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第四十一話 「長崎へ修学旅行!ちゃんぽんに角煮まんに幽霊!?」
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こんにちは。春間真莉亜です。
今、どこにいるかというと・・・・・・。
九州地方にある、ちゃんぽんで有名な、長崎県ですっ。
で、なんで長崎県にいるかというと・・・・・・。
修学旅行で行ってるんです!しかも、2泊3日~♪
長崎といえば、ちゃんぽんに皿うどん。さらに、角煮まんに、カステラ~。
あ。お母さんから、こう言われたんだっけ。
「『おみやげに、カステラ買ってきてね。』」
「『え~?』」
「『あと、ちゃんぽん麺も買ってきてね。皿うどんの麺も。』」
お母さん、修学旅行は、遊びじゃないんだから。原爆とか、長崎の歴史を学ぶための旅行なんだから、子供みたいなこと、言わないでよ。
・・・・・・って。
あと、お父さんにも、言われたんだっけ。
「『真莉亜。おみやげに、角煮まん、買ってきて。』」
え~?お父さんもぉ?
「『そんなに言うんだったら、出張した時におねだりしていたおみやげ全部、買わないからね。』」
あぁ!分かりましたから、買いまーす!
「『よろしい。』」
・・・・・・って。
あと、琉理にも言われたんだっけ。
「『お姉ちゃん。おみやげに、がんばくんのストラップを買ってきて。』」
がんばくん?なにそれ。
「『知らないの?長崎のマスコットだよ。絶対に、買ってきてね!』」
はい、はい。
・・・・・・って。
はぁ。私って、なんでおみやげを求められるんだろ。
お父さんの気持ちがわかるなぁ。
だって、お父さん、出張先でおみやげ、買ってきてって、女軍団(私も入れて。)って、言われるんだ。
そのため、今年のお年玉のお金、全部もってきちゃいました。
はぁ。私って、なんで運が悪いんだろ。
「真莉亜ー、急げぇ!遅れっぞぉ!」
え~!?みんな、もうバスに乗ってるのぉ!?
ま、まってよ~!
私は、全力しっそうで、バスの方へ向かって走った。
バスの前で、ジュンブライトが立っていた。
「なにしていたんだよ!」
ごめんなさい。ボーとしていて・・・・・・。
ん?バスの中に、女の子が入っていくぞぉ。
髪は左が、鬼太郎みたいになっていて、オレンジ色で、背が私より大きくて、服装は、セーラー服で、お肌は白っぽい・・・・・・。
ぎょ、ぎょえ~!
「おい、なにかあったのか!?」
い、い、い、今、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、幽霊が、バ、バ、バ、バ、バスの中にぃぃぃぃ!
私が驚いた光景は、女の子の下半身が、透明になっていたんですぅ!
「アハハハハ。そんなもん、いるわけねぇだろ。」
幽霊族にもいるじゃん!ゆりこちゃんが!
そう。ゆりこちゃんは、幽霊族にいる、9歳の女の子で、前、人間界に来た時、幽霊が出たっていう、うわさが流れていて、私達5人(ルクトさん達をふくめて。)で、退治することになったの。
その幽霊の正体が、ゆりこちゃんだったわけ。
おばあちゃんを助けるために、人間界に来たって言ってたけど、病気が治る薬草が見つかって、元の世界に帰ったの。
ゆりこちゃん、今、どうしてるんだろ。
「バーカ。俺はそんなもん、ガキのころから信じねぇタイプなんだよ!」
じゃあ、ゆりこちゃんの存在は?
「とっくに忘れた。」
がくっ。
「そんな話してないで、早く乗れ!」
キャッ!
んもう!人の背中を押さないでよ!
「わりぃ、わりぃ。」
そう言いながら、ジュンブライトは席にすわった。
ジュンブライトがすわった後、私はジュンブライトの前の席にすわった。
「全員、すわったか?」
「はーい!」
おぉ!みんなの声が、非常に、はずんでる!
「よろしい。それでは、バスガイドさんと、運転手さんを紹介する。まず、バスガイドさんから。」
「は~い!」
おぉ!バスガイドさんっぽい声が聞こえるぞぉ。
と、思ったら、あれ?
ツインテールで、小さなぼうしをかぶっていて、アイドルみたいな服を着ていて、その服にプリキュアみたいなリボンをつけていて、フリフリのミニスカートを着ていて、リボン付きのブーツをはいていて、髪の色はピンク。
この人、本当に、バスガイドさんなの?
「びっくりした人もいるみたいなので、紹介しまーす♡私は、森井凛音、23歳でーす♡去年、長崎大学を卒業してぇ、今年、長崎バス会社のぉ、バスガイドさんになりましたぁ♡好きなことは、かわいいもの集めでぇ、嫌いなことは、運動でぇ、好きな食べ物は、もっちろん、ちゃんぽんにぃ、皿うどんにぃ、角煮まん♡あとぉ、嫌いな食べ物はぁ、ピーマンでぇ、好きな芸能人はましゃなのぉ♡」
「ましゃって、誰?」
ジュンブライトが、ひそひそ声でしゃべりかけた。
さぁ。きっと、お笑い芸人じゃないの?
