29 / 100
29
しおりを挟む
翌朝。シャーベット家は大騒ぎになっていた。子爵であるディーン・ホークが深夜に侵入し、アリスに接触を図った――この衝撃的な事実は、屋敷の使用人たちを震撼させるに十分だった。
「お嬢様はご無事ですか?」
「騎士見習いのエリック様が間に合わなかったら、どうなっていたか……」
「とにかく、警備を強化しなければ!」
侍従や侍女、執事たちが口々に騒ぎ立てる。アリスは昨夜の恐怖が抜けきらず、心ここにあらずといった様子でソファに腰掛けている。
「ふぁ……。寝るのが嫌いなのに、結局ほとんど眠れませんでした」
「そりゃそうだろう。あんな騒ぎのあとで寝られるか」
エリックはアリスのそばに立ち、警戒の目を周囲に向けている。彼は昨夜の件で怒りが収まらず、今にも剣を抜きそうな形相だ。
「父様は……?」
「グラント様は、今朝早くから王都の騎士団や官憲に連絡をとってる。ディーンの行為は許されないし、法的にも何らかの処置を求めるつもりらしい」
「そう……。ディーンさま、どうしてあんな無茶を……」
アリスは自問するが、答えは出ない。ディーンの“本気”は伝わっても、その方法が常軌を逸しているとしか言えないのだ。
すると、廊下からミレイが駆け込んできた。何やら緊急の客が来ているようで、息を切らして報告する。
「お、お嬢様、エリック様……。公爵家のクライヴ様が“話を聞いた”とおっしゃって、今すぐにアリスお嬢様のお顔を見たいと……」
「え、クライヴさまが……?」
アリスは驚きながら立ち上がる。どうやらディーンの夜襲事件の噂が早くも公爵家に届いたらしい。クライヴがすぐに駆けつけてくれたということか。
「……アリス、どうする? 俺が追い返そうか?」
「そ、そんな……追い返す理由はないですよ。クライヴさまは心配して来てくれたんだと思います」
エリックの物騒な提案を否定しつつ、アリスは自分でクライヴを迎えに行くつもりだ。だが、身体がまだ少し震えている。見た目は平静を装っているが、内心はまだ落ち着かない。
「……わかった。俺も一緒に行く」
「お願いします」
二人は応接室へ向かう。途中、廊下ですれ違ったクライヴは、アリスを見て安堵の表情を浮かべると同時に、その頬が怒りで強張ったようにも見えた。
「アリス、無事だったか……本当に心配した。ディーンが屋敷に侵入したって聞いたんだ。大丈夫なのか?」
「あ……はい、わたしは怪我もなく……エリックが助けてくれて。クライヴさま、わざわざ来てくださったんですね」
クライヴは思わずアリスの両肩に手を置き、彼女の状態を確かめる。アリスは少し息を呑むが、クライヴの真剣な眼差しに痛みや恐怖は感じない。むしろ安心感がこみ上げてくる。
「当然だ。君に何かあったら……。ディーンの行動は一線を越えている。許せない」
「ごめんなさい、クライヴさまが謝ることじゃないですけど」
アリスは苦笑しながら目を伏せる。ディーンとのトラブルが自分のせいだと考えているわけではないが、こうして騒動の中心にいる事実が嫌でも分かってしまう。
エリックは無言で横に立ち、クライヴを睨むように視線を送る。だが、クライヴは気にする風でもなく、アリスに手を貸して応接室のソファへ導いた。
「アリス、疲れてるだろう。ちょっと休んでいいんだ。俺はグラント様にも挨拶をして、ディーンの件で協力できることがあるか聞いてみるつもりだ」
「ディーンの件に、クライヴさまが……?」
「もともと公爵家としても、ディーン子爵の家とはそこまで強い結びつきはない。むしろ、こういう暴走を許すべきじゃないと考えている。……兄上も同意見だ」
クライヴの真摯な言葉に、アリスは驚きを隠せない。公爵家が積極的に動いてくれるなら、ディーンの暴走もある程度抑えられるかもしれない。それは心強い話だ。
「本当にありがとうございます。クライヴさまにここまでしていただけるなんて……」
「当然だ。……それに、これは個人的な思いでもある。君を守りたい。ディーンに二度と危害を加えさせない」
クライヴの瞳は怒りと保護欲に燃えている。アリスは頬を染めながらも、その強い意志に救われる思いがした。
そこへエリックが口を開く。
「クライヴ、あまり偉そうに言うなよ。アリスを守っているのは、俺たちシャーベット家の人間だ。お前がやることは、ディーンをどうにかする協力だけだ」
「……そうだな。決して出しゃばるつもりはない。ただ、俺もアリスを守りたい気持ちがある。エリック、お前とは共闘できるか?」
「共闘、ね……。今さら心強い言葉だが、お前の心が本物なら悪くない」
エリックは渋々ながらクライヴの協力を認める姿勢を見せる。二人の目線が交差し、わずかに火花が散るような空気もあるが、アリスへの思いは一致しているのだろう。
「ありがとう、エリック、クライヴさま……」
