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第1章
第五十四話 「入れかわっちゃった!〜ギロとウルフ一郎編〜」
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はぁ……。
今日は嫁と子供が、義理の父と一緒に、仲良くヴァンパイアタウンまで、ショッピングかぁ~。
なんで俺様を誘ってくれなかったんだ?
一人だと暇なので、お城に来ちゃったけど、義理の弟に会いに行くか。
ガチャッ。
「ウルフいちろ~う!久しぶり~!」
わ!ちょっ、いきなりだきつくなっ!
いでででで……ちょっと、離れろよぉ!
「いやだぁ!俺、ウルフ一郎と、一緒にいたいー!」
子供かお前はぁ!
ガチャッ。
「先生、失礼しま……。」
看護師さんが、じーっと、俺様達を見つめた。
すると、看護師さんが、顔をぽっと赤くして。
「キャ~!ちょっと、ギロ先生がぁ~!」
部屋を出て行っちゃった。
「えへへへへ。」
「えへへへへ。」じゃねぇ!
「だって俺達、恋人同士って、思われたじゃん?」
この小説、第3弾からおかしくなってるよ!
「さぁ、ウルフ一郎、二人っきりで、なにして遊ぶ~?」
た、助けてくれ、ネルぅ~!
と、俺様が言った、その時!
ゴゴゴゴゴ……!
ん?地面が揺れてる!地震か?
「キャ~!こわ~い!」
くおうら、腕を組んじゃねぇ!
ん?本棚が、こっちにたおれてきて……。
☆
「はぁ、はぁ。すっごい地震だったわね!」
ギロさんは大丈夫でしょうか。
「オオカミヤローも来てるしなぁ!」
「どうか、ご無事でいてください!」
リリアさんが、医療室のドアを開けると……。
う、うわぁ~。地震のせいで、お部屋が散らかってる。
「キャー!ギロ、ウルフいちろ~う!」
ん?えーっ!?
ふ、二人が、本棚の下敷きになってるぅ!
「マドレーヌ!本棚をどかして、二人を早く病院に!」
「はい!」
二人とも、大丈夫かなぁ~?
「大丈夫だろ、きっと。」
……だよねぇ。
いやな予感がするのは、私だけ……かな?
☆
ー病院ー
「今のところ、体に異常はないですねぇ。」
「レントゲンで撮った結果、どこにも骨折は、していませんでした。」
「あ、そうッスか。」
「そりゃどーも。」
「ところで、一つお聞きしますが……。」
「名前と年齢と職業を教えてください。」
「ギロ。26歳。職業 医者(院長)。」
「ウルフ一郎。38歳。職業 なし。」
「……。」 「……。」
「フハハハハハハハハ!」
「頭打って、どうやら、入れかわったみたいですね!」
「ああん?」
「鏡を見てください、鏡を。」
「へいへい、鏡ね。」
「一体、俺の顔に、なにがついているんだろ。」
「!?」
「!?」
「ぬわんじゃこりゃあ~!」
☆
カチッ。
「フー。」
ったくぅ、義理の弟と入れかわるなんて、ツイてないぜぇ~。
俺様を見たら、ネル、なんて反応すっか……。
ガチャッ。
「ただいまぁ~。」
「ウルフ一郎!もう、心配したんだぞ!地震で、本棚の下敷きになって、病院に運ばれたと聞いて、すぐここへ戻ってきたんだぞ……って、あれ?ギロじゃねえか!おい、そのサングラス、あたしの夫のものだよなぁ!あ、お前、この頃最近、ウルフ一郎のサングラスを、欲しい欲しいって、言ってたなぁ。まさか、勝手にうばって、かけてんのか!?」
ち、ちげーよ!俺様は、ウルフ一郎だよ!
「じゃあ、その証拠を、説明しろよ!」
あぁ!ちゃんとわかるまで説明してやる!
「俺様は、ギロと一緒に、本棚の下敷きになって、気が付いたら、俺様達、体が入れかわってたんだよぉ!」
「えぇ~!?」
ネルは驚いた。
「それ、本当か!?」
あぁ。
「ほんとのほんとの本当か!?」
あぁ!
「おじー、おじー。」
ガオーン、俺様は、ギロおじちゃんじゃありませんよぉ~。パパでちゅよぉ~。
「おじー、おじいー!」
こいつには、理解不能だな。
「で、ギロはどーした!」
あいつは多分、お城に行ってるだろ。
「早くしないと、一生このままだぞ!」
一生このままなんていや!
早くお城に行くぞ!
「おう!」
「おじー、おじー!」
だから俺様は、ギロおじちゃんじゃないって!
☆
今日は嫁と子供が、義理の父と一緒に、仲良くヴァンパイアタウンまで、ショッピングかぁ~。
なんで俺様を誘ってくれなかったんだ?
一人だと暇なので、お城に来ちゃったけど、義理の弟に会いに行くか。
ガチャッ。
「ウルフいちろ~う!久しぶり~!」
わ!ちょっ、いきなりだきつくなっ!
いでででで……ちょっと、離れろよぉ!
「いやだぁ!俺、ウルフ一郎と、一緒にいたいー!」
子供かお前はぁ!
ガチャッ。
「先生、失礼しま……。」
看護師さんが、じーっと、俺様達を見つめた。
すると、看護師さんが、顔をぽっと赤くして。
「キャ~!ちょっと、ギロ先生がぁ~!」
部屋を出て行っちゃった。
「えへへへへ。」
「えへへへへ。」じゃねぇ!
「だって俺達、恋人同士って、思われたじゃん?」
この小説、第3弾からおかしくなってるよ!
「さぁ、ウルフ一郎、二人っきりで、なにして遊ぶ~?」
た、助けてくれ、ネルぅ~!
と、俺様が言った、その時!
ゴゴゴゴゴ……!
ん?地面が揺れてる!地震か?
「キャ~!こわ~い!」
くおうら、腕を組んじゃねぇ!
ん?本棚が、こっちにたおれてきて……。
☆
「はぁ、はぁ。すっごい地震だったわね!」
ギロさんは大丈夫でしょうか。
「オオカミヤローも来てるしなぁ!」
「どうか、ご無事でいてください!」
リリアさんが、医療室のドアを開けると……。
う、うわぁ~。地震のせいで、お部屋が散らかってる。
「キャー!ギロ、ウルフいちろ~う!」
ん?えーっ!?
ふ、二人が、本棚の下敷きになってるぅ!
「マドレーヌ!本棚をどかして、二人を早く病院に!」
「はい!」
二人とも、大丈夫かなぁ~?
「大丈夫だろ、きっと。」
……だよねぇ。
いやな予感がするのは、私だけ……かな?
☆
ー病院ー
「今のところ、体に異常はないですねぇ。」
「レントゲンで撮った結果、どこにも骨折は、していませんでした。」
「あ、そうッスか。」
「そりゃどーも。」
「ところで、一つお聞きしますが……。」
「名前と年齢と職業を教えてください。」
「ギロ。26歳。職業 医者(院長)。」
「ウルフ一郎。38歳。職業 なし。」
「……。」 「……。」
「フハハハハハハハハ!」
「頭打って、どうやら、入れかわったみたいですね!」
「ああん?」
「鏡を見てください、鏡を。」
「へいへい、鏡ね。」
「一体、俺の顔に、なにがついているんだろ。」
「!?」
「!?」
「ぬわんじゃこりゃあ~!」
☆
カチッ。
「フー。」
ったくぅ、義理の弟と入れかわるなんて、ツイてないぜぇ~。
俺様を見たら、ネル、なんて反応すっか……。
ガチャッ。
「ただいまぁ~。」
「ウルフ一郎!もう、心配したんだぞ!地震で、本棚の下敷きになって、病院に運ばれたと聞いて、すぐここへ戻ってきたんだぞ……って、あれ?ギロじゃねえか!おい、そのサングラス、あたしの夫のものだよなぁ!あ、お前、この頃最近、ウルフ一郎のサングラスを、欲しい欲しいって、言ってたなぁ。まさか、勝手にうばって、かけてんのか!?」
ち、ちげーよ!俺様は、ウルフ一郎だよ!
「じゃあ、その証拠を、説明しろよ!」
あぁ!ちゃんとわかるまで説明してやる!
「俺様は、ギロと一緒に、本棚の下敷きになって、気が付いたら、俺様達、体が入れかわってたんだよぉ!」
「えぇ~!?」
ネルは驚いた。
「それ、本当か!?」
あぁ。
「ほんとのほんとの本当か!?」
あぁ!
「おじー、おじー。」
ガオーン、俺様は、ギロおじちゃんじゃありませんよぉ~。パパでちゅよぉ~。
「おじー、おじいー!」
こいつには、理解不能だな。
「で、ギロはどーした!」
あいつは多分、お城に行ってるだろ。
「早くしないと、一生このままだぞ!」
一生このままなんていや!
早くお城に行くぞ!
「おう!」
「おじー、おじー!」
だから俺様は、ギロおじちゃんじゃないって!
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