Monoculus モノクルス 戦う神父と魔物の男との禁断の愛

TA-gu

文字の大きさ
39 / 51

39話 200年後の懐抱

しおりを挟む
「あんたが、ギルバート?」

エディンバラ城近く、隔離された区画で人の姿に戻り、モノクルスのひとりから服を手渡された。

「そうだ」

ギルバートは借りた法衣を着込み、借りたアイパッチで片目を覆いながらそう答えた。
服は誰かの予備の法衣か、それともいつも携帯しているものかは知らないが、ギルバートが200年前に着ていたものよりは随分と装飾の派手なデザインである。
「とりあえずサイズは合うだろう」と言って法衣を手渡した大柄な男は、ハンマー使いのドルトンを思い出させる風体だったが、肌が黒かった。アフリカ系の人間がモノクルスである事にギルバートは素直に驚く。どうやら現代は、彼らの尊厳が守られているようだ。

まだ個別に紹介し合っていないものの、他のモノクルスにもギルバートが出会った事のない人種の者がいた。
軍隊を含め、魔物の目の広い視界に確認できた人間だけでも、様々な人種の者たちがいた。
冥界帰りのギルバートは思う。人種も国籍も宗教も思想も、あの裏側の世界ではそれらの境界線など泡沫にすぎない。
魂と個。生物はみな、そこにしか違いはない。

ギルバートの隣には、常にウィリアムが寄り添うように立っていた。
早く彼とふたりきりになりたいが、自分の理性が今はまだ現状を把握すべきだと冷静にさせる。
そのための25年だった。
ギルバートは魔物の身で人間の世界に戻っても、最初から「自分」を保てるようにその年月を費やした。

225年ぶりに戻ってきた、人間の世界。

この短い時間で出会った人間を見ただけでも、時代が大きく変わったのはわかる。
200年という長さは、冥界の扉を潜った者を知る人間がひとりもいなくなる年月だ。
だが、ディアヴァルは相変わらずこの世に跋扈しているようだ。
冥界の扉を出る時に数多のディアヴァルの気配を察知して、力を解放し魔物の姿で飛び出した。
戦闘態勢に入ると興奮状態になる。目の前にウィリアムの姿を認めても、彼より敵の殲滅を優先した。
人々がディアヴァルの犠牲になってはいけない。魔物と対等の立場でギルバートは"仲間"を狩った。哀れな怪物たちの【罪】を止めるために。

ディアヴァルは滅びていない。
そして、変わらないのはウィリアムの存在もだ。

200年で世界から切り離され、誰からも忘れ去られるギルバートを、彼はひとり待ち続けてくれた。

その健気さにたまらなくなるが、以前の彼とは雰囲気が違っていて驚いた。
どうやら彼は、普通に人の世界に馴染んでいるようだ。
だから、彼を取り巻く周囲の環境や人間たちを知りたくなった。

現代の人間たちの服装や髪型は奇異に見えた。
軍の兵士の服装は柄が派手で、緩そうに見える。何に使うのかわからない装備が沢山だ。
黒尽くめの服を着ている者がモノクルスなのだろうと思うが、それは果たしてカソックなのか?と言いたくなる。
それに、軍にもモノクルスにも、女性が混じっている。クロスボウを肩に担いだ女のモノクルスがギルバートを値踏みするように眺めていた。その見慣れない光景に度肝を抜かれた。
昔ではありえない事だった。


「アレは、車なのか?」
ギルバートは軍の人間が乗り込む、深い緑色をした箱型の物体を指さして言った。車輪が付いているところを見ると車なのだろうが、ギルバートが見たことのあるものとは随分違う。
「あぁ、アレは軍用のゴツいやつで、悪路でも人を数十人運んだり、もっとデカいのは積荷を十数トン運んだりもできる」
ウィリアムに説明されてギルバートは唸った。ディアヴァルの存在は変わらないくせに、人は順調に文明を発展させているようだ。

「聞きたいことは沢山あるだろうけど、とりあえずは本部に戻ろう。ウィリアム」

先ほど、マシューズの現当主だと紹介を受けた見覚えのある赤毛を持つ男が、ウィリアムに呼びかける。
「なんだ?」
「君が彼の世話を。言われなくてもするだろうけれどね。落ち着くまでは当分、君の部屋と一緒でいいかい?」
「問題ない」
マシューズの言葉に即答したのはギルバートだ。
冥界から帰ったばかりの魔物をウィリアムに任せるのだと察している。不安定で危険かもしれないと判断するのは当然だろう。だが、その用心はギルバートにとっては歓迎するものだった。

