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エンディング
勇者、魔王の伴侶になるⅠ
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魔王城の、魔王の寝室へ移動した。
もう、一刻だって待てない。
ベッドに二人、もつれる様に倒れ込んだ。
「……リオン以外の男から触られたり、色々されちゃった身体だけど。いいか?」
駄目だって言われても、取り返しがつかないけど。
「君はとても綺麗だよ。精気の補給は、止むを得ないことだし。数に入れないことにしよう。ここから補給するのだけは赦さないけどね」
と尻を撫でられる。寛大な伴侶だが。
「俺は嫌だけど。リオンの、他の誰かにしゃぶらせたら怒るからな?」
「ないよ、そんなことは」
自分勝手な悋気を、リオンは嬉しそうに笑った。
†††
頤を上げられて。
「ユウキ。これからは、私だけのものだと誓ってくれるか?」
「誓う。だって、リオンが俺の、唯一の伴侶だろ?」
少し、緊張した面持ちのリオンの顔が寄せられる。
自然と目を閉じて。
「ん、」
唇が重ねられた。
逞しい背中に腕を回して。鼓動が重なるのを感じる。
リオンも、めちゃくちゃドキドキしてくれてる。
唇に、口を挟み込まれるみたいにされたり、意外と柔らかい唇を押し付けられたり。
……ああ。俺、リオンと、キスしてるんだ。
初めてが、好きな相手で嬉しい。やっと、できた。
キスと挿入以外は大体済ましてるはずなのに。
何もかも初めてみたいに緊張してしまう。
ちゃんと、気持ちが通じ合ってるのを確認して、改めてするせいだからか?
「口を少し開けて、舌を出してみて?」
あ、緊張して噛み締めてた。
言われるままにすると、舌を絡められた。
「んむ、……っ、」
ちゅっ、と吸われたり、口腔内を舌で探られたり。
俺には、息継ぎのタイミングを必死ではかるのに忙しくて、応えられる余裕はない。
リオンはやっと二十歳になったくらいなのに。何でこう、経験値が違うのかと情けなくなる。っていうか悔しい。
くっそ、まだレベル1のくせに!!
「っは、……はぁ、」
乱れた息を整えてたら。リオンは嬉しそうに、俺の頬や額にキスを落とした。
「ふふっ、私の小鳥はかわいいな」
†††
北の地方では、”私の小鳥”という言い回しは、”鳥かごに閉じ込めてしまいたいくらいに愛しくて愛しくてたまらない、最愛のひと”に使うものだと聞いた。
最初っから、めちゃくちゃ求愛されてたんだな、俺。
俺の口の悪さに引くわけでもなく。鳥のさえずりとか言ってたな。
耳か頭がおかしいのかと思ってたが。リオンには、東の方言っぽく聞こえていたそうだ。
方言で話す外国人の子供と思えば、確かにかわいらしく見えるかもな。
ふと、思いついた。
「あのさー、」
「ん?」
「りおん、だいしゅき。……ってさー、どんな風に聞こえる?」
ビタッ、と。
リオンが固まった。
みるみる顔が真っ赤になっていく。
何で!?
おいおい、どんな変換されたんだよ!?
「まったく! めちゃくちゃに犯されたいのか、君は!」
たまらない、という感じに抱き締められて。
ガチガチに硬くなってるのを押し付けられた。
何だよ! 教えろよ!
†††
足を開いた状態で、リオンの膝に、正面から乗せられて。
「少し違和感があるかもしれないけど、我慢して」
火傷に使うらしい、馬油みたいな軟膏をすくい取り、後ろを探っている。
「ん、」
周囲に軟膏を塗りこめるように動いていた指が、入ってきた。
ぬるぬるした感じで。
「痛い?」
「いや、痛くは、」
内臓を探られる、変な感じはするが。痛くはない、か?
「ふふ、きゅうきゅう締め付けてくる……」
俺の直腸内は、入り込んだ異物を排除しようと、俺の意思とは無関係に動いているようだ。
「……すごいな……」
リオンは上唇を、ぺろりと舐めていた。
この中に、自分のモノを挿入したときの感触を想像してるのがわかる。
気持ち良いんだろうな。
何しろ、名器らしいし?