アリスは小さく呟き、深いため息をつく。昨夜の恐怖で強張っていた心が、少しだけ緩んでいく。彼女の隣に座るクライヴは「しばらくここにいても構わないか」と聞き、アリスは「はい」と答えた。
こうして、二人の男性がアリスを守るために手を取り合う――とはいかないかもしれないが、少なくとも同じ方向を向いている。ディーンの暴挙を止めるためには、力を合わせるのが近道だ。
---
その日のうちに、グラントは公爵家の意向を汲みつつ、王都の治安機関に正式に訴え出た。ディーンの罪状は夜間不法侵入および令嬢への危害の疑い。貴族間でも許されることのない行為だ。
ただ、ディーン子爵は一定の地位を持つ貴族であり、「激情に駆られた一時の過ち」という言い訳が通るかどうかが焦点となる。もし彼がさらに逆上し、別の手段に出る可能性もある。
「これでディーンさまが大人しくなるといいんですけど……」
アリスは応接室で一人つぶやく。クライヴはすでにグラントと対話を終え、帰途についたが、「また連絡する」と言い残した。エリックは警備の打ち合わせに走り回っていて、この時間はいない。
静かな部屋で、アリスは夜会や再婚約の噂など、もはや次元が違う騒動が起き始めたと感じていた。ディーンが再び強行策に打って出ないといいのだが……。
(わたしがもっとはっきりしていれば、こうはならなかったのかな。……寝るの嫌いだし、結婚もまだピンとこないから、周りを振り回してるのかもしれない)
自責の念がほんのりと湧きつつも、アリスは深く頭を回らせる気力がない。昨夜の事件で体力も気力もすり減らしてしまったのだ。
少しだけソファに横たわり、目を閉じてみる。寝るのは嫌いだが、今は不思議と眠気がやってきそうな感覚がある。もしかしたら、疲れ果てているのかもしれない。
「……ちょっとだけ休もうかな。寝るの苦手だけど……今なら、少し眠れるかもしれない」
そう呟くと、アリスはソファに置かれたクッションに頭を預ける。ふわりと柔らかい感触が、昨日の恐怖を和らげてくれるようだ。
まぶたが徐々に重くなり、意識が遠のいていく。いつもなら抵抗したくなる眠りだが、今日だけはそれを拒まなかった。むしろ、ささやかな安らぎの一瞬を求めるように、静かに微睡んでいく。
――この僅かな休息が、アリスにとってどれだけの力になるだろうか。ディーンの件はこれからどう展開するのか。クライヴとエリックの協力態勢は本物になるのか――すべてはまだ、霧の中だ。
「お嬢様はご無事ですか?」
「騎士見習いのエリック様が間に合わなかったら、どうなっていたか……」
「とにかく、警備を強化しなければ!」
侍従や侍女、執事たちが口々に騒ぎ立てる。アリスは昨夜の恐怖が抜けきらず、心ここにあらずといった様子でソファに腰掛けている。
「ふぁ……。寝るのが嫌いなのに、結局ほとんど眠れませんでした」
「そりゃそうだろう。あんな騒ぎのあとで寝られるか」
エリックはアリスのそばに立ち、警戒の目を周囲に向けている。彼は昨夜の件で怒りが収まらず、今にも剣を抜きそうな形相だ。
「父様は……?」
「グラント様は、今朝早くから王都の騎士団や官憲に連絡をとってる。ディーンの行為は許されないし、法的にも何らかの処置を求めるつもりらしい」
「そう……。ディーンさま、どうしてあんな無茶を……」
アリスは自問するが、答えは出ない。ディーンの“本気”は伝わっても、その方法が常軌を逸しているとしか言えないのだ。
すると、廊下からミレイが駆け込んできた。何やら緊急の客が来ているようで、息を切らして報告する。
「お、お嬢様、エリック様……。公爵家のクライヴ様が“話を聞いた”とおっしゃって、今すぐにアリスお嬢様のお顔を見たいと……」
「え、クライヴさまが……?」
アリスは驚きながら立ち上がる。どうやらディーンの夜襲事件の噂が早くも公爵家に届いたらしい。クライヴがすぐに駆けつけてくれたということか。
「……アリス、どうする? 俺が追い返そうか?」
「そ、そんな……追い返す理由はないですよ。クライヴさまは心配して来てくれたんだと思います」
エリックの物騒な提案を否定しつつ、アリスは自分でクライヴを迎えに行くつもりだ。だが、身体がまだ少し震えている。見た目は平静を装っているが、内心はまだ落ち着かない。
「……わかった。俺も一緒に行く」
「お願いします」
二人は応接室へ向かう。途中、廊下ですれ違ったクライヴは、アリスを見て安堵の表情を浮かべると同時に、その頬が怒りで強張ったようにも見えた。
「アリス、無事だったか……本当に心配した。ディーンが屋敷に侵入したって聞いたんだ。大丈夫なのか?」
「あ……はい、わたしは怪我もなく……エリックが助けてくれて。クライヴさま、わざわざ来てくださったんですね」
