遠くて近きルナプレール ~転生獣人と復讐ロードと~

ヘボラヤーナ・キョリンスキー

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第一章 今週、気付いたこと。あのね、異世界転生とかよく言うけどさ。そんーなに楽でもねぇし!? そんなに都合良く無敵モードとかならねえから!?

1-29.野営地跡での会談(3)「『欲深な悪魔とケーキ』の問い」

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「───この上なく重要……とは、そりゃまた大きく出たな」
 ユリウスさんが腕を組んでそう返す。
 捕虜返還の為の交渉として始まった、この焼け焦げ穴が開き荒れ果てた場所での会談は、レイフの舵取りで俺達───共に死んだ後に転生してこの世界で甦った三者───のみでの日本語によるやりとりとなっているが、話し始めて既に数十分はしているだろうに、未だに捕虜のほの字、返還のへの字も出てこない。本題どこへ行った。
 今のところ語られたのは、レイフの固有スキルと、ユリウスの野望。そして───。
「ゴブリンは生来的に邪悪である、という認識は誤ったものだ」
 とする、レイフの説……主張? だ。
 
「この世界にも面白い研究をする者が居てね」
 輿の上に座ったままのレイフが、彼の固有スキルであるところの、【忘れ得ぬ世界記憶アンフォーゲッタブル・ワールド・メモリー】を使用する時に必要な魔術具の本を開き、そこに現れたであろう文章を読み出す。
 
「───ええ…~…と、これだ。
 ケイル・カプレートによる『ゴブリンの生態と習性に関する観察と考察』。
 彼は変わり者のエルフ学者で、動物学者───というか、この世界で言うならば“魔物学者”───であり、民俗学者とでも言うかね。
 魔獣や魔物、またゴブリン、コボルト、リザードマンにライカンスロープ、アンデッド等々、そういうものの研究本を色々と書いているんだ。
 しかも、伝聞伝承の収集のみならず、フィールドワークを通じた研究までしている。実に面白い」
 こちらからは見ることは出来ないが、今、あの本の紙面には、レイフの固有スキルによってその著作の文字が浮かび上がって居るのであろうと思われる。
 
「『───私がこの様にそれぞれ幾つかのゴブリンの群れを観察した結果、これらの群れには大きく異なる傾向が現れた。
 巨神の骨の山脈近郊の群は、近くに住む巨人達を崇拝するかのような風習を持ち、フリーア高原の群れは地面に寝床となる穴を掘るだけの非常に素朴で質素な生活様式を保っていた。
 カドゥの爪近郊のゴブリン達は石や岩を組み上げた住居を造ろうとし、また戦闘においても勇猛果敢に振る舞い、また、多くの森では木材加工に執着を示す。
 そしてやはり、最も顕著だったのは、帝国の版図内に住むゴブリン達である。
 彼らは遠征に出ると人間の女を生かしたまま連れ帰り、家畜として飼い出すのだ──』
 
 ケイル・カプレートの研究本では、ゴブリンによる『邪悪で野蛮な習性』の代表的行為である、『他種族の女を連れ帰り家畜とする』行為は、帝国版図内のゴブリンだけの行為だったらしい。
 彼がこの研究本を出したのは220年前で、その頃はまだ闇の森周辺まで帝国の勢力は広がって無かったからね。
 
 そして、ケイルはそれらの結論としてこういう仮説を立てている。
 
『───ゴブリン達は事ほど左様に、近くに住む他種族の生活風習等々の影響を強く受ける。
 フリーア高原はハーフリングが粘土の家を造って生活をしているし、カドゥの爪は頑強な石造りのオーク城塞に近く、森は樹木を加工するウッドエルフ、ダークエルフの生活圏だ。
 そして帝国版図内での特異な風習は、まさに帝国人達が戦争に勝つと、相手方を奴隷としたり、女を犯したりすることの影響……いや、真似をしているのだと言ってよい。
 人間達の多くがゴブリンを指して“邪悪で野蛮な魔物”とするそれらの行為は、正に人間の真似そのものであり、人間の邪悪さ、野蛮さをゴブリン達に仮託して居るのに他ならない───』
 ───と」
 
