遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~

ヘボラヤーナ・キョリンスキー

文字の大きさ
111 / 496
第二章 迷宮都市の救世主たち ~ドキ!? 転生者だらけの迷宮都市では、奴隷ハーレムも最強チート無双も何でもアリの大運動会!? ~

2-66.J.B.(41)Killing me softly with her song.(彼女の歌で優しく殺して)

しおりを挟む

 
 闇の魔力を増幅させる黒の月が中天に浮かび、常よりも星の光も乏しい夜の最中。
 それでも光の当たる所と当たらない所に分かれている。
 “鉄塊の”ネフィルが隠れていた木立の影は、より濃い闇を浮き上がらせる闇の領域。
 そして“シジュメルの翼”で旋回し回避しつつ【風の刃根】を撃ち続ける俺と、木立に身を隠し、魔力で鉄化させた鱗のような布を防具として身を守りつつ、強力な身体能力を利して数多の鉄塊や棒状のナイフ等を撃ち込んでくるネフィルとの戦いは膠着し───二人とも、その気配になんざ全く気付きもしなかった。
 
 闇の中から浮かび上がるかのように姿を現したのは、死霊術を含めた闇魔法の使い手であり、クトリア貴族街三大ファミリーの一角、マヌサアルバ会の会頭であるアルバその人。
 宵の口に初めて対面したときには、純白のフード、純白のトーガ、純白のマスクと貫頭衣、と、マヌサアルバ会お馴染みの白ずくめだったはずが、今は何故かそれら全てが真っ黒だ。正に闇そのものを具現化したかのように。
 
 その彼女が、“鉄塊の”ネフィルを背後から抱きしめている。
 羽交い締めに……じゃあない。まるで慈しむような、あるいは……慰撫するかのような抱きしめ方。
 
「て、てめェ……!?」
 俺もそうだが、“鉄塊の”ネフィルも明らかに困惑し狼狽している。
 だが、俺の困惑と奴の困惑はやや色合いが違う。
「今更……何しに来やがッた……!!??」
 
 体力腕力には優れているはずのネフィルが、その細い腕で抱きしめられただけの状況からピクリとも動かない。いや、多分動けないんだろう。
 おそらくそれも、何らかの術の効果。それが何で、いつまでどんな効果があるかも分からないが。
 
 今、攻めるべきか? だがアルバの目がそれを明確に拒否している。
 二人はその会話からも分かるが明らかに旧知。こうなったら俺の出しゃばれる隙間はねえだろう。
 
「本当……今更だよね。
 もっと早くに来れれば良かった。
 言い訳するつもりは無いけど、まともに起きて動けるようになったのもここ最近で……何より、躊躇してたから」
 
 アルバの声の調子は驚くほど平易で、あらゆる感情の揺らぎが伺えない。
 激高も興奮もないのは分かるが、じゃあ何かって言われてもさっぱりだ。
 
「ふざっ……けんな!
 何が出来るってんだよ、てめェによ!?
 昔に戻せンのか? やり直し出来るッてのか!? 出来るワケねえだろがよッ!!??」
 
 対するネフィルは、俺やイシドロ等と対峙していたときなんざ比べものにならない程高ぶっている。
 怒り。それも半端なモンじゃあねえ。とてつもないほどの怒り。
 この二人に何があった? どんな関係だったんだ?
 そして……アルバの真の狙いは何なんだ?
 
 ボーマ城塞の酒を守る。それを言ったのは正会員の一人だ。
 その理屈に俺達は納得しちまったが、アルバ自身の口から聞いたワケじゃあねえ。
 マヌサアルバ会が対魔人ディモニウムの戦いに加わる理由と、アルバ自身が今、ここに来てネフィルと対峙している理由が全く同じとは限らない。いや、この状況を見れば、明らかにその二つは違っている。
 
「───終わらせるよ」
 
 アルバはそう小さく、囁くかのように言葉にし、同時に俺にすら分かるレベルで強い魔力を迸らせた。
 その闇の奔流を受け、ネフィルは悲鳴を上げる。
 アルバが、そしてその周囲の闇が、物理的な質量を持ったかのように渦巻いて、ネフィルの身体を包み込む。
 
「わたしが与えてしまったもの───わたしが見捨ててしまったもの───。
 それを、返してもらう───」
 
 話しに聞く、闇魔法の【生命吸収エナジードレイン】……とも、違うのか。
 奪っているのは多分生命力じゃねえ。恐らくは───魔力だ。
 本来なら風魔法の魔力しか読みとれないはずの俺ですら、今ここで膨大な魔力が蠢き移動しているのが感じられるほどに───。
 
「───え?」
 
 突然、バシン! と、まるで電気に弾かれたかのような勢いで、アルバが後ろへと飛ばされた。
 そして膨れ上がっていた闇の魔力の殆どが一瞬にして消え去る。
 いや───。
 
「糞っ……たれが……ッ!
 ここ……で、俺の“とっておき”を……使うハメになる……とは……よォ~~……!」
 ゆらり陽炎のように立ち尽くすネフィル。
 その周りには先程の魔力の残滓がまとわりつき、しかしそれもまた徐々にネフィルの中へと吸収されていった。
 
 それを横目に見ながらも、俺は弾き飛ばされたアルバへと文字通り飛んでいく。
「おい、無事か!? 何があった……!?」
 強かに地面へ打ち倒され、けれども意識は手放さずふらつきながらも上体を起こすアルバの肩を支える。
 顔色は……元々悪いからよく分かンねーが、出血や骨などへのダメージはなさそうだ。
「やら……れた、わ。
 まさか………“反射の守り”を隠し持っていた……とは、ね」
 “反射の守り”は、かなり貴重な魔装具の一種。
 ある一定以上の魔力の負荷を受けると、その効果を跳ね返す。弱い魔力には反応せず、強い効果のあるものだけに反応するので、俺の【風の刃根】程度じゃ反応しない。
 大抵は一回か二回で壊れてしまう使い切りだが、コレがあると危機的な一撃を跳ね返せるので効果は絶大。正に“とっておき”だ。
 
 その“反射の守り”が反応したということは、アルバが奴に使った術はかなりの威力のあるものだったんだろう。つまり、ネフィルを魔人ディモニウム “鉄塊の”ネフィルたらしめている根幹の魔力を、根こそぎ奪い去ろうとするぐらいに───。
 だが、アルバは? 少なくとも見た目には瀕死と言うほどじゃあない。ふらふらと頼りなく、即座に戦線復帰は難しいだろうが、意識はまだはっきりとしている。
 
 不意に、アルバが俺の首の後ろへと手を回して顔が張り付くくらいに引き寄せる。
 それまで俺の頭のあった空間を、短めの鉄の槍とでも言うべき塊が貫いていた。
 糞っ! 今度は俺がアルバを抱き寄せて、そのまま“シジュメルの翼”で飛び上がる。
 飛びつつも、体の位置を反転させてネフィルを見ると、奴はその全身を鈍く光る鉄のようにし、両手に鉄槍のごとき塊を持っていた。
 
「今までに~~~……ねェ程よォ~~~~………」
 
 酔ったようなろれつの回んねえようなしゃべりで、ネフィルが続ける。
 
「全身に魔力が駆け巡ってンぜェ~~~~~!!!!!!」
 
 弓なりに仰け反りバネを利かせた態勢から、両手の鉄槍を、ほぼ同時に射出して投げつけて来る。
 
「うおぁ!?」
 思わず間抜けな声が漏れるが、状況は全然笑い事じゃねえ。
 まるで人間カタパルトだ。
 早さ、重さ、正確さ。その全てが今までとはまるで違う。
 さっきまでの攻撃がポンプショットガンとすれば、これはロケットランチャーか? 流石に爆発まではしねえだろうが、トムヨイの投げ槍よりも鋭い。
 しかもロケランと違って、再装填がめちゃ早いから連射も出来る。
 
「おい、こりゃどーすりゃ良いよ!?」
 俺一人なら、少なくとも逃げるのは可能。だが今はアルバを抱えている分機動力が下がってる。
 それに策ありきの一時撤退ならまだしも、この状態のネフィルを放置して良いのかどうか。
 だが……。
 
