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42.水晶完成、お試し披露(前編)
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ころんとした薄茶色の水晶を手に取ると、中で水色と緑の粒子が舞い踊っているように見えた。銀の丸い台座にすっぽりと嵌っている。台座の前には二つの丸い銀のボタンがついている。
機能を開始するには赤で縁取られた方、止めるときには青で縁取られた方を押すようにした。出来上がったものを手に取ってみいる。スモーククォーツと台座の重みで、手のひらにずしりとした質感が返ってきた。
色んな角度から確認してみる。実際の機能は私には確認しようがない。ここからは騎士団の皆さんに確認してもらうしかないのが少し悔やまれる。魔力が一般市民なのだから仕方がないのだけど。
「見た目はちゃんと思い描いたように完成しました。赤の方を押すと魔素を散らして、青の方で止めるようになってます。人の持っている魔素には反応しないようになっているはずです。あと、ある一定の魔素量を超えないと反応はしないようになってます。自然のものも全て魔素があると聞いてます。なので、そのレベルの魔素を全てなくすことはできません。
私は他の人よりも魔素が少ないタイプの人間なので、確認することはできないのですが、テストを行ってもらっても大丈夫ですか?」
簡単に説明を口にした後周りを見てみると、前回よりは反応は落ち着いて見えた。ランドさんだけは初めて見たからか呆気に取られているようで、自分の手にしている魔素散らしの水晶をマジマジと見ていた。
グリージオさんはそっと私の手から水晶を受け取ると、ボアさんと水晶を確認し始めた。フーリアさんは一歩立ち上がりが遅かったのか、早く自分も確認したくて、グリージオさんの周りをそわそわしながら彷徨いている。レクターさんとアマンダさんはそれを呆れたように見ている。
ロルフさんは俯いていて表情はわからなかった。また気分でも悪いのだろうか?口元はキュッと結ばれている。
心配になって見ていると、その視線に気が付いたのか目があった。とても柔らかい表情で、
「大丈夫だ。心配はいらない。」
と言われて一瞬どきりとした。だいぶ慣れてはきたけれど最初のイメージが強かったからか、ギャップに驚いてしまった。強面だけれど、鼻筋は通っているし、眉も整っている。唇は薄いがバランスがいい…て、私は何を見ているのだろう。ロルフさんに申し訳なくなって首をブンブンと振った。
「フーリア殿、テストすることは可能か?」
「そりゃもちろんですよ!ですから早くそれを渡してください!ああ!!台座と密着していてどこが境目なんでしょうか!?そういう物質の概念すら超えてしまうんでしょうか!?早く明日試してみましょう!いえ、ひとまず外で魔術を使って反応するかどうかだけでもみるべきですね!」
ロルフさんがフーリアさんに尋ねると、興奮したようにフーリアさんは早口で捲し立てるように返事をしていた。横の方でランドさんが嗜めているけれどあまり効果はなさそうだ。
「小さなテストなら店の前でしてもらっても構いませんよ。あ、でも店のものは壊したらダメですよ?」
「いいのか?あいつの魔法はちょっと派手だぞ?」
「約束さえ守ってもらえれば。」
ワクワクそわそわしているフーリアさんがテストを行えば少し落ち着くかなと思って提案してみた。ランドさんが確認してくれたが、きっと大丈夫だろうと約束だけしてもらった。心配そうなランドさんと奥で水晶を持って小躍りしているフーリアさんが対照的だ。
軽く店内のテーブルや椅子を元に戻すと、全員で一度店の前に出て行った。今夜は風も比較的涼しくて、少し強めだ。空は晴れていて、星がたくさん見える。いつの間にか遠くに見える街の光は少なくなっていて、夜も更けていることを知らせてくれていた。
フーリアさんが大事な物を扱うように、そっと水晶を地面の上におく。赤いスイッチを押すと、音もなく淡い光を水晶が纏い出した。周りでおお…と小さな声が上がる。
「ああ!!なんて神秘的な!!では小さめのを!」
感動しているのか少し声が震えていたが、フーリアさんが小さく詠唱して手をかざすと、魔素を帯びた水流が現れた。うねりながら轟々と音をたて、店の2階あたりまで立ち上っていくと、勢いよく水晶に向かっていった。地面に当たった瞬間に水が弾ける!と思ったが、そんなことはなくぐるぐると水晶の周りを渦巻きながら、最終的にはその水晶に吸い込まれるようにして全て消えてしまった。
私はその水の大きな魔法の威力に、他の皆さんはそれが一瞬で消えてしまったことに驚いているようだった。成功したかな、と思っていると、向こうのほうで雄叫びが聞こえる。何事かと思ったらフーリアさんが打ち震えていた。
「すごい!凄い凄い!!あれだけのものでも一瞬でなくなるなんて!弾けるんじゃなくて消えるんですよ!どこにも影響が出ていない!素晴らしい!ではこれではどうでしょう!?」
「あ!馬鹿!やめろ!!」
ランドさんが一歩遅く静止させる前に、第二弾の魔法詠唱が始まる。今度は先程の比ではないほどの大きな火柱がそこに立ち上った。
「ランド!ボアに防御魔法展開!ボアは魔法元にぶちあたれ!グリージオ俺の剣に対魔法付与を!」
その瞬間有無を言わせない地鳴りのような大声が響いた。
「はい!」
「りょ!」
「おう!」
即座に返事が返って来たかと思うと、ランドさんとグリージオさんから詠唱が聞こえてきた。ボアさんはその巨体からは想像もできない速さで左腕に常時つけている盾を目の前に出しながら火柱の元へ突進していく。そこにはフーリアさんがいて、一時的に火柱の方を止めて防御魔法を反対の手で展開したようだったけれど、それよりも早くに問答無用でボアさんの体に弾き飛ばされていた。
不安定なまま終わってしまった魔法詠唱のためか、火柱はぐねぐねしながら威力を分散していくバチバチ、と大きな音を立てながら形を崩れさせていく過程で、その大きな火種が一つ凄い速さで飛んできたのが見えた。
「あ…」
当たってしまう!
