖父母が死んでしまうかもしれないということが。
「ま、湿っぽいのは俺たちに似合わないだろ。行くぞフォンへ!」
「行くぞフォンへ!」
俺に続いてベリルちゃんも声を上げる。ようやく顔を上げたマナは目元を擦って同じく繰り返す。
「俺たちの冒険はこれからだ!」
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