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第1章
第四十七話 「ロゼッタさんがゆく!彼氏づくりの旅!〜結婚詐欺には注意編!〜」
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そして次の日。
今日ははりきっちゃって、かわいいお洋服着て来ちゃった♡
だって、おデートだもん。
ここはかわいく決めなくちゃ!
「ロゼッタァ~、ごめん!」
あ、ショウ!
ショウは私のところに来て、息を「はぁはぁはぁ。」しながら、おひざにりょうてをついている。
「ごめん、遅くなって。仕事がなかなか、終わらなかったんだ。」
うん、いいよ、別に。気にしないで。
「ありがとう。君は本当に、優しいんだね。」
そ、そんな!優しいって……。
「フフフ。照れなくていいよ。さぁ、行こうか。」
ショウが私の手をぎゅっとにぎった。
あ……。
「どこ行く?俺は、ジェットコースターがいいなっ。」
「わ、私!高所恐怖症なんで!」
「あ、そうなの!?悪りぃ!いやあ、そーとは見えなかったよぉ。」
悪かったわね、そーとは見えなくて。
「じゃあ、メリーゴーランドは?」
うん!行こう!
「じゃあ、決定ってゆーことで!」
あー、ショウ!速すぎるよぉ!
私達は、メリーゴーランドに乗ったり、お化け屋敷に行ったり、ゴーカートに乗ったり、着ぐるみと写真をとったり、いろいろ遊んだ。
☆
「はい、コーヒー。」
あ、ありがとう。
ゴク、ゴク、ゴク。
ん~、コーヒー、うまい!
「アハハ。あ、一万円、持って来た?」
あ、持って来たよー。
ちょっとまってね。
私はバッグに手をつっこんだ。
はい、一万円。
「ありがとう。」
ショウは一万円が入った便せんを受け取った。
「ところで、次はどこ行く?」
「次は……とっておきの場所に行こう!」
とっておきの場所?
「いいから!さぁ、早く!」
あ、ちょっと!手、手ーっ!
☆
私達が来たのは……。
「じゃーん!観覧車~!」
笑顔で言うなボケーッ!
「もう私、帰るわ!」
「あぁ、まって!」
ショウが私の手首をつかんだ。
な……離してよぉ!
「二人っきりになれる場所だから、行くぞ!」
そ、そんな~。
☆
ひぃー、こわいよぉ。
人がまるで、ありみたいにちっちゃいし。
「そんなにこわがらないで。俺がついてるから。」
あ……。
「あなた!そう言って、人の両手をにぎってる気!?ふざけないでよ!私、もうこわくて気絶しそう……。」
チュッ。
へっ?
こ、これって、キ……ス?
ショウは、私の唇から離れた。
「……ロゼッタ、結婚しよう。」
え~!?
「ちょっとまって!私達、昨日から付き合い始めたばかりなのに……。」
「これ、受け取ってくれ。」
ショウが小さい箱をぱかっと開けると、そこには、きれいな指輪が……。
「ショウ……私のために、全力で……。」
「あぁ。ちょっと、高かったけど、はめてくれ。そして、俺の妻になってくれ。」
ショウ……。
私は指輪を取って、右手の薬指にはめた。
はい、喜んで。
☆
「おい、ネル、ネル!」
「ん?どーした、ウルフ一郎。」
「これを見ろ!」
「ん?んん!?『紅月のロゼッタ、結婚!』!?」
「あぁ。相手は人間の男らしくって……ヴァンパイ屋で、結婚会見が中継されるそうだ!」
「なーんか、怪しーい。」
☆
カシャッ、カシャッ。
「ロゼッタさーん、今のお気持ちを、一言どーぞ!」
「ゔう、感激しすぎて、涙が止まりましぇ~ん!」
「子供はいつつくる予定ですか!?」
「涙が止まらなくて、言葉が出ましぇ~ん!」
☆
今日ははりきっちゃって、かわいいお洋服着て来ちゃった♡
だって、おデートだもん。
ここはかわいく決めなくちゃ!
「ロゼッタァ~、ごめん!」
あ、ショウ!
ショウは私のところに来て、息を「はぁはぁはぁ。」しながら、おひざにりょうてをついている。
「ごめん、遅くなって。仕事がなかなか、終わらなかったんだ。」
うん、いいよ、別に。気にしないで。
「ありがとう。君は本当に、優しいんだね。」
そ、そんな!優しいって……。
「フフフ。照れなくていいよ。さぁ、行こうか。」
ショウが私の手をぎゅっとにぎった。
あ……。
「どこ行く?俺は、ジェットコースターがいいなっ。」
「わ、私!高所恐怖症なんで!」
「あ、そうなの!?悪りぃ!いやあ、そーとは見えなかったよぉ。」
悪かったわね、そーとは見えなくて。
「じゃあ、メリーゴーランドは?」
うん!行こう!
「じゃあ、決定ってゆーことで!」
あー、ショウ!速すぎるよぉ!
私達は、メリーゴーランドに乗ったり、お化け屋敷に行ったり、ゴーカートに乗ったり、着ぐるみと写真をとったり、いろいろ遊んだ。
☆
「はい、コーヒー。」
あ、ありがとう。
ゴク、ゴク、ゴク。
ん~、コーヒー、うまい!
「アハハ。あ、一万円、持って来た?」
あ、持って来たよー。
ちょっとまってね。
私はバッグに手をつっこんだ。
はい、一万円。
「ありがとう。」
ショウは一万円が入った便せんを受け取った。
「ところで、次はどこ行く?」
「次は……とっておきの場所に行こう!」
とっておきの場所?
「いいから!さぁ、早く!」
あ、ちょっと!手、手ーっ!
☆
私達が来たのは……。
「じゃーん!観覧車~!」
笑顔で言うなボケーッ!
「もう私、帰るわ!」
「あぁ、まって!」
ショウが私の手首をつかんだ。
な……離してよぉ!
「二人っきりになれる場所だから、行くぞ!」
そ、そんな~。
☆
ひぃー、こわいよぉ。
人がまるで、ありみたいにちっちゃいし。
「そんなにこわがらないで。俺がついてるから。」
あ……。
「あなた!そう言って、人の両手をにぎってる気!?ふざけないでよ!私、もうこわくて気絶しそう……。」
チュッ。
へっ?
こ、これって、キ……ス?
ショウは、私の唇から離れた。
「……ロゼッタ、結婚しよう。」
え~!?
「ちょっとまって!私達、昨日から付き合い始めたばかりなのに……。」
「これ、受け取ってくれ。」
ショウが小さい箱をぱかっと開けると、そこには、きれいな指輪が……。
「ショウ……私のために、全力で……。」
「あぁ。ちょっと、高かったけど、はめてくれ。そして、俺の妻になってくれ。」
ショウ……。
私は指輪を取って、右手の薬指にはめた。
はい、喜んで。
☆
「おい、ネル、ネル!」
「ん?どーした、ウルフ一郎。」
「これを見ろ!」
「ん?んん!?『紅月のロゼッタ、結婚!』!?」
「あぁ。相手は人間の男らしくって……ヴァンパイ屋で、結婚会見が中継されるそうだ!」
「なーんか、怪しーい。」
☆
カシャッ、カシャッ。
「ロゼッタさーん、今のお気持ちを、一言どーぞ!」
「ゔう、感激しすぎて、涙が止まりましぇ~ん!」
「子供はいつつくる予定ですか!?」
「涙が止まらなくて、言葉が出ましぇ~ん!」
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