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エピローグ
幸せな人生を共に
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「やぁっ、あ、あっ、もう、」
アルベルトの指が俺の乳首をつまみ、くにくにと捏ねられる。
そうされると、中のをぎゅっと締め付けてしまうようだ。
えらの張った部分で、前立腺をごりごりと擦られるのも。
大きいのを、根元まで突っ込まれるのも。
じゅぶじゅぶ抜き差しされるのも。
抱き締められた状態で、腰を揺すられるのも。
もう、何をされても気持ち良すぎて。
もはや喘ぎ声しか出せない状態だ。
バックスタイルでヤるのも、奥まで入ってくる感じが悦かったが。
アルベルトの逞しい腹筋で擦られながら、全身を揺すられるのが一番気持ち良い。
広い背中に手を回して、俺も抱きしめられて。
こうして抱き合うのも、心地良い。
「アル、……気持ち良い、か?」
「ええ、とても。愛する人との営みは、こんなにも満たされるものなのですね……」
アルベルトが幸せそうに笑うのを見て、俺も嬉しくなる。
*****
国民の命を盾に脅されたから。
仕方なく従って結婚したという流れだった。
しかし、ここは魔法の存在する異世界である。
しかも俺は、国一番の神聖魔法の使い手だったりする。
どうしても、死ぬほど嫌だったら。
隙を見て物忘れの魔法を掛けてやれば済んでいた。
魔法で俺の記憶を忘れさせて。公爵家に戻してしまえばあっさり解決したのに。
そんな方法を取ろうとか、考えもしなかった。
他の誰かが、自分を花嫁に望んだらどう思うか、ちょっとシミュレートしてみる。
……うん、無理。
絶対無理。吐く。
お互い両思いなら許せると思ったが。
実際にアルベルトがリーゼロッテの婿になっていたら、と想像する。
……面白くない。
何だかもやもやしてくる。
リア充に対する嫉妬ではなく。
俺の騎士なのに。誰かに譲りたくない、と思ってしまう。
それは全部、腹黒なアルベルトの策略に嵌められたせいなのかもしれない。
9年もの時間をかけて、俺を甘やかして。
自分を手放すのが惜しいように考える風に仕向けていたのかも。
でも。
罠でもいいか、とも思うんだ。
*****
俺も相当今更だが。
こうなったら、認めざるを得ない。
俺はたぶん、チョロいんだ。
優しくされるとコロッと攻略されてしまう、難易度の低いキャラなんだ。
常に傍にいるのが当たり前で。
いないと寂しいし、傷つくのを見たら、胸が痛くなった。
アルベルトのことを、失いたくないと思う。
俺を手に入れたくて必死になる姿は健気に見えるし、触られるのも抱き締められるのもキスされるのも嫌じゃない。
結婚を許諾し、こうしてセックスまで許してしまった訳で。
初恋はアニメのキャラだと思っていたが。
どうやら俺は今まで、”好き”という感情を思い違いしていたようだ。
シコれるキャライコール好きなタイプ、という訳ではなかった。
男の下半身は別の生き物なのだ。
そもそも今までは男なんか想定外だ。
3歳児だった俺を見初めたショタコンで。
その後近衛騎士として毎日傍に仕えていたという筋金入りのストーカー。
それがいつの間にか近衛騎士から勇者にクラスチェンジして。
自慢の顔に傷を負って。
瀕死の重傷をおして竜と戦って、俺を守ろうとして。
誰もが見惚れる美貌のモテ王なくせに。
その瞳には、俺しか映ってなくて。
俺にだけ、その完璧に綺麗な微笑みを向ける。
この、とてつもなく厄介な男のことを。
俺はどうやら、LOVEの意味で好きになってしまっていたようだ。
*****
俺のハートをゲットした凄腕ラブハンターは。
さんざん俺の身体を貪り尽くした後。
「”キモチイイ”、”シンジャウ”というのは、どういった意味でしょう」
と。
俺の髪を弄びながら、とんでもないことを聞いてくれたのだった。
「……何だと思う?」
「そうですね。恐らく、”イイ”という言葉は”良い”という単語でしょう。クリスの悦い場所を突いた時に何度か”イイ”及び”キモチイイ”と口にされていたので、”気持ち良い”……ですか?」
しっかりわかってるじゃねえか!
人の喘ぎ声を冷静に考察してんじゃねえよ!
でも死んじゃう、だけはいくら考えてもわからなかったようだ。
昇天、という表現はしないのかな?
いいか。
そんな言葉、知らなくていい。
「あちらの言葉では、”好き”や”愛している”はどのように言うのですか?」
アルベルトは、日本語への興味で目がキラキラしている。
いや、日本語でまで言おうとしてくれなくていいから。
もう充分だから!
