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第三章 クラス丸ごと異世界転生!? 追放された野獣が進む、復讐の道は怒りのデスロード!
3-168.J.B.(108)Lady Tubby Meets Idiots Downtown.(ふくよか婦人は下町で間抜け共と会う)
しおりを挟むイスマエルの工房の中は、数台の作業机に雑然とした工具や木材が散らかっている、広さとしては車三台分入るガレージくらいか。
ここでは図面を引いたり、実際に作る前の模型、ボートくらいの小型船の修理や造船、また個々のパーツの製作なんかをするらしいが、細かいパーツ自体は別の工房で作ったりもする。実際の造船作業に入ってからここで行う作業は少ないらしいが、とは言え今は、長らく使われて居ないのが明らかなもの寂しさがある。
その、がらんとした工房内の一角に、俺とヤマーを始めとしたアホ連中、そしてグウェンドリンとイスマエルが椅子に座って相対している。ルゴイは外。一応はまあ、見張りみたいにして立っている。
「……話は分かった。だがよ、グウェンドリンも言ってたろうが、今はここを動く事は出来ねぇんだ」
人種的には南方人じゃなくクトリア人系だが、よく日に焼けた逞しいがしなやかな体つきに、笑い皺のある温和そうな細い目つき。バンダナの様に軽く布の巻かれた頭部の黒髪は短髪で、髭も丁寧に整えられ剃られている。身なり風体は船大工、職人と言うには洒脱で小粋。いかにもさわやかな好青年然とした雰囲気だが、今はその表情もやや曇り気味。そのむっつりとした顔でイスマエルはそう告げてくる。
「よおよおよお、そりゃおめー、確かに色々大変だったろうけどよー、何時までもこんなトコに居らんねーだろー?」
さっかまでの号泣っぷりはどこへやら、ここに来て初めて、俺のボバーシオ来訪の目的が、クトリア水軍設立のための船大工の勧誘であることを知ったヤマーが、大袈裟な身振り手振りで妙に出しゃばりそう返す。
「グウェンの言ってたなぁ確かに理由の一つだ。テーリの調子も悪ぃし、何より今、ボバーシオは戦の最中だ。多分あと一週もすりゃ、あの犬ッコロ軍団がガンガンに攻めて来ンだろうぜ。
ボバーシオはこれでも俺の故郷だ。そう簡単にゃ捨てらんねぇよ」
さあて、どうしたもんか。
グウェンドリンは姉のテーリが精神的に参っているから、彼女を置いては帰れないと言う。
イスマエルはそれに加えて、曲がりなりにも故郷であるボバーシオから、今この状況では逃げられねぇとも言う。
どっちも情の話。そしてだからこそ、他人がとやかく言える事でもねぇ。
「まあ、本人がそう言ってんならしょうがねえよ。これ以上話したって無駄だわな」
後ろからそうボヤくのは、ヤマーの連れ……ではなく、『ブルの驚嘆すべき秘法店』のプリニオ。
「あぁ~!? な、テメェ、何言ってやがんだぁコラ!? そう簡単に諦めんじゃねぇよ!」
「そうだ、気合いが足んねーぞテメー!」
交渉の当事者である俺やイスマエルを無視し、ヤマー達がそう大声でプリニオに食ってかかる。
「気合いもクソもねーよ、バーカ。本人達がクトリアに戻りたかねぇッてンだから、どーしょーもねぇだろ。実際気合いでどうするってんだーよ? 首根っこ掴んで攫ってくってーのか? だいたいおめえだって、さっきは家族のためだのどうのこうのつってギャアギャア一緒ンなって泣き喚いてたじゃねぇかよ?」
ヤマーに釣られてか、プリニオもまた大声でがなり返す。
「そ、それはまた別な話だッつーーの!」
「は! 別? 別の話ねぇ~! そりゃお気楽なこったなァ~!