「結果は……同じだろう。
 今はある種の魔力酔いで気分も良いだろうが……彼の器で扱いきれる魔力量では……無い。
 暫くすれば……醜い肉塊のような人とも魔獣とも分からぬ呪われた物体に……なり果てよう……」
 アルバはそう苦しげな息と表情で吐き出す。その声にはある種の悔恨が滲み出ているのがありありと分かる。
 
 俺はネフィルの攻撃をかわしつつ、一旦は高く上がって距離を取り、それからこちらからは目視できる程度の距離のある建物の屋根に隠れる。
「……なあ、聞いて良いかわかンねーし、嫌なら答えなくても良いんだがよ。
 あんたと奴の関係は一体何なんだ?
 ただの昔馴染み、ただの怨恨とも思えねーしな」
 こういうときは遠回し遠慮がちに聞くよりは、スパッと真正面から切り込む方が良い。話したくないなら話さなくッたって構やしない。だが聞かねーで変に気にしていると尻の座りが悪すぎる。
 
 屋根の上に下ろされて少し落ち着いただろうアルバは、深く荒い息をしばらく整えてから、深い懊悩の奥から言葉を絞り出す。
「深く、複雑な縁だ……。全てを話すには時間も無く、そして……話すつもりもない。
 だが……そうだな。
 鉄……ネフィルに、クーク、ヴィオレタ、そして“黄金頭”アウレウム……。
 この四人は、ある意味わたしに特に近しい子のようなものだ……」
「……子?」
 あまりに意外な……聞きようによってはふざけてるとしか思えない答えに、思わずオウム返しでそう返す。
 だがその表情声音からすれば、それが下らない冗談なんかじゃねェのは馬鹿でも分かる。こりゃ……マジな話だ。
 
「血縁上の子……では無いぞ。
 そうさな……わたしは5年前までは……邪術士達に捕らわれた実験動物……そんな存在だった」
 遠く、まるで懐かしく苦い思い出を語るようにそう告白する。
「もっと言えばさらに昔、クトリア最期の王、醜悪なるザルコディナス三世の虜囚。
 彼らはわたしの芳醇な魔力を持つ血を使い、多くの魔人ディモニウムを生み出した。
 最初は 半死人ハーフデッドたち。それから様々な術式を埋め込む、ネフィル達の様な魔人ディモニウム……」
 
 イベンダーのオッサン曰わく、「下手すりゃ観ただけで心臓が止まりかねない程」の強い魔力。
 言い回しはオッサン流のつまらんジョークとしても、そう評される程の魔力がどんなもんなのか、俺にはさっぱり分からねえ。
 けどその壮絶な過去、経歴が事実なら───俺にこれ以上挟める口もねえ。
「だから、な。
 あいつらが“ああ”なってしまったのは、半分はわたしの責任だ。
 彼らは特に……特別だった。
 濃くわたしの血を注ぎ込まれ、苦しみ、のたうち、気も狂わんばかりの目に遭っていて……しかもその感情思考苦しみは、眠り続けていたわたしの中にもある程度には伝わってきていた。
 けれども───助ける事が出来なかった───」
 
 終わらせる、と言った言葉の意味。
 それは悔恨と苦しみの果てに辿り着いた贖罪でもある。
 だが───。
 
「待てよ、そりゃあ違うぜ」
 挟む口など無いと思ったそばから、思わずそんな否定の言葉が俺の口をついて吐き出される。
「なあ、俺は魔法のこともあんたの苦しみも分からねえ。
 けど、あんたが感じてる責任ってのは、つまり奴らを助けられなかったってことなんだろ?」
 
 屋根の上で伏せながら俺の横に並んでいるアルバが、やや戸惑い悩ましげに俺を見つめる。
 
「あんたが俺なんか比べ物になんねえくれえ強ェってのは、俺にだって分からあな。
 そして強い力ってのは、持てば持つだけ責任も背負わなきゃなんなくなるッてのも分かる。
 けどそれだって、あらゆる全てを解決できるスーパーマンになれるワケじゃねえし、現に今の話じゃあ、あんたをとっつかまえその血を使い魔人ディモニウムを生み出しまくッてたのも、あの糞ザルコディナス三世に糞邪術士どもだろ?
 あんたはただ利用されていただけだ。
 そりゃ、ある程度がどの程度か知らねえが、意識や感覚を共有しちまッてたってんなら、複雑になるのも仕方ねえだろうよ。
 それでも───あんたがそこまで責任を感じ、自分を責め続ける必要はねえ。
 少なくとも、俺はそう思うぜ」
 
 我ながら……一体誰に向かって言っているんだかな。
 ほんのついさっき、似たようなことを言われたばかりだッてえのによ。
 
 アルバはその俺の言葉を受け、しばし目を閉じてから再び小さく吐き出した。
 
「───すまんな、気を使わせて。
 だがやはりわたしは───彼らを助けたかったのだ───」
 
 小さく、小さく笑い、そう言った。
 
 
 その最中、すぐ近くの屋根の上へと立て続けに不細工な鉄槍が突き刺さる。
 ネフィルは最早手当たり次第。地面の土を掬うと同時に、即座にそれを槍状の鋭い鉄塊へと変化させ両手で投げつけてくる。
 隠れて居ても関係ない。こりゃもう単なる運任せだ。

「糞ッたれ!
 アルバ、あんた時間があれば回復は出来そうか?」
「……あ、ああ。今宵は黒の月もある。常よりも我が内なる闇の力は早く満ちよう」
 キャラが変なゴス女のノリに戻ってきたのは、精神的にも復調し始めた証拠、と思うことにしよう。
 
「俺が時間を稼ぐ。なんとか───頼むぜ?」
 
 砂漠の砂嵐。暴威と真実の猛りし神シジュメルよ───その御力の一部を我が身へと分け与え賜え───。
 祈りとともに風の魔力が俺の入れ墨を流れだし、その魔力が背中の“シジュメルの翼”を起動させ、魔力の翼を形作る。
 
 飛翔。隠れていた場所を見定められぬよう弾丸のように飛び出すと、わざと奴の気を引くように一旦その近くへ。
 微かな光を反射する“鉄塊の”ネフィルは、ぶら下げていた布の切れ端のみならず、体全体が鉄化しているかに見える。
 アルバから魔力を吸い取ったことで、能力の適応範囲が増えているのか。確かに鉄槍にしても、さっきまでは作れていなかった。石や砂や土を結合して一本の槍に変える。この結合させるというのが先程とは違う。
 
「この……5年間よォ~~~……。
 必死こいて魔力循環と制御を学んで来たんだよ、俺ァよォ~~~」
 
 囮として気を引いたつもりで飛んだものの、こちらを意識してるのか居ないのか。誰に言うとでもなく───いや、おそらくはアルバに向けてそう言葉を向ける。
 
「魔力そのものが増えてなくても、使い方だきゃ各段に変わったんだよ。
 最初は、触りゃ勝手に鉄にしちまッたり、砂鉄みてえにボロボロにしちまッたり、めちゃくちゃだったりでよォ。全然まともにゃコントロール出来やしねェ。
 だから、糞みてーに身体鍛えて、魔力の使い方覚えて、何度も死にかけ、殺されかけ……殺しまくってよォ~~~!」
 
 両手で土をすくい上げ、それをそのまま歪な槍にして投げつけてくる。投げ方はかなり当てずっぽうでデタラメだが、勢いの鋭さが半端じゃない。さっきまでの破片とは違い、当たれば風の防護膜など容易く突き破りそうだ。
 
「それが……あの糞ジジィの言ってた“新たな人生”の内幕だ。
 特別な魔法の力だ……? その力があれば何でも自由に出来るだと……? ざけんな、糞がッ……!!
 糞みてえな廃墟でコソコソして、頭の悪ィクズどもに殺されねーように、どんだけ連中相手に神経使ってたか分かりゃしねェ……」
 
