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丞相を継ぐ者 第一部人物紹介
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第一部 西暦228年街亭の戦い編の人物紹介
向朗 巨達
【主人公】 丞相府長史。68歳。
長年、蜀漢の兵站を統括する筆頭文官。荊州時代からの古参で、諸葛亮や馬良とは旧知の仲。
「仕事をさっさと終わらせて古書を読み耽りたい」という不純な動機から、驚異的な事務処理能力と奇抜な発想をする「昼行灯の能吏」。
一見すると掴みどころのない好々爺であり、法と理(ことわり)を司る長史という立場だが、情を誰よりも愛し、民を憂う熱い魂を秘めている。魏延からは親愛を込めて「巨達の爺さん」と呼ばれる。
諸葛亮 孔明
【白き丞相】 蜀漢丞相。47歳。
先帝・劉備の遺志を継ぎ、北伐を敢行する孤高の宰相。稀代の軍師。
飾り気のない白絹の衣を纏い、自らに極限の規律と激務を課す。私情を殺し、法によって国を統治しようとするその姿は、周囲に畏敬と悲壮感を与える。
愛弟子である馬謖を実の弟のように慈しんでいる。
魏延 文長
【猛き獣】 丞相府司馬・涼州刺史。43歳。
蜀軍最強の猛将であり、筆頭武官。
野性的な直感と圧倒的な武勇を誇るが、その性格ゆえに楊儀ら文官とは折り合いが悪い。しかし、裏表のない性格を向朗には気に入られており、本人も向朗には心を許している。
二十年の雌伏の時を経て、長安攻略に並々ならぬ執念を燃やす。
馬謖 幼常
【才気煥発な麒麟児】 丞相府参軍。筆頭参謀。38歳。
諸葛亮が後継者として最も目をかけている若き天才。諸葛亮や向朗の亡き親友・馬良の弟でもあり、向朗からも甥子のように可愛がられている。
古今の兵法書を暗記し、論理的な戦略眼を持つ秀才。その才は高く評価されており、今回の北伐において、要衝・街亭の防衛という最重要任務を任される。
楊儀 威公
【狭量の能吏】 丞相府参軍。38歳。
長史府における次席参謀。事務能力は極めて高いが、狭量で潔癖な性格。
粗野な武官を毛嫌いしており、特に魏延とは犬猿の仲。軍律と形式を重んじ、感情論を排除する冷徹さを持つが、それゆえに人の心の機微には疎い。
姚伷
【兵站の計算機】 丞相府掾。向朗の副官。40歳。
常に沈着冷静で、数字に強い実務家。向朗の「わがままな処理速度」に必死に食らいつき、膨大な兵站データを管理する。上司の奇行に呆れつつも、その本質的な凄みを理解している。
楊顒
【奔走する調整役】 丞相府掾。向朗の副官。60歳。
幕舎と長史府を行き来する連絡役。激務に身を削る諸葛亮の健康を常に案じている。以前巴郡太守にまで出世したが、上位の官職に就くことを嫌い、向朗の右腕となっている。楊儀とは遠縁である。
趙雲 子龍
【不敗の老将】 鎮東将軍。70歳。
劉備に仕え、数多の戦場を駆け抜けた伝説の猛将。「一身これ胆なり」と称えられた胆力は老いてなお衰えず、蜀軍の象徴として敵味方から畏敬される。
今回の北伐では、主力である諸葛亮軍を助けるため、自ら囮となって魏の大将軍・曹真の大軍を引きつける困難な任務に付いている。
姜維 伯約
【天水の麒麟児】 元・天水郡中郎。26歳。
涼州・天水郡にの若き武官。
魏の太守・馬遵に疑われ、見捨てられるという屈辱を味わうが、民を守るために踏みとどまる覚悟を諸葛亮らに賞賛された。
蜀軍への降伏直後、向朗にから国の引継という、膨大な行政文書の整理に巻き込まれる。「戦場よりも過酷な事務仕事」で、剣を振るうだけが戦いではないことを知る。
劉備 玄徳
【夢を遺した英雄】 蜀漢・先帝。故人。
漢室復興を掲げ、乱世を駆け抜けたカリスマ。
決して完璧な君主ではなく、多くの敗北も喫したが、理屈を超えた人間味と情熱で多くの人々を惹きつけた。蜀漢の多くの人物が、困難な北伐に挑むのは、この男と見た「夢の続き」を追い求めているからに他ならない。
物語開始時点では故人だが、その存在は今も蜀軍の精神的支柱として生き続けている。
劉禅 公嗣
【成都の若き皇帝】 蜀漢・皇帝。21歳。
偉大なる父・劉備の跡を継いだ二代目皇帝。
父ほどのカリスマ性や武勇はないが、父が遺した臣下たちを疑うことなく重用する度量を持つ。特に諸葛亮を「相父」と呼び全幅の信頼を寄せており、国政と軍事の全てを委ねて成都で帰りを待つ。
彼を守り、彼に太平の世を渡すことこそが、蜀漢の悲願である。
