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王都編

わかったことがあります。お偉いさんはクズです

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「あの、ここってお城…」

兵士「陛下がお待ちだ早く行くぞ」

王?俺今から王様に会いに行くの?なんで?

なんかしたっけ?











あっという間に謁見?の間みたいなところに連れて行かれた


兵士「陛下の御前だ!跪け!」


「いたっ」

なんでこんな犯罪者扱いなん?


?「良い、面をあげよ」


ワァーオ小太りのおっさんだ


?「余はこの国の王だ」

結構直球だな


「で、王様ともあろう方がただの冒険者である俺になんのご用で?」


?「貴様!陛下に向かってなんという口を」


王「よい、宰相いきなり連れてきた余にも非がある」

宰相「陛下…なんと寛大な…」



なんだこの茶番


王「早速本題に移ろう」


もったいぶらずにさっさと話せ


王「そなたを死刑に処す」

へ?

王「理由を知りたいか?」

「それはそうでしょ」

王「それはだな…そなたは我が国を滅ぼしかねないと判断したからだそなたのスキルは詳しいことはわからないが魔物を従えることができるらしいな、そのスキルを使えば国なんぞいくらでも滅ぼせるだろう」


なんで俺のスキル知ってんだよストーカーか



王「そこでだそなたもいきなり死刑と言われて納得がいくわけがないだろう…どうだ、我が国に忠誠を誓うと約束したら見逃してやろう簡単な事だ余の命令に従えばいいだけだ」


操り人形やないかい


「お断りします」


王「…ほう?」


「俺一番嫌いな事は命令される事なんですよねー」


王「そうか…ならばこの国に危害を及ぼす可能性があるという事になるな
仕方がない惜しいことをするがそなたには死んでもらう、連れて行け」


?「待て」


兵士「何者だ!陛下の御前…ジっジル様」


王「ジル•ライディックお前にはドラゴンの討伐を命じたはずだが…」


ジル「もうおわった【無限収納】」


ブラックホール出てきたんですけど



ドスンっ


え?なんか俺達が討伐したドラゴンより二回りくらいデカいんですけど?

 

ジル「これで文句はないだろ…」


宰相「ジル様!今陛下はお取り込み中ですのでまた後で「リュウヤを解放しろ」」


この人なんで俺の名前知ってんのなんならなんで庇ってくれてるの


王「そなたはジルの知り合いだったのか…」

「いや知り合いじゃ「そうだ」え」


ジル「リュウヤは…俺にとって大切な人だ…リュウヤに何かするようなら…容赦はしない…」


ゾワッ

なんだっこの殺気震えが…


王「…」


ジル「…」


…気まず



王「そなたが余に口答えするとはな…良いこの件は無しにしてやろう」

宰相「陛下っ!」

王「そのかわり我が国に災いをもたらすようならその時はわかっているであろうな?」

ジル「…わかった行くぞ…リュウヤ」


リュウヤ「えっあっはい」










宰相「陛下よろしかったのですか?」


王「うむ、これであやつの弱みが分かった…いざとなったらリュウヤあやつを使えば最強のであるジル•ライディックは余の思うがままになるという事だ」

宰相「さすが陛下!先のことを考えて行動なさるなんて」





王「ジル•ライディック…お前は所詮余のにすぎないのだよ」













王様や宰相はあくまでもモブの立ち位置になるので名前は特に考えていません

※この先ジルは無口さを表現するために「…」を多用します








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