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第二章 迷宮都市の救世主たち ~ドキ!? 転生者だらけの迷宮都市では、奴隷ハーレムも最強チート無双も何でもアリの大運動会!? ~
2-79.J.B.(53)The Payback feat.Blob cook.(復讐 feat.ふとっちょ料理人)
しおりを挟む“炎の料理人”、フランマ・クーク。その新しい“相棒”は、いわば生体火焔放射器か。火焔蟻の脚をもぎ取り動けなくし、縄で自分にくくりつけつつ、何らかの仕掛けで火を吐かせる。
魔獣、魔虫の特殊な能力は多くが魔力由来。これなら確かに「魔力の強い火だけを操れる」というフランマ・クークにとっちゃ完璧な“相棒”。そしてそれを可能にしたのは、魔獣、魔虫、猛獣を操れる“猛獣”ヴィオレトの力あってのこと……と。
そこに、手下に鉄製の武具を簡単に与えられる“鉄塊の”ネフィルも加わった魔人の連合。
そいつらがクトリア周辺の拠点として、水路、防壁、食料生産能力を持ち、加えて多くの水棲魔獣を発生させていた“濁った”魔力溜まりに地下の古代ドワーフ遺跡のあるボーマ城塞を手に入れていたら───。
ゾッとしねえ話だぜ。
だが今現在、俺達自身ヤベえ危機に直面している。
あり得たかもしれない“未来の危機”は後回し。何よりもそのフランマ・クークの特大火焔放射が、今まさに俺達へと向けられ───いや、既に向けられ、放たれた後だ。
落ち着けって? 落ち着いてなんか居られねえぜ。
ついさっきまでアダン達の居た壁際の一画には、高温の双頭火焔竜とでも言うような炎の渦が通過した。
避けたか? ハコブの魔力結界は? アダンの“破呪の盾”は巧く使えたか?
熱気と埃と煙とで、遠目には誰の姿も確認出来ねえ。
「糞! アダン! ハコブ! スティッフィ! ニキ!」
とにかく名前を叫んで呼ぶが、まるで反応がありゃしねえ。
腹の奥から冷たい気配が立ち上る。止めろよ、冗談じゃねえぜ。最悪な結末が頭の中から離れねえ。
近付く俺の背に、再びの火焔放射が熱気と共に襲いかかる。
フランマ・クークの“炎を操る”能力。
魔人は普通の魔術師と異なり、その体内に埋め込まれた魔術を使うのに呪文詠唱や術式構築を必要としない。
なので銃の引き金を引くみてえなお気軽モードで簡単に魔術を行使できる。
フランマ・クークの場合、今は火焔蟻の火焔放射に依存しているから、火焔の効果やタイムラグもまた火焔蟻のそれに依存する。
火焔蟻のそれがどの程度の間隔で放てるのか分からねえが、矢継ぎ早に「追尾式火焔放射」が襲ってくるのは間違いねえ。
“シジュメルの翼”での防護を強める。風魔法による防護膜は、物理的衝撃を和らげるのにはかなり有用だが、魔術への守りは弱い。特に火、熱の伝搬はさほど防げるわけじゃねえ。
仮に避けきれず直撃を食らった場合、炎の軌道そのものは風の防護で変えられても、熱自体はそれなりに伝わってくるだろう。
直撃を避け、防護膜でダメージを和らげる。俺に出来るのはそれぐらいだ。
「ハッハー! バーベキューパーティーの時間だぜ~~~~!!!」
話に聞いてる“炎の料理人”フランマ・クークの人間像。人を焼き殺すのが大好きで、しかも実際に料理して“食っちまう”という異常性。
腹の肉を揺らしながらそう叫ぶ愉悦に満ちた顔は、今回ばかりは珍しくも事前イメージとのギャップが無さそうだ。
「こんがり焼けました、か~、あァ~~~?」
躁病めいた上擦った声で言いつつ、近くに転がる巻き添えの毒蛇犬の丸焼け死体の脚をもぎ、フライドチキンの様にかぶりつく。
「レアだ、レア! まだ生焼けだなァ~~~! ハッハー!」
ブッ、と吐き出して再び両脇の火焔蟻から火を吐かせ、再び巨大な双頭火焔竜を辺りに踊らせる。
適当にやっただろうその火焔が、危うく俺の近くを掠める。かなりの熱を感じるが、防護膜と回避で火傷はない。
しかし、このままじゃクークにもアダン達にも近付けねえ。
そうしていると、別の場所から飛来する大きな影。またもや敵の増援か? と思うがそうじゃねえ。
跳躍から着地しドシンという地響きと共に近くへと降り立ったのは、満身創痍ながらも堂々たる体躯。“狂乱の”グイド・フォルクスその人だ。
体格は元の通りに戻っているし、目にも理性の光が宿っている。“呪いの如き魔術”によってダメージを受けることで巨大化し、パワーを得るのと反比例して理性と知能の下がっていたグイドは、そのためか“猛獣”ヴィオレトの“魔獣を支配する力”の影響下に入ってしまっていた。
この様子じゃあイベンダーのオッサンがマーランと共にやった策が巧く行き、グイドの正気を取り戻したのだろうか?
