終わった世界でただ嘆く

ダンジョン

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第2話 厄災の後

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 なぜ、こんなことになってしまったのか。
 それは、誰にもわからなかった。

 辛うじて生き残った人類がいた。
 だが、地上には何も残っていなかった。

 光線が焼き払ったのはあくまで、地球の地上部のみ。
 地下にいれば、助かる場合もあった。

 しかし、地下にいれば完全に安全だった訳ではない。 

 家の地下シェルター程度であれば光線が貫通した。
 だが、もっと地下深くであれば?

 地下深くで、息をひそめる者達。
 その数は光線の前に比べて、圧倒的に少なかった。

 逃げ切れたものは数少ない。

 光線が降るまでの間に、かろうじて逃げ切れた者。
 捕まるのを恐れ、地下に引きこもっていた者。
 特殊な力を使い自力で耐えきった者。

 様々な人がいた。

 普通ではない仕事をしていた人も多かったが、厄災の前に出来ることは同じだった。

 地下に引き籠り、厄災が過ぎるのを待つだけだった。
 そして、人が居なくなった地上には異形の姿が満ちていた。

 その姿は、到底人とは言えなかった。
 
 ある者は、触手と汚濁に塗れまみれ
 破壊行為に精を出していた。

 またある者は、人の体に魚類の頭部を持ち。
 人間の燃え残った残骸を食い漁っていた。

 そんな状態で、地上に出られる訳が無い。 

 地下での生活は長きに渡り、もう限界だった。
 もちろん、限界に行きつく前に様々な手が試された。

 食料を生産しようとした人がいた。
 全てを淘汰し、人の王になろうとした人がいた。
 異形共を倒そうとした人がいた。

 しかし、全てが無駄だった。
 
 その後の結末は、どうしようもないものだった。

 食料が尽き、倒れる者。
 人同士の争いで倒れる者。
 異形に挑み、倒された者。

 そして、数少ない人口はさらに減っていった。
 もう、人類は限界だった。 

 これは、異形と人類との争いの記録である。
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