異世界で二人の王子に愛されて、俺は女王になる。

篠崎笙

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陵辱の夜

『香油、』
クリシュナが命じ。
ナイジェルが追加の香油を差し出すのを受け取る。

クリシュナは、海瑠の萎えてしまっている陰茎を躊躇なく掴み、咥えてしまった。
男同士なのに、こういうの全然躊躇しないんだな、と海瑠は思った。

ここは男しかいない世界だという認識は、頭からすっかり抜けていた。


「ひゃう、」
あたたかい口の中で、吸い付かれ、舌で舐られ。

はじめての感覚に、興奮し、勝手にそこが充血していくのがわかった。
無理矢理、されているのに。

快楽に抗えない身体の反応に、海瑠は戸惑った。


密着しているオーランドの腰が。
彼もひどく興奮していることを知らせた。

……おれ、犯されるのか? 恋人でもない、こいつらに。


恐怖で怯えていても。
クリシュナの口の中のものは、何故か萎えることはなかった。

それは、塗り込まれた媚薬のせいなのだろうか。クリシュナの施す口淫があまりに巧みだからだろうか。


◆◇◆


クリシュナは、口で海瑠のものをなぶりながら、やわらかな尻の狭間へ、香油をまとわせた指を這わせた。

「ひ……っ、やだ、やめ、」
海瑠は怯えたが。

ぬるぬるした指で、固く閉ざされた孔の周囲を撫でられて。
つぷり、と中指の先が差し込まれた。

痛みこそ無かったが、ひどく違和感はあった。
他人の手によって、内臓を弄られる、初めての感覚にぞくりと震えた。


クリシュナの指が入口付近をくにくにと弄り、抜き差しをする度に、排泄感に似た怖気おぞけを感じてしまう。
剣だこのある指は、初めての海瑠には刺激が強すぎた。

「や、やだ、それ、」
もがく身体を、オーランドに抱き締められる。

それほど力を込めているようには見えないのに。力強い腕は、一切の抵抗を許さない。
下手をすれば、海瑠の華奢な肩の骨など外れてしまいそうだった。

「も、指、やだぁ、」
『指? どちらのですか?』
オーランドの指は、海瑠の乳首を摘まんだり捏ねまわしたり、引っ張ったりして苛めていた。

その度に、中を探るクリシュナの指をきゅっと締め付けてしまうのを感じた。


『香油、』
更に追加された香油の瓶の口を、ひくついている入口にあてがわれ。
中身をとぷとぷと注がれる。

体温であたためられ、立ちのぼる、むせ返るほどの花のにおい。
くぷくぷと音を立てて、クリシュナの指が抜き差しされる。

たっぷりと注がれた香油のせいだろう。指の動きに、抵抗を感じなくなってきた。


「ひ、あ、あっ、……やぁ、指、動かすの、やめ、……ってばぁ、やぁ、」
海瑠が、指を動かされる度に掠れたような甘い声で鳴くのにも、興奮して。

「……んむ、う、」
たまらなくなったオーランドが、海瑠の顔を自分の方に向かせ。乱暴に唇を貪った。

ふっくらとした唇を抉じ開け、舌先を突っ込み。
舌を吸い、甘噛みする。

そちらに意識を取られて、気付くのに遅れた。


クリシュナが下衣の前を寛げ、暴発寸前の怒張を取り出したのを。


◆◇◆


腰を掴まれて。

「~~~~!!?」
ぐぷり、と入ってくる、熱く大きな塊。
それは、狭い筒を強引に割り開くように、ずぶずぶと、更に奥へと進んでいった。

おれ、犯されるんだ。……年下の、男に。

涙がひと筋、海瑠の頬を流れ、零れ落ちた。
それを、オーランドに舐め取られる。


『カイル。……私の子を、孕め』

美貌の王子から熱っぽい瞳で見詰められ。
ぐい、と腰を突き上げられて。

海瑠は、クリシュナの怒張を、その形がわかるくらいにきゅうきゅうと締め付けているのを感じた。


嘘。
嘘だろ。入ってる。……クリシュナのちんこ。おれの尻の中に、突っ込まれてる。