「どうやったんだ?」
俺の真横にやってきたオッサンとマーランにそう聞くと、
「お前さんから聞いたアルバとネフィルのときと同じさ。【魔吸の手】でグイドに溜まっていた魔力を吸い取った。
奴が巨大化し知能が下がっていたのも魔力の作用だ。その魔力を失えば術の効果は失われ理性も戻り、支配下から抜け出せるはず……てな」
言われてみればシンプルな理屈。要するに燃料を抜いてやれば良い、ってことか。
イベンダーのオッサンに抱えられているマーランも、何やら血色の良い顔をしてる。
「本当に巧く行ったよ! 今まであまり成功したことのなかった術なのに!」
大喜びのその顔に、だがこっちからは嫌な話をふらなきゃなんねえ。
「こっちは悪い状況だ。
あそこをうろついてるイカレ野郎は恐らく“炎の料理人”フランマ・クーク。
そして今さっき、馬鹿でかい炎を操ってあっちの壁際にぶっ放しやがった」
立ちこめていた煙や土埃が次第にはれていく。黒く焦げた床や壁。瓦礫の山に───黒こげの肉塊。
「ハコブ達の居た場所だ」
サッ、と血の気の引いた顔になるマーラン。
見開いた目は虚ろに焦点を失い泳ぎだし、それからブルブルと震えながら俺の肩を掴んで叫んだ。
「う……嘘だ!
スティッフィは!? ハコブは!? 皆はッッ……!!??」
その問いへの答えは俺にはねえ。
焦げ痕残るその場所に、少なくとも生きてる者の影は無い。散らばる肉塊の多くは毒蛇犬のもののようだが、その中に違う何かが紛れて居るかどうか……。
「……そんな……」
愕然とし力無くうなだれるマーラン。
俺も、イベンダーのオッサンも黙るしかない。
死んだとも生きてるとも何とも言えねえ惨状に、下手な慰めも出てはこねえ。
「……信じろ、マーラン。奴らの悪運を」
絞り出せたのはせいぜいその程度。俺だって信じたい。連中がそんな簡単にやられるほどにヤワじゃねえってことをな。
その忘我のマーランのその隙を、殺意の爪先が貫こうとする。
「ヴィオレト!!!」
本当に隙を狙うタイミングは絶妙だ。身体ごと間に割り込み爪先を逸らす。左の二の腕が切り裂かれ、だらりと鮮血。
俺達はその衝撃にバランスを崩し、三人絡まりつつ落下するが、下で受け止めるのはグイド・フォルクス。
そこへ、狙いすました双頭火焔竜───クークの追撃だ。
「クソ女ァ~! 狙いが甘ェぞコラァ!? のろのろしてっとてめェも焼くかんなァ~!?」
だみ声でがなるクークの声。
迫る火焔の熱は皮膚を焼くかの熱気。
なんとか姿勢を立て直して【突風】をぶつけるが散らし切れず。
しかし最後の最後まではその炎は届かない。ぎりぎりのところで、マーランの作り出した【魔法の盾】が防ぎ、炎の竜が掻き消える。
「……あのクソ共をブチ殺しに行くぞ」
冷たく、乾いた声音でマーランが宣言をする。
青ざめるのを通り越した蒼白の顔に、一切の表情は浮かんでいない。選んだ言葉のチョイスこそ汚いが、声も含めて完全に感情が消えている。
「……キレたか」
「キレたな……」
イベンダーのオッサンもやや面食らって居るが、俺もキレたマーランは滅多に見ない。キレる奴には幾つかの種類があるが、マーランは“冷静に”キレるタイプだ。
普段大人しくて滅多に怒らないギークが、いざ怒ると一切の情け容赦なくなるみたいな感じか?
