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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-166.J.B-(106)Batty Riders(イカれた騎兵隊)
しおりを挟む「何やってんだ、この間抜げどもが……」
「何だどごら、てめぇ喧嘩売ってんのが!?」
「あっそ。じゃあずっと牢屋に居な」
「待で待で待で待で、待ってぐれ、な、おい! 悪がった、悪がったがらよ!?」
このろくでもないやり取りは、地下牢へと連れてかれた俺達が引き合わされたカーングンス達とマーゴとのもの。
レイシルドと言う名の鹿男に促されて罪状を説明する牢番によれば、コイツらは市中紊乱、簡単に言えば「酔って暴れて多大な迷惑をかけた馬鹿野郎ども」罪だ。
「彼らが君たちの探し人……であるのは間違いないね?」
「ああ……まあ、探してた連中のうち何人か……だな」
厳密には、俺たちが一番に探しているのは亡くなったグッドコーヴの船大工の娘のグウェンドリン。このボバーシオに嫁いだ姉の元へとやって来たらしいグウェンドリンは、同じくカーングンスを雇ってボバーシオに向かった、プレイゼスのボスらしき帽子男、ベニートの道連れとなっていた。
で、グウェンドリンを探し出し、その姉と駆け落ちをしたと言う船大工を探し出して、クトリア共和国の水軍の為の魔導船の設計、建造を依頼したいのと、そのついで……と言っちゃ何だが、カーングンスを雇ってボバーシオに来たというベニートを探し出し、その目的を探りたい……という、別々の任務を同時進行でやらなきゃならない。
どこまで話したかは分からんが、レイシルドはスナフスリーから大まかにはこちらの事情を聞き把握しているようだ。
「……で、コイツら、どうすんだ?」
ボーノがそう聞くが、いやそりゃあ俺に言われても分からねぇ。
「レイシルド、この馬鹿どもを釈放してもらうにはどうすりゃ良い?」
罰金刑で済むなららこちらが肩代わりしてやるしかないだろう。一応ある程度の資金は持たされているから、そう足りなくないってことも無いだろうとは思うが……。
「市中紊乱に関しては、彼らは罰金刑で済む。だが……」
レイシルドはそこでやや躊躇するように言葉を切り、それから再び話を続ける。
「彼らにはリカトリジオスの内通者だとの嫌疑がある。戦時法で、或いは死刑も有り得る」
「マジかよ」……と、思わず口にしそうになるのを飲み込んで、また、ギャアギャア騒ぐカーングンス達を無視して、俺は努めて冷静に聞き返す。
「そりゃ……どういうこった?」
「彼らを率いていた帽子の男が居たが、その男がリカトリジオスが占領した後のシーリオへと出入りしていた……との情報がある」
……ったく、ため息が出てくるぜ。
レイシルドの言う“帽子の男”は、まあプレイゼスのボス、ベニートの事だろう。半年ほど前に奴がクトリアを密かに出て、身内は使わずカーングンス達を雇い護衛として西カロド河を越えた頃は、たしかまだシーリオはリカトリジオスに落とされては居なかった。
その後……まあ、そうだな、俺たち“シャーイダールの探索者”がドワーベン“ハンマー”ガーディアンの襲撃でかなりのダメージを受け、とにかく今後どうするべきかと右往左往していた頃に陥落をした。そんな話だったハズだ。
その時期にシーリオに出入りするなんてのは普通に考えりゃ自殺行為。確かに、もし“帽子の男”ベニートがリカトリジオス占領下のシーリオへと出入りしていたというのが事実なら、内通者を疑われるのは当然。俺だって疑うぜ。
「マーゴ、どう思う?」
やや声を潜め、カーングンスの呪術騎兵でもあるマーゴにそう聞く。マーゴはやや思案するかにして口元へと立てた人差し指を置いてから、
「今、牢の中にはマクマドゥルがいねぇ。マクマドゥルはやだらどでげえごど言うし、危険だ、危ねえど言われるごどやりだがる、ガキみでえな奴だ。
それに、半年ほど前だらオレ達のどごろにリカトリジオスの使者は来でねぇし、リカトリジオスのごども、“なんとなぐやべぇ奴等らしい”程度にしか知らねぇ」
と答える。
「積極的にリカトリジオスに協力する動機はないが、こっちに来て成り行きで関わり合いになってる可能性はある……と?」
「だな」
