僕とにゃんにゃんして…?♡

猫になりたい宮瀬ちゃん

文字の大きさ
3 / 4

第3話

しおりを挟む
「皆さーん、整列をお願いします!」



零の声が響き渡るとともに女子の歓声が上がる。
ほんと人気だなあ、零。




「今日は待ちに待った体育祭です。」
「天気にも恵まれて絶好の体育祭日和となりました。」
「競うところは全力で競い、応援するところは全力で応援して、楽しむところは全力で楽しみましょう!」
「みんな一致団結して、よい体育祭の思い出を作りましょうね。」
「生徒会会長 的場 零。」




零の人気にちょっと嫉妬しつつ、クラス席に戻る。
僕が出場する借り物競走はお昼の後。
午前中は応援だな☆





「それでは、第1種目〝綱引き〟を始めます。」




パンっ!スタート音が鳴る。



そーれ!そーれ!掛け声が飛び交う。
なかなかの互角…。

接戦だったが赤組の粘り勝ち!




次々と競技が行われていく。






次は、午前最後の種目!

〝部活対抗リレー 文化系〟





さて、我ら家庭科部!頑張れー!
僕は走るのが苦手だから後輩ちゃん達が頑張ってくれる☆



「頑張れー!」


僕達は全力で応援☆
すごい、速い!





なんと…

家庭科部は堂々の3位!




去年は7位だった。
今年入部した1年生達の大活躍のおかげで3位☆
嬉しいなー!



僕達は彼女達に駆け寄り、賞賛する。



「すごいよ、おめでとう!!」
「さらに、楽しい食事会になりそうだね♪」



みんなで喜びを分かち合った。
午前の部が無事終わったので、お昼休憩に入る。



「それじゃあ、みんな中庭集合ね!☆」



僕はそう言って、シフォンケーキを取りに家庭科室へ向かう。







廊下を歩いていると、後ろから声が掛けられた。
振り返るとそこには零。




「あっ!零、お疲れ様♪」



「湊、お疲れ様。そしておめでとう!」
「3位なんてすごいじゃないか。」



「ありがとう♪後輩ちゃん達のおかげだよ♪」
「とっても嬉しい♪」



「そういえば、湊。お前が作ったシフォンケーキ俺も食べたいな。」
「食事会終わったら生徒会室まで持って来てくれないか?」



「うん♪わかった、持って行くね♪」



「ありがとな。それじゃあ、また後で。」











「みんなー!お待たせ♪」



「湊先輩、準備出来てます♪」

「始めましょう♪」



家庭科部の青空食事会が始まった。
どの料理も美味しそうだ☆



「「いただきます♪」」



さっそく、僕は後輩ちゃん作のミートボールを頂く…

「わあ!とっても美味しいー!」



「湊先輩、これもどうぞ☆」



後輩ちゃん達の得意料理を堪能した。
色々食べれて、幸せだなあ♪
毎日開催したいくらい…♪






「さて、デザートタイムにしようか☆」


「「待ってましたー!」」



部員一同、口を揃えて言う。嬉しいな。
僕は手際よくカットして生クリームを添える。



「行き渡ったかな?」



僕は全体を見渡して確認する。
うん、行き渡ったみたいだね☆



「召し上がれ♪」



「「いただきます!」」




「美味しいー!!」
「湊先輩のシフォンケーキはとっても美味しくて大好きです。」
「「私も!私も!」」



みんなで楽しく過ごせてよかった。
そして、シフォンケーキ喜んでくれて嬉しい♪
零にも持って行かなきゃな♪



「喜んでくれて良かった☆」
「それじゃあ、僕は零のところに持って行くからお暇するね☆」



「みんな、午後も頑張ろうね♪」


「「はい!」」




さて、僕は生徒会室へ。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

処理中です...