「ましゃって、誰?」
「さぁ。」
「先生、ましゃって、誰ですか?」
「さぁ。先生は、AKBしか、知らないからなぁ。」
あれ?みんなも、知らないの?
ジュンブライトだけかと思ったぁ。
「え~?みんなぁ、知らないのぉ?福山雅治さんのことだよぉ♡」
「え~!?」
そっか!福山雅治さんは、長崎出身だったね!
「『そう♡よーく、知ってるねぇ♡』」
えへへへ。昨日、長崎のことをぜーんぶ、調べましたから。
って、いきなり森井さん、マイクを持ってるんですか。
「『長崎県諫早市出身なのぉ♡今日から3日間、よろしくねぇ♡』」
まだ自己紹介、進んでいたんですか。
「アクアみてぇだなぁ。」
ジュンブライトが、小さな声でつぶやいた。
「『それではさっそくぅ、出発、進行!』」
元気な凛音さんの声で、バスが動き始めた。
「『あ、紹介するの、すっかり忘れてたぁ。こちらはぁ、運転手になって20年になった、村野人志さんでーす!村野さんはぁ、長崎市出身でぇ、長崎県K高校出身でぇ、野球部のキャプテンだったのよぉ♡』」
へー、すごーい。
「『これでぇ、私と村野さんのぉ、自己紹介をぉ、終わりまーす♡』」
パチパチパチ。
長崎の人って、こんな風に、おもしろい人がいるんだぁ。
「ありがとうございました。では、いよいよみんなのおまちかね、出し物の時間だぁ!」
「イェーイ!」
アハハハハ。こういう時だけ、みんな、声がでかいんですね。
「まず、最初は、川辺だぁ!よろしく~。」
「どうもどうも~。」
笑里奈さんが、お笑い芸人みたいに、登場した。
それから、笑里奈さんが、せきばらいをした。
「みなさん、おはようさん。笑里奈こと、川辺笑里奈です。えー、長崎といえば、カステラに、ちゃんぽんに、皿うどんに、トルコライスなどありますけど、大阪は負けへんで!」
あれ?お笑いじゃ、ないの?
「大阪といえば、たこ焼きに、お好み焼きに、もんじゃ焼きに、そしてそして!」
ん?どうしたの?そんなに熱い顔をして。
「お笑いや!」
「おぉ!」
それで、それで!?
「お笑いをしまーす!」
パチパチパチ。
まってましたぁ!
「では、いきます。」
私達は、つばをごくんと飲んだ。
なんのお笑いをやるのかなぁ?
と、楽しみにしながら、まっていると・・・・・・。
ん?なにか、紙をもってるぞぉ。
一体、なにが始まろうとしているんだろ。
「迷作 4コマ絵本。」
『迷作 4コマ絵本』?
あ、それ、聞いたことある。
ほら、N〇Kで、夕方の、五時五十分ごろにある、人形と、男の人がやっている、幼児番組のコーナーだよ。
オープニングテーマが、『♪走っても歩いてもぉ地球のスピードはぁ同じですぅ』って。
笑里奈さん、そんな番組まで見てるんだぁ。
「むかーしむかし、あるところに、とても美しい娘、ベルがいました。」
すると、パッと、紙が変わった。
「ある日、ベルのお父さんがなかなか、帰ってこないので、お父さんを迎えに行きました。すると、大きな大きな城がありました。」
また、紙しばいの紙の絵が、シュッと変わった。
「お城の中に入ってみると、そこには大きな大きな野球場がありました。」
またまた、紙しばいの紙の絵が、シュッと変わった。
「そこに、お父さんと王子様が野球をしていました。その王子様は、ベルに一目ぼれして、結婚を申しこみました。ベルは、いいよっと、答えました。こうして、二人は仲良く、幸せに暮らしましたとさ。ジャジャーン!」
へ?どうしたの?
すると、紙しばいの紙が、シュッと変わった。
あれ?なんか、字が書いてあるぞ。
「美女と野球。」
がくっ。ギャグだったんですね。
「アハハハハ!」
みんな、大爆笑です。
さっすが笑里奈さん、お笑いの女王です。
「アハハハハ!川辺、相変わらず、おもしろいなぁ。」
「えへへへ。ありがとうございますぅ。」
笑顔で笑里奈さんは席に戻った。
「次は、月野と、京本と、水城。」
「はーい!」
三人で、なにするんだろ。
「今から、本当にあったこわーい話をしまーす!」
えぇ!?本当にあったこわーい話をするなんて、ありえませーん!
パチパチパチ。
みんな、はくしゅしてるし!