さて、となるとコイツらからも細かい話を聞いて、ベニートとここに居ないカーングンス達の足取りも追わなきゃならねぇが、その前にまずはグウェンドリンと姉のテーリ、そして駆け落ちしたという夫で船大工の方も探さなきゃならねぇ。
「……とりあえず、罰金はいくら払えば良い?」
「飲酒紊乱、警備兵への暴行、器物損壊……これらに関してならクトリア小粒金で10か20程度だろう」
出費としちゃあ痛いが、払えない額じゃあねぇ。だが……、
「ただし、内通者容疑があるものを、即座に解放する事は出来ない」
まあ、そりゃそうだな。
「どうすりゃ良い?」
「嫌疑を晴らす……または、彼らのボス、“帽子の男”の所在と目的を確かめ、ここへと連れて来ること……だな」
◇ ◆ ◇
幾つか問題は増えたモノの、やること事態は変わらない。
まずは「解放される為の条件だから」と連中に言い含め、マーゴを通じて囚われているカーングンス達から情報を聞く。
経緯をざっくり纏めると、こんなことのようだ。
まず、奴らが“帽子の男”ベニートに雇われたのは半年ほど前で間違いはない。
ベニートは一人だけ用心棒らしき男を連れて、突然ふらりとカーングンス野営地へと現れたそうだ。
どうやってその場所を知ったのかは不明だが、ここにはもしかしたらモロシタテムのロランドが関わってたかもしれねぇ……てのは、単なる推測。元々ノルドバ以南を仕切っていたプレイゼスのボスだ。人脈や伝手は色々あるだろう。
何にせよ、現れたベニートは、コイツらの親玉であるマクマドゥルに大金を払い、西方行きの護衛を頼む。
マーゴやアーロフ話じゃあベニートの奴、ここであの“血の試練”をきっちり受けて、達成しているという事だが、ここのカーングンスによると実際その通りだったらしい。
まあ、間に休みを入れて三回に分けて行ったが、それでもありゃあしんどい。
プレイゼスは武闘派と言うより諜報、暗躍の小狡いファミリーと思われてるが、それでもそのボスだけあってかなりのモンだ。
アダンがそうだったように、カーングンスじゃ“血の試練”を達成した者の信頼度はグンと上がる。ベニートのこともマクマドゥルとその連れの仲間はかなり気に入り、元からカーングンスの中でも“やんちゃ”をしたがる若い連中だっただけに、奴の依頼には即座に乗った。
ただ、それでもベニートはこの西方行きの理由、目的についてははっきりした事は言わない。煙に巻くような話術でのらりくらり。ボバーシオ入りしてからはマクマドゥルと用心棒らしき男にもう一人を連れて色々出掛けていたらしく、今牢屋で絞られてるのは居残り組の方だ。
「シーリオに行ってたってのは本当か?」
「あのオアシスの街だら、確がに行ったげどよ。ただ俺だぢゃ小銭稼ぎしただげだべ」
「小銭稼ぎ?」
「呪薬だよ。アンダスが簡単なの作れっからよ」
呪薬、てのはカーングンス流の魔法薬。特に瞑想薬と呼ばれるのは、元々はカーングンス呪術師が瞑想をし精神鍛錬をしたり霊験を得たりするのに使われるらしいが、成分的には麻薬に近く、粗悪なものなら完全に安物のダウナー系ドラッグ。またアッパー系の戦霊薬なんかも同様で、クトリアの悪党ネットワーク経由で魔人やその他の悪党連中に流れていたのもこの類だ。
使い方さえ正しければ必ずしも悪いものじゃないが、悪用しようとしたり間違えて使えばろくでもない事になる。それこそ、イカれジャンキーの犯罪者みてーに、な。
「ベニートも、か?」
「それは知らねぇよ。あいづは俺だぢに適当に金渡して、マクマドゥルどアンダス以外はしばらぐ好ぎにしてろっつって、用心棒だがと……あと、コッチで雇った犬獣人の宿無しと5人で色々うろづいでだがらな。
何が探し物してだみでえだが、俺らにゃそれが何がも分がらねぇ」
「何て言ってた?」
「さあなあ……。何づってだがなあ……」
「……メン、とが…、何が、そーたごどを……」
「ああ、言ってだなあ、そーた事を」
全く、どうにもぼんやりしてやがるぜ。
「どうする? 埒があかないな」
「ああ、全くだ。
とにかく……そうだが、とりあえずコイツらの居た宿に部屋を借りて、そこから調べていくか」
半ば呆れ気味のボーノにそう返し、聞けるだろう事を粗方聞いて、俺たちは牢番にちょっとばかしの礼金を握らせてから外へと出る。
後ろで喚くカーングンス共を後目に早速宿探し……と行こうかとして、再び呼び止められる。