俺に言わせりゃな、ヤマー、おめぇは甘やかされた糞ガキだ。何が王の守護者の期待の星だ、何が闇と死の呪法だ。熊髭魂のなんだのと、おめえがそういう訳のわかんねえ戯言ほざいて生きていられるのも、結局はオヤジに守られてッからだろ?」
「な、何だとテメェー!?」
「く、熊髭戦士団馬鹿にしてんのか!?」
「バ~カ、俺がバカにしてんな、熊髭じゃねーよ、おめえだよおめえ。それとおめえの取り巻き連中な。
つうかだいたい今、流れ的にゃ“王の守護者バカにしてんのか”ッていうとこだろうがよ」
間でおろおろしているブレソルを挟みつつ、プリニオとヤマーとその取り巻きとが口角泡飛ばし取っ組み合いすら始めかねない勢いだ。
「待て待て待てお前ら、こんなトコでケンカおっぱじめンじゃねーっての!」
まとめてひっぱたいてやりたい気分だが、この流れで俺が真っ先に手を出したらお終いだ。あくまで言葉で諌めるしかねぇ。
だが、コイツらはそんなんで収まるようには出来ちゃいねえ。今度は俺を味方に引き入れようとしてか、それぞれに口を開く。
「こりゃ議会の肝いりの任務だろう? 気合いでも何でも、とにかくどーにかしてやり通さなきゃなんねぇ。こいつみたいに舐めた口叩いてヘラヘラ笑ってられる場合じゃねえよな、JB?」
「ベラベラ下らねー与太話しか口にしねってテメーよかはるかにマシだぁ! だいたいよ、なあJB、おめえだってこいつのことはムカついてんだろう? それに甘ったれた事ばっか言ってンのだって事実だろーがよ。俺ぁ物心つく頃にゃ親も家族も居やしねぇ、天涯孤独の独りモンだ。ゲルネロの親父の所でネズミ穫りして飢えを凌ぎ、それから腕っぷしを見込まれてヴァンノーニの下働き。やれ親父とケンカしただの、姉貴や弟が気に入らねぇだの、そんな生温い事なんざ言ってられねーのがクトリア育ちってもんよ。
JB、おめーだって同じだよな? おめーもガキの時分に家族亡くしてからリカトリジオスの奴隷になって、そこから逃げ出した。それでも生き抜いてきたんだ。コイツら甘ったれどもとは違う」
普段から軽口は叩くし短気な所もあるプリニオだが、かなりの大演説。お互い酒が入っての事とはいえ、ヤマーの与太に乗せられてボバーシオくんだりまでノコノコやって来ちまった事からか、かなりの鬱憤が溜まってたのか。
「じゃ、じゃあテメー、その、クトリアの水軍計画ってのはどーすりゃ良いんだ、ああ!? 代わりになる上手い手でもあるんかよ!?」
かなりの勢いでまくし立てられたにしては、ヤマーの奴、意外にも真っ当な返しだ。コイツ、薄々感じては居たんだが、やっぱあの死と闇の使徒ナンタラの部分、かなり演技してる所あるよな。実は根っ子にはマトモな部分が結構ある。まあその辺、いかにも思春期こじらせてるっちゃそうなんだが。
それに対するプリニオの答えは、俺も、そして当然ヤマー達も想像していなかったもの。
「知るかよ! どーしょーもなかったら、逃げりゃ良いだろーがよ!」
そう、そこだ。
同じクトリア生まれクトリア育ちでも、ヤマー達の様に邪術士支配の時代からクトリア市街地に住み、家族や近隣住人と密な結びつきを保ち続けてた連中と、俺のような余所からの流れ者、プリニオみたいな下水街や廃屋を住処にして、ネズミ穫りで飢えを凌ぎ生き延びて来た不毛の荒野の生き残り連中とでは、クトリアと言う町への根本的な意識、感覚が違う。
ヤマー達にとっちゃクトリアはどうあれ故郷だし守るべき場所。だが、プリニオにとっちゃただそこで生まれたから住んでるだけの場所でしかなく、その身一つで生き延びて来た自負からも、ここがダメならよそで生きれば良いとも考える。
どっちが良い悪い、正しい正しく無い、てな話じゃねぇ。ただそいつ自身の生き方、その拠り所の話だ。
「───プリニオ、確かに俺とお前は似たような境遇だ。そんで、ヤマーは糞ウゼェし一々イラつく」
「ンなァっ……!?」
「だよな、コイツらマジでイラつくぜ!」
「だが、まず今回の件じゃこの馬鹿の言うことももっともだし、俺も『頼んだけど無理でした、んじゃ帰りまーす』で済ませるワケにゃあいかねぇ。
それにな……」
問題は、こっからだ。