心置きなくウィリアムの側にいられるからだ。

ギルバートはするりとウィリアムの腰に腕を回し、抱き寄せると額を彼の後頭部によせた。
周囲がどう変わろうと、この蜂蜜色の髪の感触と香り。自分の腕に馴染んだ体は。

あぁ・・・やっと、帰ってきたのだ。
ギルバートは漸くそう思った。

どうやらウィリアムがモノクルスになったらしい事はわかったが、どうしてそうなったのやら。
長い年月、自分の帰還をモノクルスと協力して待ってくれていたのだろう。
モノクルスが今現在、どうやって存続しているのか。
200年経った今、ディアヴァルが減っていない具体的な理由は何か。
聞きたいことは山ほどある。

だが、もう今は、腕の中の愛しい者の存在を感じていたい。



エディンバラからモノクルスの本部までは、風車の羽根のようなものがふたつも付いた、ヘリコプターという乗り物で移動した。本当になんという文明の発達だろう。人間は空を飛ぶようになったのだ。
自分を乗せた鉄の物体が宙に浮いた時、ギルバートは思わず声を出してしまった。それに隣のウィリアムが笑って、同乗しているモノクルスたちが驚いた顔をしていた。
ギルバートとて珍しいものを見れたのはいいが、自分の無様な格好を見せる羽目にはならないように早く今の文明に慣れねばならない。

空の移動に何度目かの度肝を抜かれていても、隣の存在はギルバートをとても安心させた。
ウィリアムは最後にギルバートが目に焼き付けた、その当時のままだった。
本当に何もかもがそのままで、懐かしさと愛おしさにギルバートの視線は上空からの街並みよりウィリアムに向いてしまう。
短くはなったが優しい蜂蜜色の髪も、柔らかな頬も、くっきりとした瞳も、その青の美しさも。何度も記憶で反芻したそのままのウィリアムだった。

「すっごいガン見されてるよ、ウィル」

対面に座る女のモノクルスが、さも面白いものだと言わんばかりにウィリアムに言った。
ヘリの内部はモノクルスが全員乗れるほどの広さがあり、他にも様々な機材が載せられていた。
「うるさい・・・」
ウィリアムがその女(確かルルだったか)に向かってぶっきらぼうに言い放った。
以前は孤独だった彼が、人と普通に話している事がギルバートにはとても不思議に思える。

「ウィル。お前、モノクルスになったんだな」
「・・・お前が、帰ってきたらディアヴァルを駆逐するんだって、言ったから」

ウィリアムは自分の居場所のために、ディアヴァルを狩るモノクルスになったのだろう。
照れたようにそっぽを向くウィリアムが愛しい。たまらずギルバートはウィリアムの手を取り、その甲に口付けた。

離陸前に自己紹介をした、リックと名乗った男が「ひゃあ!ラブラブだ!」と目を隠して声を上げ、ルルは「げぇ・・・」と顔を顰めて舌を出した。

「ちょっ、今どきこういうのは人前でするなよ。それに、聖職者の癖だろ、これ」
ウィリアムに呆れたような声を出されて、ギルバートは苦笑した。確かに司祭が敬愛する相手に対して行う風習だが、自分はただウィリアムに愛を示しただけだ。どうやら今と昔では作法が違うらしい。
「悪かった」
「いいけど・・・」
視線を逸らしたウィリアムの耳が赤く色づいているのを、ギルバートは微笑みながら見ていた。


ヘリが着陸したのは大きな屋敷の庭だった。
屋敷というよりは、城のような建物だ。
「今のモノクルスの本部だ」
ウィリアムがギルバートに教える。
ヘリから降りるとモノクルスたちは皆、銘々にどこかに消えていく。
ギルバートもウィリアムに付いて歩いた。
途中までマシューズが一緒だった。やはりマシューズはその名の通り、ジョセフの子孫だった。
あれから200余年。孫の孫、そのまた孫の孫、その辺りだろうか。
だが、彼はどことなくスペンサーを思い出させる。
ジョセフは今のギルバートのもう一人の生みの親だ。彼の血を飲み、ギルバートは生まれ変わったのだから。
ジョセフはもういないが、彼の血はギルバートの中に確かにある。そして子孫にも受け継がれ、生まれ変わったギルバートと再び繋がったのだ。
200年待ち続けてくれたのは、ウィリアムだけではなかった。ギルバートはかつての友に深く畏敬の念を抱き、そして敬愛を向けた。