「では、いきますわ。」
三人は、表情を変えてから、話した。
日本が、戦争をやめた後の話です。
長崎に、不良の女の子がいました。
その子は、とっても不良で、高校2年生で、ときどき、夜逃げをしていたんですわ。
けれど、彼女の心は、とても優しくて、小さな弟達が、いましたの。
彼女は、両親を原爆で亡くしてから弟達に囲まれて、とっても幸せな暮らしを送っていましたわ。
ところが2か月後、彼女の弟たちが続々、栄養失調で亡くなりました。
女の子は、自分が働いたらよかった、弟達を救うことはできなかったと反省し、ナイフで自分のお腹を切って、自殺したんです。
ところが現在、女の子の幽霊が、長崎の街にやって来たんです!
それは、2年前のこと・・・・・・。
中学2年生の男の子が、勉強をしていたら・・・・・・。
突然、ドアが開いたんです!しかも勝手に!
男の子が、ドアを閉めたら・・・・・・。
「働けばよかった。働けばよかった・・・・・・。」
「うわぁぁぁぁぁ!」
キャー!こ、こ、こ、こ、こわいですぅ!
「真莉亜様、すっごくこわがっていますよ。」
だって、私はこう見えて、小さいころから、お化けが大の苦手ですから。
「先生はこわくなかったぞ。」
人、それぞれですよ、先生。
「俺もこわくなかったぞ。」
ジュンブライトも!人、それぞれだってばぁ!
もう、むっちゃくっちゃ、こわかったんだもん。
こわーい話なんか、もう聞きたくないです。
「ありがとう、月野、京本、水城。しばらく、トイレ休けいだ。トイレに行きたい人は、早めにな。後、出し物の続きは、休けいが終わってからな。」
「はーい。」
☆
私は、恵と京花と冬花とトイレの中で会って、バスの中で比奈多さん達がこわーい話をしたことを、全部話した。
「えぇ!?それ、本当にあったの!?」
うん。七不思議君はそれを聞いて、むっちゃくちゃ、興奮していたよ。
「それ、うちのクラスも、話したよ。」
えぇ!?それ、本当!?
「うん。女子がもう、キャー!って、さけんだよ。後、泣いちゃった子もいたし。」
そりゃあ、こわいでしょ。
「うん!私だって、キャー!って、さけんじゃったよ。」
「私のクラスも、そんなの、話してたよ。」
えぇ!?京花のクラスも!?
「うん。もう、今夜はねむれないよぉ。」
そうだよね。
冬花は、私と同じクラスだったもんね。
「うん。比奈多、よくこんな話、パソコンで調べてきたねぇ。」
うんうん。
「はぁ、夜にトイレに行くの、こわくなってきたよぉ。」
私もぉ、そんな気分だよぉ。
「ところで、こわい話を聞いた後、キャー!って言って、潤くんにだきついたんじゃないでしょうね。」
私が潤にだきつく~?そんなこと、する訳ないっしょ。
「した可能性が10%。いや、100%、ある。」
恵が私の方に、顔を近づけた。
し、してないよぉ!私と潤は、席がとなりじゃなかったし。
「そうだよ。恵、からかったら、だめだよ。」
「はーい。」
恵がしょんぼりとした、その時。
「ギャァァァァァァ!」
いきなり、誰かが悲鳴をあげながら、トイレの中から飛び出してきた。
息をはぁはぁしながら、私達のところへと歩き出した。
私より背が高くて、すごい髪型をしているのは・・・・・・。
「詩音さんっ。」
どうしたんですか!そんなにあわてて。
「マリリン、めぐっち、きょうっち、ふゆっぺ、聞いてよぉ!」
聞きますから、落ち着いてください。
「私ね、見たんだよ・・・・・・。」
何をですか?
「ひなっちが話してた、幽霊!」
「えぇ~!?」
私達は声をそろえた。
「それって本当!?」
恵が聞くと、詩音さんは2回、うなずいた。
「あのね、私ね、トイレをしていたの。で、トイレの水を流して、かぎを開けようとしたら・・・・・・。」
開けようとしたら?
それから、詩音さんはごくんと、息を飲んだ。
「全然、かぎが開かなかったの!」
えぇ!?なんでですか!?
「わかんない。そうしたら、後ろに・・・・・・。」
後ろになにかいたんですか?
「うん!」
「なにがなにが?」
「・・・・・・幽霊が!」
「えぇ~!?」
また、私達は声をそろえた。
「どんな幽霊だったの!?」
「髪は左が〇太郎みたいになっていて、髪が長くって、オレンジ色で、背が私より大きくて、服装は、セーラー服で、お肌は白っぽい、高校生ぐらいの、女の子だったよ!」
髪は鬼太郎みたいで、背が高くて、服装は、セーラー服?
