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合同家族会議編
35.役者は揃った ──秋人
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今日は日直だったから教室を出るのが少し遅くなってしまった。
いっしょに日直をしていた女子が書いてくれた学級日誌を持って職員室に提出し、そのままレッスン室に向かうことにする。一枠目の時間はもう終わっちゃったなぁ。
廊下を走ってはいけないらしいので、少しだけ早歩きをして職員室へ向かっていた。
「なぁ、秋人」
「うん?」
隣を歩いていた陽介が声を掛けてきた。
どうしたのかと足を緩めながら顔を向けると、なんだか複雑そうに眉を寄せてこっちを見ている。
「……え、ほんとになに?」
「おまえさぁ、最近めちゃくちゃモテてない…? 人間ってここまでモテることあるのか?」
「は?」
なにを思い悩んでいるのかと思いきや、意味のわからない質問をされた。
「そこまで言われるほどじゃ…。たまに呼び出されたりはあるけど」
「いーや、モテてるね! 夏休み明けからすっごいじゃんか、おまえ! うちのクラスの女子が話してたぞ、『月島くんがすっごいジェントルマンで~』って! なにをすればジェントルマンなんて噂されるんだよ、女子の手をとってワルツでも踊ったか!?」
「えぇ…? ワルツは踊った覚えがないな」
「わかってるんだよ、そんなことは!」
食い気味に返事を被せてきて、いったいなにに怒ってるんだかわからなくて肩をすくめる。
最近の陽介はたまにこういうことを言うようになった。陽介だって女子からモテてると思うんだけど…。
「うぅん、そうだな。俺が前よりもモテてるんだとすれば……それは陽介のせいかも」
「は?」
「無理に無愛想にしてなくても大丈夫って教えてくれたから」
日誌で隠すようにして耳元に唇を寄せて囁くと、ずっと怖い顔をしていた陽介が見る見る内に真っ赤になっていった。
「……っそう、か……。なるほど、そうか。秋人がモテてるのは俺が秋人を愛しすぎたせいか…」
「ふふっ、なんだそれ。まぁでも、そういうことになるかな」
たとえ見た目を褒められたとしても、その人は中身までちゃんと見てくれているかもしれない。みんながみんな見た目だけで判断しているとは限らない。
それに俺は、世界中の人間に好かれなくたっていい。陽介が俺に好きだよって言ってくれれば幸せだから。
「て言うか、陽介だってモテてるだろ? 知ってるんだからな」
日誌を提出してから職員室を出ると、壁際に立っていた陽介が眉間に皺を寄せて首を傾げた。
「俺はべつに…。普段から好きな奴がいるって言いまくってるから告白されたりとかはほとんどないな」
「えっ、言っていいのか!?」
驚いて大きな声を出すと、「こら!」と小さく叫んだ陽介にてのひらで口を塞がれた。
そばを通っていた先輩だか後輩だかが不審そうな視線を向けながら去っていく。
「相手が秋人だって言ってるわけじゃないよ。……言っていいなら言うけど、あんまり……その、堂々と言っていいものではないと思うから」
「……うん」
ドイツに住んでいたころ、母さんに連れられて近所の教会に行っていたことを思い出した。クリスマスミサにはほとんど毎年参加してたっけなぁ。
夏休みにドイツへ帰国した時に陽介を連れて行ったのは廃教会で、「陽介も神様も諦められない」と大口を叩いた割には逃げの姿勢の方が強かった。だってあそこにはもう神様がいないだろうから。
母さんが奇跡的に祝福してくれただけで、俺たちの関係は二重にも三重にも禁忌が重なっている。
「大丈夫だよ、陽介。みんなに祝福されれば幸せってわけでもないし」
「……せめてどっちかが女だったら違ったのかもな」
思わず、といったように呟かれた。
陽介の手が俺の髪に触れ、頬まで滑って優しく撫でる。俺は動けなかった。
「どうかな…。双子ってだけでもうアウトじゃないか?」
「……悪い、変なこと言った。ちょっと緊張してるのかも」
「ううん、大丈夫」
今夜、いよいよ家族で食事をする。
陽介は言っていた。父さんは俺たちの関係に気付いているかもしれない、と。そして──おそらく祝福されていないと。
別れろって言われるのかな。嫌だな、せっかく陽介に抱きしめられても怖くなくなってきたのに。
「なぁ、秋人」
「ん?」
間に合うかもしれないから、と一枠目から予約を入れていたレッスン室の前まで辿り着く。
中に入ると当然のように陽介も付いてきて、後ろからそっと抱きしめられた。
「俺はさ、父さんに反対されても秋人と離れるつもりなんてないけど…。秋人はどう? 父さんにも認めてもらいたいか?」
「……っ俺、は……」
世界中の人間に好かれなくたっていい。確かにそう思っている。
でも、家族は? せっかく生きてるってことを知って再会できた父さんなのに?
