45歳童貞、コミュ障フリーターが異世界で魔法使いに転生したらケモ耳ショタになった上、皇帝に囲われてしまいました。

篠崎笙

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45歳童貞、異世界へ行く

俺氏、魔法使いライフ、終了?

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「……もしかして、カナメなのか?」

「ふぎゃ!?」
突然真後ろから声を掛けられて、悲鳴を上げてしまった。

それと、しっぽを掴まれていた。


「うむ、この手触りは、まさしくカナメ……」

だからしっぽをモフモフするなと。
こっちじゃしっぽを触るのはセクハラにならないのか?

セクハラに認定されたとしても、一番偉い皇帝だし、関係ないのか。


「ふぇ?」
ぐい、と腰を引き寄せられて。


……何で大きくなったのに、相変わらず抱き締められているんだ!?


*****


皇帝は、うっとりと俺の顔を見詰めている。
至近距離で。

「ああ、何と愛らしい。予想以上だ。私のために、早く大人になってくれたのだね? ならば、すぐにでも番おうではないか」


……はい?
何で俺が皇帝のために大人の姿になったとか、とんちんかんな勘違いをしてるんだ!?

つがおう、ってどういう王? なんてボケてる場合か。


「んぐ、」
口を塞がれた。皇帝の口に。

口で口を塞ぐ。
それは。

いわゆる。ちゅーなのではないだろうか?

生まれてはじめての。
いやこの世界では生まれたばかりみたいなものだからアレだが。

前世から45年間、無駄に清らかだった俺の唇が、男なんかに奪われてるって、どういうことなんだよ!?


身体が大きくなっても、軽く、ひょい、と持ち上げられてしまって。

ベッドに連れ戻されてしまった。
というか。

これってもしかして。貞操的に大ピンチなのでは!?


「だ、駄目だって、えっちしたら、もう魔法使えなくなっちゃうから、」

逃げようとしても、しっぽを掴まれてて。
引っ張られたら痛いから、動けない。

神様のお告げで、魔術師を大切に扱うようにって言われたんだろ!?

一日でお役ご免とか、勘弁してくれよ!
好きな職業に就かせてくれるって言ったのに!!


皇帝は、そうなのか、と呟いて。
「ならば魔術師としてではなく、私のきさきとしてめとり、生涯大切にすると約束しよう」


ひいいいい!? 本気で言ってるよこの人!


*****


勃起したの、俺の太股に押し付けるのやめろってば!

怖い。
マジで怖い。


じたばた暴れても、軽く押さえ込まれてしまう。

皇帝レベルMAXで沢山の武功をあげてる人と、MPこそ無限大でもレベル1、HP10のヘタレじゃ勝負にもならない。
まさか皇帝を攻撃魔法で吹っ飛ばすわけにもいかないし。

こういう時は、どうすればいいんだ!?
魔法使いには知性INT素早さDEXが必要なんだと切実に思う。


「は、離せってば、」

しっぽの根元をこちょこちょとくすぐるようにされて。
そうされると、背筋がぞくぞくして。

気持ち悪いのとも違う。
変な感覚。


「ふ、あ、何……?」

自然と、腰が上がってしまう。
もっとして欲しい、っていうみたいに。

身体が、勝手に反応してしまうのは。


「……ここ・・は、獣人の性感帯なのだが。まだ、知らなかったようだな?」

子供の姿の時は、同じところを触られても別に、こんな風にはならなかったのに。
身体が大人になったからか?

じゃあ、子供に戻れば?


「おぺら……ふ、ああっ!? や、駄目、指、入れちゃ駄目だって、そんなとこ!?」

お尻の穴に、ずぼっと指を入れられてしまった。
指、ヌルヌルしてる。何これ。


「ん? ……子供に戻ろうとしたのかな? 駄目だよ、」
口を塞がれて。

舌が、口の中に入ってくる。

舌を吸われて。
犬歯で、軽く噛まれる。何故だかそれが、気持ち良いような……。


「んく、……んん、」

くちゅくちゅと音を立てながら、指が抜き差しされている。
そうされるのが、気持ちいい。これが風の噂に聞く、前立腺マッサージというシロモノだろうか。

こんなに気持ちいいなら、生前に試してみたかったかも……。
いや、恥ずかしくて無理。だって俺コミュ障だもん。


きゅぅん、と犬が鳴くみたいな声が喉から洩れる。

もっと。
ぐちゅぐちゅ掻き回してほしい。


*****


「ふふ、効いてきたようだね。初めては、痛くないように、媚薬を使わせてもらったよ。……ほら、もうとろとろだ」
それこそ媚薬みたいな甘い声で囁かる。


指を引き抜かれて。
身体を横向きにされ、片足を持ち上げられた状態で。

熱いのを押し付けられた。
これって。


ああ、駄目だ。

犯される。


どうしよう。
魔法、使えなくなっちゃう。


せっかく、ダメダメな俺でも。人から感謝されるような職に就けたと思ったのに。


「ふぁ、……やああっ、だめ、あ、あぅ、」

ずぶずぶと。
大きなものが、中に入ってくるのがわかる。

嫌なのに。どうして。

押し付けるみたいに、腰が動いてしまう。
もっと深く、欲しいみたいに。


「ああ、素晴らしいよ、カナメ。初めてだとは思えないくらい、美味しそうに食んでくれてるね?」

ぐいぐい圧し入れながら、しっぽの付け根や胸の先を弄られて。
そうされる度にぞくぞくしてしまい、中のものをぎゅっと締め付けてるのを感じる。

「はう、あああっ!?」
ズン、と突き上げられて。根元まで入ってるのがわかった。


*****


「百目鬼、要」

フルネームで名前を呼ばれて。

両手を両手で、恋人繋ぎみたいな感じに掴まれて。

目と目が合う。


「Animus ducit aeternam」


「!?」
今のは。

にっこりと。綺麗な笑顔で。
「……うちに、代々、伝わってる、ツガイにかける、オマジナイだよ?」

突き上げながら、嬉しそうに。


嘘だ。
さっきの、かけた相手の魂を永遠に縛り付けるっていう、真っ黒ブラックな黒魔法じゃないか!!

700くらいあった皇帝のMPがゼロになってる。

本来ドラゴン召喚で消費されるMPが250なので。
たぶん、物凄い高レベルな黒魔法なのだろう。


「ひ、あ、あっ、あっ、うぁっ!?」

両手を押さえつけられたまま、腰だけでゆさゆさと揺さぶられて。
気持ち良くて、頭がおかしくなりそうだ。

俺、男に、無理矢理犯されてるのに。
こんなの、嫌なのに。

どうして。


「カナメ。紹介しあった時のように、私の名を呼んでおくれ。ガイウス、と。その愛らしい唇から私の名が紡がれるのを、聴きたい」
甘い囁きに、脳が熔けてしまいそうだ。

「カナメ?」


やだ。
……腰を動かすのをやめないで。

「くぅ、ん、や、も、……ガ、ガイウス、手、離して。……動いてよぉ、」
自分で腰を動かそうとしても、なかなか思うようにいかない。


ガイウスは、嬉しそうに笑って。
望み通りに、動いてくれた。


しっかりと腰を掴んで、力強く抜き差しをされるのが。
すごく、気持ち良い。


「あっ、ん、……だめ、も、いっちゃう、」
ガイウスの背にしがみ付いて。

「ああ、可愛いカナメ。君はもう、私のものだよ」

もうあんたのモノでも何でもいいから。
イかせてくれよ。


キュゥン、と犬みたいに鳴いて。
前、擦られてもいないのにイってしまった。
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