そう言いかけた時、目の前で黒い疾風が目の前の火種を切り裂いた。
目の前にロルフさんのマントが翻る。
対魔法付与をしているからなのか、火種は他に燃え広がることなく空気中に消えていった。目の前で大きな音も立てずに着地すると、ロルフさんは自分と近くにいるアマンダさんに降りかかる火種を目にも止まらぬ速さで斬りつけていった。
他にも店の周りに振る火種をグリージオさんとランドさんとレクターさんが魔法で打ち消していっている。
驚くほど統率が取れた動きに驚くばかりだ。
「後ろ!!!」
向こうのほうでフーリアさんを押さえつけているボアさんが大声を上げた。
高く高くあがった火種の一つが全員の死角から落ちたのだろう。それは真っ直ぐ店に向かって落ちていく。
「やめて!!!!!」
思わず大きな声が出た。
大事な店が焼かれてしまう。
ロルフさんがそこに向かって駆け出そうとする。
魔法を支えるメンバーが魔法で弾こうと詠唱を始める。
しかしもうそれは既で店に落ちようとしていた。
誰も間に合わない。
そう思った。
しかし、それはパンッと乾いた音をして店に触れると弾けて消えてしまった。
機能を開始するには赤で縁取られた方、止めるときには青で縁取られた方を押すようにした。出来上がったものを手に取ってみいる。スモーククォーツと台座の重みで、手のひらにずしりとした質感が返ってきた。
色んな角度から確認してみる。実際の機能は私には確認しようがない。ここからは騎士団の皆さんに確認してもらうしかないのが少し悔やまれる。魔力が一般市民なのだから仕方がないのだけど。
「見た目はちゃんと思い描いたように完成しました。赤の方を押すと魔素を散らして、青の方で止めるようになってます。人の持っている魔素には反応しないようになっているはずです。あと、ある一定の魔素量を超えないと反応はしないようになってます。自然のものも全て魔素があると聞いてます。なので、そのレベルの魔素を全てなくすことはできません。
私は他の人よりも魔素が少ないタイプの人間なので、確認することはできないのですが、テストを行ってもらっても大丈夫ですか?」
簡単に説明を口にした後周りを見てみると、前回よりは反応は落ち着いて見えた。ランドさんだけは初めて見たからか呆気に取られているようで、自分の手にしている魔素散らしの水晶をマジマジと見ていた。
グリージオさんはそっと私の手から水晶を受け取ると、ボアさんと水晶を確認し始めた。フーリアさんは一歩立ち上がりが遅かったのか、早く自分も確認したくて、グリージオさんの周りをそわそわしながら彷徨いている。レクターさんとアマンダさんはそれを呆れたように見ている。
ロルフさんは俯いていて表情はわからなかった。また気分でも悪いのだろうか?口元はキュッと結ばれている。
心配になって見ていると、その視線に気が付いたのか目があった。とても柔らかい表情で、
「大丈夫だ。心配はいらない。」
と言われて一瞬どきりとした。だいぶ慣れてはきたけれど最初のイメージが強かったからか、ギャップに驚いてしまった。強面だけれど、鼻筋は通っているし、眉も整っている。唇は薄いがバランスがいい…て、私は何を見ているのだろう。ロルフさんに申し訳なくなって首をブンブンと振った。
「フーリア殿、テストすることは可能か?」
「そりゃもちろんですよ!ですから早くそれを渡してください!ああ!!台座と密着していてどこが境目なんでしょうか!?そういう物質の概念すら超えてしまうんでしょうか!?早く明日試してみましょう!いえ、ひとまず外で魔術を使って反応するかどうかだけでもみるべきですね!」
ロルフさんがフーリアさんに尋ねると、興奮したようにフーリアさんは早口で捲し立てるように返事をしていた。横の方でランドさんが嗜めているけれどあまり効果はなさそうだ。
「小さなテストなら店の前でしてもらっても構いませんよ。あ、でも店のものは壊したらダメですよ?」
「いいのか?あいつの魔法はちょっと派手だぞ?」
