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2 おくちで※
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一口それを飲むと彼は眉間を抑えた。
やばい…。もしかして量間違えたか…?この睡眠薬は異世界に来て眠れない俺に、彼がくれたものだった。少しだけ良心が痛む。でも帰るためには仕方のないことだ。
「…睡眠薬か…」
流石は王子。
「そ、そうです。俺もう嫌なんですよ。元の世界に帰してほしいです。家族も友人も心配してるんです」
「…っ」
「俺を召喚したあなたなら元の世界に戻せるでしょう?」
「しつこい。何度も言うがお前には魔王を倒す義務がある。それを果たさない限りお前の要求には応じられない」
「だから人違いなんですって…」
「なぜ人違いだと言い切れる?」
「それは…」
「自分の力不足を他人のせいにするな」
一方的に異世界に呼びつけておいて危険な魔王退治に駆り出されるってこんな理不尽なことあるか。
ここ1週間自分なりに努力してみたがダメだったんだ。俺には魔王退治なんてできない。どうしてわかってくれないんだ。
何度も繰り返したやり取りにそろそろ嫌気が差してきた。だから…最終手段に出た。
これが本当に最後の説得だ。
俺は眠そうな王子をベッドに押し倒すと上から乗り上げ、手首をシーツに縫い付けた。
「帰してくれないならこっちにも考えがある」
こめかみにツーッと汗が伝った。
「ほぉ?私を脅すのか」
俺が睨みつけると王子は挑戦的な視線を返した。
多分普通ならここで拳銃とか突きつけるんだろう。でも俺はそんなもの持ってないし、できれば人を傷つけることはしたくなかった。痛いことされて嫌なのは身にしみて分かっていたから。
疲れでうまく回らない頭を必死に回転させる。どうしようか。脅すって言っても…な、なにをすれば…。
俺が考え込むと殿下が呆れ顔で言う。
「まさかノープランなのか」
「…っ。と、とにかく元の世界に戻してくれないなら嫌なことをしますからね」
「具体的には」
うーん…。うーん。
「か、噛みつきます」
「この前晩酌をしたとき、酔ったお前に指を噛まれたが」
え、そうなの…。それは申し訳ないことしたな。
「暴言を吐きます」
「どうぞお好きに」
彼は涼しい顔で俺から視線を外した。
「ば、ばか!あほ!あほ!わからず屋!」
人を罵倒したことなんてないからうまく言葉が出てこない。とにかく思いつく暴言を並べると、それを殿下は鼻で笑った。
くそぉ。この冷徹王子にはなにをしても駄目なのか。頭に血が上った俺はつい適当なことを言ってしまった。
「ならお、襲います!」
すると彼は目を見開き、明らかな動揺を見せた。
お、これはいける?
勢いに任せて軽くキスをしてみた。唇と唇が軽く触れ合って離れていく。
男相手にこんなことされて嫌じゃないわけがない。不快に歪む顔を見たくて顔をあげようとした。
するといつの間にか後頭部にまわっていた彼の手が、ぐっと顔を引き寄せた。
「わっ」
再度深く口づけをする。
「ん…っぅんっっんん」
今度はなんと舌が入ってきた。
「んんんんっ」
ジタバタと体を動かすが距離を取ることができない。このばか力…。
俺はされるがままになっていた。殿下はくちゅくちゅと舌を動かす。
頬の裏から歯茎、舌の裏まで舐められ、粘膜が触れ合う感触に背中がゾクゾクした。
「ぷはっ」
呼吸が苦しくなって、彼の腕を振り払うとようやく上体を起こすことができた。
「はぁ、はぁ…はあ」
俺の下で彼は楽しそうな笑みを浮かべている。
「どうした?私を襲うんだろ」
「…っ」
なんでこんなに余裕なんだよ。これが経験の差ってやつなのか。こっちはびっしょり汗をかくぐらい動揺してるのに殿下は依然涼しい顔をしている。
「ってかなんで薬効いてないんだよ…」
力でも頭脳でもどうせ勝てないとわかっていたから睡眠薬を飲ませたのに全然効いてる様子がない。
「毒に耐性があるからな」
そんなんチートじゃん。異世界人の俺よりチート…。
もう駄目だ。この男には説得も脅しも通用しないみたいだ。諦めて魔王に殺されるしかないのか。
「はぁ…」
俺が大きくため息をつくと、彼は仰向けのままこちらに腕を伸ばした。そして親指で唇を軽くなぞると微笑む。
「でも面白い。私を満足させられたら元の世界に送り返してやってもいい」
「え?」
今、元の世界に返してくれるって言ったのか…?
「ほ、本当に?」
「あぁ約束する」
まじかまじか。これはチャンスだ。でも満足させるって具体的にどうすればいいんだろうか。
「満足って…?」
「性的に」
せ、性的に…。取り敢えずいかせればいいのか。
「無理にとは言わない」
「できる!」
魔王に惨殺されるぐらいならこのぐらい訳ない。
俺は一旦彼の上から降りると、王子のズボンを脱がせることにした。下着までおろすが彼は黙ってその様子を見ている。
うわ…でか…。
こっちの世界ではこのサイズが当たり前なのだろうか。通常サイズでこれなら勃ったらどうなるんだろうか。
初めて見る異世界人のペニスに少し驚いた。
他人のなんて触ったことがないからどうしていいのかわからない。ローションなんてないよな…。取り敢えず指先で触れるように触ってみた。でも全然反応しない。
困って彼に視線を送るが、殿下はこちらを見つめてるだけだった。
なにか潤滑剤になるものは…。そうだ。
一瞬躊躇ったが、俺はそれに恐る恐る口を近づけた。
唇に触れると一瞬びくっと揺れた。
そのまま口を開けてそれを口内に。その行為にたいして嫌悪感がないことに驚いた。
まぁ、元の世界に戻るためならこのぐらいお安い御用だ。
大きすぎて口には収まりきれないから先の方を舌で舐めてみた。ぐりぐりと刺激するように動かし、たっぷり唾液を含ませてちゅくちゅくと吸い付く。
「ん…」
すると殿下が小さく声を上げた。お、これはいける?
次は一旦口から出して竿のところをちゅくちゅくと丁寧に舐めていく。
まるでアイスを食べるように。たまに唇ではんだりして刺激を与えた。すると段々硬くなってきた。
やばい…。もしかして量間違えたか…?この睡眠薬は異世界に来て眠れない俺に、彼がくれたものだった。少しだけ良心が痛む。でも帰るためには仕方のないことだ。
「…睡眠薬か…」
流石は王子。
「そ、そうです。俺もう嫌なんですよ。元の世界に帰してほしいです。家族も友人も心配してるんです」
「…っ」
「俺を召喚したあなたなら元の世界に戻せるでしょう?」
「しつこい。何度も言うがお前には魔王を倒す義務がある。それを果たさない限りお前の要求には応じられない」
「だから人違いなんですって…」
「なぜ人違いだと言い切れる?」
「それは…」
「自分の力不足を他人のせいにするな」
一方的に異世界に呼びつけておいて危険な魔王退治に駆り出されるってこんな理不尽なことあるか。
ここ1週間自分なりに努力してみたがダメだったんだ。俺には魔王退治なんてできない。どうしてわかってくれないんだ。
何度も繰り返したやり取りにそろそろ嫌気が差してきた。だから…最終手段に出た。
これが本当に最後の説得だ。
俺は眠そうな王子をベッドに押し倒すと上から乗り上げ、手首をシーツに縫い付けた。
「帰してくれないならこっちにも考えがある」
こめかみにツーッと汗が伝った。
「ほぉ?私を脅すのか」
俺が睨みつけると王子は挑戦的な視線を返した。
多分普通ならここで拳銃とか突きつけるんだろう。でも俺はそんなもの持ってないし、できれば人を傷つけることはしたくなかった。痛いことされて嫌なのは身にしみて分かっていたから。
疲れでうまく回らない頭を必死に回転させる。どうしようか。脅すって言っても…な、なにをすれば…。
俺が考え込むと殿下が呆れ顔で言う。
「まさかノープランなのか」
「…っ。と、とにかく元の世界に戻してくれないなら嫌なことをしますからね」
「具体的には」
うーん…。うーん。
「か、噛みつきます」
「この前晩酌をしたとき、酔ったお前に指を噛まれたが」
え、そうなの…。それは申し訳ないことしたな。
「暴言を吐きます」
「どうぞお好きに」
彼は涼しい顔で俺から視線を外した。
「ば、ばか!あほ!あほ!わからず屋!」
人を罵倒したことなんてないからうまく言葉が出てこない。とにかく思いつく暴言を並べると、それを殿下は鼻で笑った。
くそぉ。この冷徹王子にはなにをしても駄目なのか。頭に血が上った俺はつい適当なことを言ってしまった。
「ならお、襲います!」
すると彼は目を見開き、明らかな動揺を見せた。
お、これはいける?