こうなると、普段以上に冷静かつ的確な───そしてえげつない判断をするようになるからヤバい。
「クークは炎を“操る”。動き回って避けようとしても無駄だ。
俺が防ぎきるから、グイドは脚になれ」
そう宣言してさっとグイドの肩の上。有無を言わせず指揮をとり出す。
「イベンダー、JB。ヴィオレトの不意打ちを防ぎつつ、クークを牽制。奴に近づき、折を見て攻撃」
グイドの両サイドを固める形の俺たち二人。
「防ぎ切るって……出来るのか?」
マーランは確かに魔力量は多いと言うが、クークの所まで約1、2アクト(30~60メートル)はある。
この距離を詰めつつ防ぐだけの魔力、そして正確さと素早い術の展開……こいつは結構難度が高いぜ。
「今なら、イケるかもしれンぞ。
何せさっきまでのグイドの魔力をマーランは吸収している。むしろ本来の許容量を超えて飽和してるぐらいだからな」
キャパオーバーな魔力量は下手をすると本人を滅ぼす。長期的慢性的になればジャンヌも罹った魔力瘤にもなるし、短期的でも“魔力酔い”と呼ばれるある種の興奮状態になったり、ぼうっとし、意識混濁、叉は気絶してその後数日寝込んだり、なんてこともある。急激に過剰な魔力飽和を起こせば、そのまま身体が耐えられずに死んでしまったり、“狂った” 魔人───だか魔物だか分からない様な状態にもなることすらもあるという。
それらの副作用を減らすのは、魔力循環などで自分の魔力を上手く制御する練度で、それらは訓練等で巧くはなれる。
つまりこの魔力飽和状態でどれだけ自分を保ち戦い続けられるかは、まさにマーランの日頃の訓練如何によるワケだ。
「いいか、行くぞ」
マーランの号令で一丸となり動き出す。直線。真っ直ぐにフランマ・クークへと向かっての“突撃”だ。
「ハァ~~ハッ! いくら早く走ったって俺の炎はよけられねえぜェ~~~~ッ!!」
再び放たれる業火。うねりながら迫る双頭の火焔竜。その凶悪な程の熱気をマーランの【魔法の盾】が受け止める。
正面からの炎を防ぎはするが、炎の動きを操れるクークはそれを二分割化して左右からの挟撃に切り替える。
その炎を受けるのは、高密度の【霧の守り】の呪文。
水属性を帯びた霧の集まった結界魔法で、密度を薄くすれば広範囲、濃くすれば狭い範囲を霧で覆い守りとする。
所詮は霧なので物理的な攻撃には全く効果はない。視界を悪くし、魔法の干渉と火や熱波を軽減するのみ。
物理的攻撃への防御にもなる【魔法の盾】とはまた異なる防御の呪文だ。
「セコい呪文使ってんじゃねえぞ、コラ!?」
完全に防ぎきるのには足りてない為いくらかは火に焼かれるが、かなりの炎を相殺したマーランの【霧の守り】の効果に、やや慌てたような怒声。
マーランは右手の先で【魔法の盾】を維持しつつ、左手を使い【霧の守り】を張り続けている。
別系統、別属性の魔法の多重掛け。ここへの“裏口”を見つける際のドゥカムの手際に感心していたマーランだが、そのときのドゥカムと同じ様なことを今してのけて居る。
もしかしたらドゥカムにとっちゃ「この程度、普通であろうよ?」と言うような事かもしれねーが、今までのマーランじゃ考えらんねえ事だ。
再び放たれる双頭火焔竜の攻撃を、同じ様にして防ぎさらに前へ。
明らかに怯むクークは、周りを慌てて見回しながら、
「おいクソ女! ちゃんと俺を守りやがれ! じゃねえとまた火ィつけんぞ!?」
と叫んでいる。
なる程そうか。ヴィオレトの全身にあった無数の傷。切り傷や爪痕は違うだろうが、沢山あった火傷の方は、コイツにつけられたものってことか。
確かに相性から言えば、クークはヴィオレトの能力を上回る。ヴィオレト自身にも、この辺りのヴィオレトに操れる魔獣にも、クークの炎を防ぐ能力は無い。実際、ヴィオレトの呼び出した魔獣のうち何頭かは、こいつの炎の巻き添えで死んでいる。
それに以前ボーマ城塞を襲撃した際にアニチェトと相撃ちになって死んだという前の相棒さえ生きていれば、クークはヴィオレトと組む必要は無かったハズだろうし、ネフィルとはまた違う関係だったのかもしれねえな。