 風切り音がすぐ近くに聞こえる。明らかにデタラメに投げているようだが、何かしらで察知しているのか。
 
「……今更……今更てめえが来たところでどーにもなんねーんだよ!
 俺はな……いや、もう俺達全員、イカレた糞な殺人鬼なんだよ!
 何人殺した? 覚えてねーな! 罪の意識? 感じねーよ!
 何をどーしたッて昔になんざ戻りゃあしねぇ!
 このしみったれて糞みてえな“新しい人生”は、どう足掻いたッて糞のまんまだ!
 糞溜めに産まれて、糞なままイカレ野郎として生きて行くしかねェ!!!」
 
 慟哭だった。望まず植え付けられた、制御も難しい魔力。それ故に不毛の荒野ウエイストランドを放浪し続けるしかなく、放浪し続ける故に殺し殺されの道を行くしかなかった。もし───その運命に絡め捕られることが無ければ。それを言ったところでどうにもならない。ならないが、それでも───。
 
 身体が衝撃を受け軌道を変える。何だ? 考えるよりもまず防護を強化。瞬時に態勢を立て直すのは適わず、そのままある家の壁へと墜落した。
 防護を強めても衝撃の全てを吸収出来るワケじゃあない。俺はせき込むように嗚咽して血の混じった唾を吐く。口の中が切れたようだ。
 
「そこか~~~、飛び回るしか能のねー糞黒人野郎が~~~!」
 周囲を見回し、理由が分かった。
 奴は考え無しのデタラメに槍を投げていたワケじゃあない。
 槍に割いた布を絡ませて鉄化し、それを周囲の建物の壁や屋根へと銛のように撃ち込んで居たンだ。
 黒の月の強い暗い夜。その闇の中に奴は“鉄化した布の網”を自分の周囲の頭上へと張っていた。
 俺やアルバが飛べることを踏まえての、罠。
 その一本に引っかかった俺は、飛行を制御出来ずに墜落して壁に激突。“シジュメルの翼”とその風の防護膜があったから良いものの、下手をすれば大怪我をしててもおかしかねェ。
 
 素早く、起き上がり態勢を整え直そうとするも、落下したときのダメージでイマイチ意識とバランス感覚が戻らずにフラつく俺。それに対し両手に無数の短槍を持ち、油断せず距離を詰めるネフィル。
 俺の最大のアドバンテージである飛行能力を封じられ、手元には武器らしい武器もない。
 魔法も“シジュメルの翼”も使えるが、地を這うこの状況じゃあイマイチ決定打に欠ける。
 
「おい、てめえだけか、黒人野郎。
 あの女ァどうしたよ、ええ? また隠れてんのか?
 そうだよな、あいつにゃそれしか出来ねえ。
 今までもずっと隠れてたし、これからも───こうして不利になりゃあまた隠れて───」
 
 右手の数本を振りかぶり───。
 
「逃げ出すんだよなァ~~~~~~~!!!」
 
 俺へと投げつけられる幾本もの短槍。
 避けきれない。そう覚悟して防護に全魔力を回そうとする俺の視界に、黒ずくめの女の姿が見えた。
 

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

『三度目の滅びを阻止せよ ―サラリーマン係長の異世界再建記―』

KAORUwithAI
ファンタジー
45歳、胃薬が手放せない大手総合商社営業部係長・佐藤悠真。 ある日、横断歩道で子供を助け、トラックに轢かれて死んでしまう。 目を覚ますと、目の前に現れたのは“おじさんっぽい神”。 「この世界を何とかしてほしい」と頼まれるが、悠真は「ただのサラリーマンに何ができる」と拒否。 しかし神は、「ならこの世界は三度目の滅びで終わりだな」と冷徹に突き放す。 結局、悠真は渋々承諾。 与えられたのは“現実知識”と“ワールドサーチ”――地球の知識すら検索できる探索魔法。 さらに肉体は20歳に若返り、滅びかけの異世界に送り込まれた。 衛生観念もなく、食糧も乏しく、二度の滅びで人々は絶望の淵にある。 だが、係長として培った経験と知識を武器に、悠真は人々をまとめ、再び世界を立て直そうと奮闘する。 ――これは、“三度目の滅び”を阻止するために挑む、ひとりの中年係長の異世界再建記である。

異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】

きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
【毎週火木土更新】 自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。 その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ! 約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。 ――― 当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。 なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

処理中です...