おれ、犯されてるんだ……。

信じられない光景だが。体内の感触は、非情なほどリアルであった。


『動くぞ、』
告げられて。

「ひ、あ、……やぁ、あっ、あん、ああっ、」
ぱん、ぱん、と音がするほど、腰を叩き付けられる。

たっぷり使われた香油が接合の度に溢れ、海瑠の尻を、白い太股を。いやらしく濡らしている。
萎えてしまった海瑠のものが、クリシュナの腹で擦られ、硬くなっていく。

クリシュナの硬く、大きな灼熱の棒で、海瑠の狭い筒はいっぱいに拡げられ。
陵辱を知らなかった腸壁をめちゃくちゃに擦られる。

「いや、あっ、……や、やだあっ、あ、あっ、」
嫌だと口ではいいながら。
海瑠は、クリシュナから与えられる快楽を、確かに感じていた。


『……っく、』
一際強く腰を打ち付けられて。

体内に、熱いものが放たれたのを感じた。


何で……腹ん中、あったかい……?
が、じわりと広がって。何か、あたたかいもので満たされていく感覚。

「ん、」
ずるり、と引き抜かれて。
何故か、物足りないと感じるのは。


『香油』
オーランドに命じられ、リッターが香油を渡していた。
受け取ったそれを、オーランドは自分の陰茎にまとわせているようだ。


荒い息。
興奮を隠していない男の姿に、怯えてしまう。

まさか……、また?

海瑠はぐったりした身体をうつ伏せに押し倒され、腰を上げるかたちで固定された。
次は、オーランドに犯されるのだ。

だが、海瑠にはもう逃げ出す気力も体力もなかった。



◆◇◆


「ひああっ!」

香油のぬるつきに助けられはしているものの。
ずぷっ、と突き入れられたオーランドの怒張は、異様に大きく。
えらも張っていて。

そこが裂けてしまうのではないかと海瑠は怯えた。


「いっ……、」
硬さこそないものの、先程まで限界だと思っていたよりももっと拡げられ、みっしりと腸内を埋められてしまう。

海瑠は、声もなく、浅い呼吸を繰り返して。
シーツを握り締める指先は白く、細かく震えている。


『ふう、……入った……。凄い。ナカ、熱くて、搾り取られそう……』
うっとりとしたオーランドの声。

『無茶をするな、オーランド。の大きさを考えろ』

『考えてるよ。ほら、まだ半分しか入れてない』
兄にたしなめられ、弟は肩を竦めた。

嘘だろ……これで、まだ、半分!?


「ひぁっ、んっ、」
驚いて身動ぎしたその動きで感じてしまった自分に、海瑠は戸惑った。

『私の子も、孕んで欲しい。カイル。私の精を、たっぷり味わってくださいね……?』
優しいテノールで、甘く囁いて。

オーランドは、海瑠をぎゅっと抱き締めた状態で、腰を突き出すように動かした。
あまりのきつさに、大きく抜き差しをするのは断念したようだ。


「か、はっ……、く、」
巨大なもので、身体の内側からぐっ、ぐっ、と突き上げられて。

内臓が、口から飛び出しそうだ。
苦しいのに。それだけではない感覚がこみ上げてきて。

海瑠は混乱しながらも、だんだんその感覚に身を委ねていった。


◆◇◆


「ん、……あ、はぅ、あ、」
次第に、唇から甘い声が漏れてくる。

『きもちいい? カイル。私のおっきいの、好きですよね?』

諾々と頷いた途端。
腹の奥に、叩き付けられる感覚。
熱いものが、心地好く広がっていく。


ああ、また、ナカ出しされてる。
……おれ、弟王子にまで、犯されちゃったんだ……。

海瑠は、続けざまに二人の王子から犯され、中に精を放たれてしまったことに呆然としていた。


『慣れたら、私の全部、受け入れてくださいね……?』
いや無理。絶対無理。

海瑠は涙目で、必死に首を横に振ったが。
それを聞き入れてはくれなかった。
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