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「お前が魔王様の婚約者か?」
振り返ればキラキラ(姿形が)した青年が居た
ギラギラした目でオレを見てくるが、オレの細やかな記憶容量を検索……知らん!誰だコイツ?
魔王様と宰相から「素性の分からない人は全て犯罪者と思いなさい」と日頃から言い聞かされている
だからオレはキッパリ言ってやった
「犯罪者に名乗る名はない」
「はっ?はあっ!………僕が犯罪者?」
犯罪者は自分を犯罪者と言いませんからね
自覚してもらわないとって知らんけど
「貴方です。魔王様と宰相が言ってました」
ピンポイントでこの人とは言ってませんけど
「えっええ……お二人方が……何故……僕が犯罪者なの……いや……待て、待て待て……あれがバレたのか?それともあれか?」
誰でも後ろ暗いことの1つや2つあるからね、フフン
「大体人に名を尋ねる時はまず自分から名のるのが礼儀てしょう。名前は!」
狼狽える青年から名を聞き出し、オレは脱兎の如くその場を逃げ出した
刺されたら困るから、名前だって教えて上げません
………そういえば婚約者かは聞かれたが、名前は聞かれ無かったような気がするけど、まあいいや宰相にチクッとこ
その後青年は立派な犯罪者として牢に入れられたそうな、冤罪じゃないよ
危ない薬の運び屋さん
その後孔雀みたいな女性に声を掛けられた
「貴方が魔王様の婚約者ね。やっと捕まえたわ」
違った。絡まれただ
内容がちょっと意味分からないんですけど
この孔雀嬢は知ってる、美人だから、見てる分には良し
偶に城を徘徊してる事務次官家の徘徊お嬢様だ
「違います」
「嘘おっしゃい!」
ドンッと壁ドンされた
美人の壁ドンか、悪くない
身長変わらないのは、悲しくなるが
「世話係なので何時も一緒なだけです」
誤解は解いとかないとね
「なんで貴方なの!」
あっ、この人人の話聞かないタイプだ
えーやだぁ~面倒くさい
今まで避けてて正解だった
「わたくしの方が美人なのに!」
そうですね
オレは美人よりイケメンって言われたいです
誰も言ってくれません、可愛いとは言われますが、世知辛い世の中です
「胸だってあるし!」
性別男性なんでオレがボイ~ンだったら全ての部位がボイ~ンで相撲取りも真っ青の体型でヤバくないですか?
「8カ国語だって扱える天才ですのに、何故貴方が婚約者なの!婚約破棄なさい!!」
性格が全てを台無しにしてるんですね
「だから違いますよ~」
あ~五月蝿い
魔王様の婚約者ねえ、居ないはず
聞いたことないなあ
「ハァ~貴方邪魔」
「キャッ?!」
オレは令嬢の顔を掴んで投げた
投げた先で令嬢が壁に減り込んだ
魔族は丈夫なのでこの程度では死なない
魔王様に虫の駆除の申請しとかないとね
その後事務次官一家は国から姿を消したらしい
宰相がオレを見るなり「貴方今日は『絡まれ相』が出てますよ。今日は仕事を上がって魔王様にくっついてなさい」って魔王様の執務室にポイっと入れられた
オレは仕方なしに魔王様の膝の上で、大人しくクッキーを咀嚼する
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