──俺は答えを出すことができなかった。
***
早めに到着するようにと寮から出発したけど、待ち合わせ場所の駅前には既に母さんの姿があった。
「秋人! 陽介!」
「母さん、久し振り!」
母さんは紺色のドレスを着ていた。ステージに立つ時よりは控えめではあるけど、綺麗めな服装である。
先月だったか? 電話が掛かってきたのが、ちょうど陽介と……その、ラブホテルなる場所にいた時で。
ちょっと気まずい思いをしてしまったんだけど、なるべく普段通りを装って駆け寄った。軽くハグをして挨拶を済ませると、悪戯っぽい笑顔を作った母さんが声をひそめる。
「どう? 陽介とは仲良くやってる?」
内緒話をするように顔を近づけてきて、思わず顔が熱くなってしまった。
「仲良くしてます」
「陽介!?」
隣に立っている陽介が食い気味に話に入ってきて、顔だけじゃなくて全身が熱くなったような気がする。
母さんは陽介の元気な返事を聞いてますます嬉しそうな顔をした。
「あらあらぁ、いいわねぇ」
仲良し、ってどういう意味で言ってるんだろうか。
兄弟として? ルームメイトとして? ……そんなわけないよな。
「……ん、父さんもそろそろ着くって」
「あら、本当? まだ二人とお話してたかったのに残念」
メッセージアプリの通知に気付いた陽介がズボンのポケットからスマホを取り出して確認している。
今日はとりあえず三人で駅前で待ち合わせて、父さんが車で迎えに来てくれることになっているのだ。父さんは寮まで行くって行ってくれたんだけど、陽介が断固拒否したらしい。
父さんと陽介は相変わらず仲が悪いようだった。
「あ、来た。たぶんアレだ」
しばらく待っていると、黒のスポーツカーがロータリー内に入ってきた。
俺たちの目の前でその車が止まって運転席のドアが開く。中から出てきた父さんは、ワインレッドのスーツに黒いシャツを合わせていた。
「相変わらず派手な格好を…」
それを見て母さんが忌々しそうに呟く。本当に父さんのことが嫌いなんだな…。
「やぁ、エマ! 相変わらず美しいな、待たせたかな?」
満面の笑みを浮かべた父さんは、薄々予想していた通り母さんのもとへ一直線に向かってきた。
ちなみにエマというのは母さんの名前である。
「なんなら一生来なくてもよかったんだけどね…」
「ははっ、相変わらず手厳しいな! そういうところも素敵だとは思うけど」
恭しい仕草で母さんの手をとった父さんは、あろうことかその甲にそっと唇を押し当てた。ウィンクまでおまけに付けて。
「キッッッツ……」
陽介が聞いたこともないぐらい低い声で呟いた。「息子の前でなにやってんだよ…」と、まるで呪詛でも唱えるように言葉が続く。
……父さんって純粋な日本人だよな? なんでこんなに自然とできるんだろ? エスコートが上手なんだなぁ。
「秋人も元気だったか? あと陽介も」
「あっ……は、はい。まぁ…」
母さんの手に触れたまま顔だけこっちに向けられ、とりあえず返事をする。
陽介は絵に書いたような仏頂面になってしまっていて、なんというか早くも空気が重かった。母さんも冷めた目で父さんのことを見上げている。
「さぁ、行こうか。家族水入らずの食事会へ!」
いっしょに日直をしていた女子が書いてくれた学級日誌を持って職員室に提出し、そのままレッスン室に向かうことにする。一枠目の時間はもう終わっちゃったなぁ。
廊下を走ってはいけないらしいので、少しだけ早歩きをして職員室へ向かっていた。
「なぁ、秋人」
「うん?」
隣を歩いていた陽介が声を掛けてきた。
どうしたのかと足を緩めながら顔を向けると、なんだか複雑そうに眉を寄せてこっちを見ている。
「……え、ほんとになに?」
「おまえさぁ、最近めちゃくちゃモテてない…? 人間ってここまでモテることあるのか?」
「は?」
なにを思い悩んでいるのかと思いきや、意味のわからない質問をされた。