それ、どっかで見たような・・・・・・。
「で、なんて言ったの?」
「なんにも言ってなかった!うらめしや~も言わなかったよ!ただ、立ってただけ。」
な~んか、不思議。うらめしや~って言わない幽霊だなんて。
「私、七不思議くんにそのこと、言うからっ。」
詩音さんは、七不思議くんだけ、本名で呼ぶんだね。
「言ったほうがいいと思うよ。」
「うんうん。」
「ありがとう、みんな!じゃあ、また後でねっ。」
私達に手を振りながら、詩音さんは女子トイレに走って出た。
☆
「みなさーん、平和記念像、すっごく大きいでしょ~?」
凛音さんの元気な声が、大空に響き渡る。
それよりこの像、でかいね。
この像をつくるのに、何万円ぐらい、かかったんだろ。
「潤様~♡一緒に、原爆資料館に行きましょ~♡」
「私は潤様と、平和記念像の前で、写真撮りたいですぅ♡」
「私は潤様と、カステラをご一緒に、食べたいですぅ♡」
比奈多さん達!班で行動するんですよ!自由行動は、明日!
ふぅ。班長って、大変です。
って、あれ?比奈多さん、司ちゃんは?
「知りませんわ。」
実は、司ちゃんも、私と一緒のグループなんですっ。
おっかしいなぁ、さっきまで一緒だったのに。
「・・・・・・見える。」
ん?その静かな声、どっかで聞いたことがあるような・・・・・・。
「・・・・・・見える。」
また声が聞こえた。
てか、さっきから、『見える。』しか、言ってないような・・・・・・。
後ろを振り向くと・・・・・・。
あぁ、司ちゃん!
私は、司ちゃんのところまで走った。
もう、班行動なんだから、みんなとはぐれたら、だめですよ・・・・・・。
「・・・・・・見える。」
さっきから、なにが見えるんですか?
「・・・・・・幽霊。」
えぇ!?幽霊!?どこにいるんですか!?
「あそこ。」
司ちゃんが、指をさした方は、飛行機がブーンと飛んでいる、青空。
司ちゃん、幽霊なんか見えないよ。
「私には見えるの。」
えぇ!?司ちゃん、霊感、あるの!?
「えぇ。」
で、なんで幽霊なんか探してるんですか?
「七不思議くんから頼まれたの。幽霊を探してくれ。もし、見つけたら、僕に教えてくれ。僕が退治するからって。」
七不思議くんは今、どこにいるの?
「向こうで、『本当にあったこわーい話』を、読んでるわ。」
班で行動をしないで一人で本を読むなんて、さすが、七不思議くんです。
実は、七不思議くんは、一人でいる方がいいというタイプなんです。
友達いた方が、いいと思うんだけどね。
・・・・・・あれ?比奈多さん達がいない。
「あそこにいるわ。」
司ちゃんが指をさした方を見ると、比奈多さん達が、七不思議くんとしゃべっているのが見えた。
なにを話しているんだろ。
「えぇ!?わたくし達が話していた幽霊の話、間違っていたんですって!?」
幽霊の話が間違ってた!?
それって一体、どういう意味なんだろ。
「うん。スマホで調べたら、少し間違ってたよ。」
「私達、ちゃんと調べましたよねー、比奈多さんっ。」
「えぇ。ちゃーんと、話通りにのっていましたわ。それのどこが間違っていたんですか!正直に話しなさいっ!」
比奈多さんの怒鳴り声が、私達のところまで響き渡った。
「はいはい。わかったから、ちゃーんと話、聞いててね。」
比奈多さん達が真面目な顔で、七不思議くんの顔をじっと見つめた。
・ ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
「実はあの幽霊、自殺で死んだんじゃないんだ。」
「えぇ!?」
「それ、どういう意味なんですか!?」
私達は、七不思議くんのところまで走った。
「春間さん、山森さん。聞いてたんだ。」
〇太郎みたいな髪をゆらりとゆらしながら、七不思議くんが驚いた。
はい、聞いてました。その話の内容を、くわしく話してください。
「わかった。じゃあ、話の続きを始めるねっ。戦時中のころの話だったんだよ。女の子は不良だったけど、性格は優しかった。でも、両親を事故で亡くし、兄弟もその事故で亡くなって、女の子は一人暮らしを始めた。けれど、なかなか自分を受け入れてくれる人が見つからず、食料は生ゴミを食べていたんだ。その一年後、原爆が落ちたのを、知っているかい?」
はい。知ってます。
「その中で彼女はぎせい者になった。その後、戦争が終わっただろ?地元の人達は、女の子が亡くなったと聞いて、大泣きした。あの子は本当は優しい子だった。なぜ、自分達が優しい子とは気付かず、食べ物を分けてやらなかったんだろうと。地元の人達はその後、女の子の骨を、両親と兄弟達の墓に入れた。」
うゔ、その思いやりに、感動しました。
「そこ!なにやってる!班行動だぞ、班行動!楽しい話はホテルについてからやれっ。」
安田先生に、怒鳴られました。
こわいです。
☆
今、どこにいるかというと・・・・・・。
九州地方にある、ちゃんぽんで有名な、長崎県ですっ。
で、なんで長崎県にいるかというと・・・・・・。
修学旅行で行ってるんです!しかも、2泊3日~♪
長崎といえば、ちゃんぽんに皿うどん。さらに、角煮まんに、カステラ~。
あ。お母さんから、こう言われたんだっけ。
「『おみやげに、カステラ買ってきてね。』」
「『え~?』」
「『あと、ちゃんぽん麺も買ってきてね。皿うどんの麺も。』」
お母さん、修学旅行は、遊びじゃないんだから。原爆とか、長崎の歴史を学ぶための旅行なんだから、子供みたいなこと、言わないでよ。
・・・・・・って。
あと、お父さんにも、言われたんだっけ。
「『真莉亜。おみやげに、角煮まん、買ってきて。』」
え~?お父さんもぉ?