----------あとがき----------
ゲームなどで一般的に語られる年齢より魏延だけ一回り若く設定されています。
向朗 巨達
【主人公】 丞相府長史。68歳。
長年、蜀漢の兵站を統括する筆頭文官。荊州時代からの古参で、諸葛亮や馬良とは旧知の仲。
「仕事をさっさと終わらせて古書を読み耽りたい」という不純な動機から、驚異的な事務処理能力と奇抜な発想をする「昼行灯の能吏」。
一見すると掴みどころのない好々爺であり、法と理(ことわり)を司る長史という立場だが、情を誰よりも愛し、民を憂う熱い魂を秘めている。魏延からは親愛を込めて「巨達の爺さん」と呼ばれる。
諸葛亮 孔明
【白き丞相】 蜀漢丞相。47歳。
先帝・劉備の遺志を継ぎ、北伐を敢行する孤高の宰相。稀代の軍師。
飾り気のない白絹の衣を纏い、自らに極限の規律と激務を課す。私情を殺し、法によって国を統治しようとするその姿は、周囲に畏敬と悲壮感を与える。
愛弟子である馬謖を実の弟のように慈しんでいる。
魏延 文長
【猛き獣】 丞相府司馬・涼州刺史。43歳。
蜀軍最強の猛将であり、筆頭武官。
野性的な直感と圧倒的な武勇を誇るが、その性格ゆえに楊儀ら文官とは折り合いが悪い。しかし、裏表のない性格を向朗には気に入られており、本人も向朗には心を許している。
二十年の雌伏の時を経て、長安攻略に並々ならぬ執念を燃やす。
馬謖 幼常
【才気煥発な麒麟児】 丞相府参軍。筆頭参謀。38歳。
諸葛亮が後継者として最も目をかけている若き天才。諸葛亮や向朗の亡き親友・馬良の弟でもあり、向朗からも甥子のように可愛がられている。
古今の兵法書を暗記し、論理的な戦略眼を持つ秀才。その才は高く評価されており、今回の北伐において、要衝・街亭の防衛という最重要任務を任される。
楊儀 威公
【狭量の能吏】 丞相府参軍。38歳。
長史府における次席参謀。事務能力は極めて高いが、狭量で潔癖な性格。
粗野な武官を毛嫌いしており、特に魏延とは犬猿の仲。軍律と形式を重んじ、感情論を排除する冷徹さを持つが、それゆえに人の心の機微には疎い。
姚伷
【兵站の計算機】 丞相府掾。向朗の副官。40歳。
常に沈着冷静で、数字に強い実務家。向朗の「わがままな処理速度」に必死に食らいつき、膨大な兵站データを管理する。上司の奇行に呆れつつも、その本質的な凄みを理解している。
楊顒
【奔走する調整役】 丞相府掾。向朗の副官。60歳。
幕舎と長史府を行き来する連絡役。激務に身を削る諸葛亮の健康を常に案じている。以前巴郡太守にまで出世したが、上位の官職に就くことを嫌い、向朗の右腕となっている。楊儀とは遠縁である。
趙雲 子龍
【不敗の老将】 鎮東将軍。70歳。
劉備に仕え、数多の戦場を駆け抜けた伝説の猛将。「一身これ胆なり」と称えられた胆力は老いてなお衰えず、蜀軍の象徴として敵味方から畏敬される。
今回の北伐では、主力である諸葛亮軍を助けるため、自ら囮となって魏の大将軍・曹真の大軍を引きつける困難な任務に付いている。
姜維 伯約
【天水の麒麟児】 元・天水郡中郎。26歳。
涼州・天水郡にの若き武官。
魏の太守・馬遵に疑われ、見捨てられるという屈辱を味わうが、民を守るために踏みとどまる覚悟を諸葛亮らに賞賛された。
蜀軍への降伏直後、向朗にから国の引継という、膨大な行政文書の整理に巻き込まれる。「戦場よりも過酷な事務仕事」で、剣を振るうだけが戦いではないことを知る。
劉備 玄徳
【夢を遺した英雄】 蜀漢・先帝。故人。
漢室復興を掲げ、乱世を駆け抜けたカリスマ。
決して完璧な君主ではなく、多くの敗北も喫したが、理屈を超えた人間味と情熱で多くの人々を惹きつけた。蜀漢の多くの人物が、困難な北伐に挑むのは、この男と見た「夢の続き」を追い求めているからに他ならない。
物語開始時点では故人だが、その存在は今も蜀軍の精神的支柱として生き続けている。
劉禅 公嗣
【成都の若き皇帝】 蜀漢・皇帝。21歳。
偉大なる父・劉備の跡を継いだ二代目皇帝。
父ほどのカリスマ性や武勇はないが、父が遺した臣下たちを疑うことなく重用する度量を持つ。特に諸葛亮を「相父」と呼び全幅の信頼を寄せており、国政と軍事の全てを委ねて成都で帰りを待つ。
彼を守り、彼に太平の世を渡すことこそが、蜀漢の悲願である。
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