「あのー……ちょっと、来てもらえますか?」
ここまでも案内をしてくれた、レイシルドに付き添っていた大柄な犬獣人だ。
◇ ◆ ◇
再び戻って来たのは先ほどの塔にある執務室。今度は将軍は居らず、レイシルドが机に座って居る。どうやらここは元々レイシルドの部屋らしく、先ほどは俺たちと話すために、将軍が出向いて来ていたようだ。
「先輩、来ました」
「ああ、ルゴイ、ありがとう」
灰色の毛並みの犬獣人はそう言われてペコリと頭を下げ、それからそそくさとまたレイシルドの横に侍る。
レイシルドは先ほどの時もそうだったが、足が不自由なのか杖をついている。名前の響きもだが、物腰や態度に杖をついていることも、ちょっとレイフを思い起こさせるな。
防衛隊に所属していると言うが、スラリとさたしなやかな体躯ではあるものの、歴戦の戦士という風ではなく、術士なのか策士なのか、何かしら頭を使った貢献をしているタイプのようだ。
「君たちにもたびたび悪いね。改めてだが、俺は鹿人のレイシルド。以前は“砂漠の咆哮”に所属していた。隣のルゴイも、さっき会った猿獣人のファーディ・ロンも、だ」
“砂漠の咆哮”……。確かに名前は知っている。“残り火砂漠”周辺を拠点にしていた獣人の戦士団だ。
「君らの道案内をしているスナフスリーも、正式な団員ではななかったがよく“砂漠の咆哮”で従者をしていた。まあ関係者だな」
「ああ、それで顔なじみだったわけか」
「そうだ。そして……だから我々はリカトリジオスと敵対している」
リカトリジオスは確かに“砂漠の咆哮”同様、残り火砂漠の勢力で、まあそりゃ確かに対立もするだろう……と、そん時はそう単純に考えてたが、俺の横に居たボーノが渋いツラして唸りつつ、
「なるほど……三年前の“ラアルオームの惨劇”か……」
と一言。
「何だ、それは?」
「知らんのか?」
「知らねーよ。俺はあいにくとその頃はクトリアの貧民窟で生き残るのに必死だったから、外の情勢なんてなぁまるで耳に入って来ちゃいねーって」
だいたい、ジャンヌの為の薬代欲しさで色んな仕事をやり、アダンに誘われシャーイダールの探索者になってからは地下に潜って遺物を漁り、上に戻ればハコブによる猛特訓の日々だ。
「王国軍の一部では結構な話題になった。ラアルオームはアールマール……南の獣人王国の都市の一つで、その近くにあった野営地と農園、船着き場……それらがことごとく潰され、略奪され、また“残り火砂漠”内にあったいくつもの野営地もほぼ同時に襲撃された。それで“砂漠の咆哮”は組織としちゃほぼ壊滅し、“残り火砂漠”とその周辺は完全にリカトリジオスの勢力下に落ちた」
リカトリジオスが勢力を伸ばしているとは伝えて聞いてても、その経緯あらましをこうして改めてきちんと聞くのは初めてだ。
つまり、レイシルドはじめコイツらはそう言う意味じゃあリカトリジオスに潰された“砂漠の咆哮”の残党。腹に抱えてるのは単に“勢力争いの敵対者”というだけじゃないもんがあるッてことか。
「ああ、その男の言う通りだ。あの時、俺とルゴイはその場に居た。この足はそのときの怪我が原因で、もはやまともには動かない。仲間も……大勢殺された」
淡々とそう続けるレイシルド。だが、表向きは見えてこない腹の底も想像に難くない。
「……俺の生まれた村も昔、リカトリジオスに焼かれ、多くが殺され、奴隷にされた。俺は危うく例の廃都アンディルとかって所で反落を起こせて、それでクトリアまで逃げ出せたが、同じ様に奴隷にされた村の仲間がどうなってるかは分かりゃしねぇ。だから、クトリアまで奴らに焼かれっちまうッてのは御免被りたい」
別段、交渉だの駆け引きだのと言った意図があったわけじゃねえ。だが、レイシルドの話を聞いた俺は、そう自然と自分の過去について話していた。
それを聞くと、レイシルドもルゴイも、それぞれにやや驚いたような反応をし、何故か表情が和らぐ。
或いは、同じ様にリカトリジオスによって多くのものを奪われた境遇であることに、何かしら感じ入るところがあったのかもしれねぇ。
「……その点で、我々は同じ目的を共有する事が出来る。
だから、君らに探ってもらいたい事があるんだ」
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