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2話

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「うわぁぁぁぁぁあぁぁぁん!!!!」




とりあえず泣きながら索敵で魔物が出てくるのら結界魔法で対処しましょう。

ほれほれ、幼子が泣いていますよ。盗賊やら冒険者の皆さん、助けて下さい。

ふむ。盗賊に助けを求めるのは少々違いますね.....

まぁ良いでしょう。




「.....ひっぐ...グスッ.......うぅ.....」


ふむ。3人ですかね索敵に反応あり.....
おっと....その後ろから魔物ですか......

逃げている様ではなさそうですね2人が足止めに1人が此方に向かって来てる見たいですね.......



まぁ泣いておきましょう


「うわぁぁん!!.......ひっぐ...お''があ''ざまぁ''ぁ!!!」


ガサガサ

おや?やっと来ましたね。


「おいおい....ガキの泣き声がすると思ったら本当にまだガキじゃねぇか.....」


草むらから出て来たのは子供の目線から見たらとても高く見上げる程の方で、スキンヘッドに上質な鎧をまとい、腰に鞘をかけ片手に剣を持つ男性だった。

盗賊で通用しそうな方ですね


「ひっぐ.......お、お兄さん.......だあれ?おかあさまは何処?.......ひっぐ.....グスッ」


一応鑑定しときますか




ゲルド

Lv47
HP:450/960
MP:45/120
SP:560/1040
ATK:680
DFS:740


スキル
索敵、身体強化、自動回復、育花、改斬

称号
A級冒険者、世話焼き兄さん





ほぉ?なかなかですね...にしても称号.......世話焼き兄さんですか.......ふむふむ.....


「あー....なんだぁ.......えっと.......坊主?だよな名前言えるか??俺はゲルドってんだよろしくな」

「なまえ?.....ぼく.......ひっぐ.......なまえ.......うぅ....せいじろう...」


まぁ、ステータスにそう書いてありましたし.....

そろそろ泣くの疲れて来ましたね。

にしてもHPやMPが減ってるって事は戦闘してきたって事ですよね....近くに村や街があれば良いんですが.......


「セイジロウな.......あー.......ほら泣くな?男だろう??.......ほらこの布に鼻チーンってしろ?な?」

「ち''ーん''」



この見た目で子供の扱いにワタワタする姿は少し面白いですね.......鼻チーンですか.....ふふっ


「よしよし、いい子だ...母親や父親は居ないのか?」


と、ゲルドさんは私の頭を撫でると抱き上げ同じ目線で話を再開した.....
ほぉ....子供の扱いが不器用と思ったのですが.......これは中々.......


「.......ひっぐ.......かあ様....ごめんなさい.......って.......幸せになってって.....きえちゃった.......ひっぐ.......うぅ....」

「.......それは....」


そういう訳ではないんですよ?決して私を捨てた訳ではないんですが....なんでしょう.......良い人だっただけに罪悪感が.......


おや?いつの間にか魔物の気配が消えてますね。お二人は此方に向かって来ているようです。



「ゲルド!.......貴方....その絵面は犯罪よ?」

「.......うわぁ.......」


最初に紅い髪でパーマでしょうか?緩くパーマのかかった髪の毛に黒いローブを着たお姉さんと、少し低めの声に金髪の美少年?ですかね??のお兄さんが来ました。


「おい。ローゼが子供の泣き声がするから見てこいっつだんだろ?そしてミックお前は本気で引くな。傷つく」

「.......ひっぐ.....イッグ.......」


まぁ、鑑定はとりあえずいいでしょう.......

さて、シナリオはもうぐちゃぐちゃですし.......自由にするとして.....

どうしたものですかね......








魔物の群れが凄い勢いで迫って来てますね....12.......15匹ですね。速さからしてウルフの群れでしょうか.......?



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