「そこまで言われるほどじゃ…。たまに呼び出されたりはあるけど」
「いーや、モテてるね! 夏休み明けからすっごいじゃんか、おまえ! うちのクラスの女子が話してたぞ、『月島くんがすっごいジェントルマンで~』って! なにをすればジェントルマンなんて噂されるんだよ、女子の手をとってワルツでも踊ったか!?」
「えぇ…? ワルツは踊った覚えがないな」
「わかってるんだよ、そんなことは!」
食い気味に返事を被せてきて、いったいなにに怒ってるんだかわからなくて肩をすくめる。
最近の陽介はたまにこういうことを言うようになった。陽介だって女子からモテてると思うんだけど…。
「うぅん、そうだな。俺が前よりもモテてるんだとすれば……それは陽介のせいかも」
「は?」
「無理に無愛想にしてなくても大丈夫って教えてくれたから」
日誌で隠すようにして耳元に唇を寄せて囁くと、ずっと怖い顔をしていた陽介が見る見る内に真っ赤になっていった。
「……っそう、か……。なるほど、そうか。秋人がモテてるのは俺が秋人を愛しすぎたせいか…」
「ふふっ、なんだそれ。まぁでも、そういうことになるかな」
たとえ見た目を褒められたとしても、その人は中身までちゃんと見てくれているかもしれない。みんながみんな見た目だけで判断しているとは限らない。
それに俺は、世界中の人間に好かれなくたっていい。陽介が俺に好きだよって言ってくれれば幸せだから。
「て言うか、陽介だってモテてるだろ? 知ってるんだからな」
日誌を提出してから職員室を出ると、壁際に立っていた陽介が眉間に皺を寄せて首を傾げた。
「俺はべつに…。普段から好きな奴がいるって言いまくってるから告白されたりとかはほとんどないな」
「えっ、言っていいのか!?」
驚いて大きな声を出すと、「こら!」と小さく叫んだ陽介にてのひらで口を塞がれた。
そばを通っていた先輩だか後輩だかが不審そうな視線を向けながら去っていく。
「相手が秋人だって言ってるわけじゃないよ。……言っていいなら言うけど、あんまり……その、堂々と言っていいものではないと思うから」
「……うん」
ドイツに住んでいたころ、母さんに連れられて近所の教会に行っていたことを思い出した。クリスマスミサにはほとんど毎年参加してたっけなぁ。
夏休みにドイツへ帰国した時に陽介を連れて行ったのは廃教会で、「陽介も神様も諦められない」と大口を叩いた割には逃げの姿勢の方が強かった。だってあそこにはもう神様がいないだろうから。
母さんが奇跡的に祝福してくれただけで、俺たちの関係は二重にも三重にも禁忌が重なっている。
「大丈夫だよ、陽介。みんなに祝福されれば幸せってわけでもないし」
「……せめてどっちかが女だったら違ったのかもな」
思わず、といったように呟かれた。
陽介の手が俺の髪に触れ、頬まで滑って優しく撫でる。俺は動けなかった。
「どうかな…。双子ってだけでもうアウトじゃないか?」
「……悪い、変なこと言った。ちょっと緊張してるのかも」
「ううん、大丈夫」
今夜、いよいよ家族で食事をする。
陽介は言っていた。父さんは俺たちの関係に気付いているかもしれない、と。そして──おそらく祝福されていないと。
別れろって言われるのかな。嫌だな、せっかく陽介に抱きしめられても怖くなくなってきたのに。
「なぁ、秋人」
「ん?」
間に合うかもしれないから、と一枠目から予約を入れていたレッスン室の前まで辿り着く。
中に入ると当然のように陽介も付いてきて、後ろからそっと抱きしめられた。
「俺はさ、父さんに反対されても秋人と離れるつもりなんてないけど…。秋人はどう? 父さんにも認めてもらいたいか?」
「……っ俺、は……」
世界中の人間に好かれなくたっていい。確かにそう思っている。
でも、家族は? せっかく生きてるってことを知って再会できた父さんなのに?
