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母の再婚で俺
斉藤 陽
に弟が出来た。義理の弟だ。
名前は葵
優秀で真面目な子だと周りの人達は思っているようだ。
だが俺は感情を表に出さない葵が気に食わなかった。
笑うのも無理して笑顔をつくっているようで…心から笑ってない葵の笑顔が大っ嫌いだった。
子ども(ガキ)だったということもあり俺の頭が追いつかなかったのだろう。急にできた弟ということもあり混乱した。
弟といっても俺とは同い年だった。俺の方が誕生日が先だったのだ。
俺はとにかく追い出そうと弟をイジメまくった。
それはもう毎日毎日…。
「出ていけ!」「お前なんか弟じゃない」
「いつもいつも上辺だけでヘラヘラしやがって…気持ち悪いんだよっ…」
など、たくさんの暴言を吐いた。
他にも葵の好きなお菓子を勝手に食べたり石を投げつけたりした事もあった。
これだけ酷い事をしても何故か葵はいつも俺の後ろを着いてきては
「兄ちゃん」
と俺の事を呼ぶ。
だが、俺はそんな葵をとことん無視した。
高校生になり1番偏差値の低いバカな男子校に俺は進学した。
これも葵と同じ高校に行かないため…
それなのに何故か葵は俺と同じ学校に進学した。
どうも俺が桜川男子高等学校に行くことを親から聞いたようだ。
くそ…せっかく偏差値が1番低いからって男子校を選んだっていうのにこんなことになるなんて…(怒)
何もかもアイツのせいだ…
俺は葵の部屋のドアを勢いよく開け、怒鳴った。
「何で俺と一緒の高校なんだよ!お前頭良いだろ!?もっと頭の良い高校行けよ!」
「ごめんね、兄さん」
そう言って葵はヘラヘラと笑う。
俺の大っ嫌いな…無理して作っているような笑顔。
「ヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ!気持ち悪いんだよ!!」
俺は葵を思いっきり殴った。
次の瞬間、俺は母に頬をひっぱ叩かれた。
「弟に向かってなんてことするの!…葵大丈夫?」
母は葵の元へ行き葵の心配をする。
あぁ、そうか…母さんにとって俺より葵のほうが大事なんだな…。
怒った顔で俺を見る母…
「陽、葵に謝りなさい!」
「母さん、僕は大丈夫だかr...「葵は黙ってなさい」
俺の怒りは収まらなかった。
「…ってやる…」
「「え?」」
「こんな家、出て行ってやる…。お前らなんか死んじまえばいいんだ。」
俺は部屋から出るとスマホと財布だけを持って家を出た。
人通りの少ない道をとぼとぼと歩く。
「あ~あ、これからどうすっかなー、」
怒りに任せて家を出てきてしまったがこれからどうしようか悩む俺。
横断歩道を渡ろうとした俺はこちらに向かってくるトラックに気付かないまま惹かれた。
意識が朦朧とする中、、
「…兄さん!」
俺の嫌いなアイツの声が聞こえた。
何でここに居るんだよ…何処に行っても俺の前に現れやがって…
「兄さん!しっかりして!死なないでっ!」
なんで泣いてんだよ?さっきだって俺、お前に酷いこと言ったんだぞ??そんなやつのために泣いたりして…ほんとバカ。いや、バカは俺のほうか……
最初っから葵は何にも悪くなかった。
再婚だって葵は悪くない…。
俺がただただバカなだけで葵をたくさん苦しめたんだ。
感情を表に出せないのだって何か原因があったんだろう。
辛いのだって葵も一緒だったのに……それなのに俺は……、、
俺は泣きじゃくる葵を見た。
鼻水は垂れてるし、イケメンが台無しじゃねぇーか
最期にお前のこんな姿が見られるとはな…
今ならお前に普通に接することが出来たのかな。
…って、今更後悔しても遅いよな。
「…あおぃ、こんな…兄貴で、、ごめん……な、」
それだけを言い残し、俺の意識は遠のいた。