「『そんなに言うんだったら、出張した時におねだりしていたおみやげ全部、買わないからね。』」
あぁ!分かりましたから、買いまーす!
「『よろしい。』」
・・・・・・って。
あと、琉理にも言われたんだっけ。
「『お姉ちゃん。おみやげに、がんばくんのストラップを買ってきて。』」
がんばくん?なにそれ。
「『知らないの?長崎のマスコットだよ。絶対に、買ってきてね!』」
はい、はい。
・・・・・・って。
はぁ。私って、なんでおみやげを求められるんだろ。
お父さんの気持ちがわかるなぁ。
だって、お父さん、出張先でおみやげ、買ってきてって、女軍団(私も入れて。)って、言われるんだ。
そのため、今年のお年玉のお金、全部もってきちゃいました。
はぁ。私って、なんで運が悪いんだろ。
「真莉亜ー、急げぇ!遅れっぞぉ!」
え~!?みんな、もうバスに乗ってるのぉ!?
ま、まってよ~!
私は、全力しっそうで、バスの方へ向かって走った。
バスの前で、ジュンブライトが立っていた。
「なにしていたんだよ!」
ごめんなさい。ボーとしていて・・・・・・。
ん?バスの中に、女の子が入っていくぞぉ。
髪は左が、鬼太郎みたいになっていて、オレンジ色で、背が私より大きくて、服装は、セーラー服で、お肌は白っぽい・・・・・・。
ぎょ、ぎょえ~!
「おい、なにかあったのか!?」
い、い、い、今、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、幽霊が、バ、バ、バ、バ、バスの中にぃぃぃぃ!
私が驚いた光景は、女の子の下半身が、透明になっていたんですぅ!
「アハハハハ。そんなもん、いるわけねぇだろ。」
幽霊族にもいるじゃん!ゆりこちゃんが!
そう。ゆりこちゃんは、幽霊族にいる、9歳の女の子で、前、人間界に来た時、幽霊が出たっていう、うわさが流れていて、私達5人(ルクトさん達をふくめて。)で、退治することになったの。
その幽霊の正体が、ゆりこちゃんだったわけ。
おばあちゃんを助けるために、人間界に来たって言ってたけど、病気が治る薬草が見つかって、元の世界に帰ったの。
ゆりこちゃん、今、どうしてるんだろ。
「バーカ。俺はそんなもん、ガキのころから信じねぇタイプなんだよ!」
じゃあ、ゆりこちゃんの存在は?
「とっくに忘れた。」
がくっ。
「そんな話してないで、早く乗れ!」
キャッ!
んもう!人の背中を押さないでよ!
「わりぃ、わりぃ。」
そう言いながら、ジュンブライトは席にすわった。
ジュンブライトがすわった後、私はジュンブライトの前の席にすわった。
「全員、すわったか?」
「はーい!」
おぉ!みんなの声が、非常に、はずんでる!
「よろしい。それでは、バスガイドさんと、運転手さんを紹介する。まず、バスガイドさんから。」
「は~い!」
おぉ!バスガイドさんっぽい声が聞こえるぞぉ。
と、思ったら、あれ?
ツインテールで、小さなぼうしをかぶっていて、アイドルみたいな服を着ていて、その服にプリキュアみたいなリボンをつけていて、フリフリのミニスカートを着ていて、リボン付きのブーツをはいていて、髪の色はピンク。
この人、本当に、バスガイドさんなの?
「びっくりした人もいるみたいなので、紹介しまーす♡私は、森井凛音、23歳でーす♡去年、長崎大学を卒業してぇ、今年、長崎バス会社のぉ、バスガイドさんになりましたぁ♡好きなことは、かわいいもの集めでぇ、嫌いなことは、運動でぇ、好きな食べ物は、もっちろん、ちゃんぽんにぃ、皿うどんにぃ、角煮まん♡あとぉ、嫌いな食べ物はぁ、ピーマンでぇ、好きな芸能人はましゃなのぉ♡」
「ましゃって、誰?」
ジュンブライトが、ひそひそ声でしゃべりかけた。
さぁ。きっと、お笑い芸人じゃないの?
