碧ヶ岳の気まぐれな短編特集

碧ヶ岳雅

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かちかち山 現代版

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 どうも。碧ヶ岳です。今日はちょっと、カチカチやまを自分なりに書いてみます。アイデアは借りますがパクリではないです。もう一度言います。パクリではないです。

 ここは華血火扡(かちかち)山。今回はここで、血の舞い散る復讐劇が幕を開けようとしていたー

 説明しよう!絵本昔話、かちかち山とは、それはもう普通に表現したらサイコパスの集まりの、鮮血飛び散る残虐な復讐劇なのだ‼︎

「ばーさん!わしのメガネぁどこじゃ!」
「じーさん!さっき自分の頭にかけてたじゃろ!惚けの前兆かい!」
「前兆ぅ?もうとっくになっとるわい!」
 今回の話の舞台、華血火扡山のてっぺんの古めかしい家で怒号が飛び交う。
 老人どもの大きな怒声で、窓硝子がビリビリと震えた。大正からの家がミシミシと音を立てる。
「爺さん!そろそろ畑仕事の時間じゃないかい!」
 怒りで折ってしまった洗濯板を直しながらお婆さんが叫ぶ。
「そうじゃった、そうじゃった。今日はさつまいもの収穫かい」
「えぇ⁉︎なんと言ったかい、爺さん!」
「何にもないよぅ!行ってくる!」
 ガラガラガラ、と戸を引き、お爺さんが家を出た。
「今年の冬の食事は爺さんにかかってるよぉ!」
 怒鳴り声を背にお爺さんが歩く。
「!」
 お爺さんが目を見開く。そこには、昨日とは全く別の畑のような、悲惨な光景が広がっていた。
「ば、ばあさん…ばーさん!ちょいと来ておくれ!」
「ったく、なんじゃい爺さん。朝っぱらから」
 渋々来た様子のお婆さんの目が大きく見開かれる。
「な、なんじゃい、これ…こっちの芋も、こっちも、これも。あんな奥まで、大きく実ってたやつは全部食い散らかされてるじゃあないか!」
 美味しそうに実っていた芋たちは、今や半分食べかけの穴ボコだらけ。
「ぴえん」
 それなりの流行語を着物姿で呟くおじいさんは、ぴえんと言っている割にはぱおんほど悲しそうだ。
 トボトボと畑の周りをぐるぐる歩いていたお爺さんの小さな目と、木の影に隠れていた不審者の目がバチっと重なる。
 ピューン。スタコラサッサと逃げていった人かげ…いや、浣熊影を見てお爺さんが叫んだ。
「たぬきじゃ!あの、いつも悪さしておるたぬき!」
「じーさん!あれは天然記念物の野生のたぬきなんかじゃあない!外来種のアライグマだよ!」
「どっちでもいいわい!次きたら…とっ捕まえてやらぁ!」 某アライグマキャラクター・ラ○カルが聞いたら震えて飛び上がりそうな脅しをお爺さんが呟いた。

 カサッ。茂みが鳴る。
 しばらくして、ひょこっとたぬき…じゃない、アライグマの顔が出てきた。今日も畑を荒らしにきたようだ。
 まだ星が光る深夜。お婆さんとお爺さんは寝ているのだろう。家の明かりは消してあり、物音一つしない。…否。微かな寝息が、薄い壁を通して聞こえてくる。前世は名を轟かせた泥棒だったんじゃあないだろうか。ニヤリと笑ったずる賢いアライグマが畑に一歩入った。
 ヒュン。途端に、アライグマの視界が格子状になる。
「⁉︎」
 網越しに見えたのは、不敵に笑うお婆さんとお爺さんの顔。
「キャイーン!」