──俺は答えを出すことができなかった。
***
早めに到着するようにと寮から出発したけど、待ち合わせ場所の駅前には既に母さんの姿があった。
「秋人! 陽介!」
「母さん、久し振り!」
母さんは紺色のドレスを着ていた。ステージに立つ時よりは控えめではあるけど、綺麗めな服装である。
先月だったか? 電話が掛かってきたのが、ちょうど陽介と……その、ラブホテルなる場所にいた時で。
ちょっと気まずい思いをしてしまったんだけど、なるべく普段通りを装って駆け寄った。軽くハグをして挨拶を済ませると、悪戯っぽい笑顔を作った母さんが声をひそめる。
「どう? 陽介とは仲良くやってる?」
内緒話をするように顔を近づけてきて、思わず顔が熱くなってしまった。
「仲良くしてます」
「陽介!?」
隣に立っている陽介が食い気味に話に入ってきて、顔だけじゃなくて全身が熱くなったような気がする。
母さんは陽介の元気な返事を聞いてますます嬉しそうな顔をした。
「あらあらぁ、いいわねぇ」
仲良し、ってどういう意味で言ってるんだろうか。
兄弟として? ルームメイトとして? ……そんなわけないよな。
「……ん、父さんもそろそろ着くって」
「あら、本当? まだ二人とお話してたかったのに残念」
メッセージアプリの通知に気付いた陽介がズボンのポケットからスマホを取り出して確認している。
今日はとりあえず三人で駅前で待ち合わせて、父さんが車で迎えに来てくれることになっているのだ。父さんは寮まで行くって行ってくれたんだけど、陽介が断固拒否したらしい。
父さんと陽介は相変わらず仲が悪いようだった。
「あ、来た。たぶんアレだ」
しばらく待っていると、黒のスポーツカーがロータリー内に入ってきた。
俺たちの目の前でその車が止まって運転席のドアが開く。中から出てきた父さんは、ワインレッドのスーツに黒いシャツを合わせていた。
「相変わらず派手な格好を…」
それを見て母さんが忌々しそうに呟く。本当に父さんのことが嫌いなんだな…。
「やぁ、エマ! 相変わらず美しいな、待たせたかな?」
満面の笑みを浮かべた父さんは、薄々予想していた通り母さんのもとへ一直線に向かってきた。
ちなみにエマというのは母さんの名前である。
「なんなら一生来なくてもよかったんだけどね…」
「ははっ、相変わらず手厳しいな! そういうところも素敵だとは思うけど」
恭しい仕草で母さんの手をとった父さんは、あろうことかその甲にそっと唇を押し当てた。ウィンクまでおまけに付けて。
「キッッッツ……」
陽介が聞いたこともないぐらい低い声で呟いた。「息子の前でなにやってんだよ…」と、まるで呪詛でも唱えるように言葉が続く。
……父さんって純粋な日本人だよな? なんでこんなに自然とできるんだろ? エスコートが上手なんだなぁ。
「秋人も元気だったか? あと陽介も」
「あっ……は、はい。まぁ…」
母さんの手に触れたまま顔だけこっちに向けられ、とりあえず返事をする。
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