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素性の知れない婚約者
しおりを挟むぽかぽかといい陽気だ。
こんな日はのんびりと釣りをするに限る。
まあ、私は毎日のんびりしているが……。
隣で一緒に釣りをしているのは、私の婚約者であるアデリナ。 この辺りにはいない褐色の肌で黒髪、灰色の目をした、愛嬌のある可愛らしい娘だ。
「――ああっ! か、かかったっ! リーノさま! これどどっ、どうすればいいんでしょか!?」
彼女はティンバニアという、聞いた事もなかった遠い地の領主の娘で、独特の訛りがある。 初めて食事をした時も、作法を得ていないのか真っ赤な顔で苦戦していた。 ダンスも踊れない。
「よしっ、一緒に引き上げよう」
「はっ、はい!」
私はランゲレイク公爵家の四男、リーノ。 我が家は子沢山で、上に三人の兄と姉が一人、下にはまだ十二歳の次女がいる。 兄や姉は父の精力的な斡旋により、家の勢力拡大と安寧の為、良い家柄との縁組が成立した。
しかし父も疲れたのか、私がだらしないからか、特に利にならない縁組が私には組まれたようだ。
「わわわっ! こーれは大っきいんでないですか!?」
「ははっ、確かにこれは大物だっ」
だが、私は何の不満も無い。
腹黒く着飾った貴族令嬢は昔から苦手だ。 どうせ私の妻になったらこう言うに決まっている。 『ランゲレイク家のハズレに当たった』、とね。 それに、
「あははっ、跳ねる跳ねるっ! 冷たーっ!」
アデリナは明るく、とても良い娘だ。
一緒に居て楽というか、肩肘張らずに接する事ができて、楽しい気分にさせてくれる。 そもそも、だ。 不満どころか、寧ろ彼女は私でいいのか……と思ってしまう。 何故なら、
「アデリナ、私は余り野心という物が無い」
「はい?」
「与えられた土地も小さいし、これと言った特産物もこの地には無い」
「……はぁ」
「結婚するならはっきり言っておくが、私は正直ハズレだぞ」
私の置かれている立場、私と言う人間を包み隠さずに伝えた。 これから夫婦としてやっていくなら、どうせ後々分かっていく事だからな。
「……やっぱり、わたしでは嫌なんですか……」
明らかに沈んだ声。
『やっぱり』、というのが気になったが、私が言っているのはそういう事じゃない。
「そうです、よね……わたしなんかを――」
「勝手な思いだが、私にはアデリナが合っていると思うよ」
何故彼女がこんなにも卑屈になるのか分からないが、笑顔の似合う女性だ。 勘違いで曇らせるのは勿体無い。
「周りから良い男と言われないものでね、幸せに出来るかと言うと、自信はない」
目を合わせずに言うと、震えた声で返事が聞こえた。
「もう……幸せなのに……これよりなんて……!」
………ああ。 らしくもなく、少し頑張ろうなんて思ってしまう。 こんな風に想われた事がないからか、初めての体験に戸惑っているのだろう。
「リーノ様、お嬢様、そろそろ戻りましょう。 これは……大物が釣れましたねっ! 昼食に私が調理致しますよ」
私達を呼びに来た彼はアデリナの従者。 端正な顔立ちをしていて、何故か彼には訛りが無い。
いつも彼と、もう一人大柄な男がアデリナの馬車を引いている。 大柄な方は無口なのか、まだ一度も声を聞いたことが無い。
「行こうアデリナ、だがそんな顔では私が泣かせたと思われてしまう」
「はっ、はい!」
愛しい笑顔に私は気持ちを決めた。 だが二人の式まであと一週間という時に、
――――何者かに襲われ、後ろから刺された私は生死の境を彷徨う事になる。
何故私なんかを襲う必要があるのか、考えられる理由は……
◇◆◇
「父さん、リーノが療養している間、あの地は私に任せてもらえませんか?」
「……全く興味の無い土地だっただろう。 必死になるのはあそこに金が出ると分かったからか?」
「そっ、そうではありません! リーノに切り盛り出来きるとは思えないだけです! あの地はランゲレイク家にとって重要な資金源になるかも知れないのですよ!?」