「約束さえ守ってもらえれば。」
ワクワクそわそわしているフーリアさんがテストを行えば少し落ち着くかなと思って提案してみた。ランドさんが確認してくれたが、きっと大丈夫だろうと約束だけしてもらった。心配そうなランドさんと奥で水晶を持って小躍りしているフーリアさんが対照的だ。
軽く店内のテーブルや椅子を元に戻すと、全員で一度店の前に出て行った。今夜は風も比較的涼しくて、少し強めだ。空は晴れていて、星がたくさん見える。いつの間にか遠くに見える街の光は少なくなっていて、夜も更けていることを知らせてくれていた。
フーリアさんが大事な物を扱うように、そっと水晶を地面の上におく。赤いスイッチを押すと、音もなく淡い光を水晶が纏い出した。周りでおお…と小さな声が上がる。
「ああ!!なんて神秘的な!!では小さめのを!」
感動しているのか少し声が震えていたが、フーリアさんが小さく詠唱して手をかざすと、魔素を帯びた水流が現れた。うねりながら轟々と音をたて、店の2階あたりまで立ち上っていくと、勢いよく水晶に向かっていった。地面に当たった瞬間に水が弾ける!と思ったが、そんなことはなくぐるぐると水晶の周りを渦巻きながら、最終的にはその水晶に吸い込まれるようにして全て消えてしまった。
私はその水の大きな魔法の威力に、他の皆さんはそれが一瞬で消えてしまったことに驚いているようだった。成功したかな、と思っていると、向こうのほうで雄叫びが聞こえる。何事かと思ったらフーリアさんが打ち震えていた。
「すごい!凄い凄い!!あれだけのものでも一瞬でなくなるなんて!弾けるんじゃなくて消えるんですよ!どこにも影響が出ていない!素晴らしい!ではこれではどうでしょう!?」
「あ!馬鹿!やめろ!!」
ランドさんが一歩遅く静止させる前に、第二弾の魔法詠唱が始まる。今度は先程の比ではないほどの大きな火柱がそこに立ち上った。
「ランド!ボアに防御魔法展開!ボアは魔法元にぶちあたれ!グリージオ俺の剣に対魔法付与を!」
その瞬間有無を言わせない地鳴りのような大声が響いた。
「はい!」
「りょ!」
「おう!」
即座に返事が返って来たかと思うと、ランドさんとグリージオさんから詠唱が聞こえてきた。ボアさんはその巨体からは想像もできない速さで左腕に常時つけている盾を目の前に出しながら火柱の元へ突進していく。そこにはフーリアさんがいて、一時的に火柱の方を止めて防御魔法を反対の手で展開したようだったけれど、それよりも早くに問答無用でボアさんの体に弾き飛ばされていた。
不安定なまま終わってしまった魔法詠唱のためか、火柱はぐねぐねしながら威力を分散していくバチバチ、と大きな音を立てながら形を崩れさせていく過程で、その大きな火種が一つ凄い速さで飛んできたのが見えた。
「あ…」
当たってしまう!
そう言いかけた時、目の前で黒い疾風が目の前の火種を切り裂いた。
目の前にロルフさんのマントが翻る。
対魔法付与をしているからなのか、火種は他に燃え広がることなく空気中に消えていった。目の前で大きな音も立てずに着地すると、ロルフさんは自分と近くにいるアマンダさんに降りかかる火種を目にも止まらぬ速さで斬りつけていった。
他にも店の周りに振る火種をグリージオさんとランドさんとレクターさんが魔法で打ち消していっている。
驚くほど統率が取れた動きに驚くばかりだ。
「後ろ!!!」
向こうのほうでフーリアさんを押さえつけているボアさんが大声を上げた。
高く高くあがった火種の一つが全員の死角から落ちたのだろう。それは真っ直ぐ店に向かって落ちていく。
「やめて!!!!!」
思わず大きな声が出た。
大事な店が焼かれてしまう。
ロルフさんがそこに向かって駆け出そうとする。
魔法を支えるメンバーが魔法で弾こうと詠唱を始める。
しかしもうそれは既で店に落ちようとしていた。
誰も間に合わない。
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