斉藤 陽
に弟が出来た。義理の弟だ。
名前は葵
優秀で真面目な子だと周りの人達は思っているようだ。
だが俺は感情を表に出さない葵が気に食わなかった。
笑うのも無理して笑顔をつくっているようで…心から笑ってない葵の笑顔が大っ嫌いだった。
子ども(ガキ)だったということもあり俺の頭が追いつかなかったのだろう。急にできた弟ということもあり混乱した。
弟といっても俺とは同い年だった。俺の方が誕生日が先だったのだ。
俺はとにかく追い出そうと弟をイジメまくった。
それはもう毎日毎日…。
「出ていけ!」「お前なんか弟じゃない」
「いつもいつも上辺だけでヘラヘラしやがって…気持ち悪いんだよっ…」
など、たくさんの暴言を吐いた。
他にも葵の好きなお菓子を勝手に食べたり石を投げつけたりした事もあった。
これだけ酷い事をしても何故か葵はいつも俺の後ろを着いてきては
「兄ちゃん」
と俺の事を呼ぶ。
だが、俺はそんな葵をとことん無視した。
高校生になり1番偏差値の低いバカな男子校に俺は進学した。
これも葵と同じ高校に行かないため…
それなのに何故か葵は俺と同じ学校に進学した。
どうも俺が桜川男子高等学校に行くことを親から聞いたようだ。
くそ…せっかく偏差値が1番低いからって男子校を選んだっていうのにこんなことになるなんて…(怒)
何もかもアイツのせいだ…
俺は葵の部屋のドアを勢いよく開け、怒鳴った。
「何で俺と一緒の高校なんだよ!お前頭良いだろ!?もっと頭の良い高校行けよ!」
「ごめんね、兄さん」
そう言って葵はヘラヘラと笑う。
俺の大っ嫌いな…無理して作っているような笑顔。
「ヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ!気持ち悪いんだよ!!」
俺は葵を思いっきり殴った。
次の瞬間、俺は母に頬をひっぱ叩かれた。
「弟に向かってなんてことするの!…葵大丈夫?」
母は葵の元へ行き葵の心配をする。
あぁ、そうか…母さんにとって俺より葵のほうが大事なんだな…。
怒った顔で俺を見る母…
「陽、葵に謝りなさい!」
「母さん、僕は大丈夫だかr...「葵は黙ってなさい」
俺の怒りは収まらなかった。
「…ってやる…」
「「え?」」
「こんな家、出て行ってやる…。お前らなんか死んじまえばいいんだ。」
俺は部屋から出るとスマホと財布だけを持って家を出た。
人通りの少ない道をとぼとぼと歩く。
「あ~あ、これからどうすっかなー、」
怒りに任せて家を出てきてしまったがこれからどうしようか悩む俺。
横断歩道を渡ろうとした俺はこちらに向かってくるトラックに気付かないまま惹かれた。
意識が朦朧とする中、、
「…兄さん!」
俺の嫌いなアイツの声が聞こえた。
何でここに居るんだよ…何処に行っても俺の前に現れやがって…
「兄さん!しっかりして!死なないでっ!」
なんで泣いてんだよ?さっきだって俺、お前に酷いこと言ったんだぞ??そんなやつのために泣いたりして…ほんとバカ。いや、バカは俺のほうか……
最初っから葵は何にも悪くなかった。
再婚だって葵は悪くない…。
俺がただただバカなだけで葵をたくさん苦しめたんだ。
感情を表に出せないのだって何か原因があったんだろう。
辛いのだって葵も一緒だったのに……それなのに俺は……、、
俺は泣きじゃくる葵を見た。
鼻水は垂れてるし、イケメンが台無しじゃねぇーか
最期にお前のこんな姿が見られるとはな…
今ならお前に普通に接することが出来たのかな。
…って、今更後悔しても遅いよな。
「…あおぃ、こんな…兄貴で、、ごめん……な、」
それだけを言い残し、俺の意識は遠のいた。
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