別れの朝顔

エクリの花

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はじまり

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 長く連れ添った妻が先月亡くなった。
 アイツが逝っちまう前日に、酒を飲みながらだべっていた。

「オレの方が、きっと先にぽっくりと逝っちまうんだろうなぁ」

 冗談交じりにオレはそう言った、そしたら鈴は笑いながら。

「そうね、でも、案外先に逝くのワタシのほうかもよ?だってアッチコッチがたが来てるもの」

「それならオレだってそうだ、お互いガタガタだ」

 オレと鈴は一緒に笑った、こんな他愛無い話をしながら笑い合う、繰り返す幸せな日々。

 だけど、その次の日。
 鈴は…冷たくなっていた。
 昨日は、あんな元気だったのに…突然の事だった。
 鈴は…鈴にオレは、何もしてやる事が出来なかった、救急車を呼ぶことも、看取ることも、できなかった。
 とてつもない無力感と脱力感がオレを襲った。
 
 あっというまに、鈴の形は失われ、小さな白い箱に収まってしまった。
 葬式はいつの間にか終わっていた、あっけない終わりだ。
 家に帰り、糸が切れた人形のように崩折れた、スーツがしわくちゃになるのも気にしないで。

「きっと鈴が居たら怒られていただろうな…」

 涙が溢れてきた。
 鈴が居なくなってしまった実感がまだ、受け止めることができない。
 本当に、鈴は昨日まで元気だったんだ…持病だってなかったんだ、何で急に…先に逝くのは自分だとばかり思っていた。

「なぁ、オレはどうしたらいいんだ?鈴」

 鈴の遺骨の前で返ってこない問いを出し、情けなく泣くことしかできなかった。
 オレは、鈴を突然失った悲しみで何もやる気が起きなくなっていた。
 翌日、目が覚めたら鈴のいなくなってしまった事が夢ではないと自覚していくことが怖くなった。
 鈴がいない日々が続いていくことが恐ろしくてたまらない。
 鈴がいなくなったあとの手続きをしていると思う、ああ本当に妻はもうこの世に居ないのだと。
 彼女が居た痕跡を自分で消していっているようで何とも受け入れがたい、現実を受け入れたくないあまりに酒に逃げた。
 酒を浴びるほど飲んだ、飲んで寝て、飲んでまた寝て、飲んで飲んで…ついには、ぶっ倒れてしまった。

 だけど、鈴のそばに行くことは叶わなかった。

 大きな物音を聞いた隣に住む若い子が病院に連絡してくれたらしい、迷惑をかけてしまったな。
 今度お礼の品物を送らなければな、鈴が親切にしてもらったら感謝と礼は大事だってよく言っていた。
 病院で目覚めた時、長い付き合いでオレの主治医で友人の智浩ともひろが診察の結果を告げた。
 簡単に言うとオレの病気は進んでいた。
 働き詰めで無理をして初めて倒れて診断された時、まだ余裕があったからすぐに手術したおかげですぐに回復した。
 今は、余命幾ばくかに縮んでしまった。
 今回の入院で病が再発していたことが分かった。
 すぐに大きな病院に入院すればなんとかなるかもしれないと智浩に言われたが断った。
 鈴がいないのに長生きしようとは、思えなかった。
 それに、自分でもわかっている、たとえ手術を受けたとしても、今のオレの体力じゃぁ、きっと耐えられない。
 手術後は、入院生活で家にはきっと帰れないだろう。
 鈴の居た家に少しでも長く居たい。
 それを聞いた智浩がブチ切れた。

「なら、ぶっ倒れるまで無理をすんな!やけ酒したってしょうがねぇ、おめぇの気持ちは分かる。俺だってかみさん早くに亡くしてんだ、だがな俺たちは生きてるんだ。亡くなったかみさんや、今生きている娘のために孫のために…生きてここにいるんだ。簡単にテメェの人生諦めんなよ!!!」

 智浩は大きな声で怒鳴り散らした。
 田舎の個人病院だから院内に智浩の声はよく響く。

「鈴さんだってオメェが苦しみながらすぐ自分の、後追って死ぬ事なんざ望んでねぇだろ…」
 
「先生、声の音量抑えてください!」

「おっと、すまねぇ…新田にった

 智浩の言うことはもっともだ。
 友からの忠告は受けよう、だけど手術はしない。

「わかってる」

「わかってねぇよ、オメェは」

「手術はしない、家に帰る」

 ため息をつきながら智浩はやれやれという素振りで言った。

「今日は駄目だ、せめて1週間いろ」

「良いんですか?先生」

「仕方ねぇだろ、手術を患者が拒否してんだ。無理にはできねぇ」

 智浩なりに譲歩してくれたのだ、ここである程度体調を整えることにした。
 早く帰りたい、病院食は味気ない。
 そう思ったが家に居てもアイツが居ないんだ、更に味気ないやるせない気持ちになった。

 □退院の日□

「俺はなげぇこと、オメェの親友ダチやってるが今のお前が一番情ねぇ、腑抜けが…死ぬんなら満足してから死にやがれ。
 親友の言うことも聞けねぇなら心配もさせねぇ程元気なツラしてろ」

 温かい、友としての言葉。

「ありがとう、智浩…世話になった体調にはもうちょっと気を使うよ」

「そうだ、もっと感謝しろ。お前がいなくなって悲しむ奴は結構いるんだからな」

「そうですよ、私も先生も悲しみます」

「はは、新田さんもお世話になりました」

「体調気をつけてくださいね、少しでも悪くなったらすぐに来てください、先生にお電話でもいいですからね?」

「はい」

「たっくよー何でどいつもこいつも新田の言うことにゃ素直なんか」

 智浩がぶつくさと文句を言う。

「言い方が悪いんじゃないか?あといつもしかめっ面」

「俺の顔はもとからこうじゃい!想像してみろ俺が胡散臭くニコニコ先生してたら気味悪がられるのが落ちだ」

「それもそうか」

「なんだと?!」自分で言って憤慨する姿にオレも新田さんも笑った。
 ちょうど迎えの車が来た。

「ふふふ、先生そろそろお時間ですよ」

「おお、そうかじゃあ、またな。ちゃんと飯食えよー」

「おう、お前もほどほどになー」

 退院後、少しだけ自分の体調に気を使った生活を始めた。
 勿論、病院に連絡を取ってくれた隣の家の子には礼を言った。
 ちょっとばかし良い茶菓子も一緒に渡した。
 そう簡単には心ポッカリと大きく空いた穴は埋まりやしなかった。
 家の中は暗く淀んでいた、ゴミは徐々に溜まってしまうしすぐに足の踏み場もなくゴミ屋敷になってしまった。
 庭は荒れ放題、鈴との楽しかった思い出が詰まっていた場所で余計に独りが寂しくなる原因になった、手付かずで荒れ放題になってしまった。
 外に出るきも起きない、思い出すたびに、涙も止まらない。
 また、暗くしけった、そんな日々を送っていると、珍しく家の呼び鈴が鳴った。
 もう外は夕暮れ時だというのに訪ねてくるなんて珍しい、誰だろうか?気になりはしたが面倒くさくてとても出る気にはならなかった、だから居留守を使うことにした。
 諦めてそのうち帰るだろうと高を括っていたが、呼び鈴が一向に止むことはなかった、むしろ一層激しく鳴らされた。

(諦めというものを知らんのか?五月蝿くてかなわん!!)

 ため息を一つ吐き、重い腰を上げ立ち上がる、玄関に行き電気をつけた。
 鍵を開けると、そこには麦藁帽子を被った水色のワンピースを着た大人しそうな女の子が立っていた。
 大きな重たそうな荷物を持って。
 歳は…16か18そこらだろうか、随分若い…家出だろうか?
 女の子は顔を上、笑顔で衝撃な一言を言った。

「やっと出てきた!お久しぶりです!あつし叔父さん、遊びに来ましたよ!」

(おっ、叔父さん?!)

 普段呼ばれ慣れない呼び方をされ、目を白黒させる。
 女の子は“夏花 アサガオ”と名乗った。
 オレの姉弟の娘で、親が急に海外へ夫婦で旅行に出かけるらしい、だから夏休みの間はここで預かってもらえと言われて来たらしい。
 駅からここまで徒歩だと3時間弱かかるというのに徒歩で来たという。
 オレの姉夫婦か弟夫婦のどちらかの子だろうが、姉夫婦の方じゃないだろう。
 姉さんのとこは、息子2人と娘1人いたが、年が違う。
 じゃあ、弟夫婦の方かな?確か、子供が一人居たはずだ、この子と同じぐらいの歳の子だったはず。
 鈴の葬式以来ずっと塞ぎ込んでいたからな、もし葬式で出会っていたとしたら、申し訳ないが覚えていない。
 人をいちいち見て覚える余裕なんてあの時オレにはなかった。
 普段大人しく静かにしていてくれれば居てくれて構わない…。

(まぁ、見るからに礼儀正しそうな子だし。問題はないか)

 オレは家の中にアサガオを迎え入れることにした。

「まぁアレだ、今の時間から女の子一人家に突き返すのもあれだしな…。帰ったとしても一人は危ないし仕方ない、暫くの間よろしく…」

「やっぱり優しいな…お邪魔しまーす!」

 最初の言葉は小さくて聞き取れなかった。
 足を一歩踏み入れた瞬間に彼女は鼻をつまんで立ち止まった。

「くっさ!?え?敦叔父さんの家お酒臭い!!廊下も汚過ぎ!」

「換気、換気!!」

 入ってそうそう言い放ち窓を勢いよく開けた全開に。
 見た目に反して意外に活発なようだ、じゃなくて!

「おいッ!ちょっ、そんな豪快に窓を開けたら虫が入ってきてしまうじゃないか!!開けるならせめて網戸も閉めてくれ?」

 慌てて全開に開け放たれた窓を網戸にする。

「だって敦叔父さん、お酒飲み過ぎだよ!お部屋ん中、酒瓶やらビールの缶とかゴミでいっぱいで危ない!!!これじゃあ荷物も置けやしないよ!」

 アサガオはビニール袋の場所を聴き次々と手際よく片付けていく。

「見てないで敦叔父さんもやってよ!!コレじゃあわたしの寝床がないよ!それとも、一緒の布団に入って寝ていいんですか?事案になりますよ?」

「ウグッ」

 それは困る!仮にも一生を尽くすと決めた人が居た身ではある。
 なのに若い、それも孫ほど年の離れた子とおんなじ布団で寝るだなんて妻が天国でへそを曲げるかも知れん!!きっと死んでしまった時あの世で恨み節を聞かされるに違いない、アイツは結構嫉妬深いんだ!
 必死になってゴミをかき集め袋に入れ、アサガオは床を雑巾がけをしてくれていた。
 2時間半をかけてようやく片付いた。
 まとめたゴミはゴミ捨て場にアサガオに手伝ってもらい捨ててきた、丁度明日燃えるゴミの日で助かった、燃えないゴミはまた今度になった。
 とりあえず庭に置くことに。

「まったく!溜めすぎですよ叔父さん。疲れた~」

 綺麗になった床に二人で座り込んでいた。

「随分と綺麗になったな…」

 久しぶりにゴミの散乱していない床を見た。

「せっかく綺麗にしたんだから、もうゴミをそこら変に捨てないでね?敦叔父さん」

「ああ、これだけ必死にやったんだ暫くは汚す気にはなれないから平気だよ」

 肩をすくめ、苦笑気味にアサガオに返答するとアサガオの方から盛大なお腹のなる音が聞こえた。

「あっお腹なった…。聞こた?えへへ…お恥ずかしい…」

 アサガオは照れながら笑ったって言った。

「元気なお腹の音が、こっちまで聞こえたよオレも腹減ったよ」

 笑いながら返すと、アサガオは気まずそうにしていたがオレの腹も大きくなった。
 二人して可笑しくて笑ってしまう。
 
「ねねっ!敦叔父さん、わたしお仕事したらお腹空いちゃいました!冷蔵庫の中、何かありますか?わたしこう見えてお料理得意なんです!」

「え?んーそういえば…何も入ってなかったような…」

 ムムッと眉間にシワを寄せ考え込む。
 何か冷蔵庫に入っていただろうか…確かビールとオツマミぐらいしか入っていなかった気がするな…。
 考えてみると退院してからの数日間ろくな食事をしていなかったような…。
 つい先日倒れたばかりで病院食が最後にまともにとった食事だった気が…。
 一応腹には入れてたし、食べてはいたけど2人分には程遠い量しかなかったはず。
 
「叔父さん家の冷蔵庫の中全然入ってないや、流石に作れるご飯がない、どうしよぉ…」

 いつの間にか冷蔵庫の中を物色されていた。
 何というか恥ずかしいものがあるな…他人に食生活を見られるのは…じゃなくて今日の飯か。
 こんな若い子に不健康ジジイと同じものを食わせるのは気が引けるな。

「今日は外で食べよう、買い物は明日にして」

「外食ですか?!」

 アサガオはパァッと目を輝かせた、この子の大人しそうな見た目に反して意外と感情豊かでクルクルと変わる表情は見ていて飽きない。

「片付けてくれたお礼だ、何が食べたい?」

「えーとですねー…」

 真剣に悩む姿が微笑ましい。

「!私、ラーメンが食べたいです!!チャーシューのいっぱい乗ったやつ」

「こってりラーメンが良いのか?」

「はい!」

 以外だな今時の女の子は夜にカロリーが高い物とか気にするもんじゃないのか?この子が珍しいだけなのか?とゆうか結局ジャンクフード…明日買い物に本当に行かなければ。
 ジジイにジャンクは厳しいものがあるな。

(まぁ、取り敢えず酒もすっかり抜けてるし出るのは今が丁度いいか。)

 車で30分程かけて鈴とよく行った旨いラーメン屋に行った。
 アサガオはこってり大盛りでオレはあっさりした味付けで小盛りを頼んだ。
 流石に病み上がりで普通盛りを頼むほどの勇気はなかった。
 アサガオは嬉しそうに口いっぱいに頬張っていた。
 お気に召したようで良かった。
 食べ終わると二人して腹がはちきれそうなぐらいにお腹が膨れた食った、食った。
 久しぶりの味だったが変わらず美味かった、アサガオも満足したようで「また行きたい!」と帰り道言っていた。
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