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しおりを挟む目が合った
どうする?
A.微笑む
B.目が合ってない振りをする
C.睨み付ける
ではBでお願いします
目を逸そらして…………スルー、スルー…………出来ない
ジーッと見られてる
自分はただのモブです
見ても何も出ませんけどぉ
あぁー……怖い………それに何か嫌な予感がする
ゾワゾワする
金の瞳は綺麗ですけどー
怖いよぉぉぉぉぉぉぉぉ一一一……………
お兄様ぁぁぁぁぁたーすけてー!!
いないけど
今日は就学前の子供達だけ
お兄様は学校行ってて授業中
何か猛獣に見られてる感じ
動いたら殺られそう
見てますよ
ずっとこちらを
何なの何なのさ
煌めき属性とは関わりたくないんですけど
お家帰るー!
まだ帰れませんけどね
頭の中で震えるていたら後から声がした
「美味しいそう」
ギャー魔王が出たァァァ!!
悲鳴を飲み込み後を振り返れば視線の主がいた
どうして!?さっきまで向こうて王子の相手してたじゃない
近くで見ても凄い美少年だ
射千玉の黒髪は美しく金の双眸が私に微笑みかける
色気さえ漂って来る
でもね、目の奥が笑ってないんだ
その様は無理難題を言ってくる上司に似ていた
本題に入る前に逃げ出したい
「はい。どれも美味しいですよ。あちらにあるモンブランがお勧めです」
少しでも遠ざけようとテーブル2つ分向こうのケーキが並べられているテーブルを指す
「フフッ違うよ。私が美味しいそうっていったのは貴方ですクフフッフ」
私を捕食者の目で見る美少年は口元を三日月に変え笑う
11歳とアラサー暦人生経験あるけど怖い
得体の知れない恐怖がある
私より頭1つ分位背が高いがここに参加してるから余り歳は変わらないはずなのに
貴族の子息ってこれが普通なの?
兄様ほのぼのしてるから分からなかったけど
「ハッ…………ハハ……ゴクッ………冗談がお好きですね。ではボクはこれで失礼します」
帰ろう
失礼になるけど
さっさと帰ろう
気付かれぬようミリで離れて行こう
忍びのように気配を消して
音を経てずに
私出来る子、やれば出来る子……………たぶん
突然腰をがしっと掴まれる
「何処へ行くの?」
「ヒャァ…………!?」
美少年が耳元で囁くなんて反則です
顔を赤くして無言になる私に笑みを深める美少年
「私はクルーヒルズ・デェアビタスです。デェアビタス公爵家の嫡男です。クルーとお呼び下さい。貴方の名前は?」
公爵家か…………無視出来ない
「ボクは……ライル・エンジストン。エンジストン伯爵家の次男です」
何とか平静を装いアルカイックスマイルを作るが心は嵐だ
あー家名告げたから逃げられない
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