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グローバ 準備

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ゼロside


「やったなゼロ!」
「…あっさりだった…」
「まぁ…これで目的達成」
グローバの王ヴェルは三人の話を聞いて同盟を快諾した
「エルフは高値で売れる…故に拐われる事がよくあるのだ…だからそういうふうに護ってもらえるのは嬉しい、こちらこそよろしく頼む」
そう言ってヴェルは同盟を引き受けた


『クルッポークルッポー』
ゼロの連絡カラスが鳴いた
「…モリヤ…なに…?………!?」
しばらくして連絡を切るとゼロはコノハとマリーにリングが会議で戦争を起こすかもしれないと話した
「…王女に話すべき…」
「そうだな、王宮に行こう」


「ヴェル王女!」
ゼロ達は王の間に通してもらいヴェルの前に出る
「どうした、そんなに焦って」
「…実は……」
ゼロはリングの事を話した
「なんと…他の国はどうなっている?」
ヴェルは少し焦っている
「…ゴラルは滅亡…他の国は…対策を…考えてる…」
ゼロが他の国の状況を伝えた
「そうか…我らも精鋭を連れて臨まねばいかんな…ミー!兵を用意しろ、1週間後に出発だ」
ヴェルはミー…最初にゼロ達を追い返そうとした弓兵に伝える
「はっ!」
ミーは王の間をでる
「…二人とも…ボク達も特訓…」
「あぁ、戦いか…燃えてくるな」
マリーは拳を合わせやる気に満ちている
「マリー…戦闘狂…怖…」
それを見てコノハとゼロが抱き合っている
「違う!断じて違う!逃げないでくれー!」
マリーは二人を追いかけ部屋を出ていった
「全く面白い奴らだ…しかし…どうするか…困った…」
ヴェルは一人、王の間で頭を抱えるのだった
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