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最終章 日没編
0051 沈黙
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私たちは教皇の死体のもとにたどり着く。決して気は抜かない。コイツらに常識は通用しないのだ。騙し討ちの可能性が高い。
「いや、完全にホトケさんですよ!これで生きてたらマジで奇跡ですって!」
接触したハヅキは死体をさらに切りつけているが、何の反応もないらしい。本当にこんなあっさりと殺せたのだろうか?それは逆にまずいのだが……そう思いながら、確認しようと慎重に手を伸ばした途端、どこかから声が響く。
「奇跡!そうです。まさに神は奇跡を起こします!神は死んでから再び蘇るのです。魔女狩りはこれから始まるのですよ。悪夢の棺!」
地面から突如現れた黒く細長い箱が、まるでワニが獲物を捕えるように私たちを閉じ込めた。これは一体……?棺?まあそれは後回しにしよう。触れてしまえば魔法無効ですぐに崩壊する。そう思い手を伸ばすが触れることは叶わない。ならばと魔法無効の弾丸を撃ち放つがその弾は虚無へと消えていくだけだ。どうなっている?
「盲目なる羊たちよ。お前たちは何も知らずに聖遺物を使っているのでしょう。盲目だ。本当に盲目だ。魔法無効などというのは単なる装備品の付属効果に過ぎません。神の魔法はそんなものを凌駕します。その棺の中では如何なる者も、神の意向によってただ原初の人間へと回帰するのです。知恵の実を食べる前の純粋な姿にね。貴方がた異教徒は魔法すら使えないその棺で一生を終えるのですよ。それが神からの罰です」
納得はできないが、どうやら本当らしい。魔法を出そうとするが何の反応もない。
「タイチョーセカンド!これマジやばいです!何も出せないですよお!」
「叫んで自らの罪を懺悔しなさい。神はいつしか許されるでしょう。その時に扉は開かれ、貴方たちも信仰へ目覚めるのです。後の2人にも同様に裁きを与えてくるとしましょう。スーリヤ殿はまだ苦戦しておられるようですからね」
先ほどの死体は以前に死神が使ったような分身だったのだろう。それにしてもいつから分身にすり替わっていた?私はわざとらしく声音を落として奴に話しかける。とても癪だがやむを得ない。
「ねえ教皇様。私はとても後悔しています。最後に、神のお慈悲で教えていただけませんか?」
「ちょ!タイチョーセカンド!?裏切り行為ですか!?」
「ふむ……本来であれば異教徒の戯言など聞く価値もないこと。しかし、死の際に改心を試みることは素晴らしき行いです。そのような懺悔を聞くのも、慈悲深き神から与えられし我が役目。申してみるがいいでしょう」
やはりちょろい。このまま全部話してくれればいいが、ある程度聞き出せれば十分だ。
「その……どうやって、奇跡を起こしたのでしょう?貴方様の本当のお姿はどこかにいらっしゃるのですか?死ぬ前にどうかお教えください」
「我の本体はあの肉体ではありません。あれはいわば土から生み出された人形。仮初の姿なのですよ。神はその姿を真似て土から人を生み出したのです」
「最期に、お姿を見せてはいただけないのでしょうか」
「神の御前でのみ我は姿を晒します。貴方がたのような異教徒には決して、見せることはありません。それではたっぷりと後悔しながら死んでいきなさい」