「ましゃって、誰?」
「さぁ。」
「先生、ましゃって、誰ですか?」
「さぁ。先生は、AKBしか、知らないからなぁ。」
あれ?みんなも、知らないの?
ジュンブライトだけかと思ったぁ。
「え~?みんなぁ、知らないのぉ?福山雅治さんのことだよぉ♡」
「え~!?」
そっか!福山雅治さんは、長崎出身だったね!
「『そう♡よーく、知ってるねぇ♡』」
えへへへ。昨日、長崎のことをぜーんぶ、調べましたから。
って、いきなり森井さん、マイクを持ってるんですか。
「『長崎県諫早市出身なのぉ♡今日から3日間、よろしくねぇ♡』」
まだ自己紹介、進んでいたんですか。
「アクアみてぇだなぁ。」
ジュンブライトが、小さな声でつぶやいた。
「『それではさっそくぅ、出発、進行!』」
元気な凛音さんの声で、バスが動き始めた。
「『あ、紹介するの、すっかり忘れてたぁ。こちらはぁ、運転手になって20年になった、村野人志さんでーす!村野さんはぁ、長崎市出身でぇ、長崎県K高校出身でぇ、野球部のキャプテンだったのよぉ♡』」
へー、すごーい。
「『これでぇ、私と村野さんのぉ、自己紹介をぉ、終わりまーす♡』」
パチパチパチ。
長崎の人って、こんな風に、おもしろい人がいるんだぁ。
「ありがとうございました。では、いよいよみんなのおまちかね、出し物の時間だぁ!」
「イェーイ!」
アハハハハ。こういう時だけ、みんな、声がでかいんですね。
「まず、最初は、川辺だぁ!よろしく~。」
「どうもどうも~。」
笑里奈さんが、お笑い芸人みたいに、登場した。
それから、笑里奈さんが、せきばらいをした。
「みなさん、おはようさん。笑里奈こと、川辺笑里奈です。えー、長崎といえば、カステラに、ちゃんぽんに、皿うどんに、トルコライスなどありますけど、大阪は負けへんで!」
あれ?お笑いじゃ、ないの?
「大阪といえば、たこ焼きに、お好み焼きに、もんじゃ焼きに、そしてそして!」
ん?どうしたの?そんなに熱い顔をして。
「お笑いや!」
「おぉ!」
それで、それで!?
「お笑いをしまーす!」
パチパチパチ。
まってましたぁ!
「では、いきます。」
私達は、つばをごくんと飲んだ。
なんのお笑いをやるのかなぁ?
と、楽しみにしながら、まっていると・・・・・・。
ん?なにか、紙をもってるぞぉ。
一体、なにが始まろうとしているんだろ。
「迷作 4コマ絵本。」
『迷作 4コマ絵本』?
あ、それ、聞いたことある。
ほら、N〇Kで、夕方の、五時五十分ごろにある、人形と、男の人がやっている、幼児番組のコーナーだよ。
オープニングテーマが、『♪走っても歩いてもぉ地球のスピードはぁ同じですぅ』って。
笑里奈さん、そんな番組まで見てるんだぁ。
「むかーしむかし、あるところに、とても美しい娘、ベルがいました。」
すると、パッと、紙が変わった。
「ある日、ベルのお父さんがなかなか、帰ってこないので、お父さんを迎えに行きました。すると、大きな大きな城がありました。」
また、紙しばいの紙の絵が、シュッと変わった。
「お城の中に入ってみると、そこには大きな大きな野球場がありました。」
またまた、紙しばいの紙の絵が、シュッと変わった。
「そこに、お父さんと王子様が野球をしていました。その王子様は、ベルに一目ぼれして、結婚を申しこみました。ベルは、いいよっと、答えました。こうして、二人は仲良く、幸せに暮らしましたとさ。ジャジャーン!」
へ?どうしたの?
すると、紙しばいの紙が、シュッと変わった。
あれ?なんか、字が書いてあるぞ。
「美女と野球。」
がくっ。ギャグだったんですね。
「アハハハハ!」
みんな、大爆笑です。
さっすが笑里奈さん、お笑いの女王です。
「アハハハハ!川辺、相変わらず、おもしろいなぁ。」
「えへへへ。ありがとうございますぅ。」
笑顔で笑里奈さんは席に戻った。
「次は、月野と、京本と、水城。」
「はーい!」
三人で、なにするんだろ。
「今から、本当にあったこわーい話をしまーす!」
えぇ!?本当にあったこわーい話をするなんて、ありえませーん!
パチパチパチ。
みんな、はくしゅしてるし!