 以前、レイフから聞いた「ゴブリン達のやることは全て猿真似」という話の元ネタは、この本だったのだろう。

「他の文中からも読み取れるのだけれども、著者のケイル・カプレートは人間に対しては決して友好的な心証を持っていなかった様だ。現にゴブリン達に攫われた人間の女性たちを助けようとしたり同情したりする記述は一切無く、長期に渡りゴブリンによる人間の家畜化を観察記録し続けている。
 ただそのお陰で、ゴブリンに対しての偏ったバイアスの少ない貴重な文献になっているとも言えるのは皮肉な話だけどね」
 普通に、普通にこれまた、「ほへー」っと感心して聞いている俺と、思いの外興味深げな顔をしているユリウスさん。
 
「そりゃあ───成る程、確かに面白い話だな。
 ゴブリンを邪悪だ野蛮だと謗る人間どもこそが、その邪悪さの根源でもあるわけか」
 声の様子からすると、ちょっと楽しげにも思える。
「ゴブリンは基本的に知能は低いし、また独自の文化と呼べるものもない。
 だが、他の種族の真似をする知能はある。ゴブリンの習性と思われていることの殆どはただの猿真似。
 遠征にしても本来は食料を得るための一つの手段に過ぎないし、多くの他種族と交配できる種であるという前提からすれば、他種族の女を犯すというのもそれ自体は単に種の保存本能に従っているだけでもある。
 確かにその点では野蛮とも言えるかもしれないが、別の見方では生存本能に根差した単純な行為ともいえる。
 
 だから逆説的に言えば、君のゴブリンの群れにしても他のゴブリンの群れとの違いをより大きくすることも出来るんだ」
 
「まあ……確かに、既に俺の群れは明らかに他のゴブリンの群れとは全く違っているしな」
 旧リーダーを打ち倒して、群れの支配者となって以降、ユリウスさんは群れの多くのことを変えてきたと言っていた。
 
「人間達が変わらない限り、人間の生活圏に住むゴブリン達の習性も変わらない。
 彼等が認識を改めることは多分かなり難しいだろうね。
 その上で───そうだな、一つの問いがあるんだ」
 再び、レイフはページを捲る。
「『欲深な悪魔とケーキ』の問い、だ───」
 
 ◆ ◆ ◆
 
「あるところに八匹の悪魔が居た。
 彼らは一つの大きなケーキを切り分けて、全員で食べることにした。
 ここで───問題。
 それぞれに欲深な八匹が、公平かつ公正に、同じだけのケーキを食べられるようにするためにはどうするのが良いか……?」
 レイフがそう読み上げると、俺とユリウスさんにそれぞれ視線を送る。
 
「おいおい、クイズかよ~~……。
 参ったな、賞金は出るのか?」
 ボヤきながら頭を掻く。とは言えそれ程嫌でもなさそうで、むしろちょっと楽しげでもある。
 と同時に、俺はこの流れの中で唐突かつ初めて自分にも話題が向けられたため、ちょっとあわあわとしてしまう。
 どう思う? と言うようなレイフの視線に、これは何かしら答えねばならんのでは? と言う気になり、
「え……と、『超すげー頑張って正確に計る』……とか?」
 
 はい、まだそんなに売れてない若手芸人が、なんとか爪痕を残そうとして失敗した半端なボケ回答的なの、頂きましたー。
「……それはまあ可能だけど、彼らは『欲深な悪魔』なんだよ。
 だから、常に他の悪魔を出し抜いて、自分だけ多くのケーキを手に入れようと企んでいる」
 ……つまり、『欲深な悪魔』が、『自分だけ得をしよう』と考えないようにするにはどうするか……という問題なのか?
 
「要するに、そいつらに『きちんと等分する』というルールを守らせれば良いわけだろ?
 なら、等分を守らなかったり横取りしようとする奴を罰すれば良い」
 俺のダメ解答を引き立て役に、ユリウスさんが別の解を示す。
「それだと正解にはまだ少し『足りない』んだ。
 その場合『誰がルールを守らせるのか?』という問題が出てくる。
 そこにいる全員が他人を出し抜こうとしているから、罰則を与える権限を持った悪魔が、ケーキを独占しようとしたときに止めようがなくなる。
 ルールそのものにもう一つ、捻りが必要になってくる」
 警察とかが不正を働いた場合、それを取り締まれる第三者が必要、みたいな話なのだろうか。
 
 ユリウスさんと俺は、共に頭を捻る。
 それを受けて暫くの間を置くと、レイフが再び本の内容を指でなぞる様にして、
「これは、カントにより書かれた『永遠平和のために』という本に書かれていた命題だ。
 全員が欲深で、とにかく自分の利益だけを最優先にしているという前提で公平さと平等さを担保する為には、
 