クライヴは思わずアリスの両肩に手を置き、彼女の状態を確かめる。アリスは少し息を呑むが、クライヴの真剣な眼差しに痛みや恐怖は感じない。むしろ安心感がこみ上げてくる。
「当然だ。君に何かあったら……。ディーンの行動は一線を越えている。許せない」
「ごめんなさい、クライヴさまが謝ることじゃないですけど」
アリスは苦笑しながら目を伏せる。ディーンとのトラブルが自分のせいだと考えているわけではないが、こうして騒動の中心にいる事実が嫌でも分かってしまう。
エリックは無言で横に立ち、クライヴを睨むように視線を送る。だが、クライヴは気にする風でもなく、アリスに手を貸して応接室のソファへ導いた。
「アリス、疲れてるだろう。ちょっと休んでいいんだ。俺はグラント様にも挨拶をして、ディーンの件で協力できることがあるか聞いてみるつもりだ」
「ディーンの件に、クライヴさまが……?」
「もともと公爵家としても、ディーン子爵の家とはそこまで強い結びつきはない。むしろ、こういう暴走を許すべきじゃないと考えている。……兄上も同意見だ」
クライヴの真摯な言葉に、アリスは驚きを隠せない。公爵家が積極的に動いてくれるなら、ディーンの暴走もある程度抑えられるかもしれない。それは心強い話だ。
「本当にありがとうございます。クライヴさまにここまでしていただけるなんて……」
「当然だ。……それに、これは個人的な思いでもある。君を守りたい。ディーンに二度と危害を加えさせない」
クライヴの瞳は怒りと保護欲に燃えている。アリスは頬を染めながらも、その強い意志に救われる思いがした。
そこへエリックが口を開く。
「クライヴ、あまり偉そうに言うなよ。アリスを守っているのは、俺たちシャーベット家の人間だ。お前がやることは、ディーンをどうにかする協力だけだ」
「……そうだな。決して出しゃばるつもりはない。ただ、俺もアリスを守りたい気持ちがある。エリック、お前とは共闘できるか?」
「共闘、ね……。今さら心強い言葉だが、お前の心が本物なら悪くない」
エリックは渋々ながらクライヴの協力を認める姿勢を見せる。二人の目線が交差し、わずかに火花が散るような空気もあるが、アリスへの思いは一致しているのだろう。
「ありがとう、エリック、クライヴさま……」
アリスは小さく呟き、深いため息をつく。昨夜の恐怖で強張っていた心が、少しだけ緩んでいく。彼女の隣に座るクライヴは「しばらくここにいても構わないか」と聞き、アリスは「はい」と答えた。
こうして、二人の男性がアリスを守るために手を取り合う――とはいかないかもしれないが、少なくとも同じ方向を向いている。ディーンの暴挙を止めるためには、力を合わせるのが近道だ。
---
その日のうちに、グラントは公爵家の意向を汲みつつ、王都の治安機関に正式に訴え出た。ディーンの罪状は夜間不法侵入および令嬢への危害の疑い。貴族間でも許されることのない行為だ。
ただ、ディーン子爵は一定の地位を持つ貴族であり、「激情に駆られた一時の過ち」という言い訳が通るかどうかが焦点となる。もし彼がさらに逆上し、別の手段に出る可能性もある。
「これでディーンさまが大人しくなるといいんですけど……」
アリスは応接室で一人つぶやく。クライヴはすでにグラントと対話を終え、帰途についたが、「また連絡する」と言い残した。エリックは警備の打ち合わせに走り回っていて、この時間はいない。
静かな部屋で、アリスは夜会や再婚約の噂など、もはや次元が違う騒動が起き始めたと感じていた。ディーンが再び強行策に打って出ないといいのだが……。
(わたしがもっとはっきりしていれば、こうはならなかったのかな。……寝るの嫌いだし、結婚もまだピンとこないから、周りを振り回してるのかもしれない)
自責の念がほんのりと湧きつつも、アリスは深く頭を回らせる気力がない。昨夜の事件で体力も気力もすり減らしてしまったのだ。
少しだけソファに横たわり、目を閉じてみる。寝るのは嫌いだが、今は不思議と眠気がやってきそうな感覚がある。もしかしたら、疲れ果てているのかもしれない。
「……ちょっとだけ休もうかな。寝るの苦手だけど……今なら、少し眠れるかもしれない」
そう呟くと、アリスはソファに置かれたクッションに頭を預ける。ふわりと柔らかい感触が、昨日の恐怖を和らげてくれるようだ。
まぶたが徐々に重くなり、意識が遠のいていく。いつもなら抵抗したくなる眠りだが、今日だけはそれを拒まなかった。むしろ、ささやかな安らぎの一瞬を求めるように、静かに微睡んでいく。
――この僅かな休息が、アリスにとってどれだけの力になるだろうか。ディーンの件はこれからどう展開するのか。クライヴとエリックの協力態勢は本物になるのか――すべてはまだ、霧の中だ。
1
あなたにおすすめの小説
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる