【R18】【Bl】イケメン生徒会長αは俺の運命らしいです。えっと俺βなんですが??

ペーパーナイフ

文字の大きさ
6 / 27

6 運命とか心当たりないです…

運命ってなんだっけ。運命の番のことか。それって確かαとΩが惹かれ合うあれだよな。出会った瞬間に匂いでわかるってやつ。いや、まったく身に覚えがないんだが…。


キリは俺の首筋に顔を埋めるとスンスン匂いを嗅いでいる。少しくすぐったい。

「俺の匂いはわかるか?」

会長の匂い…。
「なんかシトラスみたいなのはするけど…」
そんなに強く感じたことはない。

「あと俺βだから多分人間違いだと思うよ…」
ようやく頭が回ってきた。

「間違えるわけないだろ」
生徒会長は俺の額をコツコツ指でつつく。
 
「お前については調べた。もともとΩなんだろ。俺がΩにもどしてやる」

え…。じょ、冗談じゃない…っ。俺は平凡なβでいたいんだよ。なんで…。

「俺βでいいです…」

「お前がβでいたくてもΩにする」

「なんで…」

「俺の運命だからだ。番にしたい」

いや、そんなこと言われても…。毎回襲われてたのは運命だからなのか?
でもいまいちピンとこない。

俺は困惑して彼を見つめた。

さあ、どうやってここから逃げようか。
そう必死に頭を巡らせていると暗い廊下の先からポツリと光が見えた。

「ナギ!探したよこんなところで座ってどうしたの」
光の正体はレイマだった。
助かったぁ。

「怪我でもしてるの?」
彼は駆け寄って心配する。俺はあまり体に力が入らなくて視線で訴えかけた。

レイマは俺の首元に一瞬顔を近づけると頬を少し赤らめた。

ん?

しかし次の瞬間には険しい表情になる。

「触るな」
そのとき生徒会長の低い声が廊下に響いた。

レイマは会長をキッと睨みつけた。

「ナギ帰るぞ」
会長は俺の腕を強引にひく。

「い、いい…俺レイマと帰るから」

「あ?」

俺はどうにか立ち上がりレイマの服の裾をつかんで暗闇に向かって歩きだす。

「ナギ!おいまて!」
キリの静止の声を聞かずに俺は早足でその場を去った。

「俺!Ωになんて戻りたくないし!運命とか心当たりないんで!」

そう叫んだ。
あまり知らないαにいきなりそんなこと言われてもはいそうですかなんて言えない。
それに面倒いΩに戻るなんて絶対ゴメンだ。

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

ヤンキーΩに愛の巣を用意した結果

SF
BL
アルファの高校生・雪政にはかわいいかわいい幼馴染がいる。オメガにして学校一のヤンキー・春太郎だ。雪政は猛アタックするもそっけなく対応される。  そこで雪政がひらめいたのは 「めちゃくちゃ居心地のいい巣を作れば俺のとこに居てくれるんじゃない?!」  アルファである雪政が巣作りの為に奮闘するが果たして……⁈  ちゃらんぽらん風紀委員長アルファ×パワー系ヤンキーオメガのハッピーなラブコメ! ※猫宮乾様主催 ●●バースアンソロジー寄稿作品です。

ネガティブなΩがスパダリαから逃げる

ミカン
BL
オメガバース

【完結】束縛彼氏から逃げたのに、執着が想像以上に重すぎた

鱗。
BL
束縛の強い恋人、三浦悠真から逃げた風間湊。 逃げた先で出会ったのは、優しく穏やかな占い師、榊啓司だった。 心身を癒やされ、穏やかな日常を取り戻したかに見えた——はずだった。 だが再び現れた悠真の執着は、かつてとは比べ物にならないほど歪んでいて。 そして気付く。 誰のものにもなれないはずの自分が。 『壊れていく人間』にしか愛を見出せないということに。 依存、執着、支配。 三人の関係は、やがて取り返しのつかない形へと崩れていく。 ——これは、『最も壊れている人間』が愛を選び取る物語。 逃げた先にあったのは、『もっと歪んだ愛』だった。 【完結済み】

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

全寮制の学園に行ったら運命の番に溺愛された話♡

白井由紀
BL
【BL作品】 絶対に溺愛&番たいα×絶対に平穏な日々を過ごしたいΩ 田舎育ちのオメガ、白雪ゆず。東京に憧れを持っており、全寮制私立〇〇学園に入学するために、やっとの思いで上京。しかし、私立〇〇学園にはカースト制度があり、ゆずは一般家庭で育ったため最下位。ただでさえ、いじめられるのに、カースト1位の人が運命の番だなんて…。ゆずは会いたくないのに、運命の番に出会ってしまう…。やはり運命は変えられないのか! 学園生活で繰り広げられる身分差溺愛ストーリー♡ ★ハッピーエンド作品です ※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏 ※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承ください🙇‍♂️ ※フィクション作品です ※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです