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第1章
第六十六話 「新たなる未来へ!」
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ー2ヵ月後ー
「お母しゃ~ん!」
ん?な~に?道華。
「あのね、道華ね、お花、摘んで来たの!」
うわぁ~。きれいなお花だね~。
「これ、お母しゃんにあげる~!」
えっ!?いいの!?
「うん!」
ありがと~、道華ぁ~!お母しゃん、うれし~い!
「えへへへへ。」
☆
「ガオーン、あたしはぁ?」
「お母しゃん、お母しゃん。」
「ガオーン、俺様達は~?」
「おじしゃん、おじしゃん。」
「ガオーン、あたしは~?」
「ばーば、ばーば!」
「うわ~ん!あたしの孫が、あたしのこと、「ばーば」って!」
「母ちゃん、泣きすぎ。」
最近、ガオンはしゃべれるようになりました。
「ガオーン、俺様はぁ~?」
「ワンワン、ワンワン。」
「しくっ。俺様だけ、呼ばれてない……。しかも、「ワンワン」って……。」
ウルフ一郎、泣くな。
いつか、呼ばれる日が来るさ。
「あぁ。」
☆
「デェー、デェー。」
ん?ガオン、なんて言ってるの?
「デェー、デェー。」
デェー?
「アハッ。ようやく、覚えたなぁ。お前の胸のサイズを言ってるんだよ。ガオーン、お母しゃんのぱいぱいはぁ~?」
「デェー、デェー!」
「きっさま~!子供に変なこと、教えるなぁ~!」
「あだーっ!」
ったくぅ、この、変態オオカミめ!次教えたら、ただじゃおかねぇぞ!
「ケツデカ、ケツデカ!」
ん?ガオン、今度はなに言ってんの?
「おぉ!それも、覚えてくれたなぁ!さっすが、俺様の息子だなぁ!」
「てんめぇ~!殴られんばわからんのかーっ!」
「ひぃ~!」
「ケツデカ、ケツデカ!」
ガオン、もうそれは言ったらだめ!
「う、う~!」
☆
リリアさんは、女の子を出産しました。
名前はブロッサムちゃん。ネルさんが名付けたそーです。
名前の由来は、髪の毛の色と、目の色が、桜みたいだから。
「うふふ。ブロッサムー、ママでちゅよぉ~。」
「ブロッサムぅ~、ただいまパパが、帰って来まちたよぉ~……。」
ドッシーン!
「うぇーん、うぇーん!」
「いてててて……。」
「もう!ブロッサムが泣き出したんじゃないの!」
「あ~、ごめ~ん!ブロッサム、リッちゃ~ん!」
☆
「フッフフ~ン♪さーてと、寝よっか。」
「……ウルフ一郎。」
「あん?どーした、ネル。顔、赤くなってるし。」
「あのさ……。」
「……!」
☆
ヴァンパイア界の朝。
今日も一日、頑張ろうと、住人達が起きて、お店を開けたり、ご飯を作ったり、子育てをしたり、新聞を配達している。
「こんな朝が、いつまで続くといいな。」
「うん。」
私達は、この国の未来を作るため、今日も見届ける。
今日のために、明日のために、明後日のために、この国を見届ける。
「そして、この国を守るため、支えていく。」
「それが、私達女王・大王の仕事。」
これからも、ジュンブライトと共に、ヴァンパイア界を築いていきます!
新たなる未来へ向かって!
★第1章完結!来週からは第2章が
始まりますっ!お楽しみに!★
「お母しゃ~ん!」
ん?な~に?道華。
「あのね、道華ね、お花、摘んで来たの!」
うわぁ~。きれいなお花だね~。
「これ、お母しゃんにあげる~!」
えっ!?いいの!?
「うん!」
ありがと~、道華ぁ~!お母しゃん、うれし~い!
「えへへへへ。」
☆
「ガオーン、あたしはぁ?」
「お母しゃん、お母しゃん。」
「ガオーン、俺様達は~?」
「おじしゃん、おじしゃん。」
「ガオーン、あたしは~?」
「ばーば、ばーば!」
「うわ~ん!あたしの孫が、あたしのこと、「ばーば」って!」
「母ちゃん、泣きすぎ。」
最近、ガオンはしゃべれるようになりました。
「ガオーン、俺様はぁ~?」
「ワンワン、ワンワン。」
「しくっ。俺様だけ、呼ばれてない……。しかも、「ワンワン」って……。」
ウルフ一郎、泣くな。
いつか、呼ばれる日が来るさ。
「あぁ。」
☆
「デェー、デェー。」
ん?ガオン、なんて言ってるの?
「デェー、デェー。」
デェー?
「アハッ。ようやく、覚えたなぁ。お前の胸のサイズを言ってるんだよ。ガオーン、お母しゃんのぱいぱいはぁ~?」
「デェー、デェー!」
「きっさま~!子供に変なこと、教えるなぁ~!」
「あだーっ!」
ったくぅ、この、変態オオカミめ!次教えたら、ただじゃおかねぇぞ!
「ケツデカ、ケツデカ!」
ん?ガオン、今度はなに言ってんの?
「おぉ!それも、覚えてくれたなぁ!さっすが、俺様の息子だなぁ!」
「てんめぇ~!殴られんばわからんのかーっ!」
「ひぃ~!」
「ケツデカ、ケツデカ!」
ガオン、もうそれは言ったらだめ!
「う、う~!」
☆
リリアさんは、女の子を出産しました。
名前はブロッサムちゃん。ネルさんが名付けたそーです。
名前の由来は、髪の毛の色と、目の色が、桜みたいだから。
「うふふ。ブロッサムー、ママでちゅよぉ~。」
「ブロッサムぅ~、ただいまパパが、帰って来まちたよぉ~……。」
ドッシーン!
「うぇーん、うぇーん!」
「いてててて……。」
「もう!ブロッサムが泣き出したんじゃないの!」
「あ~、ごめ~ん!ブロッサム、リッちゃ~ん!」
☆
「フッフフ~ン♪さーてと、寝よっか。」
「……ウルフ一郎。」
「あん?どーした、ネル。顔、赤くなってるし。」
「あのさ……。」
「……!」
☆
ヴァンパイア界の朝。
今日も一日、頑張ろうと、住人達が起きて、お店を開けたり、ご飯を作ったり、子育てをしたり、新聞を配達している。
「こんな朝が、いつまで続くといいな。」
「うん。」
私達は、この国の未来を作るため、今日も見届ける。
今日のために、明日のために、明後日のために、この国を見届ける。
「そして、この国を守るため、支えていく。」
「それが、私達女王・大王の仕事。」
これからも、ジュンブライトと共に、ヴァンパイア界を築いていきます!
新たなる未来へ向かって!
★第1章完結!来週からは第2章が
始まりますっ!お楽しみに!★
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