「誰にだって色んな事情がある。俺やお前みてーに、ガキの時分に家族を全部亡くしちまった奴にはそいつなりの、そうじゃねぇ奴らにはそうじゃねぇ奴らなりの辛さもしんどさもある。
だから、安易に“しんどさ比べ”して、自分の方が辛い、お前らは甘ったれてる、なんて決めつけんのは“イケてねー”ぜ」
プリニオはヤマーにだけ文句を言ったつもりだったろう。だがさっきの理屈はそのまんまグウェンドリンやイスマエル、孤児になってサバイブしてきたわけじゃねぇ、家族と強く結びついて生きて来た奴ら全員をひっくるめて「俺たちよりも甘ったれている」と言ってたのに等しい。
言われて、プリニオはその事に気付いたかどうかは分からねぇが、ややばつが悪そうに顔を歪めておし黙る。
ヤマーはと言うと、ウザイと言われつつも言ってる事は正しいとも言われたもんでか、怒って良いのか賛同されたことに喜ぶべきか、どう反応して良いのかが決められずにもごもごとしている。
「まあ、ヤマーに関しちゃ確かに甘ったれだけどな」
「……ンな、なんだとこらてめコノヤロ……!」
よし、態度を決められてスッキリしたな。
「で、だ。一つ一つキチンと問題をほぐしていきてぇ」
俺は話をそう区切ってから、改めてイスマエルへと問い直す。
◇ ◆ ◇
この世界の一つの美の評価軸として、「肉付きの良い女は良い女だ」と言う価値観かある。
前世で言うところの所謂すらり痩せたモデル体型より、ラティーニャの理想型のような、尻も胸もデカいムチムチしたグラマラス体型が良いとされる……てのとも、実はちょっと違う。尻がデカいのは良いが、胸が大きすぎるとそれはそれで「はしたない」なんて言われ、小振りで形の整った胸に、ぽっちゃりとふくよかな体つき、てなのがまあ、帝国、クトリア文化圏では理想的な女性美とされている。
ものすごく大雑把に言えば、美術館とかにある古代ギリシア、ローマの彫刻とかの女神像。あの辺に近い。
それで言うなら、体型で言えば例えばスティッフィは痩せすぎの厳つ過ぎで色気ナシと見なされるし、ダフネは全体が小柄で貧相なのに胸が大きすぎと言われるタイプ。 一番理想に近いと言われそうなのはアデリアあたりだが、アイツはまあ、全体にまだまだ子供っぽいところがある。
じゃあ、イゾッタ婦人はどうか? イゾッタ夫人は端的に言って雄牛の如き巨体だ。前世の基準のみならず、この世界の基準でもまあ太りすぎといえば太りすぎだ。だがそれでも、痩せすぎよりかは太り過ぎの方がどちらかと言うと受けがいい。
前世の場合も歴史的に見て、痩せてるほうがより良いと言われるようになるのは、ある程度社会が経済的に発展し、少なくとも支配層にとっては美食飽食が当たり前となってかららしい。まあ詳しいことは知らねーけど、要するに食うに困らなくなってきて飢える心配が無くなると、たくさん食べることよりも質が良いものを少量ずつ食べる方が金持ちのステータスになってくる、てなことだな。
だもんで、レイフなんかに言わせりゃあ、この世界の人間文化がぽっちゃりふっくら好きなのは当然ちゃ当然らしい。
だが、そりゃあくまでいわゆるフェチ的な意味での美醜好悪の話でしかねぇ。心身ともに健康であるということを言うなら、太るにしても痩せるにしても限度ってもんがある。
両親との不仲を改善できないままの死別、それに続くリカトリジオス軍による包囲と断続的に続く戦闘状態。そういうストレス、心労がたたって、病み疲れ寝込んでいたと聞いているグウェンドリンの姉でありイスマエルの妻、テーリの状態はと言うと……。
「美しい……」
一番にそう言うのはプリニオ。貧民孤児からの成り上がり。ガキの頃から飢えに苦しんできたプリニオとしちゃあ、この世界平均からしても特に好みは偏る。
それ以外、ブレソルもヤマーもその取り巻きも、プリニオほどじゃなくとも近い感想の様だ。
元々の顔立ちも整っていて、すっとした鼻筋に、やや垂れ気味で柔和な目つき。ウェーブのかかった艶やかな黒髪は流れる水面を想像させ、ふっくらとして柔らかそうな唇に、悩ましげな憂いを含んだ瞳は見る者に安らぎと不安を同時に与える。
だが……まあ、多分俺のこの見立ては間違っては居ないだろう。
今、なんとか長椅子に座り、うなだれるかにしている女性、テーリは、多分元からこういう体型だったワケじゃあない。そのハズだ。
