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2024年2月

2月14日

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朝から妻が張り切ってる様子だった。
帰ってから気が付いたが、バレンタインデーだったらしい。
長女もチョコを誰かに渡したらしく、見知らぬ相手か憎い。
帰ってから、妻がチョコタルトをプレゼントしてくれた。
3個入なので1日1個食べることにした。

佐々木君は今日もヨシオ君のことで遅刻した。
ヨシオ君が夜眠れなくなってしまったので、実家に送ってきたらしい。

北島からは、昨日飾り戸を回収してきて今日色を塗るので工房に来れば本物を見れるとのメッセージど共に、写真が添付されていた。
写真で見る限りは雰囲気が良かったので、実際に見に行ってきた。
かなりの出来だと思う。
若い頃は俺も、こういうことをすることが好きだったが、今では使いやすい、掃除しやすい、替えやすいがモットーになっている気がする。

大輔さんにも昨日のことを少し話したが、やはり手術には乗り気ではないらしい。
やっぱりそうですよねと話していたので、俺の他にも頼んだ人がいたのだろう。

午後には乗田家から連絡が遅くなりましたと電話があった。
近くの工務店に見てもらったところ、塗装は松田君の所よりも見積もりが少し高かったらしい。
洗面所の床は剥がしてみないと下がどうなっているか分からないと言われたそうだ。
おそらく上の板を取り替えるだけだと説明されたと、安心したように話していた。
シロアリはいないさそうなので半日程度で終わりそうだが、いたらもっと時間もかかかるそうだとのこと。
せっかく来てもらったから塗装は松田くんにお願いしたいが、ご主人渋っていると話していた。
工務店の担当の方が俺くらいの歳でその人に頼みたいということらしい。
若くて頼りなさそうなやつは嫌だと。
工務店も下請けに回す可能性もあるので、担当の人が直接作業するかは怪しいこと、下請けに回すと松田くんよりも若くて経験が少ない人が作業するかもしれないことを伝えた。
その事を話すと驚いたように、あそこで全てやってくれるわけではないのかと聞かれた。
工務店なら元々は家自体を作っていて、便宜上下請けと言っているが伝手のある会社に頼むことがよくあると説明した。
もし望むならどんな感じの人たちが作業するのか
松田くんに確認すると伝えると、そうしてほしいとの事だったので、東に連絡を頼んだ。
ご主人にも話してみると言って電話を切った。
今日は東からからの返事がなかったので、明日確認しようと思う。
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