もう、一刻だって待てない。
ベッドに二人、もつれる様に倒れ込んだ。
「……リオン以外の男から触られたり、色々されちゃった身体だけど。いいか?」
駄目だって言われても、取り返しがつかないけど。
「君はとても綺麗だよ。精気の補給は、止むを得ないことだし。数に入れないことにしよう。ここから補給するのだけは赦さないけどね」
と尻を撫でられる。寛大な伴侶だが。
「俺は嫌だけど。リオンの、他の誰かにしゃぶらせたら怒るからな?」
「ないよ、そんなことは」
自分勝手な悋気を、リオンは嬉しそうに笑った。
†††
頤を上げられて。
「ユウキ。これからは、私だけのものだと誓ってくれるか?」
「誓う。だって、リオンが俺の、唯一の伴侶だろ?」
少し、緊張した面持ちのリオンの顔が寄せられる。
自然と目を閉じて。
「ん、」
唇が重ねられた。
逞しい背中に腕を回して。鼓動が重なるのを感じる。
リオンも、めちゃくちゃドキドキしてくれてる。
唇に、口を挟み込まれるみたいにされたり、意外と柔らかい唇を押し付けられたり。
……ああ。俺、リオンと、キスしてるんだ。
初めてが、好きな相手で嬉しい。やっと、できた。
キスと挿入以外は大体済ましてるはずなのに。
何もかも初めてみたいに緊張してしまう。
ちゃんと、気持ちが通じ合ってるのを確認して、改めてするせいだからか?
「口を少し開けて、舌を出してみて?」
あ、緊張して噛み締めてた。
言われるままにすると、舌を絡められた。
「んむ、……っ、」
ちゅっ、と吸われたり、口腔内を舌で探られたり。
俺には、息継ぎのタイミングを必死ではかるのに忙しくて、応えられる余裕はない。
リオンはやっと二十歳になったくらいなのに。何でこう、経験値が違うのかと情けなくなる。っていうか悔しい。
くっそ、まだレベル1のくせに!!
「っは、……はぁ、」
乱れた息を整えてたら。リオンは嬉しそうに、俺の頬や額にキスを落とした。
「ふふっ、私の小鳥はかわいいな」
†††
北の地方では、”私の小鳥”という言い回しは、”鳥かごに閉じ込めてしまいたいくらいに愛しくて愛しくてたまらない、最愛のひと”に使うものだと聞いた。
最初っから、めちゃくちゃ求愛されてたんだな、俺。
俺の口の悪さに引くわけでもなく。鳥のさえずりとか言ってたな。
耳か頭がおかしいのかと思ってたが。リオンには、東の方言っぽく聞こえていたそうだ。
方言で話す外国人の子供と思えば、確かにかわいらしく見えるかもな。
ふと、思いついた。
「あのさー、」
「ん?」
「りおん、だいしゅき。……ってさー、どんな風に聞こえる?」
ビタッ、と。
リオンが固まった。
みるみる顔が真っ赤になっていく。
何で!?
おいおい、どんな変換されたんだよ!?
「まったく! めちゃくちゃに犯されたいのか、君は!」
たまらない、という感じに抱き締められて。
ガチガチに硬くなってるのを押し付けられた。
何だよ! 教えろよ!
†††
足を開いた状態で、リオンの膝に、正面から乗せられて。
「少し違和感があるかもしれないけど、我慢して」
火傷に使うらしい、馬油みたいな軟膏をすくい取り、後ろを探っている。
「ん、」
周囲に軟膏を塗りこめるように動いていた指が、入ってきた。
ぬるぬるした感じで。
「痛い?」
「いや、痛くは、」
内臓を探られる、変な感じはするが。痛くはない、か?
「ふふ、きゅうきゅう締め付けてくる……」
俺の直腸内は、入り込んだ異物を排除しようと、俺の意思とは無関係に動いているようだ。
「……すごいな……」
リオンは上唇を、ぺろりと舐めていた。
この中に、自分のモノを挿入したときの感触を想像してるのがわかる。
気持ち良いんだろうな。
何しろ、名器らしいし?
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