「では、いきますわ。」
三人は、表情を変えてから、話した。
日本が、戦争をやめた後の話です。
長崎に、不良の女の子がいました。
その子は、とっても不良で、高校2年生で、ときどき、夜逃げをしていたんですわ。
けれど、彼女の心は、とても優しくて、小さな弟達が、いましたの。
彼女は、両親を原爆で亡くしてから弟達に囲まれて、とっても幸せな暮らしを送っていましたわ。
ところが2か月後、彼女の弟たちが続々、栄養失調で亡くなりました。
女の子は、自分が働いたらよかった、弟達を救うことはできなかったと反省し、ナイフで自分のお腹を切って、自殺したんです。
ところが現在、女の子の幽霊が、長崎の街にやって来たんです!
それは、2年前のこと・・・・・・。
中学2年生の男の子が、勉強をしていたら・・・・・・。
突然、ドアが開いたんです!しかも勝手に!
男の子が、ドアを閉めたら・・・・・・。
「働けばよかった。働けばよかった・・・・・・。」
「うわぁぁぁぁぁ!」
キャー!こ、こ、こ、こ、こわいですぅ!
「真莉亜様、すっごくこわがっていますよ。」
だって、私はこう見えて、小さいころから、お化けが大の苦手ですから。
「先生はこわくなかったぞ。」
人、それぞれですよ、先生。
「俺もこわくなかったぞ。」
ジュンブライトも!人、それぞれだってばぁ!
もう、むっちゃくっちゃ、こわかったんだもん。
こわーい話なんか、もう聞きたくないです。
「ありがとう、月野、京本、水城。しばらく、トイレ休けいだ。トイレに行きたい人は、早めにな。後、出し物の続きは、休けいが終わってからな。」
「はーい。」
☆
私は、恵と京花と冬花とトイレの中で会って、バスの中で比奈多さん達がこわーい話をしたことを、全部話した。
「えぇ!?それ、本当にあったの!?」
うん。七不思議君はそれを聞いて、むっちゃくちゃ、興奮していたよ。
「それ、うちのクラスも、話したよ。」
えぇ!?それ、本当!?
「うん。女子がもう、キャー!って、さけんだよ。後、泣いちゃった子もいたし。」
そりゃあ、こわいでしょ。
「うん!私だって、キャー!って、さけんじゃったよ。」
「私のクラスも、そんなの、話してたよ。」
えぇ!?京花のクラスも!?
「うん。もう、今夜はねむれないよぉ。」
そうだよね。
冬花は、私と同じクラスだったもんね。
「うん。比奈多、よくこんな話、パソコンで調べてきたねぇ。」
うんうん。
「はぁ、夜にトイレに行くの、こわくなってきたよぉ。」
私もぉ、そんな気分だよぉ。
「ところで、こわい話を聞いた後、キャー!って言って、潤くんにだきついたんじゃないでしょうね。」
私が潤にだきつく~?そんなこと、する訳ないっしょ。
「した可能性が10%。いや、100%、ある。」
恵が私の方に、顔を近づけた。
し、してないよぉ!私と潤は、席がとなりじゃなかったし。
「そうだよ。恵、からかったら、だめだよ。」
「はーい。」
恵がしょんぼりとした、その時。
「ギャァァァァァァ!」
いきなり、誰かが悲鳴をあげながら、トイレの中から飛び出してきた。
息をはぁはぁしながら、私達のところへと歩き出した。
私より背が高くて、すごい髪型をしているのは・・・・・・。
「詩音さんっ。」
どうしたんですか!そんなにあわてて。
「マリリン、めぐっち、きょうっち、ふゆっぺ、聞いてよぉ!」
聞きますから、落ち着いてください。
「私ね、見たんだよ・・・・・・。」
何をですか?
「ひなっちが話してた、幽霊!」
「えぇ~!?」
私達は声をそろえた。
「それって本当!?」
恵が聞くと、詩音さんは2回、うなずいた。
「あのね、私ね、トイレをしていたの。で、トイレの水を流して、かぎを開けようとしたら・・・・・・。」
開けようとしたら?
それから、詩音さんはごくんと、息を飲んだ。
「全然、かぎが開かなかったの!」
えぇ!?なんでですか!?
「わかんない。そうしたら、後ろに・・・・・・。」
後ろになにかいたんですか?
「うん!」
「なにがなにが?」
「・・・・・・幽霊が!」
「えぇ~!?」
また、私達は声をそろえた。
「どんな幽霊だったの!?」
「髪は左が〇太郎みたいになっていて、髪が長くって、オレンジ色で、背が私より大きくて、服装は、セーラー服で、お肌は白っぽい、高校生ぐらいの、女の子だったよ!」
髪は鬼太郎みたいで、背が高くて、服装は、セーラー服?