「ジルド、お前次々と事業を広げているようだが……」
「なっ……! ふ、不利益は出ておりませんし、全てはランゲレイク家を盛り立てる為で……わ、私はただ、今まで何もしてこなかったリーノに任せられるとは思えないと……」
「……大事な時期なのは分かる。 リーノの地には私の側近を回している、お前は自分の任された領土で働け」
「と、父さん……っ!」
◇◆◇
「リーノさまッ!! リーノさまぁああッ!!」
目を覚ました時、泣きじゃくったアデリナが見えた。 気を失う直前にも見たな。 怖い思いをさせてしまったが、彼女が無事で良かった。
………いい陽気だ。
どうやら死なずに済んだようだが、笑顔が似合う婚約者をまた泣かせてしまうとは、結婚前から苦労をかける。
「………」
「うっ、うぅ」
声は出せなかったが、何とか宥めようと髪を撫でた。 後ろにはいつもの従者が二人。 美形のディオと大柄なジャイロ。 よく見ると、二人は怪我をしている。 私を襲った暴漢からアデリナを守って負傷したのかも知れないな。
それから徐々に私は回復し、その間アデリナは毎日傍に居てくれた。 私を襲った犯人はまだ捕まっていないようだし、心配だったんだろう。
「こう長く滞在していては、ご両親が心配するんじゃないか?」
「心配なのはリーノさまですっ、もう二度とこんな事させませんからっ!」
頼りになる妻……になるな。
しかし、命を狙われるような覚えはないが、あるとすれば……金か。 何も無い土地に突然金鉱が見つかったからな、結婚の御祝儀にしては多過ぎる。
すると犯人は……考えたくないが、身内か。
私が死んでも金鉱は他人の物にならないし、追い剥ぎなんてこの穏やかな土地で聞いた事が無い。
「……痛み、ますか?」
「――ん? いや、大丈夫だ」
数カ月後には父の誕生日、私の快気祝いも兼ねて宴が開かれるらしい。 その時探りを入れてみるか。
「アデリナ、式が延びてしまってすまない」
「そんな、もしリーノさまが死んじゃってたら、わたし、どうなっていたか……」
どうも照れ臭い。
余り必要とされた経験が無いからな。
「本当ですよ、こちらも生きた心地がしませんでした」
「ディオ、君やジャイロにも迷惑をかけたな。 すまなかった」
「いえ、リーノ様ではなく――」
「ディオ」
「はは……失礼致します」
……どういう意味だろうか? よく分からないが、アデリナのひと声でディオは部屋を出て行った。
「食事の作法も、ダンスも練習しましたっ! リーノさまに恥をかかせないようにっ!」
「……そうか、私は気にしないが」
「いーぇえ、そうはいきませんっ!」
独特の訛りは直っていないが、それが愛らしいとさえ今は思う。
そして、父の誕生日。
身体も完治した私は、一族が集まる宴にアデリナと共に向かった。
「おおリーノ、身体は大丈夫なのか?」
「はい、もうすっかり。 盛大ですね、おめでとうございます、父さん」
「ああ、ありがとう。 これが終われば次はお前の結婚式だな、楽しみにしているよ」
「はい」
家族や親戚は勿論、大物貴族や高名な商家の人間が大勢集まっている。
「何と言うか、こう……」
正直、息苦しい。
笑い合うその笑顔の裏に、どんな顔を隠しているか知れない奴らだ。 ……いや、他人を悪く言える立場ではないな、何しろ私が今疑っているのは、
「家族だからな……」
自然と目が細まる。 目を閉じても、頭の中は動いてしまうというのに。
「うぅ……」
小さな呻きに目を向けると、アデリナが居心地悪そうに目を泳がせている。
「大丈夫か? アデリナ」
「――えっ? はっ、はい! くっ、訓練しましたから……!」
強めた目とは裏腹に、口元が分かり易く歪んでいる。
「やはり、私にはアデリナが合っているな」
「はい?」
どうりで落ち着く訳だ、不器用というのは時に欠点ではないな。
「あらリーノ、もう身体は良いの?」
「お久しぶりです姉さん。 はい、もう大分良くなりました」
さて、私の口は歪んでないかな?