勢いに任せて軽くキスをしてみた。唇と唇が軽く触れ合って離れていく。
男相手にこんなことされて嫌じゃないわけがない。不快に歪む顔を見たくて顔をあげようとした。
するといつの間にか後頭部にまわっていた彼の手が、ぐっと顔を引き寄せた。
「わっ」
再度深く口づけをする。
「ん…っぅんっっんん」
今度はなんと舌が入ってきた。
「んんんんっ」
ジタバタと体を動かすが距離を取ることができない。このばか力…。
俺はされるがままになっていた。殿下はくちゅくちゅと舌を動かす。
頬の裏から歯茎、舌の裏まで舐められ、粘膜が触れ合う感触に背中がゾクゾクした。
「ぷはっ」
呼吸が苦しくなって、彼の腕を振り払うとようやく上体を起こすことができた。
「はぁ、はぁ…はあ」
俺の下で彼は楽しそうな笑みを浮かべている。
「どうした?私を襲うんだろ」
「…っ」
なんでこんなに余裕なんだよ。これが経験の差ってやつなのか。こっちはびっしょり汗をかくぐらい動揺してるのに殿下は依然涼しい顔をしている。
「ってかなんで薬効いてないんだよ…」
力でも頭脳でもどうせ勝てないとわかっていたから睡眠薬を飲ませたのに全然効いてる様子がない。
「毒に耐性があるからな」
そんなんチートじゃん。異世界人の俺よりチート…。
もう駄目だ。この男には説得も脅しも通用しないみたいだ。諦めて魔王に殺されるしかないのか。
「はぁ…」
俺が大きくため息をつくと、彼は仰向けのままこちらに腕を伸ばした。そして親指で唇を軽くなぞると微笑む。
「でも面白い。私を満足させられたら元の世界に送り返してやってもいい」
「え?」
今、元の世界に返してくれるって言ったのか…?
「ほ、本当に?」
「あぁ約束する」
まじかまじか。これはチャンスだ。でも満足させるって具体的にどうすればいいんだろうか。
「満足って…?」
「性的に」
せ、性的に…。取り敢えずいかせればいいのか。
「無理にとは言わない」
「できる!」
魔王に惨殺されるぐらいならこのぐらい訳ない。
俺は一旦彼の上から降りると、王子のズボンを脱がせることにした。下着までおろすが彼は黙ってその様子を見ている。
うわ…でか…。
こっちの世界ではこのサイズが当たり前なのだろうか。通常サイズでこれなら勃ったらどうなるんだろうか。
初めて見る異世界人のペニスに少し驚いた。
他人のなんて触ったことがないからどうしていいのかわからない。ローションなんてないよな…。取り敢えず指先で触れるように触ってみた。でも全然反応しない。
困って彼に視線を送るが、殿下はこちらを見つめてるだけだった。
なにか潤滑剤になるものは…。そうだ。
一瞬躊躇ったが、俺はそれに恐る恐る口を近づけた。
唇に触れると一瞬びくっと揺れた。
そのまま口を開けてそれを口内に。その行為にたいして嫌悪感がないことに驚いた。
まぁ、元の世界に戻るためならこのぐらいお安い御用だ。
大きすぎて口には収まりきれないから先の方を舌で舐めてみた。ぐりぐりと刺激するように動かし、たっぷり唾液を含ませてちゅくちゅくと吸い付く。
「ん…」
すると殿下が小さく声を上げた。お、これはいける?
次は一旦口から出して竿のところをちゅくちゅくと丁寧に舐めていく。
まるでアイスを食べるように。たまに唇ではんだりして刺激を与えた。すると段々硬くなってきた。
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