魔王転生~勇者と魔族と人間と神、男の精気でレベルアップ!?

篠崎笙

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エンディング

勇者、魔王の伴侶になる Ⅳ

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剣も消耗品だ。研がなきゃ使えなくなるって、考えてみれば当たり前の話なんだが。
ぬるいゲームの世界みたいに考えてた。

HPもMPも、一定時間の睡眠をとらないと回復しない。自然回復もない。
アカムの時とか、ガンガンMP使う魔法を連発してる俺のことを、どこの大魔法使いかと驚いて見てたわけだ。

リオンは、もう使えなくなってるだろう指輪を、お守りみたいにして大事に持っててくれたのか、と喜んでいたそうだ。


マジか。
つーか、6時間ごとにリセットされるんなら。

神域行く前にキスとかお預けした意味、全く無かったんじゃねえか!?


†††


って。
またメールかよ!?


”カラダは綺麗に戻っても記憶はそのままだし、一度経験させちゃうと処女っぽさが抜けてつまらないじゃない^^”

……だと?
でも身体が元に戻っても、積んだ経験により”えっちなからだ”のレベルは上がるから。その分魅力も上がり、感度も良くなるサービス付、だそうだ。
いらねえすぎる。


あんのヤローは本当に……。

…………!


罵っても、ヤツが喜ぶだけなので。
こみあげる罵倒を堪え、怒りに肩を震わせていたら。


「6時間ごとに戻るのなら、その度、貫通させればいいだけだ。簡単な話ではないか」
リオンは爽やかな笑顔で言った。

「そういう話なら、もう片時も目を離せないな。……一日中挿れたままで過ごす、というのもいいかもしれないね?」


更なる悪魔がここに居た。


†††


それから、リオンは俺にべったり張り付くようになった。


『あの、……伴侶殿、お茶はいかがです?』
スレイが声をかけても。

「私は魔王の椅子です。お気になさらず」
真顔で返答した。

いや、椅子なら、しゃべらないだろ……。魔王の椅子だから特別製ってか。


自称魔王の椅子なリオンが本物の魔王の椅子に座って、俺を膝に乗せた状態で仕事。
食事も以下略。

風呂にも当然、ベッドは言わずもがな。
毎日こんな感じだ。


ちょっとでも目を離したら、俺が浮気するとでも思ってるのか?
馬鹿だなあ。

そんな執着がまんざらでもない俺も、相当な馬鹿だが。


「わぁ、椅子にお茶をこぼしたー(棒)」
とか言いながら、お茶を飲ませてやる。

あ、笑った。
腹筋が揺れてる。動くなよ。椅子だっつーならよ。


「俺は椅子に座るより、大好きな伴侶の腕に抱っこされるほうが嬉しいなー?」
甘えるように寄りかかると。ぎゅっと抱き締められた。

俺が安心して寄りかかれるのはこの腕だけなんだって。
何度でも、言ってやるのに。


「周囲への牽制のためでもあるのだがね? ……さて、では書類を手伝おうか」

ようやく椅子役をやめる気になったようだ。
策士でもある俺の伴侶は、仕事面でも支えになってくれている。

何せ、発想が俺より魔王っぽいからな。


「んじゃ、とっとと仕事終わらせて、イチャイチャしようぜー」
頬にキスをしてやる。


†††


今時のやつだと、こんな感じか?


異世界で魔王に転生した結城是清は。ヤンデレ気味な年下のスパダリ伴侶と結ばれて、毎日らぶらぶ♡えっちな生活で。
幸せに暮らしました。

めでたしめでたし。
で〆。


主人公のチート性能が偏りすぎです! と、担当に叱られそうだ。


『一切隙が無いな……』
『さすがは元勇者、と称賛すべきか……』

公爵たちが扉の隙間からこっちを覗いて、何やらこそこそ言ってる。
何なんだ?

まあとりあえず。
今日も魔王城は通常営業なのである。




おわり
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