やはり最初から姿は現していなかったようだ。そうなると、装備を利用して透明化している可能性が高い。そしてこの魔法は相当高度なものだから、おそらく偽死体のそばに陣取って私たちが来るのを待ち伏せていた。確実に当てられるよう至近距離で使ったのだと考えるのが妥当だとすると、この近くにまだいるはず。何より声が非常に近い。私があまり大きな声で話しかけなかったからだろう。
「タイチョーセカンドー!!どうするんですかああ!」
ハヅキは本気で焦っているらしい。ここは一気に決めるしかなさそうだ。カンナさんから授けられた奥の手だけど、出し惜しみしても仕方ない。
「神殺しの武器を起動して突破!その後すぐに風魔法で雪を巻き上げて!」
「イエス!マム!」
「バカな。神殺しの武器だと……!?」
「狩猟神の弓!」
「女巨人の剣!」
私は氷を纏う弓を生み出し、黒い闇へ矢を穿つと、次元が裂けるように雪景色が広がった。同時にハヅキも風を纏った巨大な剣で棺を一刀両断にすると、すかさず広範囲の風魔法によって雪が舞い上がり、吹雪が吹き荒ぶ。周囲を見回すと、透明化した奴の姿が雪を背景にくっきりと浮かび上がり、私はそこへ青い光を湛えた矢を放った。
「ありえません。神を殺せる武器など存在してはならないのです!それも異教徒如きが!」
教皇は咄嗟に身をかわしたが、かわした先ですかさずハヅキの大剣が振り下ろされる。指示をしなくてもこの動きをしてくれるのは素直にありがたい。
「ぐっ!贄の人形!」
振り下ろされた剣を受けたのは再び分身だった。その人形は本体を突き飛ばし、刃に身を晒した瞬間に砕け散った。私は突き飛ばされた体に容赦なく矢を浴びせかけ、その一本が奴に命中したらしい。本体が姿を現した。
「バカなバカなバカな!我がこんな異教徒どもの前に姿を晒すなど!主よ!我を見放したのですか!」
取り乱して膝をつき天に向けて懇願する様は、何とも言えず哀れだ。貴方の言う神はもうこの世界から、いやこの宇宙すら見放したと言うのに。
「首を刎ねなさい」
「了解!」
教皇の首が呆気なくボトリと転がって、魔素が溢れ出した。この武器によって死んだなら、もう生まれ直すこともない。
私は深く息を吸い、そして真っ白な吐息を漏らす。もうすぐ、涅槃は消える。そうしたら私はどうするのだろうか。わからないけど、ただ生きるしかない。新たな目的を見つけて、歩み続けるしかない。どうやらあちらの戦いも終わったようだ。晴れた空はひたすらに青くて、どこまでも広がっている。次に私たちが向かうのはどこだろう。そんなことをふと思った。
「いや、完全にホトケさんですよ!これで生きてたらマジで奇跡ですって!」
接触したハヅキは死体をさらに切りつけているが、何の反応もないらしい。本当にこんなあっさりと殺せたのだろうか?それは逆にまずいのだが……そう思いながら、確認しようと慎重に手を伸ばした途端、どこかから声が響く。
「奇跡!そうです。まさに神は奇跡を起こします!神は死んでから再び蘇るのです。魔女狩りはこれから始まるのですよ。悪夢の棺!」
地面から突如現れた黒く細長い箱が、まるでワニが獲物を捕えるように私たちを閉じ込めた。これは一体……?棺?まあそれは後回しにしよう。触れてしまえば魔法無効ですぐに崩壊する。そう思い手を伸ばすが触れることは叶わない。ならばと魔法無効の弾丸を撃ち放つがその弾は虚無へと消えていくだけだ。どうなっている?
