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エピローグ

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「レントさん、今回の計画による我々の目的は完全に達成出来ましたね」



「ああ、私の愛称が分かったみたいが、この二回の結果から御神はやはり本物だという事が判ったな。計画は順調に進んでいる。果して私まで辿り着けられるのか見物だな」



「しかしまだ、全体の計画の20%程しか進んでいませんし、これからも気を引き締めて取り掛らなければなりませんね」



「そうだな。しかし、半藤は良くやってくれた。彼の協力なしでは御神の知性、才気だけではなく愛情、友情という感情を測りきれなかった」



「しかし、何故、半藤を殺したのですか?」



「それも全体の計画の一部だからだ」



「なるほど、貴方の考えている事ですから、今、私にはそれがどういう意味かは理解出来ません。しかし、その事は何か大きな意味を持つのでしょうから、貴方を信頼し、これ以上は訊きません」



レントの携帯電話にメールが入った。



「・・・・・早速、次の依頼が入った。また計画を練り、依頼者と密談しなければな・・・・・」



レントがそう呟くと、ノエムと共は奥の部屋へ消えて行った。
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