「少しでも、共有したいのです。かつてクリス・ショータであった貴方の記憶も」
俺の手を取って、キスをして。
もっと俺のことを理解したいと言った。
今の俺だけじゃなく、過去の俺も尊重してくれると。
お前、本当に俺のこと好きすぎじゃね?
泣きそうになったじゃないか。
ちょっと悪戯心がわいて、この美青年におかしな単語を教えてやろうかな、と思ったが。
教えるということは、俺が一度言葉に出して言わねばならないということだ。
この美少年の可憐な唇からチクニーとかチンコモミモミとかおちんぽミルクとかいう下品な言葉が出るのは遠慮しておきたい。
そういう需要もどこかにあるかもしれないが。
俺の趣味ではない。
汚い言葉を話すと魂が汚れるって言霊信仰もあるしな!
魂はもう、汚れ切ってるけど!
「”チュー”は覚えましたよ?」
と言って、ちゅっちゅっと音を立てながらキスしてくる。
その顔を、引き寄せて。
「……一度しか言わないからな?」
アルベルトの耳元で、二つの単語を囁いたら。
アルベルトは、嬉しそうに笑って。
何度もその言葉を繰り返してみせたのだった。
*****
年に二度のコミケくらいしか生き甲斐のない、リョナロリ趣味の限界オタクで。
女からは蛇蝎の如くキモがられ、嫌われていたこの俺が。
美少年王子に生まれ変わり、王様になって。
世界最強の勇者にクラスチェンジした美貌の近衛騎士から花嫁に望まれるとか。
どんな滅茶苦茶なストーリーのファンタジーだよ、と思ったものだが。
ここで本当に人を愛する気持ちを知って。
今まで以上に家族や国民を大切にしたいと思い、もっと良い王様になろうと思った。
それには、伴侶であるアルベルトが笑顔で傍にいてくれることが必要だ。
人を幸せにするには、自分も幸せじゃなくちゃ駄目なんだ。
前世で失敗した分、今度は思い残すことがないよう、目一杯頑張って生きるよ。
そのチャンスをくれた神様には感謝している。
老後、俺が書くだろう”我が半生”には、たとえそうでなくとも楽しい思い出だけ沢山書きたいし、後世に伝えたいことは山ほどある。
今から楽しみだ。
結婚はゴールじゃなくて、新たな人生の始まりだともいう。
考えてみれば、新しい人生を三回も経験できたと思えば、お得かも。
アルベルト。
俺の元近衛騎士の勇者で、伴侶と。
一緒に、幸せな人生を送ろう。
おわり
アルベルトの指が俺の乳首をつまみ、くにくにと捏ねられる。
そうされると、中のをぎゅっと締め付けてしまうようだ。
えらの張った部分で、前立腺をごりごりと擦られるのも。
大きいのを、根元まで突っ込まれるのも。
じゅぶじゅぶ抜き差しされるのも。
抱き締められた状態で、腰を揺すられるのも。
もう、何をされても気持ち良すぎて。
もはや喘ぎ声しか出せない状態だ。
バックスタイルでヤるのも、奥まで入ってくる感じが悦かったが。
アルベルトの逞しい腹筋で擦られながら、全身を揺すられるのが一番気持ち良い。
広い背中に手を回して、俺も抱きしめられて。
こうして抱き合うのも、心地良い。
「アル、……気持ち良い、か?」
「ええ、とても。愛する人との営みは、こんなにも満たされるものなのですね……」
アルベルトが幸せそうに笑うのを見て、俺も嬉しくなる。
*****
国民の命を盾に脅されたから。
仕方なく従って結婚したという流れだった。
しかし、ここは魔法の存在する異世界である。
しかも俺は、国一番の神聖魔法の使い手だったりする。
どうしても、死ぬほど嫌だったら。
隙を見て物忘れの魔法を掛けてやれば済んでいた。
魔法で俺の記憶を忘れさせて。公爵家に戻してしまえばあっさり解決したのに。
そんな方法を取ろうとか、考えもしなかった。
他の誰かが、自分を花嫁に望んだらどう思うか、ちょっとシミュレートしてみる。
……うん、無理。
絶対無理。吐く。
お互い両思いなら許せると思ったが。
実際にアルベルトがリーゼロッテの婿になっていたら、と想像する。
……面白くない。
何だかもやもやしてくる。
リア充に対する嫉妬ではなく。
俺の騎士なのに。誰かに譲りたくない、と思ってしまう。
それは全部、腹黒なアルベルトの策略に嵌められたせいなのかもしれない。
9年もの時間をかけて、俺を甘やかして。
自分を手放すのが惜しいように考える風に仕向けていたのかも。
でも。
罠でもいいか、とも思うんだ。
*****
俺も相当今更だが。
こうなったら、認めざるを得ない。
俺はたぶん、チョロいんだ。
優しくされるとコロッと攻略されてしまう、難易度の低いキャラなんだ。
常に傍にいるのが当たり前で。