「お見舞いも行けなくてごめんなさいね、こっちも忙しくて」
「いえ」
それが何よりの贈り物だ。 容態が悪化する。
「こんばんはアデリナ」
「おっ、お久しぶりですっ!」
明らかに見下した目線をアデリナに向けてくる。
長女のヴェリーレは社交界が造った怪物だ。 私には姉の表情は一つしか無いとさえ感じる。 化粧が厚過ぎて固まってしまったのではないか?
「ナイフとフォークは、どっちか分かるようになったのかしら?」
「そっ、それは初めから知ってますっ!」
「今色々学んでいるんだ。 姉さん、アデリナは努力家だよ。私と違ってね」
やれやれ、下の妹もいずれこうなるのかと思うと絶望する。
「そう。 でもあなたもこれからは大変でしょう?」
「そうですね。 彼女の為にも少しは――」
「そうじゃなくて」
「……どういう事です?」
「突然見つかった宝物よ」
……兄妹全員が犯人に思えてきたな。
長男のシルヴァード兄さんは無いか。 跡継ぎだし、父さんの言いつけを守る堅い人間だ。
「奔放なあなたに務まるのかしら? 私が手伝ってあげましょうか?」
「姉さん、喉が渇いてるんじゃないですか?」
「なに?」
「どんなに高級な葡萄酒でも潤わないでしょうが」
「……リーノ、あなた何を――」
「姉さんの欲に、底はありませんから」
姉は顔を顰め、巻かれた髪を乱暴に振って去って行った。
「何だ。 違う顔も持ってたんだね、姉さん」
「ヴェリーレさま、どしたのですか?」
「……いや、実はね、アデリナ」
「はい」
「私も怒っていたんだよ」
「え?」
姉に歯向かうなんて初めてだ。 そんな面倒な事を私がするとは。 原因は金鉱……じゃないな。
「君を揶揄われたからだ」
「……はぁ」
さて、それでは情報収集する事にしよう。 親しい友人は少ないし、私同様社交嫌いな連中だが、噂は嫌でも耳にする世界だ。
「……そうか、ありがとう」
「無事で良かった、数少ない友人を無くすところだったよ」
「ああ、だろうな」
「ははっ、ひどい奴だ」
どうやら、次男のジルド兄さんが怪しいな。
手広く事業を広げているが、上手くいってないらしい。
「さあっ! ここで一つ余興がございますっ! ご兄妹の皆様はお父上の隣へ!」
余興?
「さあ、リーノ様もあちらへ」
「あ、ああ……――ん?」
アデリナが居ない。
いつも私の傍から離れないのに。
落ち着かず周りを見回したが姿が無い。 そうしている内に余興が始まり、皆がざわつき始める。
「こっ、これは……」
「信じられん……」
大柄な男が、一人では一本も持てるかという鉄の十字架を三本担いで歩いている。
「……ジャイロ?」
何だ? 何故アデリナの従者が……。
不安から鼓動が早まる。 一体何が起きようとしているんだ?
ジャイロはその十字架を壇上の下、私達家族の前に並べて置いた。 それには、繋がれた人形が磔にされている。
「リーノ」
「はい、父さん」
「何も聞いていないのか」
「……はい」
父の表情は険しかった。
次に、両手に剣を持ったディオが現れ、まるで羽を振るうように舞い始めた。
「美しい……」
「素晴らしい剣技だ」
皆は賞賛しているが、私は気が気じゃない。
この後現れるだろう三人目の、嫌な予感が確信になっているからだ。
「さあお嬢様! フェローバ家の技をお見せしましょう!」
ディオが差し出した手の先に注目が集まる。
そこには……
「民族衣装?」
「あれは……」
ドレスから着替えた私の婚約者、アデリナが弓を持って立っていた。
「リーノ様の婚約者?」
「遠くの地から嫁ぐらしいが……」
「辺境の正装かしら?」
どっ……――――どういうつもりだ!?
一体何の意図があって……何がしたいんだアデリナ!?
「まさか、人形を狙うつもりか?」
「そんな、その距離から当たる筈がない」
「それも女の腕でだ」
十字架からかなりの距離、弓を構えるアデリナに嘲笑が湧く。
「学んでるって言ってたのは、これなの?」
「………」
姉の嫌味に返す余裕も無い。 こんな混乱と焦燥感は初めてだ。
「皆様、この人形には名前があります。 まずこちらは?」
ディオが右の十字架の人形に手を向け時―――
「ドゥーエッ!!」
「「「「――ッ!!」」」」
注目されていた人形の胸、その中心に矢が突き刺さった。
皆の視線は張り上げた声の方へ。
明るく愛嬌のある私の婚約者。 その灰色の瞳に憎悪が宿っている。
「アデリナ……」
見たことがない……こんな彼女は……
「そして、こちらは?」
「クワトロッ!!」
今度は疑いようも無い。 左の人形、またもその胸の中心を射抜いたのは、間違いなくあのアデリナだ。
「「「「………」」」」
皆、目の前で起こった光景を咀嚼出来ずにいると、
「きゃっ!」
驚愕に静まり返っていた場に、ガラスの砕ける音と妹の悲鳴が響いた。
「大丈夫ですか? どうやらお嬢様の素晴らしい腕前に、ジルド様がグラスを落としてしまったようですねっ。 それとも……お知り合いの名前、でしたか?」
ディオは微かに笑みを浮かべ、ジルド兄さんの肩は震えていた。
「さあっ! いよいよ最後の一体です!」
それが合図のように、ジャイロが中央の十字架を高く掲げる。
「――なっ!?」
磔られた人形が、壇上のジルド兄さんと重なった瞬間――――
「ヒッ……」
同時に放たれた二本の矢が人形の両肩を突き刺し、悲鳴と共にジルド兄さんの身体は硬直、震えは止まる。
そして―――
ドス、ドス、ドス……と連続して音が聞こえ、人形の眉間には三本の矢。
その真後ろに立っていたジルド兄さんは、気を失って倒れた。
「……この人形の名前はお教え出来ません。 余興は以上、この後もどうぞ祝いの席をお楽しみ下さい」
ジャイロが三本の十字架を担ぎ、ディオと二人が歩き始めた時、既にアデリナの姿は無かった。
「……ジルドを運べ。 馬鹿者が……」
父の声に使用人達は動き出し、父の誕生日と私の快気祝いは、何とも複雑な雰囲気で再開された。
◇
「ふぅ……」
アデリナを探したかったが、とりあえず人目を避けて休もうと外のバルコニーで息を吐く。
頭の整理がつかない。 私の婚約者は何者だ? 余興の目的はジルド兄さん? 怪しんではいたが……だとしたら、何故アデリナは犯人だと知っている?