ストレスによる過食症。
それで、ここ半年で急激に太っていった。
もちろん、太っているとは言え、イゾッタ夫人ほどじゃあねえ。そうだな……健康な一歳児くらいのぷにぷにした感じ……てなところか。
「……私の希望……ですか?」
その悩ましげな瞳に、赤ん坊のようにふっくらした唇から漏れ出る声も、やや鼻にかかった鼻濁音。
しばらくは押し黙ったような沈黙が続く。何かを言いかけるが、それを言いよどんでいる感じだ。
「姉ちゃん、言ってくれて良いんだぜ。アタシもちゃんと聞いておきてぇ」
グウェンドリンがそう促すも、まだ躊躇が感じられる。
「テーリ、悪かった。
俺はこの……JBに言われるまで、きちんとお前の気持ちを確認しようとしていなかった。だから、改めてお前がどうしたいのか、教えてくれ」
本人の言うとおり、良かれとは思ってだろうが意思確認が出来て無かった事を考えりゃ、まあ気の利く夫とは言えないんだろう。かと言ってじゃあ、女の意見なんざ知らねぇ、黙って俺に従ってろ、みてぇな男ってワケでもなさそうなイスマエルが、今はかしづき跪くかにしながらそう言う。
2人に促され、テーリはようやく独特のゆったりとした口調で話しだす。
「───もし……戻れるなら、半年前に戻りたい……。けど、それは無理……。だから……せめて……」
せめて、グッドコーヴに戻り家族の死を弔いたい。
涙ぐむテーリに、その肩を抱きながら共に涙を流すグウェンドリン。それを見ながらやはりもらい泣きを始めるヤマーと連れの王の守護者若手ども。
「クッソ、分かる、分かるぜ~!」
「そうだ、そうだよなぁ~!」
あー、またさっきの繰り返しだ。ウゼェ。しかも、さっきと違うのは、そこにさらにもう一人加わってるってとこだ。
「ああ、貴女のような美しい人の瞳を曇らす暗雲を、追い払うことが出来れば……」
歯の浮くようなおべんちゃらを言うのはプリニオ。女の前でええかっこしいをしたがるところはアダンと同じだが、アプローチの仕方はどっちかっつーとデレル寄りだな。
「おい、ちょっと待て、お前人の嫁に何コナかけようとしてんだ?」
あからさまなその口説き文句に、突然ながら夫のイスマエルが睨みをきかすが、素知らぬ顔して
「おいおい、品のないことを言うんじゃねえよ。そんなことより、自分の大事な愛する人がこんなになるまで心を曇らせてたってーのに、おめーは半年も何やってたんだ、ああ?」
と、逆に逆捩じを食らわせるプリニオ。
「コラ馬鹿テメー、変な喧嘩売るンじゃねーよ」
さすがにイスマエル相手にそれはまずいのでそう割って入るが、
「喧嘩じゃねぇよ、すげーもっともな質問だと思うぜ、俺りゃあよ?
半年だ。彼女のご両親が亡くなって、半年だぜ? 半年前にあったことがまだこんなにも尾を引いてンのは、この旦那の愛が足りて無かったンじゃねーのか?」
その言い分にイスマエルはやや口ごもる。
物言いも態度もいただけねぇが、とは言えその疑問ももっともだ。いや、イスマエルがろくでもねぇ、愛が足りてねぇ……と言う話じゃあなく、これまでの間何をしていたのか……てのは、重要だ、って意味でな。
「イスマエル、コイツの失礼な物言いは俺が謝る。だが、テーリの意向は確認出来たが、それとは別に、やっぱこの半年間何があったのかは聞かせてもらいてぇ」
改まってそう問い質すと、今度はイスマエルが渋面を作りながら口を開く。
「……詳しい話はよそ者にゃあ出来ねぇ。だが、職人とし受けたからにはやり通さないとならねぇ仕事がある」
この半年、つまりリカトリジオス軍からの包囲が始まってからの期間で、どうしてもやり通さなきゃならねえ仕事があるとしたら、そりゃそっち関係のことだろう。よそ者に軽々に話せないのはしょうがねぇ。
だがその仕事をするにも、ここのところ資材が不足している。少なくなった木材は、防衛設備に優先的に回され、こっちの依頼はなかなか進まない。
「───つまりは結局、木材不足が何とかならなきゃどーにもならねぇ……って話か?」
とまあ、そこに戻っちまうワケか。
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