「この屋敷は僕の所有で、代々継承している。モノクルスはもう教会のものじゃない。その辺りの事情はウィリアムに聞くといい。彼が実際に歴史を見守ってきたからね。そして君たちの部屋は地下だ」

そう、てきぱきと告げたマシューズは、玄関ホールで「僕は上、君たちは下、じゃあゆっくり休んでくれ」と言って階段を昇っていった。
広大な屋敷だ。他のモノクルスや彼の部屋も、この屋敷のどこかにあるのだろうとギルバートは思った。
「150年ぐらい前、マシューズ家がモノクルスを独立させたんだ。で、俺はその時からマシューズたちといる」
ウィリアムが広いホールを歩きながらそう話す。
「あの男が今の当主か。どんな奴だ?」
「ケヴィン・マシューズ。俺が知っているマシューズの中で、性格も容姿も一番あのスペンサーに似てると思う。先祖がえりってやつだな」
「ああ。確かに」
赤毛に白い肌、穏やかで少年っぽさのある無邪気な笑顔ながら、侮れない策士の雰囲気を持つマシューズ家。弟のジョセフは医師ながらモノクルス、兄のスペンサーは研究熱心な科学者だった。
今のマシューズ当主の口調は、スペンサーにそっくりだ。

「マシューズ家の人間は皆、変わり者さ」
ウィリアムの言葉にギルバートは思わず笑った。笑っている自分にちょっと驚く。冥界にいる時は笑うなんていう感情はなかった。ウィリアムといることで、自分の感情が全て戻ってくるような気がした。
いや、戻ってくるというよりも、ウィリアムと再会してから何もかもが解放された気分を感じている。ずっと抑圧されていたものが自由になった感覚だ。
それは冥界の苦しみの事ではない。ウィリアムに出会うそれ以前の、様々なもので縛っていた自分の心が今や、固い束縛から解かれている気分だった。


「モノクルスが教会から脱退したのは、教会の腐敗が酷くなった事が原因だった」
ウィリアムの説明は続く。
ちょうど宗派としての改革が進み始めていた事もあって、マシューズ家はモノクルスを切り離す事ができたらしい。
当時の教皇は討伐隊の維持に積極的ではなかったのだろう。
現代の教会は昔のような「秘密主義」ではなく、また国家権力とも一線を画すこと。今はディアヴァルを国家と協力して狩っているという事をウィリアムは訥々とギルバートに語った。

「モノクルスは王の直属の機関のようなものだ。管理しているのはマシューズ家だが。マシューズは今や英国で1,2を争う富豪なんだ」
「あのマシューズが?」
「そうだよ。それに今や信仰は国が縛るものじゃない。個人の問題なんだ。おかげで国教だのなんだのはなくなったけど、人の信仰心は薄くなったように思う」
「ヴァチカンは?」
「存続しているよ。けどやはり国家権力とは無縁だ。今はヴァチカンや教皇は象徴的な意味合いが大きい。あぁ、観光名所でもある」
「観光名所?」とギルバートが驚き、ウィリアムはそんなギルバートを見て笑った。

「世界は色々と変わったんだ。けど、変わっていない事もある」
「そうか」
「うん」
変わっていない事の一つはお前だな、とギルバートが言うとウィリアムは静かに頷く。

「ずっと・・・待ってた。戻ると信じてた」
「約束しただろう?」

エレベーター(上下に動く箱だ)の中で手を繋ぎあった。先程は自分が魔物化していたせいで、ウィリアムの手の感触が些細なところまでわからなかったのだが、今は彼のさらりとした手の質感がよくわかる。ギルバートは慈しみを込めてその肌を親指の腹で撫でた。