「大丈夫か?」
「っ……兄さん……」
私を案じて、長男のシルヴァード兄さんが声をかけに来てくれたようだ。
「私も疲れると、よくここに逃げるんだ」
「兄さんは、こういう場にいる事が多いからね」
「ああ、跡継ぎとして、父から引き継がなければならない事が山ほどあるからな」
「大変だね」
私には真似出来ないな。
社交場は苦手だし、特に今日は疲れた……。
「多くの財を引き継ぐと言っても、今は自分では動かせないし、自由にやってるお前達が羨ましいよ」
バルコニーの手摺に凭れ、珍しく愚痴る兄。
「とはいえ、ジルドのように上手くいってない場合もある」
「………」
当然知っているだろう。 私が少し探ったくらいで得た情報だ。
「愚かな弟だよ。 あいつが雇えるような者でフェローバを相手にするなんて」
「――っ!? 兄さん、何か知ってるのか!?」
「……そうか、お前は知らないんだな」
遠い地の領主、それだけしか知らない。
「結婚までさせるんだ。 お前にだけは話していると思ったが」
「教えてくれ、兄さんっ!」
詰め寄る私に、兄は困った顔をして言った。
「父さんが伝えていないんだ、私の一存では……」
「そんな……!」
父の言う事は絶対、そう厳しく育てられた長男だ。 許可無く話してはくれないだろう。
「そうだな……じゃあ、これは教えてやろう」
「え?」
「お前が療養している間、あの地を父の側近が治めていたろう?」
「……ああ」
どうやら知りたい情報ではなさそうだ。 どうせジルド兄さんが代わりにやりたがった……なんて話だろう。
「あの男はな。 ―――慎重に、ゆっくりと、長い時間をかけて……」
……側近の話? 何だ、何故そんな話を?
「私の、側近に変えたんだよ」
「……兄さん、それは……」
父の信頼厚い兄さんの目に、歪んだ野心が映っていた。
「私はな、――――今動かせる力が欲しいんだ……!」
兄さんの手が私の背中を押し、景色が変わる。
なんて事だ……貴族社会は狂っている……他の家と争うだけじゃなく……肉親まで敵だらけだ……ッ!
「あっ―――アデリナァッ……!!」
この高さから落ちたら今度は助からないだろう。 それも、下には塀が槍となって待ち構えている。
少しはまともになろうと思ったが、まともだと思っていた奴らの方が、まともじゃなかった……。
すまない……アデリ――――
「………ナ?」
バルコニーから落下する筈の私は、一本の太い腕に抱えられていた。
「……ジャイロ?」
片腕で軽々と私の足は地面に戻され、振り向くと、呻き蹲る兄シルヴァードの首に、ディオが二本の剣を交差している。
「愚かな弟、と言っていましたが、警戒しているフェローバを出し抜けると思った兄は……どうなんでしょうね?」
私を突き落とそうとした腕には一本の矢が貫通し、脂汗を流す愚かな兄が項垂れていた。
◇◆◇
ディオとジャイロに連れられ、外に待機していた馬車に乗ると、またドレス姿に戻ったアデリナが迎えてくれた。
「……なあ、アデリナ」
「はいっ」
「……いや、いい」
聞きたい事が多過ぎて、何から話そうか決まらない。 それに、
「今日は、色々あり過ぎた……」
疲れ果て呟く私を見つめ、アデリナは灰色の瞳を嬉しそうに細める。
「リーノさまは、全てを知ってこんなわたしを選んでくれたんですものっ」
………いや、知らないんだが………
「ぜっったいに! ずっとわたしがお守りしますっ!」
………頼りになる妻、になるだろうが………
明日、ちゃんと話そう。 夫婦としてやっていくなら、どうせ後々分かっていく事だからな。
……あの、シルヴァード兄さんに刺さった矢は……どこから放ったんだろうなあ……。
◇
「やれやれ、こうやって馬車を引いてればいいと思ってたのに……全く、あのジルドとかいう男には感謝してもらいたいよ」
「………」
「俺達が止めなかったら一家皆殺しだ、間違いないね」
「………」
「リーノ様が刺された時のお嬢様といったら……止めるのも命懸けだよ……なあジャイロ」
「………」
「まっ、あの状態でも雇い主を吐かせてから始末したのは流石だけどなっ」
「………オラ……死ぬ……かと……思った……」
10
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