「盲目なる羊たちよ。お前たちは何も知らずに聖遺物を使っているのでしょう。盲目だ。本当に盲目だ。魔法無効などというのは単なる装備品の付属効果に過ぎません。神の魔法はそんなものを凌駕します。その棺の中では如何なる者も、神の意向によってただ原初の人間へと回帰するのです。知恵の実を食べる前の純粋な姿にね。貴方がた異教徒は魔法すら使えないその棺で一生を終えるのですよ。それが神からの罰です」
納得はできないが、どうやら本当らしい。魔法を出そうとするが何の反応もない。
「タイチョーセカンド!これマジやばいです!何も出せないですよお!」
「叫んで自らの罪を懺悔しなさい。神はいつしか許されるでしょう。その時に扉は開かれ、貴方たちも信仰へ目覚めるのです。後の2人にも同様に裁きを与えてくるとしましょう。スーリヤ殿はまだ苦戦しておられるようですからね」
先ほどの死体は以前に死神が使ったような分身だったのだろう。それにしてもいつから分身にすり替わっていた?私はわざとらしく声音を落として奴に話しかける。とても癪だがやむを得ない。
「ねえ教皇様。私はとても後悔しています。最後に、神のお慈悲で教えていただけませんか?」
「ちょ!タイチョーセカンド!?裏切り行為ですか!?」
「ふむ……本来であれば異教徒の戯言など聞く価値もないこと。しかし、死の際に改心を試みることは素晴らしき行いです。そのような懺悔を聞くのも、慈悲深き神から与えられし我が役目。申してみるがいいでしょう」
やはりちょろい。このまま全部話してくれればいいが、ある程度聞き出せれば十分だ。
「その……どうやって、奇跡を起こしたのでしょう?貴方様の本当のお姿はどこかにいらっしゃるのですか?死ぬ前にどうかお教えください」
「我の本体はあの肉体ではありません。あれはいわば土から生み出された人形。仮初の姿なのですよ。神はその姿を真似て土から人を生み出したのです」
「最期に、お姿を見せてはいただけないのでしょうか」
「神の御前でのみ我は姿を晒します。貴方がたのような異教徒には決して、見せることはありません。それではたっぷりと後悔しながら死んでいきなさい」
やはり最初から姿は現していなかったようだ。そうなると、装備を利用して透明化している可能性が高い。そしてこの魔法は相当高度なものだから、おそらく偽死体のそばに陣取って私たちが来るのを待ち伏せていた。確実に当てられるよう至近距離で使ったのだと考えるのが妥当だとすると、この近くにまだいるはず。何より声が非常に近い。私があまり大きな声で話しかけなかったからだろう。
「タイチョーセカンドー!!どうするんですかああ!」
ハヅキは本気で焦っているらしい。ここは一気に決めるしかなさそうだ。カンナさんから授けられた奥の手だけど、出し惜しみしても仕方ない。
「神殺しの武器を起動して突破!その後すぐに風魔法で雪を巻き上げて!」
「イエス!マム!」
「バカな。神殺しの武器だと……!?」
「狩猟神の弓!」
「女巨人の剣!」
私は氷を纏う弓を生み出し、黒い闇へ矢を穿つと、次元が裂けるように雪景色が広がった。同時にハヅキも風を纏った巨大な剣で棺を一刀両断にすると、すかさず広範囲の風魔法によって雪が舞い上がり、吹雪が吹き荒ぶ。周囲を見回すと、透明化した奴の姿が雪を背景にくっきりと浮かび上がり、私はそこへ青い光を湛えた矢を放った。
「ありえません。神を殺せる武器など存在してはならないのです!それも異教徒如きが!」
教皇は咄嗟に身をかわしたが、かわした先ですかさずハヅキの大剣が振り下ろされる。指示をしなくてもこの動きをしてくれるのは素直にありがたい。
「ぐっ!贄の人形!」
振り下ろされた剣を受けたのは再び分身だった。その人形は本体を突き飛ばし、刃に身を晒した瞬間に砕け散った。私は突き飛ばされた体に容赦なく矢を浴びせかけ、その一本が奴に命中したらしい。本体が姿を現した。
「バカなバカなバカな!我がこんな異教徒どもの前に姿を晒すなど!主よ!我を見放したのですか!」
取り乱して膝をつき天に向けて懇願する様は、何とも言えず哀れだ。貴方の言う神はもうこの世界から、いやこの宇宙すら見放したと言うのに。
「首を刎ねなさい」
「了解!」
教皇の首が呆気なくボトリと転がって、魔素が溢れ出した。この武器によって死んだなら、もう生まれ直すこともない。
私は深く息を吸い、そして真っ白な吐息を漏らす。もうすぐ、涅槃は消える。そうしたら私はどうするのだろうか。わからないけど、ただ生きるしかない。新たな目的を見つけて、歩み続けるしかない。どうやらあちらの戦いも終わったようだ。晴れた空はひたすらに青くて、どこまでも広がっている。次に私たちが向かうのはどこだろう。そんなことをふと思った。
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