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第1章

第四十九話 「ロゼッタさんがゆく!彼氏づくりの旅!〜新しい恋発見!編!〜」

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はあ……。
いろいろあって、ヴァンパイア界に戻ってきちゃった。

「あ、紅月のロゼッタさん!」

私のファンが、私のところに集まってきた。

「もう、7日間、なにしてたんですかぁ。」

「えへへ、ちょっと、人間界で、遊んでぇ……。」

「それより、おみやげくださいなっ。」

「俺にも~!」

「僕にも~!」

「私にも~!」

「わしにもくれっ。」

はいはい。一列に並んでぇ~。
今回のおみやげは、東京のおみやげランキングで一位に輝いた、錦豊琳のかりんとうよーん♡

「うわ~い!」


                                  ☆


はぁ、つかれたー。
もう、彼氏づくりは、あきらめよっ。
これからは、剣士一筋で励もっ。
ドッ!
キャッ!誰かにぶつかった!

「うわっ!」

いてててて……。

「お、俺様のサングラスぅ~。俺様のサングラスは、どこだぁ~?」

ん?その黒くてオオカミらしい手、どこかで見たことが……。
ん?あ、黒いサングラス!

「あのう、サングラスなら、ここに……。」

「あ、ありがとう!俺様、これがないと、生きていけねぇんだよ。」

!?
こ、こいつ、ネルの旦那!
けど、想像以上にかっこいいじゃねぇか!
黄色くて、星みたいに輝いている夜行性の目、私、初めて見た!
私の想像では、マンガみたいな、『3』の形をしている目と思ったんだけど、サングラスを外すと、とてもかっこいいじゃないか!イケメンじゃないか!
くぅ~、ネルがうらやまし~い!

「ん?お前は、紅月のロゼッタ!アハッ、ちょうどよかった!今、買い物の帰りだったんだよぉ。で、ぐーぜん会った記念に、うちによっていかない?ネルがまってるぜ☆」

遠慮しときまーす!
私は、パッと走り出した。

「あ、ちょっとまて!」

はぁ、はぁ、はぁ。
ふぅ。ライバルの家でお茶だなんて、ごめんだわ。
はぁ♡あのお方の顔が、どーしても忘れられない♡
これって、こ・い?
うっひゃー!
ライバルの旦那に、恋をしちゃったー♡
ん?まてよ?いいこと考えたぞ!グヒヒヒヒヒ。


                               ☆
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