箱はいつのまにか地下に到着していた。
箱の扉が開くと廊下があった。外は歴史を感じさせる屋敷であるのに、地下はそうではなくつるりとした材質の、白く照明を照り返す明るい空間だった。
ウィリアムはギルバートの手を離さずに歩き続ける。
「ここはモノクルスの中枢で、会議室や模擬訓練室などいくつか部屋がある。いざとなったら周囲と隔絶出来る仕様の、俺の部屋も。ギルのための部屋も用意できるけど、それはまたゆっくり案内するよ」

「ウィリアム、食事はどうしていた?」

ギルバートは繋ぐ手を揺らし、一番重要な事についてウィリアムに質問を投げた。
ウィリアムはギルバートを見上げ、そして目を逸らし少し言いにくそうに答えた。
「人は襲っていない。モノクルスになってからは、マシューズが用意してくれている」
「マシューズが?・・・ああ、それで」
ギルバートは思い当たる。
エディンバラでギルバートが人の姿に戻った後の事だった。現場の後処理を済ませて撤退する少し前に、マシューズが誰もいない軍用車両の荷台でギルバートに"物"を渡した。
人の片手で持てるくらいの、油紙に包まれた"塊"。

「ウィリアムがかつて冥界から戻ったときに必要だったものは、今の君にも必要だろう?」

ジョセフとスペンサーの子孫であるマシューズは、柔らかな物腰ながら芯のある瞳と落ち着いた口調でそう言った。
その包みの中身が何であるか、ギルバートは魔物の嗅覚と本能ですぐに察しがついた。
空腹は確かにあった。200年以上も何も口にしていないのだ。だが、ギルバートは人間であった時にウィリアムから色々と聞いていた。
だから魔物としての"飢え"に理性が脅かされぬよう、精神を鍛えてきたのだ。

マシューズは製薬会社として研究所を有している。そこに、身寄りのない人間の死体や研究開発に協力する献体が運ばれてくる。その一部の肉、ときに1体分を保存し、ウィリアムの食料にしているという。
今回のような有事の際には1体分だが、普段は一部分の肉で保たせているとウィリアムは言う。200年経っても精神は魔物になりきれないでいる彼の健気さに、ギルバートは胸が穿たれる思いだった。

だが・・・ギルバートはマシューズから「人肉」を渡された時、ウィリアムのような葛藤はあまり持たなかった。
人の肉を喰うという覚悟は、思ったよりも受け入れられるものだった。人の形がなかったからかもしれないが、ウィリアムの苦悩と同じものを自分も背負うと200年前に決めていたからだ。

今や、ギルバートは全てを受け入れて、ここにいた。

そして。
今、腹の飢えはあまり感じないが、別の飢えがギルバートの中にはある。

やがで廊下は突き当たった。
現代のもので作られた廊下に不釣り合いな、だが何の変哲もない木製の扉が目の前にあった。

「俺の部屋だよ」

ウィリアムがドアノブを押すと、扉は音もなく開いた。
そこは扉の雰囲気を裏切らない室内だった。木製の大きなベッドに、同じく木製のフレームのカウチ。古めかしい、凝った彫り物のある低めのチェストと机が置いてあるだけの部屋。
余計な装飾品はない。ギルバートの教会の部屋によく似ている。
ウィリアムの部屋は、ギルバートにとっても懐かしさを感じさせる場所だった。
「部屋の外は変わっても、俺の部屋は150年模様替えなんてしてないんだ」
ウィリアムは肩を竦めてそう言った。

ギルバートはベッドの前までウィリアムの手を引いていく。
くるりと振り返り、ウィリアムを抱き寄せる。
我慢しきれずに手を伸ばしたのはどちらだったか。

ぶつかるように二人は固く抱き合った。
すっぽりと腕に収まる体。やわらかな質感のウィリアム。
200年。正確には225年もの間、夢見ていた包容だ。
抱きしめた腕の中でウィリアムがモゾモゾ動いて、ギルバートを見上げてきた。
髪をそっと手のひらで撫でてやる。
それからその手で頬を包むと、ウィリアムの瞳が潤んだ。

「ギルバート、俺は・・・」
「しぃ」
懐かしくぽってりと赤い唇に、指を当てる。
「待たせたな、ウィリアム」

ウィリアムは目を閉じた。体をギルバートに押し付けて、彼は上を向く。

ギルバートはその唇に、自分の唇を重ねた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...