34 / 64
魔王への試練
勇者様のおしおき
しおりを挟む
魔神は、チッチッ、と指を左右に振った。
「さすがわたしが魔王と見込んだコレキヨ君だ。相変わらず発想が邪悪で嬉しいよ! でもね、鏖や殲滅はいけないな。この世界のパワーバランスが狂ってしまうからね!」
くっそ、また魔神に発想が邪悪って言われた……!
「君のパッシプスキルの”魅了”で、四つの国王と、中央教会の教皇を落として、精気をもらえれば、そこでクリアさ。……おおっと、魔界四大公爵の方はもうコンプ済みだったね。さすがはコレキヨ君だ。よっ、この男殺しー☆(リオン君とは違う意味で)ヒューヒューだよ!」
「…………」
ヒューヒューだよ、とか。若いやつにはわかんねえネタというか。通じるやつ自体、この世界に居ねえんだけど。そういう知識を共有してるのが唯一コレだけとか、すっげえ嫌なんだけど。
マジでしなねーかなコイツ……。
「ああっ、この、偉大なる大魔神をそんな蔑んだ目で……ああ、そこが痺れる……!」
前屈みになるなっつーの。キモい。
†††
「あ、あと、このミッションが終わるまで、君は処女でいなくてはならないから、注意してね?」
「何でだよ! か、かんけーねーだろ! 何で俺が世界征服するまで、その、……駄目なんだよ?」
これからまさにいざ、って時に邪魔しやがって!
「宇宙の法則が乱れるからさ」
真顔でナニ抜かしてんだテメー。
「でも、安心していいよ! 今まで通り、身体中精液まみれにされたり、チュパチュパペロペロ舐め回されたり、素股されたりまではセーフだから☆」
ちょ、おま、ナニ余計なこと言ってくれやがんだこのヤロウ!!!!
すごい勢いで、リオンがこっちを振り向いた。
思わず、視線をどこかへやってしまう。
……違うんです。これには理由があるんです。
「あ、あと、コレキヨ君はディープキスもフェラもしちゃダメだよ。それじゃ、ミッションクリアしたらまた逢おうね! チャオ☆」
魔神はイタいテンションのまま、現れたときのように、忽然と消えた。
しねばいいのに。マジで。
「……さきほどの、魔神様の仰っていたこと、詳しく聞かせてもらえるかな……?」
満面の笑みを浮かべていたが。リオンの目は、笑ってなかった。
いやもうマジで魔神しね!!!!!!!!!!!
†††
レベル上げのためにナニをされたかを、事細かに白状させられて。
リオンに同じことされたら。なんと、レベル999になってた。
……経験値の内訳は絶対見ねえからな!
けど、まあ、気持ちよかった……。
「……己が魔族に成るため、愛しい小鳥が誰かの腕に抱かれるのを耐えねばならぬとは……煉獄の炎で身を焼かれるようだ……。されど、赦しておくれ、小鳥。それでも私は、少しでも長く、側に居たいのだ……」
リオンは俺の手を握った。
意に染まぬ相手に抱かれる屈辱を、我慢するのはさぞ辛かろう、とか言ってるが。
ご、ごめん。そんな辛くなかったなんて言えねえ……。嫌悪感も無かったし。
魔族で、”えっちなからだ”なせいかもしんねえけど。
「ところでさ、リオンの方はどうなんだよ。男は抱いたことあんの?」
やたら上手いが。
リオンは、ぎくりと肩を震わせ、視線を逸らせた。
その反応は。
「あるんだな? 何だソレ、俺に浮気だ何だ言っといて、テメーはちゃっかり経験済みかよ!?」
淫魔に童貞奪われたのはかわいそうだと思うが。そっちは自由意志だろ!?
ズルい!! 俺だけ何でいつまでも童貞処女守らなきゃいけねえんだ。
納得いかねえ。
「……だとしても、君と出会う前の話であり、あくまでもただの性欲解消だ。そこに愛はない」
こいつ、開き直りやがった!
でも確かに、出会う前ならセーフか。
しまった。俺は出会ってからだから、分が悪い……?
「さすがわたしが魔王と見込んだコレキヨ君だ。相変わらず発想が邪悪で嬉しいよ! でもね、鏖や殲滅はいけないな。この世界のパワーバランスが狂ってしまうからね!」
くっそ、また魔神に発想が邪悪って言われた……!