それ、どっかで見たような・・・・・・。
「で、なんて言ったの?」
「なんにも言ってなかった!うらめしや~も言わなかったよ!ただ、立ってただけ。」
な~んか、不思議。うらめしや~って言わない幽霊だなんて。
「私、七不思議くんにそのこと、言うからっ。」
詩音さんは、七不思議くんだけ、本名で呼ぶんだね。
「言ったほうがいいと思うよ。」
「うんうん。」
「ありがとう、みんな!じゃあ、また後でねっ。」
私達に手を振りながら、詩音さんは女子トイレに走って出た。
☆
「みなさーん、平和記念像、すっごく大きいでしょ~?」
凛音さんの元気な声が、大空に響き渡る。
それよりこの像、でかいね。
この像をつくるのに、何万円ぐらい、かかったんだろ。
「潤様~♡一緒に、原爆資料館に行きましょ~♡」
「私は潤様と、平和記念像の前で、写真撮りたいですぅ♡」
「私は潤様と、カステラをご一緒に、食べたいですぅ♡」
比奈多さん達!班で行動するんですよ!自由行動は、明日!
ふぅ。班長って、大変です。
って、あれ?比奈多さん、司ちゃんは?
「知りませんわ。」
実は、司ちゃんも、私と一緒のグループなんですっ。
おっかしいなぁ、さっきまで一緒だったのに。
「・・・・・・見える。」
ん?その静かな声、どっかで聞いたことがあるような・・・・・・。
「・・・・・・見える。」
また声が聞こえた。
てか、さっきから、『見える。』しか、言ってないような・・・・・・。
後ろを振り向くと・・・・・・。
あぁ、司ちゃん!
私は、司ちゃんのところまで走った。
もう、班行動なんだから、みんなとはぐれたら、だめですよ・・・・・・。
「・・・・・・見える。」
さっきから、なにが見えるんですか?
「・・・・・・幽霊。」
えぇ!?幽霊!?どこにいるんですか!?
「あそこ。」
司ちゃんが、指をさした方は、飛行機がブーンと飛んでいる、青空。
司ちゃん、幽霊なんか見えないよ。
「私には見えるの。」
えぇ!?司ちゃん、霊感、あるの!?
「えぇ。」
で、なんで幽霊なんか探してるんですか?
「七不思議くんから頼まれたの。幽霊を探してくれ。もし、見つけたら、僕に教えてくれ。僕が退治するからって。」
七不思議くんは今、どこにいるの?
「向こうで、『本当にあったこわーい話』を、読んでるわ。」
班で行動をしないで一人で本を読むなんて、さすが、七不思議くんです。
実は、七不思議くんは、一人でいる方がいいというタイプなんです。
友達いた方が、いいと思うんだけどね。
・・・・・・あれ?比奈多さん達がいない。
「あそこにいるわ。」
司ちゃんが指をさした方を見ると、比奈多さん達が、七不思議くんとしゃべっているのが見えた。
なにを話しているんだろ。
「えぇ!?わたくし達が話していた幽霊の話、間違っていたんですって!?」
幽霊の話が間違ってた!?
それって一体、どういう意味なんだろ。
「うん。スマホで調べたら、少し間違ってたよ。」
「私達、ちゃんと調べましたよねー、比奈多さんっ。」
「えぇ。ちゃーんと、話通りにのっていましたわ。それのどこが間違っていたんですか!正直に話しなさいっ!」
比奈多さんの怒鳴り声が、私達のところまで響き渡った。
「はいはい。わかったから、ちゃーんと話、聞いててね。」
比奈多さん達が真面目な顔で、七不思議くんの顔をじっと見つめた。
・ ・ ・ ・・ ・・ ・・ ・ ・・ ・
「実はあの幽霊、自殺で死んだんじゃないんだ。」
「えぇ!?」
「それ、どういう意味なんですか!?」
私達は、七不思議くんのところまで走った。
「春間さん、山森さん。聞いてたんだ。」
〇太郎みたいな髪をゆらりとゆらしながら、七不思議くんが驚いた。
はい、聞いてました。その話の内容を、くわしく話してください。
「わかった。じゃあ、話の続きを始めるねっ。戦時中のころの話だったんだよ。女の子は不良だったけど、性格は優しかった。でも、両親を事故で亡くし、兄弟もその事故で亡くなって、女の子は一人暮らしを始めた。けれど、なかなか自分を受け入れてくれる人が見つからず、食料は生ゴミを食べていたんだ。その一年後、原爆が落ちたのを、知っているかい?」
はい。知ってます。
「その中で彼女はぎせい者になった。その後、戦争が終わっただろ?地元の人達は、女の子が亡くなったと聞いて、大泣きした。あの子は本当は優しい子だった。なぜ、自分達が優しい子とは気付かず、食べ物を分けてやらなかったんだろうと。地元の人達はその後、女の子の骨を、両親と兄弟達の墓に入れた。」
うゔ、その思いやりに、感動しました。
「そこ!なにやってる!班行動だぞ、班行動!楽しい話はホテルについてからやれっ。」
安田先生に、怒鳴られました。
こわいです。
☆
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