いないと寂しいし、傷つくのを見たら、胸が痛くなった。
アルベルトのことを、失いたくないと思う。
俺を手に入れたくて必死になる姿は健気に見えるし、触られるのも抱き締められるのもキスされるのも嫌じゃない。
結婚を許諾し、こうしてセックスまで許してしまった訳で。
初恋はアニメのキャラだと思っていたが。
どうやら俺は今まで、”好き”という感情を思い違いしていたようだ。
シコれるキャライコール好きなタイプ、という訳ではなかった。
男の下半身は別の生き物なのだ。
そもそも今までは男なんか想定外だ。
3歳児だった俺を見初めたショタコンで。
その後近衛騎士として毎日傍に仕えていたという筋金入りのストーカー。
それがいつの間にか近衛騎士から勇者にクラスチェンジして。
自慢の顔に傷を負って。
瀕死の重傷をおして竜と戦って、俺を守ろうとして。
誰もが見惚れる美貌のモテ王なくせに。
その瞳には、俺しか映ってなくて。
俺にだけ、その完璧に綺麗な微笑みを向ける。
この、とてつもなく厄介な男のことを。
俺はどうやら、LOVEの意味で好きになってしまっていたようだ。
*****
俺のハートをゲットした凄腕ラブハンターは。
さんざん俺の身体を貪り尽くした後。
「”キモチイイ”、”シンジャウ”というのは、どういった意味でしょう」
と。
俺の髪を弄びながら、とんでもないことを聞いてくれたのだった。
「……何だと思う?」
「そうですね。恐らく、”イイ”という言葉は”良い”という単語でしょう。クリスの悦い場所を突いた時に何度か”イイ”及び”キモチイイ”と口にされていたので、”気持ち良い”……ですか?」
しっかりわかってるじゃねえか!
人の喘ぎ声を冷静に考察してんじゃねえよ!
でも死んじゃう、だけはいくら考えてもわからなかったようだ。
昇天、という表現はしないのかな?
いいか。
そんな言葉、知らなくていい。
「あちらの言葉では、”好き”や”愛している”はどのように言うのですか?」
アルベルトは、日本語への興味で目がキラキラしている。
いや、日本語でまで言おうとしてくれなくていいから。
もう充分だから!
「少しでも、共有したいのです。かつてクリス・ショータであった貴方の記憶も」
俺の手を取って、キスをして。
もっと俺のことを理解したいと言った。
今の俺だけじゃなく、過去の俺も尊重してくれると。
お前、本当に俺のこと好きすぎじゃね?
泣きそうになったじゃないか。
ちょっと悪戯心がわいて、この美青年におかしな単語を教えてやろうかな、と思ったが。
教えるということは、俺が一度言葉に出して言わねばならないということだ。
この美少年の可憐な唇からチクニーとかチンコモミモミとかおちんぽミルクとかいう下品な言葉が出るのは遠慮しておきたい。
そういう需要もどこかにあるかもしれないが。
俺の趣味ではない。
汚い言葉を話すと魂が汚れるって言霊信仰もあるしな!
魂はもう、汚れ切ってるけど!
「”チュー”は覚えましたよ?」
と言って、ちゅっちゅっと音を立てながらキスしてくる。
その顔を、引き寄せて。
「……一度しか言わないからな?」
アルベルトの耳元で、二つの単語を囁いたら。
アルベルトは、嬉しそうに笑って。
何度もその言葉を繰り返してみせたのだった。
*****
年に二度のコミケくらいしか生き甲斐のない、リョナロリ趣味の限界オタクで。
女からは蛇蝎の如くキモがられ、嫌われていたこの俺が。
美少年王子に生まれ変わり、王様になって。
世界最強の勇者にクラスチェンジした美貌の近衛騎士から花嫁に望まれるとか。
どんな滅茶苦茶なストーリーのファンタジーだよ、と思ったものだが。
ここで本当に人を愛する気持ちを知って。
今まで以上に家族や国民を大切にしたいと思い、もっと良い王様になろうと思った。
それには、伴侶であるアルベルトが笑顔で傍にいてくれることが必要だ。
人を幸せにするには、自分も幸せじゃなくちゃ駄目なんだ。
前世で失敗した分、今度は思い残すことがないよう、目一杯頑張って生きるよ。
そのチャンスをくれた神様には感謝している。
老後、俺が書くだろう”我が半生”には、たとえそうでなくとも楽しい思い出だけ沢山書きたいし、後世に伝えたいことは山ほどある。
今から楽しみだ。
結婚はゴールじゃなくて、新たな人生の始まりだともいう。
考えてみれば、新しい人生を三回も経験できたと思えば、お得かも。
アルベルト。
俺の元近衛騎士の勇者で、伴侶と。
一緒に、幸せな人生を送ろう。
おわり
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