「君のパッシプスキルの”魅了”で、四つの国王と、中央教会の教皇を落として、精気をもらえれば、そこでクリアさ。……おおっと、魔界四大公爵の方はもうコンプ済みだったね。さすがはコレキヨ君だ。よっ、この男殺しー☆(リオン君とは違う意味で)ヒューヒューだよ!」
「…………」
ヒューヒューだよ、とか。若いやつにはわかんねえネタというか。通じるやつ自体、この世界に居ねえんだけど。そういう知識を共有してるのが唯一コレだけとか、すっげえ嫌なんだけど。
マジでしなねーかなコイツ……。
「ああっ、この、偉大なる大魔神をそんな蔑んだ目で……ああ、そこが痺れる……!」
前屈みになるなっつーの。キモい。
†††
「あ、あと、このミッションが終わるまで、君は処女でいなくてはならないから、注意してね?」
「何でだよ! か、かんけーねーだろ! 何で俺が世界征服するまで、その、……駄目なんだよ?」
これからまさにいざ、って時に邪魔しやがって!
「宇宙の法則が乱れるからさ」
真顔でナニ抜かしてんだテメー。
「でも、安心していいよ! 今まで通り、身体中精液まみれにされたり、チュパチュパペロペロ舐め回されたり、素股されたりまではセーフだから☆」
ちょ、おま、ナニ余計なこと言ってくれやがんだこのヤロウ!!!!
すごい勢いで、リオンがこっちを振り向いた。
思わず、視線をどこかへやってしまう。
……違うんです。これには理由があるんです。
「あ、あと、コレキヨ君はディープキスもフェラもしちゃダメだよ。それじゃ、ミッションクリアしたらまた逢おうね! チャオ☆」
魔神はイタいテンションのまま、現れたときのように、忽然と消えた。
しねばいいのに。マジで。
「……さきほどの、魔神様の仰っていたこと、詳しく聞かせてもらえるかな……?」
満面の笑みを浮かべていたが。リオンの目は、笑ってなかった。
いやもうマジで魔神しね!!!!!!!!!!!
†††
レベル上げのためにナニをされたかを、事細かに白状させられて。
リオンに同じことされたら。なんと、レベル999になってた。
……経験値の内訳は絶対見ねえからな!
けど、まあ、気持ちよかった……。
「……己が魔族に成るため、愛しい小鳥が誰かの腕に抱かれるのを耐えねばならぬとは……煉獄の炎で身を焼かれるようだ……。されど、赦しておくれ、小鳥。それでも私は、少しでも長く、側に居たいのだ……」
リオンは俺の手を握った。
意に染まぬ相手に抱かれる屈辱を、我慢するのはさぞ辛かろう、とか言ってるが。
ご、ごめん。そんな辛くなかったなんて言えねえ……。嫌悪感も無かったし。
魔族で、”えっちなからだ”なせいかもしんねえけど。
「ところでさ、リオンの方はどうなんだよ。男は抱いたことあんの?」
やたら上手いが。
リオンは、ぎくりと肩を震わせ、視線を逸らせた。
その反応は。
「あるんだな? 何だソレ、俺に浮気だ何だ言っといて、テメーはちゃっかり経験済みかよ!?」
淫魔に童貞奪われたのはかわいそうだと思うが。そっちは自由意志だろ!?
ズルい!! 俺だけ何でいつまでも童貞処女守らなきゃいけねえんだ。
納得いかねえ。
「……だとしても、君と出会う前の話であり、あくまでもただの性欲解消だ。そこに愛はない」
こいつ、開き直りやがった!
でも確かに、出会う前ならセーフか。
しまった。俺は出会ってからだから、分が悪い……?
6
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
転生エルフの天才エンジニア、静かに暮らしたいのに騎士団長に捕まる〜俺の鉄壁理論は彼の溺愛パッチでバグだらけです〜
たら昆布
BL
転生したらエルフだった社畜エンジニアがのんびり森で暮らす話
騎士団長とのじれったい不器用BL
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
【完結】義妹(いもうと)を応援してたら、俺が騎士に溺愛されました
未希かずは(Miki)
BL
第13回BL大賞 奨励賞 受賞しました。
皆さまありがとうございます。
「ねえ、私だけを見て」
これは受けを愛しすぎて様子のおかしい攻めのフィンと、攻めが気になる受けエリゼオの恋のお話です。
エリゼオは母の再婚により、義妹(いもうと)ができた。彼には前世の記憶があり、その前世の後悔から、エリゼオは今度こそ義妹を守ると誓う。そこに現れた一人の騎士、フィン。彼は何と、義妹と両想いらしい。まだ付き合えていない義妹とフィンの恋を応援しようとするエリゼオ。けれどフィンの優しさに触れ、気付けば自分がフィンを好きになってしまった。
「この恋、早く諦めなくちゃ……」
本人の思いとはうらはらに、フィンはエリゼオを放っておかない。
この恋、どうなる!? じれキュン転生ファンタジー。ハピエンです。
番外編。
リナルド×ガルディア。王族と近衞騎士の恋。
――忠誠を誓った相手を、愛してはいけないと思っていた。切ない身分差、年の差の恋。恋の自覚は、相手が成人してからになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる