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日常の変化
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ちょっと遅くなっちまったな。
「ただいま」
広々とした玄関を通って、誰にも会わないように自室へと戻る。
「ふぅ」
「——おかえりなさいませ」
「おわっ」
部屋の隅に、その声の主はいた。
「驚いたじゃないか!」
「何を言っているんですか。それは私のセリフです。こんな時間に帰って来て」
「い、いやー。途中でちょっと色々あって...」
「まぁ、いいですよ。夕人様はいつもこうなんですから」
「ごめんって」
「晩御飯の準備ですが、こちらにお持ちいたしますね」
「あぁ、ありがとう」
俺を驚かせ、世話を焼いてくれる人物は、朝比奈家が雇った俺の従者だ。
工藤 紗枝。彼女とは九年目の付き合いになるだろうか。
俺がまだ小学生だった時、彼女が専属の従者として俺に付くようになった。
彼女は彼女で、俺と似たような境遇で生きてきた。俺が<器用貧乏>としての日々を過ごしても、生きようと思えたのは、彼女の存在があったからこそだろう。
「どうですか?高校二年生になってからの生活は?」
「普通だね。何も変わらない、いつも通りの生活だよ」
「そうですか」
付き合いが長いため、俺が生きるのを諦めようとした時のことも知っている紗枝は、年が上がるにつれ、ひどくなるイジメに対して思うところがあるらしい。
「別にもう気にしてないよ。それよりも、今を生きることの方が楽しいからね」
「そうですか」
先ほどと同じ言葉だが、乗せられた感情が違うと分かる。
「逆に、家では何かあった?」
「いえ、何も。こちらも至って普通でした」
「そっか」
朝比奈家からほぼ疎遠な状況にある俺には、家のことなど知る由もない。
そのため、こうやって従者を介してでしか情報を得ることができない。
「あぁ、そういえば。妹君様が新たに、<最強を穿つ刃>のタイトルを所持したらしいです」
「へぇ~。さすが剣道全国一にまで登り詰めるような奴だ。明らかに攻撃性のありそうなタイトルを手に入れたな」
「その通りで、間合いに入った攻撃を察知し、カウンターまで決めるだとか。身体強化系のタイトルらしいですね」
「ふ~ん。どんな取得条件なんだろ」
タイトルには、渡されるための条件がある。
何を体験し、成功させ、誰が受け取るかで、タイトルは手に入れる方法が様々だ。
我が妹はどうやってタイトルを手に入れたのか。気になるところだ。
「<最強を穿つ刃>は、どうやらBランク相当のタイトルらしいです。そして、妹君様が持つ、他のタイトルとの兼ね合いで、自身はついにAランクとして認められたようです」
「ついに、あいつもAランクのタイトル保持者か」
タイトル保持者のランク制度は例外を除いて、五段階。A~Eに分けられている。
「なら、そのうちにあいつにもプレゼントを上げなきゃな」
「夕人様はお優しいですね」
「そんなことないよ。頑張った者には、褒美がないとね」
「...」
なぜだか、紗枝はこちらを見つめたまま黙ってしまった。
「どうかした?」
「いえ、なにもありません」
「そう。...なら俺はそろそろ寝ようかな」
「かしこまりました。それでは、おやすみなさい」
「うん。おやすみ」
お辞儀をして、紗枝は部屋から出ていく。
まったく、惚れ惚れするような綺麗な所作だ。
♢
翌日、俺はいつも通り学校へと登校しているのだが、何やら教室の中が騒がしい。
中を覗いてみると、それも当たり前。騒々しくしている人だかりの中心には指輪がいた。
「ねぇねぇ、指輪さんがまた新しくタイトルを保持したらしいよ」
「マジか。何ランク?」
「今度もAランクだって」
「こりゃまた最強格じゃねぇか」
「どんなタイトルなんだろう」
なるほど。どうやらまた、彼女が新しくタイトルを保持したらしい。
昨日、教室で見た涙は悲しみではなく、嬉しみだったのかもしれない。
とても、そうは見えなかったが...。
「でも、指輪さんはそのタイトルがどんなものか教えてくれないらしいよ」
「なんでだろ。まぁ、どっちにしろ、指輪さんがSランクのタイトル保持者なのは変わらないからな」
Sランク。五段階に分けられたランクから逸脱した、もう一つ上のランク。
指輪 月は、世界に数人しかいないとされるSランクのタイトル保持者とされている。
そして、この騒がしさは、そんな彼女が新しく手に入れたタイトルが何かを知ろうと考えた者たちが集まった結果な訳か。
「これは、俺にも飛び火が来そうだな」
彼女とは正反対、Eランクのタイトル保持者である俺。
朝比奈家という、数々の伝説級タイトル保持者を輩出してきた家に生まれたにも関わらず。
ここまで比較するものがあると、より一層俺が悪目立ちしてしまうのである。
「はぁ。とりあえず、<能ある鷹は爪を隠す>」
席についてじっとしてよう。
それにしても、このタイトルも使い勝手がいいな。
「俺の話を聞いてくれるお偉いさんが一人でもいれば、今の世界はもっと安全で平和になっていたのかもしれないな」
もしかしたら、俺のこの「力」を世界のために使うこともできたのかもしれないと考えると、少々痛む気持ちもある。
「ま、俺にできることは断たれたし、関係はない。今はただ、タイトル至上主義のこの世界を生きていたい」
キーン!カーン!コーン!
学校のチャイムが鳴り、先生が教室へ入ってきた。
「おはよう、諸君...。すまんな、先生はちょっと二日酔いだから、あんまり大きな声を出さないでくれるとありがたい」
...などと言っているが、ホームルームが始まっていく。
「今日も朝比奈は休みか?」
「また<器用貧乏>だ」
「ついに学校を辞めたか?」
先生が出席を取っていく際に、俺の番が来た。
タイトルの力で、認識阻害されている俺に誰も気づくことなく、勝手なことを言い始める。
はぁ...。
「先生、俺はいますけど?」
「ッ!?」
「あぁ、なんだ、居たのか。朝比奈、ならよし」
「...え、あいつさっきまで居たか?」
「い、いや...」
ふふ、驚くがいい。
いつも好き勝手言いやがって。
「...」
やべ、これはこれで悪目立ちだ。
その後、授業の合間だったりに嫌がらせをしようとしてくる輩がいた。
俺は<能ある鷹は爪を隠す>を多用しまくって、イジメ集団から逃げ続ける。
「たっくよ、暇人かよ。こっちはお前らと違ってタイトル評価されないから、単位取るの必死なんだぞ?静かに授業を受けさせろよ...」
結局、俺は時間が経つにつれてエスカレートしていく嫌がらせに疲弊してしまい、午後からの半日をサボることにした。
逃げ場を探した結果、俺は学校の屋上へと足を踏み入れた。
本来、屋上は鍵がかけられているのだが、俺にとってそれは関係ない。
タイトルを使用して、鍵を外そうとする。
「ん?」
だが、タイトルを使用する前に、あることに気づく。
「鍵が開いてる?」
普段必ずかけられている鍵が外れている。
かけ忘れか?それとも、誰かいるのか?
ちら、と俺はドアの隙間から外を覗く。
人の姿はない。
ただのかけ忘れか。
きぃ...
錆びついたドアを押すと、涼しい風が横を過ぎ去っていく。
「あぁ...」
伸びをして、一息を着く。
ピコンッ!
ウィンドウの表示音が後ろから聞こえ、振り返ってみると、そこには、一人の少女が座っていた。
「げっ」
「スー...スー...」
その少女はドア側の壁に背中を預け、座ったまま寝ていた。
「なんで、こいつが」
その少女の正体は指輪 月だった。
そして、指輪の顔の横にはウィンドウが表示されていた。
『<完璧彼氏>のタイトルの獲得方法を表示します。獲得方法:指輪 月の彼氏になること』
「...は?」
やばい。気分が悪くなってきたな...。
「ただいま」
広々とした玄関を通って、誰にも会わないように自室へと戻る。
「ふぅ」
「——おかえりなさいませ」
「おわっ」
部屋の隅に、その声の主はいた。
「驚いたじゃないか!」
「何を言っているんですか。それは私のセリフです。こんな時間に帰って来て」
「い、いやー。途中でちょっと色々あって...」
「まぁ、いいですよ。夕人様はいつもこうなんですから」
「ごめんって」
「晩御飯の準備ですが、こちらにお持ちいたしますね」
「あぁ、ありがとう」
俺を驚かせ、世話を焼いてくれる人物は、朝比奈家が雇った俺の従者だ。
工藤 紗枝。彼女とは九年目の付き合いになるだろうか。
俺がまだ小学生だった時、彼女が専属の従者として俺に付くようになった。
彼女は彼女で、俺と似たような境遇で生きてきた。俺が<器用貧乏>としての日々を過ごしても、生きようと思えたのは、彼女の存在があったからこそだろう。
「どうですか?高校二年生になってからの生活は?」
「普通だね。何も変わらない、いつも通りの生活だよ」
「そうですか」
付き合いが長いため、俺が生きるのを諦めようとした時のことも知っている紗枝は、年が上がるにつれ、ひどくなるイジメに対して思うところがあるらしい。
「別にもう気にしてないよ。それよりも、今を生きることの方が楽しいからね」
「そうですか」
先ほどと同じ言葉だが、乗せられた感情が違うと分かる。
「逆に、家では何かあった?」
「いえ、何も。こちらも至って普通でした」
「そっか」
朝比奈家からほぼ疎遠な状況にある俺には、家のことなど知る由もない。
そのため、こうやって従者を介してでしか情報を得ることができない。
「あぁ、そういえば。妹君様が新たに、<最強を穿つ刃>のタイトルを所持したらしいです」
「へぇ~。さすが剣道全国一にまで登り詰めるような奴だ。明らかに攻撃性のありそうなタイトルを手に入れたな」
「その通りで、間合いに入った攻撃を察知し、カウンターまで決めるだとか。身体強化系のタイトルらしいですね」
「ふ~ん。どんな取得条件なんだろ」
タイトルには、渡されるための条件がある。
何を体験し、成功させ、誰が受け取るかで、タイトルは手に入れる方法が様々だ。
我が妹はどうやってタイトルを手に入れたのか。気になるところだ。
「<最強を穿つ刃>は、どうやらBランク相当のタイトルらしいです。そして、妹君様が持つ、他のタイトルとの兼ね合いで、自身はついにAランクとして認められたようです」
「ついに、あいつもAランクのタイトル保持者か」
タイトル保持者のランク制度は例外を除いて、五段階。A~Eに分けられている。
「なら、そのうちにあいつにもプレゼントを上げなきゃな」
「夕人様はお優しいですね」
「そんなことないよ。頑張った者には、褒美がないとね」
「...」
なぜだか、紗枝はこちらを見つめたまま黙ってしまった。
「どうかした?」
「いえ、なにもありません」
「そう。...なら俺はそろそろ寝ようかな」
「かしこまりました。それでは、おやすみなさい」
「うん。おやすみ」
お辞儀をして、紗枝は部屋から出ていく。
まったく、惚れ惚れするような綺麗な所作だ。
♢
翌日、俺はいつも通り学校へと登校しているのだが、何やら教室の中が騒がしい。
中を覗いてみると、それも当たり前。騒々しくしている人だかりの中心には指輪がいた。
「ねぇねぇ、指輪さんがまた新しくタイトルを保持したらしいよ」
「マジか。何ランク?」
「今度もAランクだって」
「こりゃまた最強格じゃねぇか」
「どんなタイトルなんだろう」
なるほど。どうやらまた、彼女が新しくタイトルを保持したらしい。
昨日、教室で見た涙は悲しみではなく、嬉しみだったのかもしれない。
とても、そうは見えなかったが...。
「でも、指輪さんはそのタイトルがどんなものか教えてくれないらしいよ」
「なんでだろ。まぁ、どっちにしろ、指輪さんがSランクのタイトル保持者なのは変わらないからな」
Sランク。五段階に分けられたランクから逸脱した、もう一つ上のランク。
指輪 月は、世界に数人しかいないとされるSランクのタイトル保持者とされている。
そして、この騒がしさは、そんな彼女が新しく手に入れたタイトルが何かを知ろうと考えた者たちが集まった結果な訳か。
「これは、俺にも飛び火が来そうだな」
彼女とは正反対、Eランクのタイトル保持者である俺。
朝比奈家という、数々の伝説級タイトル保持者を輩出してきた家に生まれたにも関わらず。
ここまで比較するものがあると、より一層俺が悪目立ちしてしまうのである。
「はぁ。とりあえず、<能ある鷹は爪を隠す>」
席についてじっとしてよう。
それにしても、このタイトルも使い勝手がいいな。
「俺の話を聞いてくれるお偉いさんが一人でもいれば、今の世界はもっと安全で平和になっていたのかもしれないな」
もしかしたら、俺のこの「力」を世界のために使うこともできたのかもしれないと考えると、少々痛む気持ちもある。
「ま、俺にできることは断たれたし、関係はない。今はただ、タイトル至上主義のこの世界を生きていたい」
キーン!カーン!コーン!
学校のチャイムが鳴り、先生が教室へ入ってきた。
「おはよう、諸君...。すまんな、先生はちょっと二日酔いだから、あんまり大きな声を出さないでくれるとありがたい」
...などと言っているが、ホームルームが始まっていく。
「今日も朝比奈は休みか?」
「また<器用貧乏>だ」
「ついに学校を辞めたか?」
先生が出席を取っていく際に、俺の番が来た。
タイトルの力で、認識阻害されている俺に誰も気づくことなく、勝手なことを言い始める。
はぁ...。
「先生、俺はいますけど?」
「ッ!?」
「あぁ、なんだ、居たのか。朝比奈、ならよし」
「...え、あいつさっきまで居たか?」
「い、いや...」
ふふ、驚くがいい。
いつも好き勝手言いやがって。
「...」
やべ、これはこれで悪目立ちだ。
その後、授業の合間だったりに嫌がらせをしようとしてくる輩がいた。
俺は<能ある鷹は爪を隠す>を多用しまくって、イジメ集団から逃げ続ける。
「たっくよ、暇人かよ。こっちはお前らと違ってタイトル評価されないから、単位取るの必死なんだぞ?静かに授業を受けさせろよ...」
結局、俺は時間が経つにつれてエスカレートしていく嫌がらせに疲弊してしまい、午後からの半日をサボることにした。
逃げ場を探した結果、俺は学校の屋上へと足を踏み入れた。
本来、屋上は鍵がかけられているのだが、俺にとってそれは関係ない。
タイトルを使用して、鍵を外そうとする。
「ん?」
だが、タイトルを使用する前に、あることに気づく。
「鍵が開いてる?」
普段必ずかけられている鍵が外れている。
かけ忘れか?それとも、誰かいるのか?
ちら、と俺はドアの隙間から外を覗く。
人の姿はない。
ただのかけ忘れか。
きぃ...
錆びついたドアを押すと、涼しい風が横を過ぎ去っていく。
「あぁ...」
伸びをして、一息を着く。
ピコンッ!
ウィンドウの表示音が後ろから聞こえ、振り返ってみると、そこには、一人の少女が座っていた。
「げっ」
「スー...スー...」
その少女はドア側の壁に背中を預け、座ったまま寝ていた。
「なんで、こいつが」
その少女の正体は指輪 月だった。
そして、指輪の顔の横にはウィンドウが表示されていた。
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