まあ、こいつ等同士の関係性なんざ今はどうでも良い。
思ってた以上にマーランの守りが巧く行き、残りあと数歩の距離にまで近づいたとき、───来たな! 再びヴィオレトの爪。
正面からは無い。左側面は壁。背後からは速度を活かせない。ならば上か右。
右側はイベンダーのオッサンがカバーしている。つまり俺の担当は上空。
予想通りの軌道で攻めてくる上からのヴィオレトに、飛び上がり身体ごとぶちかまして両手を掴み捕らえる。
噛みつきを警戒し、肩から担ぎ上げるような格好で頭部は俺の背の方になるように。頭部から背中にかけては“シジュメルの翼”の守りが固く、爪も牙も通らねえ。
これで後はクーク一人に集中出来る……と、そのとき既に目の前には極大の火焔。
「グァァァァァッッ!!??」
悲鳴をあげたのは俺じゃ無くヴィオレトだ。
ヴィオレトに対峙するため飛び上がって居た俺の方には、マーランの【魔法の盾】も【霧の守り】も及んでない。
敵の頭数を減らす、って意味じゃあ、確かに俺は一番狙いやすい状況だった。
だが俺はヴィオレトを担ぎ上げ、ヴィオレトの下半身は俺の身体の前面をカバーするような格好。
そのヴィオレトに、奴の炎は直撃した。
「うぐっ!」
ヴィオレトが盾になった分、俺の身体の上半分は炎の直撃には曝されてない。しかし腰から下、特に脚の方はかなり焼かれる。
風の防護膜もある。消し炭にとまではならないが、特に素肌を晒している太ももなんかはかなりの火傷。
熱さと痛みで“シジュメルの翼”の制御を失う。高さはさほどでも無い。けれども墜落は確実。その俺をイベンダーのオッサンが受け止め着地した。
「クソ、やられたぜ」
「おい、薬は?」
「無い、落とした」
「何ィ~~~!? やっちまったなあ!」
「いいから、くれよ!」
「うむ、ツケ払いだ」
「金取ンのかよ!?」
「俺は商人だからな。ほれ」
アホみたいなやり取りしつつ手早く飲まされる。
既に地面に下ろしたヴィオレトの方は、俺以上の直撃を受けてもはや身動き出来ない虫の息だ。
俺を襲ったクークの火焔は勢いをやや減少させたがそのままマーラン達の頭上に落とされる。だがそれも再び【魔法の盾】と【霧の守り】で殆どが防がれた様だ。
そのまま後退しつつ次の準備をするクークだが、じりじりと距離を詰めるマーランとグイドへと、焦りつつも不適な笑みを浮かべて応える。
「おら! これでも防げるかよ、魔術師野郎!!」
両脇の火焔蟻から吐き出される炎は今まで最大の大きさ。そしてそれを今度は何十もの火炎の槍へと変化させ、マーランを全方位から囲むようにして浮き上がる。
「マズい! ありゃあ防ぎきれん!!」
イベンダーのオッサンがそう叫ぶ。デカい上に四方から攻められ距離も近い。マーラン一人で威力を相殺するのは難しいか。
俺は立ち上がり“シジュメルの翼”で【突風】を作って、幾らかの火焔槍を吹き飛ばそうと試みるが、まともに立つことも出来ず崩折れる。
その瞬間、爆発的な勢いで何十本もの大量の火焔槍がマーラン達に向かって放たれ、眩い光が辺りを包む。
光? 炎による閃光じゃあない。別の魔法の光だ。
マーランによる【魔法の盾】。もちろんそれもある。だが本来一面にしか展開できない【魔法の盾】による光が前後に展開しているということは───。
「何ィ!?」
叫ぶクークがよろめき倒れるのは、足元の地面が崩れたからだ。
石畳に刺さったボルトは土属性の魔力を発して亀裂を生み出し、クークの周りをグラつかせている。
そのぐらついたクークの目が驚愕に見開かれ動きが止まった。
見開かれた目がぐるりと機械仕掛けみてえに下へと向けられる。その先にあるのは太鼓腹から突き出した剣先。
血塗られたそれを手にする影は、遠目にも誰だかはっきり分かる。
「───ハコブ!」
「少しばかり……遅くなったな」
ぬらりと血にまみれた剣を引き抜いて、さらには両脇に括り付けられていた火焔蟻達をも斬り捨てながらそう言った。
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