『ケーキの切り分けを担当した者が、最後にケーキを取る』
 
 というルールにするべき、と」
 
 ……。
 ちょっとばかしドヤ顔風に見えるレイフに視線をやりつつも、恐らくはきょとん顔の俺。
 やや遅れて、「あぁ……」と口から漏れるのは溜め息か唸りか納得の声なのか。
「えー……と、つまりね」
 俺のその顔を見たレイフが、すかさず補足を入れる。
「切り分けた者が最後にケーキを取るならば、『自分が損をしない』為には、可能な限り均等にケーキを切らなければならなくなるんだ。
 そうしなければ、切り分けした者は最終的に、一番小さいケーキを取るハメになるからね」
 
 なるほど! と、思わずポンと手を打ち……そうになるが、しまった俺の両手首は肩幅以上に開かない程度に縛られていた。まあ、手を打つくらいこの状態でも出来るけど。
 流れがこんななのでつい忘れかけてたけど、俺とセロンは、今、まだ捕虜なんだよね。
 
「なんだかトンチみてぇな話だな」
 ユリウスさんが軽く笑いながらそう感想を言う。まあ確かに、と、俺も頷いてしまう。
「けどそいつは結局、『机上の空論』ってやつじゃねえのか?
 現実にはそんな理屈通りにゃいかねえだろ」
「勿論、これはあくまで理論上ではの話でしか無い。
 だから、ルールとしてどう言う形で、『誰もが不満にならない程度の公正さと利益を担保させるか』という事のバランスと、それらを守らせる強制力としての罰則や、警察権力……それらが揃わないと実現はしない」
 
 そしてそこで、改めてレイフは一呼吸を置く。
 
「そして僕が聞きだい君の“思想”の話は、そこなんだよ。
 
 君は、『最後の一切れを取る者』になれるのか?」
 
 ◆ ◆ ◆
 
「……それはつまり、俺にその場合の『ルールに従え』ってー話、か?」
「そうとも言える」
「お前の作ったルールに?」
「僕が作ったルールでなくとも良い。
 他者と合意の元に共有できる、各々が独占や過剰な利権を廃するという前提のルールに、だ」
 
 先程までのやや和やかな空気が、じわりじわりと緊張感あるものに変わって行く。
 日本語が分からない為、ただ蚊帳の外に居て様子を見ていたセロンに銀ピカさんも、その変化を感じ取ったのか、表情が厳しくなり始めた。
 
「君が……」
 レイフは淡々と言葉をつなげる。
「君があくまで君個人のための覇権、他者への支配と服従を求めるのなら、僕が君と協力関係を持つことは出来ない」
「おい、誤解してるみてえだが俺はお前に服従しろ、なんてことは求めて無いぜ?
 俺が軍事、お前は内政、で、役割分担して行こうって話なんだからよ」
 不本意だ、とでも言わんばかりに訂正する。
「軍事の話にしたって、おまえの持つスキルは重要だ。
 それだけの情報力があれば、使える策略も全然違って来るだろう?
 知識だってお前の方があるだろうし、軍師としてだって活躍できる」
 
「───“君”の覇権と支配を盤石なものにする為に……かい?」
 
 ギリッ、とユリウスさんが歯噛みする音が聞こえてきそうだ。
「まるで、俺が邪悪で欲深な悪魔だ……とでも言いたげだな」
「いや、違うよ。
 僕も君も、同じ様に邪悪で欲深な悪魔なんだよ。
 そしてその前提の元に、お互いが『自分だけが一方的に得をするのではなく、公平に損をしないためのルール』の元に動けるのか───。
 そういう話だ」

「妥協しろ、ということか?」
「───そうだね。
 
 例えば───君は、君たちの群れでの捕虜の扱いを変えることは出来るか?」
 
 捕虜の扱い───。
 それは多分、今ここにいる俺やセロンや、駕籠の中でプギプギ寝息をたてている仔地豚のタカギのことではなく、今もアジトにて捕らわれている他の者達……特に、リタやカイーラ等の女性のことなのだろう。

「言っておくが、女の捕虜の扱いなんかはかなり改善したんだぜ?
 俺がリーダーを倒す前は、それこそ家畜以下の扱いでしかなかった」
「ああ、それは“知って”居る」
「なら分かるだろ? 俺はきちんと相手の意志を尊重しているし、力づくで襲うような真似はしてないしさせてない。
 それでも女は皆、望んで俺を求めて来るんだぜ?」
 
「それは、サークルの飲み会で大学生が、女性に酒をガンガン飲ませて泥酔させた挙げ句に、『合意を取った』として集団レイプするときの理論と似ているな」
 
「……テメェ!!
 俺をそこらのカス学生どもと同じ強姦魔扱いするのかよ!?」
「そうは言ってない。
 理論が似ている……という話だよ」
 
 激昂したかに叫ぶユリウスさんに対し、レイフはあくまで冷静に返す。
 俺はそれを聞きつつ、冷や冷やするしかない。
 もはや既に、場の状況は一触即発と言わんばかりだ。
 
「捕虜として監禁され、それだけでも精神的には追い詰められている。
 媚薬を使い性欲を高めさせ、魔装具で反抗心を奪い、逆らえば『試合』で殺され、解放を望んで受け入れられても、ただボロ着一つで危険な闇の森に放り出されてはほぼ野垂れ死にするしかない。
 その状況で君に“進んで”体を開くのは、単にそれ以外の選択肢が奪われているからだ。
 君に心を開いたからじゃないし、生命の危機の無い状況での自由意志でなら、君に体を許すことを選ぶかも分からない。
 加えれば、監禁状態が長く続くことで、ストックホルム症候群に陥りもする 。
 そうなれば支配的加害者である君に対して感情移入し、生きるための消極的選択を自ら親愛の情であると錯誤して行い出す。
 それらの複合的要素の果てに、君は彼女たちと“性関係”を結んでいるに過ぎない」

「負ければ勝者に全て奪われるのはこの世界の道理だ。
 だが俺は、以前のゴブリンと違い不衛生な場所で飼い殺すような真似はしていないぜ。
 それとも何か? 前の方が良かったのか? クソまみれなまま檻に閉じこめ、寒さや栄養失調、病気で死なせた方が良いッてのか?」
 
「そんな世界の道理はないよ。ただ群れの中で絶対的権力を持つ君の作ったルールがあるだけだ。
 そして確かに、君が彼女たちをなるべくきちんと生かす、という選択をしたのは少なくとも今生きている彼女たちにとって“最悪よりはマシ”な状況なのは事実だろう。
 君によるその“改善”がなければ、リタやカイーラも死んでたかもしれない。ガンボンもセロンも殺されていたかもしれない。
 だから僕はその点については非難する気は無いよ」

 リタやカイーラ……。二人のことをレイフは事前に知っていたのか? それともこれも、 【忘れ得ぬ世界記憶アンフォーゲッタブル・ワールド・メモリー】とかいうスキルの情報なのか。
 
「けれども君がそれを選択したのは、単に『現代人としての前世の知恵』でもって、『そうした方がより得だから』という判断に過ぎないのではないかな?
 糞尿まみれで衰えやつれた汚らしい女性を無理矢理犯すより、健康で清潔な女性が、あたかも当人から君との関係を望んでいるかに振る舞う、というシチュエーションの方が、君の趣向に合っていた。
 君は力づくで女性を犯すことそれ自体を忌避したのではなく、単にそれが君の性的趣向にそぐわないから、そうではない状況で“ハーレム”を作ろうと工夫した。違うかい?」
 
 ……ああ、以前俺の脳内で、ユリウスさんの異世界ハーレムを否定したときの妄想のレイフの、百倍以上の手厳しさで否定をする。
 そしてそう言われたユリウスさんは、如何にも図星を当てられたかのように顔をしかめ、益々声を荒げさせる。

「さっきお前はナントカって本の引用で、『ゴブリンが他種族の女を家畜化するのは、帝国人の奴隷制を真似した結果だ』と言ってただろう?
 なら、この世界の人間の民度や道徳観も知れるよな?
 そいつ等と比べても、俺の方が酷いとでも言うのか?」
 
「いや。
 そうは言わない」
「じゃあお前は、何が問題だっつーんだよ?」
「この世界より遙かに文明も道徳も理論も発展した世界から来た君が、何が問題なのか理解できていないことが問題なんだ」
 
 きっぱりとそう断ずるレイフに、ユリウスさんは忌々しげな視線を送る。
 
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