平凡な俺、何故かイケメンヤンキーのお気に入りです?!

忘れられない…

ぼーー…

昨日の事が頭から離れず、授業にも身が入らなかった。
俺はただただ授業が終わるのをぼーー…っと過ごした。

それにしても…

(昨日のアレキスは何だったんだろう…)




…ｶｧ///////



俺は昨日の白石研磨とのキスを思い出して顔を赤くする。



「…///」


まあ…ね！
きっとアレは白石研磨にとっての親切心だよね。



俺が白石研磨の口元に付いていたのをとってあげたお返しにあいつも…





…って！何だよそれーーーーーー！！
お返しにキスって…んなあるかぁぁぁぁあああ!!
普通に考えてアウトでしょうが。


はぁ…もういいや、忘れよ。
きっと白石研磨も、とっくに忘れてるでしょ…




そんなこんなで放課後がやってきた。


俺は帰ろうと荷物を方にからって教室を出ようとした。


ガラガラ…＿＿＿

と教室のドアが空いた。

「ポチいるか？」

クラス中がざわざわ…と騒ぎ出す。



NO～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ！

終わった…俺の学校生活…。

〝ポチ〟なんて呼ばれてるのがバレたらみんなから馬鹿にされるじゃーん


俺は友達の後ろに隠れようとしたが…

はい、無理でした。

もうね…バッチリと目が合いましたよ。はい。


白石研磨の顔がまさに『今すぐ来い。』という顔をしていた。

「分かりましたぁぁ…((泣」

俺はとぼとぼと白石研磨のところまで行くとそのままずるずると引きずられた。


あ…

今度こそ殺られるわ…。





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〈クラスのモブA(にしておこう)視点〉



今日も我がクラスの天使、犬崎 琉生は可愛い…。

本人は自分の顔を平凡と思っているようだが全く違う。むしろ美人顔だとクラス全員が思っている。

この前、濡れている天使がセクシーで超可愛かったというニュースが耳に入ってきた。

なんだよ、そのニュース…


羨ましいじゃねぇかああああああああああ！！！

俺も見たかったわ！ずるい…

なぜ濡れといたのかは不明だが。

それにしても最近、天使はあのヤンキーと仲が良さそう(？)だ。

白石研磨はみんなが怖がるヤンキーだが天使といる時はなんだか和らいでいるような気がする…。

さすがは天使だ。

もう少し彼らの様子を観察してみようと思う。