「ふふふ、ふははは!やっと捕まえられたわい」
 翌日、早朝。お爺さんを祝福するかのように青い空をガラス越しに見上げてお爺さんが高笑いする。
「さあさあ、このたぬきは鍋かね?それともステーキ?」
「爺さん。これはアライグマだよ。それに動物愛護法があるんだから保健所行きさ」
 ニヤリ、と微笑むお婆さんにアライグマが震え上がる。
『そ、それだけは勘弁を!』
 懐から出したiPadをトタタタタ、と操作して、アライグマがお爺さんとお婆さんに見せた。どうやら、おじいさんでもできないタイプ入力ができるらしい。
「ふん!逃がしゃせんわい!じゃあばあさん、そいつのおかげで畑が荒れたから、コンビニでバイトしてくる」
 他の仕事はそれしかないようだ。
「いってらっしゃい、ちゃんと日払いのところを選んだのかい?」
「ああ、しかも賄い付きだ」
 嬉しそうに言ったお爺さんが出ていったのを確認して、お婆さんがゴロゴロし始めた。
「へぇ…今日はあそこのブティックが安いんさねぇ…」
 ポテチをボリボリ齧りながらスマホをいじるお婆さんに、たぬきが如意棒を使って肩をトントンする。
「なんじゃい?」
 とたた。
『逃がしてください。お願いします』
「いやじゃよ」
 とたたた。
『現金100万あげるから』
「何時に逃せばいい?」
 ちょろいものである。お金をちらつかせたら乗っかってきた。
『できれば今がいいです』
 指を走らせて図々しいことを言うアライグマに一瞬お婆さんはカチンと来たが、「百万のため、百万のため…」と自分を落ち着かせ、
「じゃあ縄を解くよ」
 とハサミを取り出した。
 ちょきん。
 縄が切れてアライグマが自由になる。
「あばよ!」
 ごんっ!
 漬物石をお婆さんの前に振り翳す。
 どさっ。お婆さんが倒れた。
「しゃ、しゃべれるアライグマ…これはとくだね間違いなし…今すぐテレビ局に…」
 そんなことを呟いているお婆さんに、「もしかしたら生き延びるかも」と考えたアライグマは、一家の宝刀、「金の亡者丸」を取り出してお婆さんを切り刻んだ。
 斬!斬!斬!シュバババ!
『ふう。これでオッケー』
 タイプ入力をしてアライグマが額の汗を拭った。置き手紙をしてその場を去る。

「な、なんじゃ、こりゃあ!」
 ガラガラガラ。帰ってきたお爺さんが叫ぶ。そこには、律儀にきっかり百万入っているトランクケースと、切り刻まれて肉塊となっているお婆さん。
「こ、こんな、酷いことを…」
 膝から崩れ落ちるお爺さん。
「この状態になったら、元の形に戻るまでまるまる一週間かかるんじゃぞ…」
 化け物である。立ち聞きしていたアライグマが泡を吹いて気絶したのは言うまでもない。
「それにこの血の量…掃除も時間かかるじゃあないか」
 サイコパスである。

「ふう。掃除完了じゃ。ばあさんも胴体は少し戻ってきておるしの。」
 ピカピカ…とは言えないが掃除された床を見てお爺さんが満足げにため息をついた。
 アライグマがその光景をのぞいて身震いする。
「よし。あとはたぬきの討伐だけだ。」
 あんな奴らに狙われたら、何個命があっても足りゃしない。
 もう一度震え上がったアライグマが巣へ帰る。
「お爺さん、お爺さん。」
「なんじゃ、うさぎ。」
 お爺さんの方を叩いたのは、腹黒いことで有名ないなばのウサギ。毛皮は治ったようだ。
「そのアライグマ、一緒に倒しませんか。手助けしましょう」
「いやじゃ。ばあさんの仇はわしが取る。」
「お願いですよ」
「やだ」
「千万円先払いであげるのd」「なんの手伝いをしたいんじゃ?」
 類は友を呼ぶ。夫婦どちらも金の亡者である。
「僕がアライグマを改心するぐらいまで懲らしめるので、改心しようとこの家までやってきたら、お爺さんがドンっと!仕留めちゃってください!」
 やはり腹黒い。改心しようと家までわざわざやってきたアライグマを仕留めるとは。
「わかった。任せたぞ」
「じゃあ、行ってきます!」
 うさぎが元気よく扉を開けた。

「ねぇねぇアライグマくん。お小遣い千円あげるから一緒に街まで焚き火用の木を売りに行かないかい」
「いやだよそんな金にならなそうな仕事」
「一万円」
「…」
「十万!」
「…」
「二十万!」
「…いいよ」
 偉そうなものである。
 よっこいせと薪木を背負ってアライグマが歩き出した。よし。
 うさぎがマッチを取り出す。シュッ。
「何か音がしなかったかい?」
「ここは蛇が出るからね。鳴き声じゃない?」
「そうか…」
 ボッ。アライグマが背負っている薪木が燃えだす。
「また何か音がしなかったかい?」
「ここはよくお祭りでキャンプファイアをしているからね。」
「…そうか」
 アライグマがまた前を向き直した。火が炎に変わり、アライグマの体を包み込む。
「あちっ!ちょ、ま、え?アッツッ!あちっちゃっとっ」
 昔話とは思えない生々しい声を上げながらアライグマが巣へ逃げ帰っていく。っと、これでお話は終わりかと思ったら?うさぎはまだ何か考えがあるようです。

「アライグマ君、大丈夫?」
 いかにも心配そうな顔をしてうさぎがアライグマの巣へやってきた。手には二十万と、何やら怪しい壺。
「なんだいそれは?うさぎさん。」
「これはよく効くお薬だよ!」パッパパーン!
 これがドラ○もんの世界だったら、こんな効果音が出ていたことであろう。
「塗ってあげようか」
「うん。有難う」
 素直に背中を見せるアライグマにうさぎはニヤリとほくそ笑む。これだから純心(ぴゅあ)は。
「塗るよー」
 背中をむけて目を瞑るアライグマに、明るい声を出しながらうさぎが悪役の顔をする。
ーあれ、敵キャラってうさぎだっけ?
 ペちょ。
 うさぎが壺に手を突っ込んで、アライグマの背中に薬を塗りたくった。瞬間に叫び出すアライグマ。
「え!何これ痛っ!いっつぅ!ぐっ、がっ!いっ!」
 やはり昔話とは思えない生々しい叫び声。うさぎがアライグマの巣から逃げ出す。けれど、これでうさぎの目標は達成してーあれ、まだ何かあるの?

「この間はごめんよ、アライグマ君。間違えて塩水(洗濯糊入り)を持っていってしまってー」
 胡散臭い笑みを浮かべて、またうさぎがアライグマの家に訪問した。
「あぁ、いえいえ、大丈夫だよ」
 優しいアライグマ。なんだか、復讐するの嫌になってきたな…ねぇうさぎさん、もうやめない?
「語り役は黙ってろ」
 はいはい。
「今回は、マジでお詫びをしようと思ってー気晴らしに、釣りでも行かないかい?」
 うさぎが眉尻を下げて提案する。演技上手い。
「釣り⁉︎やった、大好き。待っててね、今舟の準備をー」
「ああ、それなら大丈夫。僕が用意してるよ」
 うさぎ、パチッとウィンク。はてさて、一体何をする気なのだろうか。

「ついたよ。ここで釣りをしよう」
 うさぎがアライグマを連れてきたのは、釣りの穴場。美味しくて新鮮な魚が手に入るという河だ。
「アライグマ君は、こっちの舟を使ってくれる?僕はこっちでするね」
 うさぎが、ピカピカ輝いている舟をアライグマに差し出した。自身はどうやらボロい木の舟に乗るようだ。
「え、こんないいものいいよ。僕はこっちで大丈夫…」「いいから!」
 うさぎが貼り付けの笑みを一層深くしてアライグマを無理やり豪華な船に乗せた。
 船が動き出す。
「楽しみだね!」
 満面の笑みでそううさぎに話しかけるアライグマは、これから起こることを何も知らない。まず、だんだん舟の竜骨が溶け始めー
「わ、揺れた!何これ?」
 溶け切ったら、他の部位も徐々に溶けていきー
「わー!なんかおかしいよ!この舟!ちょ、うさぎさん助けて!」
 …やがて、完全に溶け切る。
「ブクブクボワっクブクブック…⁉︎(もしやこの舟、観賞用の博物館に置いてある舟…⁉︎)」
 違うのである。あってるけどそういうことじゃないのである。
 視界が塞がれているアライグマを眺めながら、ウサギが
「大丈夫、アライグマ君⁉︎待ってて、今助けるから!」と口で言いつつ岸の方にオールを漕ぎこぎ。
 ザパン。うさぎが岸にたどり着く頃には、アライグマは完全に溺れていた。

「どうも、すみませんでした」
 うさぎが深々と謝る。
 さて、どうしてこうなったかというと、話は少し遡る。
 アライグマは、実は名探偵だったのだ!といえば話は早い。そう、アライグマは最初から全て見抜いていたのだ。
 かちかち山事件は防火製の毛皮を着ていたし、塩とか不純物を入れまくった塗り薬は、少しじょりじょりしたけれど、火傷していないんだからなんともない。ましてや川の泥舟事件では、アライグマは泳げるのだ。後始末つけず帰ったうさぎが悪い。
 そして、驚くべきことに、お爺さんお婆さんもアライグマの味方だった。
 うさぎが千万円先払いでお爺さんに払ったが、アライグマはそこら辺の権力で一億円支払ったのだ。金にがめつい老夫婦は畑を荒らされたことなどすっかり忘れ、逆に、アライグマに暴力ともなんとも言い難い嫌がらせをしているうさぎを憎むようになった。
 そうして老夫婦はなんとも都合よく物事を解釈し、自分たちをあくまでも助けようとしていたうさぎを「?」の役職から「悪役」へと変換し、自分らの住んでいる山から追い出しましたとさ。ちゃんちゃん。

「納得いかねェよ!」
 あ、うさぎさん。
  完
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